他のカードゲームでも聞いたことがあるかもしれませんが、遊戯王にもデッキの種類の中にコントロールデッキと呼ばれるものがあります。
知らない人には誤解を受けやすい名前でもあるのですが、今回は
遊戯王のコントロールデッキについてとおすすめのコントロールデッキ
を紹介していきます。
コントロールデッキは比較的、中級者〜上級者向けのテーマデッキが多いですが、使いこなせばデュエルを有利に運べるテーマばかりですので、デュエルの流れを掴みながら、戦うテーマデッキを組みたい人は是非参考にしてみてください。
よくカードゲームで耳にするコントロールデッキについておさらい
コントロールデッキとは、
相手の行動の抑制や妨害をしつつ自分はアドバンテージを稼いでいくデッキ
のことです。
相手の思うようなプレイングをさせずに自分はコンボを決めていくという特性からデュエルをコントロールする形になるため、コントロールデッキと呼ばれています。
遊戯王には「モンスターのコントロールを奪取するカード」もあることから、コントロールデッキとはコントロール奪取を主軸にしたデッキのことだと誤解してしまう人もいます。
コントロール主軸デッキももちろんありますが、それはコントロールデッキという括りの中の一種類になります。
コントロールデッキと一言で言っても種類は様々で、上手くいけばデュエルの流れをコントロールすることが可能なデッキと覚えておけばいいでしょう。
当サイトがおすすめする強いコントロールデッキ集
「オルターガイスト」デッキ
魔法使い族で統一された「オルターガイスト」モンスターを使い、リンク召喚などを駆使することで相手の攻撃や除去を躱しつつアドバンテージを稼ぐデッキです。
罠カードの発動をトリガーにしていたり手札誘発効果を持っているモンスターもいたりとトリッキーな効果を持つカードが多く、デッキ構成やプレイングセンスが重要になるテーマデッキでもあります。
最新のテーマでもあるためサポートカードが度々登場しており、相性の良いカードも含めるとデッキ構築の幅は広いです。
相手の行動に対してどれだけ上手くこちらのコンボを繋げられるかも大事ですので、妨害するカードの使うタイミングなどにも気を付けると良いでしょう。
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「PSYフレーム」デッキ
サイキック族で統一された「PSYフレーム」モンスターを使うことで、相手の行動を妨害しつつシンクロ召喚に繋げたり除外効果を使ったりしながらアドバンテージを得るデッキです。
デッキの運用の鍵となる「PSYフレームギア」モンスターは効果の発動条件として自分フィールドにモンスターが存在しないという状況が必要でしたが、新たにリンクモンスターが加わったことでデッキ構築の見直しが視野に入るようになりました。
手札にある「PSYフレームギア」モンスターによってはモンスターの効果・魔法・罠カードの発動だけでなく相手モンスターの攻撃も無効にして破壊出来ます。
手札から発動する効果を使うため、手札の枚数がある程度あれば相手の行動を牽制することにも繋がります。
「魔弾」デッキ
光属性・悪魔族で統一されている「魔弾」モンスターの効果で手札から「魔弾」魔法・罠カードを発動することで相手の行動妨害や除去などを狙っていくデッキです。
手札から速攻魔法や罠カードを発動するため奇襲性が非常に高く、「魔弾」モンスターのほぼ共通効果でもある同じ縦列で魔法・罠カードが発動したときにアドバンテージを得る効果を駆使します。
こちらも新たにリンクモンスターが加わったことで展開力と回転力が大幅に向上し、一線級のデッキが相手でも対等に渡り合えるようになりました。
相手ターン中に手札からカードを使って奇襲をするという点では前述した「PSYフレーム」と近いところがありますが、あちらがカードの発動を無効にして破壊するのに対してこちらは除去やモンスター効果の無効だけでなく「魔弾」モンスターの攻守を倍にしたり出来るため、「PSYフレーム」よりも妨害力は劣りますがそれだけ相手に依存していないとも言えます。
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「宣告者」デッキ
光属性・天使族の「宣告者」モンスターを使って相手の妨害を行ってデュエルを有利に運ぶデッキです。
モンスターの効果・魔法・罠カードにそれぞれ対応した3種類の「宣告者」モンスターを使うためにはコストとして他に天使族モンスターが必要なため必然的に手札消費は多くなりがちですが、有名な混合構築である「ドライトロン」を採用することで、「宣告者」の消費をカバーすることが出来ます。
「宣告者」デッキを組む際は、ドローやサーチなどを使ってアドを稼いでいき手札を補充できるようにすると良いでしょう。
「イビルツイン」デッキ
「イビルツイン」「ライブツイン」「キスキル」「リィラ」の4カテゴリを内包したテーマデッキであり、各種サポート効果を駆使することで相手の展開を妨害しながらも自分はアドバンテージを稼いでいく動きを得意としています。
「Evil★Twin キスキル」と「Evil★Twin リィラ」はお互いのメインフェイズに相方を蘇生する効果と相方が存在する場合に特殊召喚に成功した場合に使える効果を持つため、自分のターン中に展開しつつもアドバンテージを稼げるのはもちろん、相手ターン中の行動妨害も狙えるようになっています。
また「Evil★Twin’s トラブル・サニー」は攻撃力が高いだけでなくフリーチェーンで「キスキル」モンスターと「リィラ」モンスターを蘇生できるため、「Evil★Twin キスキル」と「Evil★Twin リィラ」を蘇生すれば2体の効果でドローと除去の両方を好きなタイミングで行えます。
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「ウィッチクラフト」デッキ
手札の魔法カードをコストにして効果を使える魔法使い族モンスターと自己サルベージ効果を持つ魔法カードを駆使するのが特徴のテーマデッキです。
フリーチェーンで効果を無効化や除去が出来る「ウィッチクラフトマスター・ヴェール」や「ウィッチクラフト・ハイネ」、魔法使い族である点を活かせる「魔術師の右手」や「魔法族の里」を使って相手の行動を妨害したり制限することでデュエルのペースを掴むことが可能です。
また融合モンスターである「ウィッチクラフト・バイスマスター」の効果も緩い条件で除去・展開・ハンドアドバンテージ獲得をしていけるため、相手の行動を牽制したり展開妨害をしていくことが狙えます。
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「ゴーストリック」デッキ
裏側守備表示やリバースに関連する効果を活用することで、相手の行動を鈍らせつつも自分はアドバンテージを稼いだり直接攻撃を行っていく動きが特徴です。
「ゴーストリック・パニック」等で相手モンスターを裏側守備表示にすれば、戦闘を防げるだけでなくシンクロ・エクシーズ・リンク召喚の素材に使えなくすることで展開を抑制していけます。
自分は「ゴーストリック」モンスターのリバースした時の効果を使って展開やアドバンテージ稼ぎを行っていき、デュエルの流れを掴んだ後は「ゴーストリック」フィールド魔法カードや「ゴーストリック・フェスティバル」によって直接攻撃で相手のライフを着実と削ることで勝利を目指せます。
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「占術姫」デッキ
リバースモンスターを駆使する儀式テーマであり、表示形式を変更する効果を活用する戦術が特徴的です。
儀式モンスターである「聖占術姫タロットレイ」と「冥占術姫タロットレイス」はフリーチェーンで表示形式を変更する効果を持つため、裏側守備表示で出しておいたリバースモンスターと並べおくことで事実上好きなタイミングでリバース効果を使うことが可能です。
「禁忌の壺」や「ガード・ドッグ」等の強力なリバース効果を状況に応じて使い分けていくことで、相手の行動を妨害しつつも自分はアドバンテージを稼ぐことによってデュエルを有利に運ぶことが狙えます。
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「ナチュル」デッキ
相手の行動をトリガーとする効果を持つカードが多く、テーマ全体が相手の行動妨害やロックを得意としているのが特徴です。
「ナチュル・モルクリケット」はお互いのメインフェイズに「ナチュル」モンスターを展開できる上に自己蘇生も簡単なことから展開要員として非常に優秀であり、「ナチュル・カメリア」は墓地肥やし効果と蘇生効果に加えて「ナチュル」モンスターのリリースコストを変更することでロック効果を持つ「ナチュル」モンスターを使いやすくしてくれます。
また「ナチュル」シンクロモンスターはいずれも拘束力が高いため、他の「ナチュル」カードと合わせて活用出来れば相手の行動を大きく妨害することで優位に立てます。
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「ラビュリンス」デッキ
通常罠カードをサポートする効果を駆使するのが特徴の悪魔族テーマデッキです。
「ラビュリンス」カードの中には通常罠カードの効果でモンスターがフィールドを離れることをトリガーとする効果も多いため、「ラビュリンス」カードの他にも除去効果を持った汎用通常罠カードも活用しやすいです。
通常罠カードの除去効果やそれをトリガーとした効果を使うことで、相手の展開妨害をしたり自分のアドバンテージ獲得を行っていけます。
また「白銀の城のラビュリンス」や「迷宮城の白銀姫」といった最上級モンスターはステータスも高いため、相手の行動や展開を抑えつつ戦闘面で攻勢に出ていくことも可能となっています。
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まとめ!
コントロールデッキは相手の戦術を崩しながらデュエルのペースを掴むのがコントロールデッキの大きな特徴ですので、相手が使おうとしているコンボがどんなものか、どこで妨害すれば決定的な打撃を与えられるかが重要になってきます。
なのでコントロールデッキを使う際には自分のコンボのことは当然として、相手がするコンボについて考えながらデュエルをすると上手い運用が出来るかと思います。
コントロールデッキを使う際は、相手のデッキの特徴を理解しておくことで、動きの止めどころや事前に盤面を揃えておくことで、相手の動きを大きく制限することも可能です。
コントロールデッキの多くは中級者〜上級者向けのテーマデッキが多いですが、使いこなすことができれば、強力なテーマが多いので、中級者〜上級者向けのテーマを組みたい人にはおすすめです。
コントロールデッキをこれから組もうか迷われている方は、是非今回の内容を参考にしていただければ幸いです。