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遊戯王にはゲームから除外されることを利用したカードがいくつもあります。
しかし除外を利用したテーマデッキ等は新規で登場する頻度が少なく、なかなか注目されにくいデッキコンセプトでもあります。
今回はそんな除外を活かしたテーマデッキを紹介していきたいと思います。
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今回の選考基準は?
除外を利用すると言っても種類は色々あります。
- 一時的に除外する。
- 自身を除外することで効果を発動する。
- 除外されたことをトリガーにして効果を発動する。
といったことが主に挙げられます。
今回はその中でも、基準として「次元の裂け目」や「マクロコスモス」等の無差別的な除外カードを採用できるデッキにスポットを当てさせていただきました。
例えるなら、アンデット族デッキで重宝される「馬頭鬼」は自身を墓地から除外することで発動できる効果を持っていますが、この効果を使うためにも極力墓地に置きたいカードでもあります。
なので効果を使うために除外されてしまうことはむしろデメリットになります。
「異次元からの埋葬」等の墓地に戻す手段を使うほどですし、除外を使っていはいるものの除外することがアドバンテージになっているとは言えません。
以上のことから
- 除外がアドバンテージに繋がる
- 無差別的な除外がデッキの回転に支障をきたさないデッキ
を紹介していきます。
相手からしたら厄介!?除外を利用したり除外で戦うテーマ一覧!
「天気」デッキ
「天気模様」と名のつく永続魔法・永続罠カードによって自分フィールドの「天気」モンスターに効果を付与し、除外されても帰ってくる「天気」モンスターを使うことでアドバンテージを稼ぐデッキです。
「天気模様」カードが付与できる効果は様々で、「天気」カードのサーチ・相手の魔法・罠カードをバウンス・戦闘を行う相手モンスターをバウンス・相手のサーチ妨害等々があります。
付与された効果は全て自身を除外することで発動できるものであり、「天気」モンスターは共通で「天気」カードの効果を発動するために除外された場合に次のスタンバイフェイズ時に帰還する効果を持ちます。
「次元の裂け目」等の無差別除外環境下になると使いにくくなるカードが数種類存在しますが、そこまで大きなダメージにはなりません。
むしろ相手の墓地アドバンテージを完封できるというメリットの方が強く働きます。
当サイトでは「天気」テーマデッキの紹介も行っております⬇︎
「メタファイズ」デッキ
共通で除外された場合に発動する効果を持つ光属性・幻竜族統一テーマデッキです。
除外された時の効果でサーチや展開に繋がり、そのほとんどが上級モンスターであるため火力で押したり全体除去効果を使ってフィールドを荒らしていきます。
デッキを運用するうえで気を付けなくてはならない点として、共通効果は除外された場合にすぐ発動するのではなく、除外された次のターンのスタンバフェイズ時に自身をデッキに戻すことで発動できるということです。
ですのでこのデッキで一番重要なのは「メタファイズ」モンスターを除外するタイミングにあることを覚えておきましょう。
除外は効果発動のためのトリガーになりますので、無差別除外環境は相手の妨害だけでなく効果を使いやすくなるのでかなり相性が良いです。
「霊獣」デッキ
「霊獣使い」・「精霊獣」・「精霊獣騎」の3つのカテゴリを内包したほとんどが風属性のテーマデッキです。
「霊獣使い」モンスターと「精霊獣」モンスターを除外することで、エクストラデッキから特殊召喚できる融合モンスターである「精霊獣騎」モンスターを使って戦っていきます。
「精霊獣騎」モンスターはフリーチェーンで自身をエクストラデッキに戻すことで除外されている「霊獣使い」と「精霊獣」モンスターを特殊召喚できるという、融合分離が可能です。
変幻自在に融合と分離を繰り返すことで除去を躱したりしながらアドバンテージを稼ぎます。
分離時の特殊召喚候補が増えるため相手の妨害も出来る無差別除外との相性は良いですが、入れすぎると事故の要因になるので採用枚数には気を付けたほうが良いでしょう。
次元ビートダウン
無差別除外を主軸にし、「異次元の生還者」や「異次元の偵察機」の帰還効果を使ってアドバンテージを稼いでいくデッキです。
「帝」モンスターのリリース素材として使うデッキもありましたが、最近の環境に合わせるならリンク素材の供給として有用です。
上手く運用できれば毎ターン高リンクモンスターのリンク召喚を狙えるため、「ヴァレル」モンスター等汎用素材で強力なリンクモンスターが増えてきていることもあり高い展開力を誇るデッキになることも予想できます。
とはいえ「次元の裂け目」や「マクロコスモス」が手札に引き込めなければそれだけで事故になってしまったり、それら無差別除外カードが除去された時に致命的なダメージを受けてしまうという弱点もあります。
サンダー・ドラゴン」デッキ
雷族のテーマデッキであり、一部の「サンダー・ドラゴン」モンスターは手札から捨てて発動できる効果と除外された場合またはフィールドから墓地へ送られた場合に発動出来る効果を持つのが特徴的です。
手札から捨てて発動できるという条件の効果は「マクロコスモス」等の無差別除外環境下でも利用可能ですし、除外された場合の効果も使いやすくなります。
また除外されている「サンダー・ドラゴン」モンスターは「雷龍融合」で融合素材としてデッキに戻せるため、展開しつつも再利用を図れます。
ただし、手札から捨てて発動できる効果と除外された場合の効果は1ターンに1度いずれか1つしか使用できないため、1の効果から即座に2の効果へ繋げるといった運用は出来ません。
加えて特殊召喚モンスターの「サンダー・ドラゴン」モンスターは召喚条件や効果で墓地のカードを参照しますし、融合・リンクモンスターの「サンダー・ドラゴン」モンスターの耐性効果を使うには墓地にカードが必要になるため、「マクロコスモス」等を活用したい際には構築を工夫したり発動するタイミングに注意した方が良いでしょう。
当サイトでは「サンダー・ドラゴン」デッキレシピの紹介も行っております⬇︎
「クシャトリラ」デッキ
レベル7モンスターを主軸とし相手のカードを裏側除外したりする動きが特徴のテーマデッキです。
2022年8月現在からすると登場して間もないテーマではありますが、現状存在する「クシャトリラ」カードは「マクロコスモス」等の発動下でもほとんど影響を受けません。
サポートカードである「クシャトリラ・バース」と「クシャトリラ・プリペア」の持つ「クシャトリラ」モンスターを特殊召喚する効果は帰還にも対応しているため、「クシャトリラ」モンスターが除外されていても問題なく機能してくれます。
早い段階で「マクロコスモス」等を使った場合相手の墓地のカードが増えなくなるため「クシャトリラ・バース」の3の効果は使い辛くなりますが、無差別除外により相手の墓地肥やしひいては蘇生やサルベージ等を早い段階で防げることの方がメリットは大きいため問題にはなりません。
現状の「クシャトリラ」はカード種類の少なさから他のカードと併せた構築になりますが、「マクロコスモス」等を採用する場合はその影響を受けずに済むカードを選んで組み込むようにすると良いでしょう。
当サイトでは「クシャトリラ」テーマデッキの紹介を行っております⬇︎
「ふわんだりぃず」デッキ
効果による追加召喚でアドバンス召喚を行うのが特徴の鳥獣族テーマデッキです。
「ふわんだりぃず」下級モンスターは表側表示の自身がフィールドから離れた場合に除外される効果と鳥獣族モンスターの召喚をトリガーに除外されている自身を手札に戻す効果を共通で持っています。
この2つの効果によってアドバンス召喚をしつつも消費を抑えることが可能であり、この動きでは墓地を利用しない故に「マクロコスモス」等の発動下であっても影響はほぼ受けません。
むしろ「マクロコスモス」等によって除外された「ふわんだりぃず」カードは「ふわんだりぃず×とっかん」の効果で手札に戻せるため再利用もしやすくなります。
「ふわんだりぃず×すとりー」の効果を使うには墓地にカードが必要になりますが、カードの種類もプレイヤーも問わないため、「マクロコスモス」等を発動する前に使われた手札誘発モンスターや魔法・罠カードなどが墓地にあれば十分でしょう。
当サイトでは「ふわんだりぃず」テーマデッキの紹介も行っております⬇︎
無課金「ふわんだりぃず」デッキレシピの回し方・改造案を紹介!無課金でもランク戦で戦えるガチテーマ!【遊戯王マスターデュエル】
「トゥーン」デッキ
「トゥーン・ワールド」に関連した効果を持つトゥーンモンスターをメインとしたテーマデッキです。
「トゥーン」は墓地のカードを利用することがほとんど無いため、「マクロコスモス」等の発動下であっても影響を受けずに済みます。
むしろ「マクロコスモス」等の発動下であれば「トゥーン・ヂェミナイ・エルフ」の効果でハンデスしたカードを利用されづらく出来るため相性が良いです。
「次元の裂け目」なら問題ありませんが、「マクロコスモス」の場合には「トゥーン・ワールド」を効果破壊から守れる「トゥーンのしおり」は予め使って墓地に送っておきたい所です。
当サイトでは「トゥーン」テーマデッキの紹介を行っております⬇︎
「妖仙獣」デッキ
エンドフェイズに手札に戻る効果を持つモンスターを駆使するのが特徴の風属性テーマデッキです。
その特性上手札とフィールドを行き来することになるため、墓地利用を防ぐ「マクロコスモス」等の影響を相手にのみ与えられます。
「妖仙獣 鎌壱太刀」「妖仙獣 鎌弐太刀」「妖仙獣 鎌参太刀」といったメインギミックには影響がありませんが、「妖仙獣 木魅」や「妖仙獣 大幽谷響」は墓地へ送られないと一部の効果を使えないため「マクロコスモス」等を採用する際はその点を踏まえた構築にした方が良いでしょう。
「叢雲ダイーザ」デッキ
「機巧蛇-叢雲遠呂智」等でカードを多数除外し、爆発的な攻撃力を得た「紅蓮魔獣 ダ・イーザ」で攻撃するというコンセプトのデッキです。
このデッキでは、無差別除外が出来る「マクロコスモス」は自分のカードが除外されやすくしつつも相手の墓地利用を防げるカードとして採用が推奨されるほどです。
「マクロコスモス」で除外されてしまうと「機巧蛇-叢雲遠呂智」は自己蘇生が出来なくなりますが、相手の墓地利用を防げるというメリットは非常に大きい上に「機巧蛇-叢雲遠呂智」は手札から自己特殊召喚する際の8枚除外だけでも十分な役割は果たしたとも言えます。
除外についてのまとめ
墓地アドバンテージに対して圧倒的に種類が少ない除外アドバンテージカードですが、除外だからこそ存在するメリットもあるのでもう少し除外を主軸にしたテーマが増えても良いのではと個人的には思います。
最近の環境では墓地アドバンテージを利用するデッキが特に活躍していますが、無差別除外はそれら墓地活用タイプのデッキに壊滅的なメタとしても働きます。
その為、今後無差別除外を主軸にした強力なテーマデッキがあれば環境でも十分な活躍が期待できるかもしれません。
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