2025年7月リミットレギュレーションで規制強化が予想されるカード6選！【遊戯王OCG】

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遊戯王OCGでは年に4回の規制改定があり、2025年7月からは新たなリミットレギュレーションが適用されることになります。

新しいリミットレギュレーションで規制されるカードを予想していきたいと思います。あくまでも予想なので、必ず当たるとは限らないことは予めご了承ください。

2025年7月のリミットレギュレーションで規制強化が予想されるカード一覧

「No.67 パラダイスマッシャー」禁止カード化

エクシーズ・効果モンスター
ランク５/光属性/天使族/攻2100/守2100
レベル５モンスター×２体以上
(1)：１ターンに１度、自分メインフェイズ１にこのカードのＸ素材を２つ取り除いて発動できる。
お互いにサイコロを２回ずつ振る。
出た目の合計が大きいプレイヤーは、次のターンの終了時までモンスターの効果を発動できず、攻撃宣言できない。
(2)：Ｘ素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在し、
自分または相手がサイコロを振った場合、１ターンに１度だけその内１つの目を７として適用できる。

汎用素材のランク5エクシーズモンスターではありますが、2の効果によって1の効果の成功確率を上げるには3体のレベル5モンスターを素材にエクシーズ召喚することになります。

1の効果が成功すれば次のターン終了時まで相手のモンスターの効果発動と攻撃宣言を封じる非常に強力なロックが出来る効果を持ちます。かつては要求素材が重い代わりに強いエクシーズモンスターだったのですが、ランク5エクシーズを得意とする「K9」テーマの登場により。利用しやすさが格段に上がったため、昨今では大会環境でも「VSK9」などの「K9」を組み込んだデッキで見かける機会の多い1枚です。

これまでロック効果を持つ多くのカードが規制されたように、簡単かつ強力なロックはデュエルの駆け引きを損なう要因となるため、今回の規制改定で禁止カード化される可能性は十分にあるでしょう。

「Stake Your Soul！」制限カード化

通常魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：手札のモンスター１体を相手に見せて発動できる。
見せたモンスターとはカード名が異なり、属性が同じ「ＶＳ」モンスター１体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札に戻る。

手札から公開したモンスターと同じ属性の「VS」モンスターをリクルートできる通常魔法カードであり、「VS」テーマにとっては安定力を向上してくれるカードです。

このカードで「VS ラゼン」や「VS Dr.マッドラヴ」をリクルートすればあれらの特殊召喚成功時の効果で更にアドバンテージを稼ぎ、その後の展開などを行えます。それら初動となるカードが既にある場合ならコンボの貫通力を上げることにも繋がります。

このカード自体は「VS」カードでないため、サーチが出来ないことからフル投入が推奨されるカードなので、昨今の大会環境で使用率・戦績共にトップレベルに活躍している「VSK9」デッキを弱体化するためにこのカードを規制するのではないかと予想します。

「VS ラゼン」制限カード化

効果モンスター
星４/炎属性/戦士族/攻1800/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ１ターンに１度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1)：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから戦士族以外の「ＶＳ」モンスター１体を手札に加える。
(2)：自分・相手ターンに、以下から１つ選択し、その属性の手札のモンスターを１体ずつ相手に見せて発動できる。
●炎：このターン、このカードは効果では破壊されない。
●炎・闇：このカードと同じ縦列の他のモンスターを全て破壊する。

召喚・特殊召喚成功時の効果で「VS」モンスターをサーチできるのに加え、2の効果を上手く使えれば妨害としても機能する「VS」テーマのキーカードです。こちらも「VSK9」デッキの弱体化が目的で規制されそうなカードの候補になります。

他の規制予想カードにも言えることですが、昨今の大会環境で特に活躍している「K9」「ヤミー」「ドラゴンテイル」の3テーマはデッキビルドパック ジャスティス・ハンターズで登場したものであり、登場してからまだ日が浅いことや大会環境で活躍こそしてるものの、独走状態というわけでもないことを踏まえると、この3テーマのカードが直接的に規制される可能性は低い（仮に規制されるとしても制限カード化などの厳しい規制は免れやすい）です。

いくら「VSK9」デッキを弱体化するためとはいえ、このカードと上記の「Stake Your Soul！」の両方が制限カード化までは流石に厳し過ぎるため、2枚の内どちらかが制限カード化されるのであれば、もう片方は準制限カード化または規制なしで済むかと思われます。

「魔獣の懐柔」準制限カード化

通常魔法
(1)：自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
カード名が異なるレベル２以下の獣族の効果モンスター３体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は獣族モンスターしか特殊召喚できない。

レベル2以下の獣族モンスター3種をリクルートできる通常魔法カードであり、昨今では大会環境で活躍中の「ヤミー」デッキで活用されています。

このカードで「ヤミー」モンスター3種をリクルートすれば他のカードから動き出した場合よりも強力な展開が可能であり、先攻1ターン目であればより制圧力の高い盤面を、後攻ターン以降ならワンターンキルも視野に入る総合打点を得ることも狙えるため重宝します。

活かせるテーマが少ないとはいえ、カード1枚で3体のリクルートが出来るのは非常に強力なので、昨今の大会環境で活躍している「閃刀ヤミー」デッキの弱体化を目的にこのカードが規制される可能性は高いでしょう。

「M∀LICE IN UNDERGROUND」準制限カード化

フィールド魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：このカードの発動時の効果処理として、
自分の手札・デッキ・墓地から「Ｍ∀ＬＩＣＥ」カード１枚を除外できる。
(2)：自分の除外状態の「Ｍ∀ＬＩＣＥ」罠カードが３種類以上存在する限り、
自分フィールドの「Ｍ∀ＬＩＣＥ」Ｌモンスターの攻撃力は３０００アップする。
(3)：自分フィールドに「Ｍ∀ＬＩＣＥ」Ｌモンスターが存在する限り、
相手モンスターは「Ｍ∀ＬＩＣＥ」Ｌモンスターしか攻撃対象に選択できない。

発動時の効果処理での除外は自己帰還効果を持つ「M∀LICE」モンスターと合わせれば、事実上のリクルートとして利用できるほか、条件を満たした場合の大幅な全体強化効果や相手モンスターの攻撃誘導効果も有用な「M∀LICE」テーマのキーカードです。

「M∀LICE」テーマは既に直接的な規制を受けているものの、昨今の大会環境でも上位として活躍しているため、今回の規制改定で更なる規制をされることが考えられます。

「M∀LICE」デッキを弱体化するために規制されそうなカードとしては、このカードが有力な候補となるので予想として挙げさせていただきました。

「M∀LICE＜P＞White Rabbit」準制限カード化

フィールド魔法
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：このカードの発動時の効果処理として、
自分の手札・デッキ・墓地から「Ｍ∀ＬＩＣＥ」カード１枚を除外できる。
(2)：自分の除外状態の「Ｍ∀ＬＩＣＥ」罠カードが３種類以上存在する限り、
自分フィールドの「Ｍ∀ＬＩＣＥ」Ｌモンスターの攻撃力は３０００アップする。
(3)：自分フィールドに「Ｍ∀ＬＩＣＥ」Ｌモンスターが存在する限り、
相手モンスターは「Ｍ∀ＬＩＣＥ」Ｌモンスターしか攻撃対象に選択できない。

「M∀LICE」罠カードをデッキからセットできる効果を持ち、自分フィールドの「M∀LICE」モンスターを除外すればセットしたターンでも発動できる「M∀LICE」罠カードの特徴と合わせれば、展開や制圧力向上に切り返しの手段などとしても活用できます。

こちらも「M∀LICE」テーマのキーカードなので、「M∀LICE」デッキの弱体化のために規制されることが予想できます。ただ「M∀LICE」デッキも大会環境で活躍しているとはいえ、上記の「M∀LICE IN UNDERGROUND」とこのカードの両方を一度に規制するほどではないので、2枚の内どちらかが準制限カードになるのではないかと予想します。

2025年7月のリミットレギュレーションでは、環境で活躍中の「VSK9」や「ヤミー」、「M∀LICE」などのデッキに影響を与えるカードが複数規制候補に挙がっています。

特に「No.67 パラダイスマッシャー」のような強力なロックカードや「Stake Your Soul！」など安定性を高めるカードは規制される可能性が高いです。新テーマながら使用率・成績ともに注目されているこれらのカードが、どの程度規制されるかが今後の環境に大きく影響を与えるでしょう。早めの対策やカード整理も視野に入れる時期といえそうです。