遊戯王10期歴代環境を振り返る!猛威を振るったテーマデッキは?

遊戯王10期はリンク召喚が実装されたり、新マスタールールが実装されたりと遊戯王史上変化のあった時代です。

10期をキッカケにユーザー離れの加速や、シングルカード店が大きな打撃を受けるなどマイナス面が多く、10期を暗黒の時代という人も一定数存在します。

遊戯王の10期歴代の環境について振り返り、猛威を振るったテーマデッキを紹介していきます。

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遊戯王10期歴代環境はどんな感じだったか振り返り

2017年3月、新マスタールール実装

2017年3月、新マスタールールと新召喚方法であるリンク召喚が実装し、第10期が始まりました。

新マスタールールによってエクストラデッキからモンスターを複数体展開するためには、リンクモンスターの存在が必要不可欠となります。

そのリンクモンスターも登場して間もなく、種類も少なかったため、エクストラデッキを活用するほとんどのデッキが弱体化を余儀なくされました。

そういった経緯もあり、第10期が始まってしばらくの間、大会環境ではエクストラデッキを使わない、もしくはリンクモンスターに頼らずエクストラモンスターゾーンに1体出すだけで十分に性能を発揮できる「真竜」や恐竜族などのデッキが環境上位になります。

リンクモンスターの種類が増えたり基本パックが続々発売していくことで、新テーマである「剛鬼」や「トリックスター」が活躍の場を広げ始め、2017年9月には海外先行テーマであった「SPYRAL」が高い展開力とアドバンテージ獲得能力から環境上位に名を残し始めました。

リンク召喚やリンクモンスターにユーザーが馴染んだ頃、2017年11月に既存テーマをリンク召喚によって強化するパックであるリンクヴレインズパックが発売。

このパックに収録された「水晶機巧-ハリファイバー」「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」は弱体化を受けていたシンクロやペンデュラムを強化したほか、リンクデッキに更に展開力を与えることになりました。

これらは発売から2年以上が経つ昨今でも、大会環境で活躍しているほどの非常に高い性能を有しています。

リンク召喚が浸透してからは、展開力・アドバンテージ獲得能力・相手への妨害性能等が高いテーマデッキが環境上位に名を連ねるようになりました。

10期環境、2018年〜2019年

2018年2月に登場した「閃刀姫」テーマはアドバンテージ獲得能力が非常に高く、2018年7月に登場した「サンダー・ドラゴン」テーマはサーチ効果によるデッキ回しを主流としていたデッキに対して、強力な妨害をかけることが容易であり環境上位に。

その後も2018年12月にはストラクチャーデッキ-ソウルバーナー-の発売により「サラマングレイト」テーマが飛躍的に強化されたり、2019年3月には「エンディミオン」が強力なペンデュラムテーマになったり、2019年6月にはストラクチャーデッキ-リボルバー-が発売したことで、収録された新規ドラゴン族モンスターを使ったドラゴンリンクデッキが活躍しました。

規制改定の影響もあり、大会環境上位になったデッキが弱体化しながらも環境は変化し続けています。

2020年1月では後に禁止カードとなる「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」を主軸とした通称「ドラグーン」デッキが大会環境で猛威を振るっています。

遊戯王10期歴代環境テーマを厳選して紹介

「真竜」

アドバンス召喚を主軸としたテーマであり、魔法・罠カードもアドバンス召喚のためのリリースに出来る特異性を持っています。

リンク召喚が主流になる前では大会環境上位で猛威を振るっていたテーマでもあり、エースであり切り札の「真竜剣皇マスターP」は高いステータスに加えて強力な耐性とフリーチェーンの除去効果が強力であり、一時期は禁止カードに指定された程です。

同時期に大会環境上位で活躍していた、恐竜族デッキとの複合構築もよく見られ、エクストラデッキにほとんど頼らないという意味でも大会環境で大活躍していました。

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「閃刀姫」

自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる「閃刀」魔法カードを駆使し、リンクモンスターを使いながらアドバンテージを稼げるテーマです。

「閃刀」魔法カードのサーチや再利用をしながらも自分は確実にアドバンテージを稼ぐことで相手に差をつけ確実に相手のライフを削り勝利するというある種安定性が高いテーマデッキでもあります。

イラストアドだけでなく性能も高い上に登場してから大会環境で活躍している期間が長いこともあり、環境で活躍しながらも多くのユーザーに注目されています。

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「サラマングレイト」

回転力と展開力が高いテーマであり、転生リンク召喚という他には無い特徴も持っています。

リンク召喚を使った展開はもちろんのこと、魔法・罠カードを使い回すこともできるなど、状況に応じたカードを手札やフィールドに揃えることが得意な器用なテーマデッキでもあります。

展開の初動が早く消費枚数も少なくて良いため、相手のデッキがよほど尖った構築でもない限り性能を発揮できる対応力の高さも長所です。

ストラクチャーデッキ-ソウルバーナー-で大幅強化され、一時期は大会参加者の過半数が「サラマングレイト」デッキを使っているほどの使用率でした。

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「オルフェゴール」

闇属性を中心とし、墓地から除外することで発動する効果を利用し、展開などを行っていくのが特徴のテーマです。

墓地肥やしさえできれば、展開を含めた様々な戦術が利用できます。

元より闇属性はカードの種類も豊富であり、墓地肥やしに関連数効果を持つカードも多く、サポートカードが多いという利点もあり大会環境で活躍しました。

闇属性モンスターしか特殊召喚できなくなる制約を持っていることから「幻影騎士団」「未界域」との複合デッキもあり、デッキ構築の幅は広いです。

規制改定で度々弱体化されたことや、環境のインフレで見かける機会が少なくなったテーマであるものの、2023年10月リミットレギュレーションで核となる「宵星の騎士ギルス」が準制限に緩和されたことで、全盛期の力を取り戻しつつあります。

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「エンディミオン」

魔力カウンターを駆使したペンデュラムテーマで、魔力カウンターを貯めていくことで真価を発揮するデッキタイプです。

「魔導獣」と相性が良い上に様々なタイプの複合デッキが大会で結果を出しており、その性能の高さと制圧力を物語います。

規制にほとんど引っかかっていない上に魔法使い族自体が種類が多く、今後も強化が見込めるため、今後も色々な複合デッキが登場することが予想されます。

「ドラゴンリンク」

その名前の通り、ドラゴン族を主軸としたドラゴン族のリンクデッキで個人的に10期環境で印象深いテーマの1つです。

ドラゴン族以外にも魂喰いオヴィラプター」などを絡め、モンスターを展開していき、リンクやシンクロ召喚に繋げていき、フィールドを制圧して行きます。

「ストラクチャーデッキ リボルバー」でドラゴン族の種類が増え、大幅にドラゴン族が強化され、展開力が上がった事と、安定度が増したことで発売後すぐに大会環境は「ドラゴンリンク」デッキで締める結果となりました。

その後エクストラデッキから「えん魔竜 レッドデーモン・アビス」を特殊召喚出来る「守護竜アガーペイン」が禁止になりました。しかしそれでもしばらくは環境に残り続けます。

現在では環境から手を引きましたが、「ヴァレット」テーマ自体が強力なことには変わりなく、デッキとしてはまだまだ強力な部類かと個人的には感じる次第です。

遊戯王10期歴代環境テーマについてのまとめ

遊戯王の10期環境については各々思うことはあるかと思います。

10期環境は個人的に1強環境では無かったものの、やはり強いテーマは飛び抜けて強いことには変わりない感じがしました。

今回紹介したテーマ以外にも「剛鬼」「オルターガイスト」などが10期環境では活躍しましたが、今回紹介したテーマ群は10期環境において、比較的息の長いテーマばかりです。

遊戯王の歴史上でも印象に残る10期ですが、今後もその歴史は語り継がれていくことでしょう。

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