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緩い素材指定の融合モンスターと効果で墓地へ送られた場合の効果を利用するのが特徴の「シャドール」テーマカードの一部は他のテーマデッキへ出張採用することも可能です。
「シャドール」の出張性能や出張パーツの解説や相性の良いテーマデッキを紹介していきます。
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「シャドール」の出張性能と出張パーツについて解説！
「シャドール」の出張性能についてですが、「シャドール」融合モンスターの多くは素材指定が「シャドール」モンスター＋〇属性モンスターという緩いため、「シャドール」モンスター＋融合手段＋出したい「シャドール」融合モンスターをセットで出張させることができます。
融合素材にする「シャドール」モンスターについては、効果で墓地へ送られた場合の効果などに注目して選ぶことになります。
中でもほとんどの場合腐ることのないドロー効果を持つ「シャドール・ビースト」や魔法・罠カードの破壊が出来る「シャドール・ドラゴン」などが有力になります。
次に融合手段については、融合召喚先や素材に指定が無い「融合」を元々採用しているデッキであればそれを利用でき、そうでない場合は条件を満たしていればデッキ融合が可能な「影依融合」、墓地融合が可能な「影依の偽典」が有力な候補となります。
詳しくは後述もしますが、「影依融合」と「影依の偽典」のどちらを利用する出張セットにするかで動き方は大きく異なるため、その点も踏まえて検討すると良いでしょう。
最後に「シャドール」融合モンスターについては、「シャドール」出張セットを採用するデッキでメインとしているモンスターの属性に対応した「シャドール」融合モンスターを採用することもでき、「シャドール」出張セットを採用するデッキの属性に関係なく特定の「シャドール」融合モンスターのみを出したいのであれば、それに合わせて出張セットの中身も変えていくことになります。
後者の場合、特殊召喚回数にロックをかけられる「エルシャドール・ミドラーシュ」や特殊召喚成功時にフィールドのカード1枚の効果を無効化する「エルシャドール・アプカローネ」などが有力な候補となります。
具体的な出張パーツについてですが、採用する融合手段によって大きく2種類に分けられ、そこから更に出したい「シャドール」融合モンスターや利用したいギミックに応じてパターンが細分化されます。
まず1種類目は融合手段に「影依融合」を利用するというものです。
「影依融合」は相手フィールドにエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが存在するという比較的緩い条件でデッキ融合が可能となるため、このデッキ融合を前提とするなら素材となる「シャドール」モンスターをピン挿ししていても「シャドール」融合モンスターを出すことが狙えます。
ただし「影依融合」でデッキ融合が出来るかどうかは相手に依存するため、仮に相手がエクストラデッキからモンスターを出さないデッキだった場合や自分の先攻1ターン目に「影依融合」が手札にある場合、素材とする「シャドール」モンスターを手札かフィールドに用意できなければ「影依融合」は腐ることになってしまいます。
このことから「影依融合」を利用する場合、素材とする「シャドール」モンスターも複数枚採用しておく、あるいはサポートカードを共有出来たりなど素材とする「シャドール」モンスターへのアクセス手段があるデッキへの採用が望ましいです。
次に2種類目は融合手段に「影依の偽典」を利用するというものです。
「影依の偽典」を利用する出張セットの場合より安定して出張セットを利用するためにも「ドラグマ」と絡めるのが主流です。
「天底の使徒」やそのサーチに対応している「教導の大神祇官」はエクストラデッキから直接カードを墓地へ送れるため、「エルシャドール・アプカローネ」を墓地へ送れば、その効果により「シャドール」カードである「影依の偽典」を引き込むことができます。
また「天底の使徒」でサーチした「教導の大神祇官」を利用するという動きならエクストラデッキから計3枚のカードを墓地へ送れるため、「教導の大神祇官」を特殊召喚するために内1枚を除外することを踏まえても、「影依の偽典」を引き込むだけでなく、その効果での墓地融合の素材を用意することが可能です。
「天底の使徒」や「教導の大神祇官」の効果使用後はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚出来なくなる制約があるものの、永続罠カードである「影依の偽典」は相手ターン中に融合召喚が可能なことから制約を気にせず「シャドール」融合モンスターを出せるという点で噛み合っています。
「ドラグマ」でなくてもエクストラデッキから「エルシャドール・アプカローネ」を墓地へ送れさえすれば「影依の偽典」のサーチが出来るため、闇属性をメインとしたデッキに「赫の聖女カルテシア」と「赫焉竜グランギニョル」をセットで採用することでも相手ターン中に「影依の偽典」で「エルシャドール・ミドラーシュ」を出す動きが出来るでしょう。
どちらの融合手段を利用するにせよ、「シャドール」出張セットを安定して利用するためにはメインデッキ・エクストラデッキをある程度圧迫することになる点には注意が必要でしょう。
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「シャドール」出張と相性の良いテーマデッキ一覧！
「ドラグマ」
上記でも挙げた「ドラグマ」でのエクストラデッキからの墓地肥やしで「エルシャドール・アプカローネ」を墓地へ送り、「影依の偽典」のサーチに繋げる動きを無理なく行えます。
「天底の使徒」や「教導の大神祇官」に加え、「ドラグマ」儀式モンスターを採用しているなら「凶導の聖告」でもエクストラデッキからの墓地肥やしが出来るため、「影依の偽典」を引き込んで相手ターン中に「エルシャドール・ミドラーシュ」を融合召喚する動きもしやすいです。
また「教導の大神祇官」などで墓地へ送れる「灰燼竜バスタード」はエンドフェイズに「教導の聖女エクレシア」をリクルートすることで「ドラグマ」カードのサーチに繋げられるだけでなく、闇属性であるため「影依の偽典」で「エルシャドール・ミドラーシュ」を墓地融合するための素材としても利用していける点でも好相性です。
「ドラグマシャドール」デッキレシピの紹介はコチラ⬇︎
「召喚獣」
「召喚獣」融合モンスターは「召喚師アレイスター」＋〇属性モンスターを融合素材に指定しており、素材に使うモンスターの属性に応じて、融合召喚先も変わるという点で「シャドール」融合モンスターと似ています。
このことから最低限の「シャドール」出張セットのみを採用する以外にも、様々な属性の「シャドール」モンスターを採用するなどして本格的な混合構築にすることも検討できるほど相性が良いです。
「召喚獣」はキーカード1枚からでも動けて尚且つメインデッキの枠が余りやすいテーマでもあるので、「影依融合」や「シャドール」モンスター複数を採用した場合でも問題なく運用できるでしょう。
「烙印」
「烙印」だけだとテーマとするには括りが広いですが、
- 「アルバスの落胤」や「アルバスの落胤」を素材に指定する融合モンスター
- それらをサポートできる「烙印」魔法・罠カードやそのサポート効果を持つカードをメインとするテーマデッキ
のことを指します。
無理なく採用できる「赫の聖女カルテシア」や「赫焉竜グランギニョル」で「シャドール」出張セットにアクセスできたり、「深淵竜アルバ・レナトゥス」2の効果で「影依融合」や「神の写し身との接触」のサーチも出来たりと併用しやすいです。
「赫の聖女カルテシア」や「導きの聖女クエム」などを利用すれば相手ターン中でも動くことが出来るため、その後に「影依の偽典」で「エルシャドール・ミドラーシュ」を出すことで自分の盤面はより強くしつつも相手の展開を抑制するということも狙えるでしょう。
「ティアラメンツ」
デッキトップからの墓地肥やしを得意としているため、「シャドール」モンスターの採用枚数を多めにした場合でも「シャドール」モンスターの持つ効果で墓地へ送られた場合に発動できる効果の利用に繋げられます。
「ティアラメンツ」下級モンスターの持つ融合効果は自身を素材にしてさえすれば融合召喚先に指定は無いため、適当な「シャドール」モンスターと合わせるだけでも「エルシャドール・ミドラーシュ」の融合召喚が行えます。
また「影依融合」などで「ティアラメンツ」モンスターを素材に使えば連続融合も可能であるため、融合モンスターを素材に要する「捕食植物ドラゴスタペリア」なども簡単に出していけるでしょう。
「シャドールティアラメンツ」デッキレシピの紹介はコチラ⬇︎
「ホルス」
「ホルス」テーマ自体はエクストラデッキに頼ることなく動けるため、上記で挙げたような「天底の使徒」や「教導の大神祇官」といった「ドラグマ」カードを含めた「シャドール」出張セットを無理なく採用できます。
エクストラデッキの圧迫枚数は増えますが、「天底の使徒」から始めてエクストラデッキから墓地へ送るカードに「共命の翼ガルーラ」を含めれば実質的な手札消費枚数0枚で「影依の偽典」をセットして相手ターン中に「エルシャドール・ミドラーシュ」を融合召喚する準備を整えられるため、稼いだハンドアドバンテージは「ホルスの栄光－イムセティ」や「王の棺」の手札コストに充てることもできます。
また「影依の偽典」を使う都合上「エルシャドール・ミドラーシュ」を出すのは相手ターン中になるので、自分のターンには問題なく「ホルス」の展開を行っていけるでしょう。
「ホルス」デッキレシピの紹介はコチラ⬇︎
「勇者トークン」
こちらもエクストラデッキに依存していないテーマであり、特殊召喚した「教導の大神祇官」などの効果を使う分には「アラメシアの儀」の誓約も気になりません。
加えて「勇者トークン」テーマの動きで簡単に用意できる「外法の騎士」はフリーチェーンでバウンスとコントロールの移動が出来る効果を持つため、「エルシャドール・ミドラーシュ」のロック効果と合わせて相手の行動を大きく妨害できます。
また「運命の旅路」は装備カードを装備しているモンスターにターン1の戦闘耐性を付与できるため、「エルシャドール・ミドラーシュ」に装備カードを装備しておけば相手が戦闘でロックを解除してこようとしてきた際にも防御できます。
「勇者トークン」デッキレシピの紹介はコチラ⬇︎
「暗黒界」
テーマの特性上効果で手札から捨てるカードを駆使するため、手札に来ていた「シャドール」モンスターを捨てれば効果で墓地へ送られた場合に発動できる効果の利用にも繋げられます。
「暗黒界」モンスターは闇属性で統一されており自己蘇生での展開を得意としていることから「赫の聖女カルテシア」に召喚権を割けるので、あちらの融合効果で「赫焉竜グランギニョル」を融合召喚しエクストラデッキから「エルシャドール・アプカローネ」を墓地へ送ることで「影依の偽典」のサーチに繋ぎ「エルシャドール・ミドラーシュ」を融合召喚する準備を整える、という運用も組み込みやすいです。
「暗黒界」デッキレシピの紹介はコチラ⬇︎
「堕天使」
こちらも蘇生による展開をする闇属性テーマであり、「赫の聖女カルテシア」の融合効果は手札の「堕天使」モンスターを墓地へ送ることでその後の蘇生の準備を整える上でも役立ちます。
「影依の偽典」で「エルシャドール・ミドラーシュ」を融合召喚すれば相手の展開を抑制できるため、自分が展開の準備を整えるまでの時間稼ぎなどとしても利用できるでしょう。
また「赫の聖女カルテシア」の融合効果は融合召喚先がレベル8以上の融合モンスターであれば良いため、「黎明の堕天使ルシフェル」を融合召喚する手段としても利用できます。
「堕天使」デッキレシピの紹介はコチラ⬇︎
まとめ！
「シャドール」融合モンスターは素材指定が緩い上に「影依融合」を使用すれば、デッキ融合を狙うこともでき、非常に便利です。（相手フィールドにエクストラデッキから特殊召喚されているモンスターが存在することが条件）
「影依融合」を最低でも2枚は採用する上に、融合素材である「シャドール」モンスターとエクストラデッキに「シャドール」融合モンスターを複数枚採用する必要があるため、スロットを圧迫します。
「シャドール」カードは種類も多いため、取捨選択が大事になってきますが、
- ほとんどの場合腐ることのないドロー効果を持つ「シャドール・ビースト」
- 魔法・罠カードの破壊が出来る「シャドール・ドラゴン」
- 特殊召喚を制限する「エルシャドール・ミドラーシュ」
- 闇属性以外の「シャドール」モンスター（エクストラデッキから特殊召喚したい「シャドール」モンスターによって採用するカードを変える）
- 特殊召喚成功時にフィールドのカード1枚の効果を無効化する「エルシャドール・アプカローネ」
- デッキ融合を狙うことができる「影依融合」
上記は定番出張カードとして、採用しておくと良いでしょう。
また「影依の偽典」を出張させる際は「天底の使徒」や「教導の大神祇官」も一緒に採用するようにデッキを組むことをおすすめします。
デッキスロットを使用する上に、採用するカードを選ぶ必要があるものの、「シャドール」テーマは過去に大会環境で活躍した実績のあるテーマなので、混合構築にすることでより展開力と制圧力を高めることができます。
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