先日発売したデッキビルドパック グランド・クリエイターズに登場した「勇者トークン」テーマですが、最近ではその出張性能が注目を集めています。
そこで今回は話題の「勇者トークン」関連の出張について紹介していきます。
目次
「勇者トークン」関連の出張とは?内容をおさらい
まず「勇者トークン」関連の出張とは具体的にどんな物なのかおさらいします。
主に使われている出張セットは「聖殿の水遣い」「流離のグリフォンライダー」「アラメシアの儀」「運命の旅路」「騎竜ドラコバック」の計5種のカードになります。
この5種の中でも「聖殿の水遣い」「アラメシアの儀」「運命の旅路」の3種は「勇者トークン」テーマデッキにとっての生命線とも言えるほど重要なカードでもあります。
ではこの5種を使った出張セットがどのようなことを出来るのか紹介します。
手札に「アラメシアの儀」あるいはそれをサーチできる「聖殿の水遣い」がある場合、「アラメシアの儀」を発動して「勇者トークン」を生成しつつデッキから「運命の旅路」をフィールドに置く→
「運命の旅路」の2の効果で「騎竜ドラコバック」をサーチ→
「運命の旅路」の1の効果で「流離のグリフォンライダー」をサーチして手札から「騎竜ドラコバック」を墓地へ送る→
「騎竜ドラコバック」の効果で墓地の自身を「勇者トークン」に装備→
「流離のグリフォンライダー」を自己特殊召喚という流れが出来ます。
結果的に「騎竜ドラコバック」を装備した「勇者トークン」+「流離のグリフォンライダー」+「運命の旅路」をフィールドに並べられました。
これは手札消費1枚から通常召喚権を使わずに1妨害
(「流離のグリフォンライダー」)+起動効果で1枚バウンス(「騎竜ドラコバック」)
が出来る盤面を作れたということです。
「流離のグリフォンライダー」は制圧効果を使った際にデッキに戻ってしまいますが、「運命の旅路」で再びサーチすれば「勇者トークン」が存在する場合に限り使い回すことができます。
また「勇者トークン」と「流離のグリフォンライダー」は共に攻撃力が2000あるため打点としても貢献できます。
5種のカードの採用枚数ですが、基本的には「聖殿の水遣い」と「アラメシアの儀」は3枚積み、「流離のグリフォンライダー」は1~2枚、残り2種は1枚ずつ採用といった形が多いようです。
出張セットとその使い方について分かったところで、出張セットの長所と短所を挙げていきます。
まず長所としては、手札消費が少ない・通常召喚権を温存できている・1妨害+1枚除去はシンプルに優秀・妨害は繰り返し利用することも可能・打点としても使える、などがあります。
逆に短所としては、主に「アラメシアの儀」の制約(通常召喚したフィールドのモンスター効果は発動不可)・デッキの枠を圧迫する(「流離のグリフォンライダー」を2枚入れるなら計10枚は枠を食うため)の2つがあります。
長所が多く良いこと尽くめなような気もしますが、短所は意外と大きく響いてくるため採用するデッキとの相性も重要になってきます。
以上のことを踏まえると、通常召喚したモンスターの効果無しでも動けること、デッキを動かすために必要不可欠なカードが少なく枠にある程度の空きがあること、この2つの点が「勇者トークン」関連の出張セットを採用するか否かを考える上で肝要になるでしょう。
「勇者トークン」関連の出張と相性が良いテーマは?
「プランキッズ」テーマ
巷では最も「勇者トークン」関連の出張と相性が良いのではと噂されているテーマでもあります。
「プランキッズ」モンスターの効果は墓地で発動するため「アラメシアの儀」の制約が気になりませんし、「プランキッズ」モンスター1体からコンボを始められることからデッキに必要不可欠なカードは決まっているためそれ以外の枠は自由なことから相性が良いです。
先に「勇者トークン」関連の動きをすることで、「流離のグリフォンライダー」という相手の手札誘発カードへの対抗手段を用意した後で「プランキッズ」を展開できる点も嬉しいポイントです。
「プランキッズ」デッキレシピの紹介はコチラ↓
「エルドリッチ」テーマ
テーマの特性上下級モンスターを通常召喚してその効果を使うというような動きをしないため、「アラメシアの儀」の制約は気になりません。
「運命の旅路」と「騎竜ドラコバック」は「黄金卿エルドリッチ」が持つ疑似自己蘇生効果のコストに使えるだけでなく、「騎竜ドラコバック」は墓地へ送られても再び「勇者トークン」に装備できるため毎ターンコストに使うことも可能な点も相性が良いです。
汎用罠カードと「勇者トークン」関連の出張セットが枠を食い合いかねないため、どちらを優先するかは慎重に検討すると良いでしょう。
「エルドリッチ」デッキレシピの紹介はコチラ↓
【エルドリッチデッキレシピ2022】回し方・対策・相性の良いカードを紹介!2022年1月リミットレギュレーション対応版!
「シャドール」テーマ
「シャドール」モンスターが持つ『効果で墓地へ送られた場合に発動できる』効果を使ってアドバンテージを稼ぐため、通常召喚をせずとも動かすことが出来る分「アラメシアの儀」の制約が気になりません。
「聖殿の水遣い」は種族でシナジーがありますし、「聖殿の水遣い」のサーチ効果は墓地でも発動出来るため墓地肥やし効果に巻き込まれた場合でも利用出来ます。
「勇者トークン」関連の出張セットと「エルシャドール・ミドラーシュ」「エルシャドール・アプカローネ」等を併せられればより強固な制圧盤面を作れるでしょう。
「エルドリッチ」デッキレシピの紹介はコチラ↓
まとめ!
「勇者トークン」テーマですが、最近ではその出張性能が話題となっており、必須カードである「聖殿の水遣い」の注目が集まり、高騰傾向にあります。
今回紹介したテーマ以外にも「勇者トークン」出張と相性の良いテーマはありますし、今後も新テーマが増えるごとに相性の良いテーマが増えることを考えると、「勇者トークン」の出張セットの需要は上がってくることでしょう。
デッキ枠をかなり圧迫するので、気軽で万能な出張セットとは言い難いですが、出張セットとしての性能はかなり優秀ですので、デッキを組む際は参考にしてみていただければと思います(それなりの出費は覚悟しなければなりませんが(汗))