マスターデュエルに「勇者トークン」が実装したことをきっかけに、高ランク帯で活躍出来るデッキの有力株として「天威勇者」デッキが注目されています。
「天威勇者」デッキとは、「天威」を筆頭にシナジーのある幻竜族カードだけでなく、巷で「ハリラドン」と呼ばれている展開ギミックや「勇者トークン」の出張セットまで採用した混合デッキの総称です。
そんな「天威勇者」デッキに「ローズ・ドラゴン」関連カードも採用したのがローズ型の構築であり、薔薇型とも呼ばれています。
強いコンボ+強いコンボ=もっと強いコンボ
というと単純な話に聞こえますが、それぞれのコンボを独立させてしまうことなくコンボ同士を組み合わせることで、長く複雑な展開コンボによる膨大なアドバンテージ獲得ができるのが大きな特徴です。
今回はそんな
「ローズ型天威勇者」デッキレシピやその回し方など
について紹介していきます。
高ランク帯での使用を想定したガチ構築になるので、高レアリティのカードの採用枚数がかなり多い点はご注意ください。
【ローズ型天威勇者】デッキレシピの紹介!
モンスターカード
「レッドローズ・ドラゴン」(N)×3
「ロクスローズ・ドラゴン」(R)×1
「天威龍-アーダラ」(R)×2
「天威龍-アシュナ」(R)×2
「天威龍-ヴィシュダ」(R)×3
「聖殿の水遣い」(UR)×2
「流離のグリフォンライダー」(UR)×1
「光竜星-リフン」(R)×2
「相剣師-泰阿」(R)×1
「相剣軍師-龍淵」(R)×1
「ジェット・シンクロン」(SR)×2
「幻獣機オライオン」(SR)×2
「アークネメシス・プロートス」(UR)×1
「灰流うらら」(UR)×3
「増殖するG」(UR)×2
「エフェクト・ヴェーラー」(UR)×1
魔法カード
「薫り貴き薔薇の芽吹き」(SR)×1
「アラメシアの儀」(UR)×2
「運命の旅路」(SR)×1
「騎竜ドラコバック」(R)×1
「龍相剣現」(SR)×1
「おろかな埋葬」(UR)×1
「墓穴の指名者」(UR)×2
「抹殺の指名者」(UR)×1
罠カード
「竜星の九支」(SR)×1
エクストラデッキ
「虹光の宣告者」(SR)×1
「源竜星-ボウテンコウ」(UR)×1
「邪竜星-ガイザー」(SR)×1
「輝竜星-ショウフク」(SR)×1
「相剣大師-赤霄」(UR)×1
「幻竜星-チョウホウ」(UR)×1
「相剣大公-承影」(UR)×1
「フルール・ド・バロネス」(UR)×1
「No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク」(UR)×1
「天威の拳僧」(N)×1
「転生炎獣アルミラージ」(UR)×1
「ストライカー・ドラゴン」(SR)×1
「水晶機巧-ハリファイバー」(UR)×1
「警衛バリケイドベルグ」(SR)×1
「幻獣機アウローラドン」(UR)×1
【ローズ型天威勇者】の回し方を紹介!
デッキのコンセプトとしては、複数の幻竜族テーマによるシナジーや優秀な展開コンボを活用することでビートダウンを行っていくというものです。
今回紹介したデッキレシピではデッキ枚数を40枚ちょうどにしていますが、事故率などを考えて採用・追加したいカードがある際には1,2枚ならオーバーしてしまっても問題はないでしょう。
デッキの回し方ですが、まずは様々なテーマカードやコンボ等を活用しながらモンスターを展開していきます。
大量展開ができるコンボの代表例が「水晶機巧-ハリファイバー」から「幻獣機アウローラドン」に繋ぐ通称「ハリラドン」であり、生成した「幻獣機トークン」やリクルートした「幻獣機オライオン」を使うことでシンクロ召喚を行っていけます。
シンクロ召喚先としてはアドバンテージを稼げる効果を複数持った「源竜星-ボウテンコウ」が優秀で、更なる展開のための中継点としても非常に便利です。
「勇者トークン」の出張セットですが、早い段階で
「勇者トークン」+「流離のグリフォンライダー」
を並べることで相手の妨害カードへの対策が出来るだけでなく、レベル7の「流離のグリフォンライダー」はレベル8以上のシンクロモンスターやランク7エクシーズを出すための素材としても有効活用できます。
これらの展開ギミックを組み合わせることでシンクロ召喚を繰り返し、強力な盤面を作ることで戦っていけます。
自分が先攻の時には強力な制圧盤面の構築を狙って相手の完封を目指し、自分が後攻の時には多彩な除去効果によって相手の構築した盤面を一気に切り崩してから高火力モンスターで総攻撃することで勝利を狙えます。
コンボが長く複雑なため使いこなすにはどうしても慣れや練習が必要となりますが、上手くいけばデュエル開始数ターンで決着をつけることも十分可能な性能となっています。
【ローズ型天威勇者】の展開例を紹介!
具体的な展開例を1つ紹介しますが、非常に長い点は予めご了承ください。
先攻1ターン目を前提とし、
手札に
「アラメシアの儀」(「聖殿の水遣い」でサーチ可)+「レッドローズ・ドラゴン」+手札コスト1枚
の計3枚がある場合に出来るコンボです。
「アラメシアの儀」を発動して「勇者トークン」を生成しデッキから「運命の旅路」を魔法&罠ゾーンに表側表示で置く→
「レッドローズ・ドラゴン」を通常召喚→
「運命の旅路」の2の効果で「騎竜ドラコバック」をサーチ→
「運命の旅路」の1の効果で「流離のグリフォンライダー」をサーチして「騎竜ドラコバック」を墓地へ送る→
墓地へ送られた「騎竜ドラコバック」の効果で自身を「勇者トークン」に装備→
「流離のグリフォンライダー」の効果で手札から自己特殊召喚→
「流離のグリフォンライダー」と「レッドローズ・ドラゴン」を素材に「フルール・ド・バロネス」をシンクロ召喚→
シンクロ素材となった「レッドローズ・ドラゴン」の効果で「ロクスローズ・ドラゴン」をリクルート→
「ロクスローズ・ドラゴン」の特殊召喚成功時の効果で「薫り貴き薔薇の芽吹き」をサーチ→
「ロクスローズ・ドラゴン」と「勇者トークン」を素材に「水晶機巧-ハリファイバー」をリンク召喚→
「水晶機巧-ハリファイバー」のリンク召喚成功時の効果で「ジェット・シンクロン」をリクルート→
「ジェット・シンクロン」と「水晶機巧-ハリファイバー」を素材に「幻獣機アウローラドン」をシンクロ召喚→
「幻獣機アウローラドン」のリンク召喚成功時の効果で「幻獣機トークン」を3体生成→
「幻獣機アウローラドン」の効果で自身と「幻獣機トークン」1体をリリースして「幻獣機オライオン」をリクルート→
「幻獣機オライオン」と「幻獣機トークン」1体を素材に「源竜星-ボウテンコウ」をシンクロ召喚→
「源竜星-ボウテンコウ」の特殊召喚成功時の効果と墓地へ送られた「幻獣機オライオン」の効果をチェーンし、「幻獣機トークン」1体を生成して「竜星の九支」をサーチ→
「源竜星-ボウテンコウ」の効果でデッキから「相剣師-泰阿」を墓地へ送り自身のレベルを4に変更→
「源竜星-ボウテンコウ」と「幻獣機トークン」1体を素材に「邪竜星-ガイザー」をシンクロ召喚→
墓地へ送られた「源竜星-ボウテンコウ」の効果で「光竜星-リフン」をリクルート→
「フルール・ド・バロネス」の効果で「邪竜星-ガイザー」を破壊→
破壊された「邪竜星-ガイザー」の効果で「天威龍-アシュナ」をリクルート→
「天威龍-アシュナ」と「光竜星-リフン」を素材に「輝竜星-ショウフク」をシンクロ召喚→
墓地の「天威龍-アシュナ」の効果で「天威龍-ヴィシュダ」をリクルート→
「薫り貴き薔薇の芽吹き」を発動して「レッドローズ・ドラゴン」を蘇生→
「天威龍-ヴィシュダ」と「レッドローズ・ドラゴン」を素材に「相剣大公-承影」をシンクロ召喚→
「輝竜星-ショウフク」の効果で「幻獣機トークン」1体を破壊して「相剣師-泰阿」を蘇生→
「相剣師-泰阿」の効果で墓地の「源竜星-ボウテンコウ」を除外して「相剣トークン」生成→
「相剣師-泰阿」と「相剣トークン」を素材に「相剣大師-赤霄」をシンクロ召喚→
「相剣大師-赤霄」のシンクロ召喚成功時の効果とシンクロ素材として墓地へ送られた「相剣師-泰阿」の効果をチェーンし、デッキから「天威龍-アシュナ」を墓地へ送り「龍相剣現」をサーチ→
「龍相剣現」を発動して「アークネメシス・プロートス」をサーチ→
手札1枚をコストにして「ジェット・シンクロン」を自己蘇生→
「ジェット・シンクロン」と「輝竜星-ショウフク」を素材に「幻竜星-チョウホウ」をシンクロ召喚→
墓地から「水晶機巧-ハリファイバー」「幻獣機アウローラドン」「レッドローズ・ドラゴン」を除外することで「アークネメシス・プロートス」を特殊召喚→
「竜星の九支」をセットが出来ます。
結果的にモンスターゾーンには「フルール・ド・バロネス」「相剣大公-承影」「相剣大師-赤霄」「幻竜星-チョウホウ」「アークネメシス・プロートス」の5体、魔法&罠ゾーンには「運命の旅路」とセットされた「竜星の九支」を用意できました。
「アークネメシス・プロートス」の効果で闇属性を宣言すれば次のターン終了時までお互いに闇属性モンスターの特殊召喚が出来なくなりますし、「輝竜星-ショウフク」を素材に使用した「幻竜星-チョウホウ」がいることで相手の光属性モンスターの効果発動を封じています。
更に「フルール・ド・バロネス」「相剣大師-赤霄」「竜星の九支」で相手の効果発動を妨害でき、「相剣大師-赤霄」等の除外をトリガーとして利用できる「相剣大公-承影」の除外効果も狙えます。
また「竜星の九支」で「幻竜星-チョウホウ」を破壊すれば、あちらの効果で「灰流うらら」や「エフェクト・ヴェーラー」をサーチすることも可能です。
まとめ!
「ローズ型天威勇者」デッキレシピの回し方・展開例
を当サイトからも今回紹介させていただきましたが、「ローズ型天威勇者」デッキの強いところはやはり、展開力の高さと展開ルートの多さです。
展開ルートが多いが故に、1回2回の妨害では止まることは少なく、展開後に複数の妨害札を準備できるとことが、非常に厄介なデッキです。
展開ルートが多いが故に、上級者向けのテーマですが、「勇者トークン」が実装されてからは3回に1回は高ランク帯で見かけるテーマなのではないかと個人的には感じているところであります(あくまでも個人の感覚です)
強いコンボ+強いコンボ=もっと強いコンボ
と言わんばかりのテーマデッキで、ガチで組むとなるとレアリティの高いカードがかなり必要になる上級者向けのテーマデッキです。
安定性と展開力、アドバンテージテンポ、どれをとっても強力なシナジーが噛んでいる環境テーマなので、高ランク帯に臨む方やこれからデッキを組もうか迷っている方は是非参考にしていただければ幸いです!
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