遊戯王のエラッタ一覧!禁止カードが生まれ変わって帰ってきた集!

遊戯王にはあまりにも強力な効果を持つカードが多数存在します。

強力すぎるが故、ゲームバランスを崩壊させかねないカードは恒例行事であるリミットレギュレーションで禁止カードに指定されます。

しかし、最近では過去に禁止カードになったカードがテキストを変更して復帰する「エラッタ」され、再び使用可能になるケースも多いです。

遊戯王のエラッタされたカード達を紹介していきます。

▼今回紹介するカードを探す▼

遊戯王のエラッタカード一覧(モンスターカード)

 「混沌帝龍ー終焉の使者ー」

混沌帝龍 -終焉の使者-

エラッタ後テキスト

特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの効果を発動するターン、自分は他の効果を発動できない。
(1):1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。
お互いの手札・フィールドのカードを全て墓地へ送る。
その後、この効果で相手の墓地へ送ったカードの数×300ダメージを相手に与える。

エラッタ前テキスト

このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを1体ずつゲームから除外して特殊召喚する。
1000ライフポイントを払う事で、
お互いの手札とフィールド上に存在する全てのカードを墓地に送る。
この効果で墓地に送ったカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える。

通常召喚できず、墓地の光属性と闇属性を1体ずつゲームから除外して特殊召喚できるモンスターで、エラッタ前の効果は「1000ライフポイントを払うことで、お互いの手札とフィールド上に存在する全てのカードを墓地に送り、墓地に送ったカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える」というもの。

特殊召喚の条件は比較的緩く、お互いの手札とフィールドのカードを全て墓地に送り、バーンダメージを与えることができるため、デュエル終盤で使用すれば、ゲームエンドにまで持っていくことができました。

現役時代はモンスター効果を無効化するカードが「スキルドレイン」しか存在しなかった上に、「王宮の弾圧」などで特殊召喚を封じるなどしない限り、対抗策がない1枚でした。

強力すぎる効果を持つ故、2004年9月1日で禁止カードに指定されます。その後エラッタされるまでは一切緩和されることなく、11年の間禁止カードの座にいましたが、2015年1月1日にエラッタされ、制限復帰を果たす形に。

エラッタ後は以下の変更で大幅に弱体化しました。

  • このカードの効果を発動するターン、自分は他の効果を発動できない。
  • 相手の墓地へ送ったカードの数×300ダメージを相手に与える。

エラッタ後の弱体化の影響もあり、2015年10月リミットレギュレーションで制限解除される結果となりました。

「混沌の黒魔術師」

混沌の黒魔術師

エラッタ後テキスト

効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンのエンドフェイズに、
自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したダメージ計算後に発動する。
その相手モンスターを除外する。
(3):表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。

エラッタ前テキスト

効果モンスター(禁止カード)
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分の墓地から魔法カード1枚を選択して手札に加える事ができる。
このカードが戦闘によって破壊したモンスターは墓地へは行かず
ゲームから除外される。
このカードはフィールド上から離れた場合、ゲームから除外される。

エラッタ前の効果は以下です。

  • このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分の墓地から魔法カードをサルベージできる効果
  • このカードが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず、ゲームから除外される効果
  • このカードがフィールドから離れた場合、ゲームから除外される効果

召喚・特殊召喚時に魔法カードを回収できる効果はシンプルに強力であり、登場後即座に「苦渋の選択」で2〜3枚を同時に送り、「死者蘇生」でこのカードを蘇生。その後効果を使用し「死者蘇生」のサルベージを繰り返すコンボが流行しました。

またフィールドから離れた場合にこのカードが除外されることを利用し、「次元融合」「D・D・R」で特殊召喚を行い、再び魔法カードをサルベージするといったことも可能です。

このカードの利便性から、1ターンで3体揃うことも珍しくはなく、登場からたった3ヶ月で制限カードに指定されます。

その後、カードプールの増加により、このカードを悪用した「混黒ワンキル」「ドグマブレード」と呼ばれるデッキが登場し、ゲームバランスを崩壊させることに。

結果2008年9月1日に制限カードから禁止カードに指定されました。その後2015年4月1日にエラッタされ、制限カードに復帰します。

エラッタ後の復帰では魔法カードを回収できるタイミングが、エンドフェイズに変更されたため、スピードが落ち、ループコンボが使用できなくなりました。その後環境に影響を及ぼすこともなかったこともあり、2015年10月1日に制限解除されました。

「キラースネーク」

キラー・スネーク

エラッタ後テキスト

効果モンスター
星1/水属性/爬虫類族/攻 300/守 250
「キラー・スネーク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、
自分スタンバイフェイズに発動できる。
このカードを手札に戻す。
次の相手エンドフェイズに自分の墓地の「キラー・スネーク」1体を選んで除外する。

エラッタ前テキスト

自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在している場合、
このカードを手札に戻す事ができる。

エラッタ前の効果では、スタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在している場合、このカードを手札に戻すことができる効果を持っていました。

手札コストやリリース要因、手札破壊対策など、使いやすいリサイクルモンスターです。「苦渋の選択」「キャノン・ソルジャー」のコンボである「キャノンバーン」デッキに採用されていたこともあり、2000年11月1日に制限カードに指定されます。

その後、2002年1月1日で制限解除されたものの、2005年9月1日に再び禁止カードに後戻りする結果に。

その後、2015年1月1日にエラッタし、制限復帰します。

エラッタ後は以下効果に変更されたことで大幅に弱体化しました。

  • 「キラー・スネーク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 
  • 次の相手エンドフェイズに自分の墓地の「キラー・スネーク」1体を選んで除外する。

結果大会環境で使用されることもなく、2015年4月1日に制限解除されました。

「クリッター」

クリッター

エラッタ後テキスト

効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。

エラッタ前テキスト

(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。

エラッタ前は「エクゾディア」パーツのサーチや、攻撃力1500以下のモンスターであれば、なんでもサーチできることから、2001年1月15日に制限強化され、2004年9月1日に禁止カードに指定されます。

その後、2005年3月1日に制限復帰するも、シンクロ召喚の素材に使用されたり「魔界発現世行きデスガイド」の登場でこのカードが使いやすくなったりと、活躍が目立つようになります。

結果2013年3月1日に再び禁止カードに。その後2016年4月1日にエラッタされ、制限復帰し、2016年10月1日に制限解除されました。

エラッタ後は「このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。」効果が追加されたことで、弱体化しました。

そのターン中に手札に加えたモンスターのサーチしたカード及び、その同名カードの効果を発動することができないため、強みであった速効性がなくなった上に、最近のテーマではサーチ効果を持つものも増えていることもあり、採用されることが少なくなった1枚です。

しかし、便利なサーチモンスターであることには変わりはなく、現在ではリンク召喚の登場で、このカードを墓地に送りやすくなっていることもあり、デッキによっては十分採用の価値のある1枚と言えるでしょう。

「黒き森のウィッチ」

黒き森のウィッチ(攻略本)

エラッタ後テキスト

効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1100/守1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから守備力1500以下のモンスター1体を手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。

エラッタ前テキスト

このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから守備力1500以下のモンスター1体を手札に加える。

「クリッター」と対をなるカードで守備力1500以下のモンスターをサーチする効果を持ちます。闇属性・魔法使い族である点や、守備力の低い高打点のアタッカーをサーチできる点は「クリッター」にはない強みです。

「クリッター」同様に利便性が評価され、2001年1月15日に準制限カードに指定。2002年5月1日で制限カードになり、2004年9月1日と禁止カードになりました。

禁止カード化から13年の時を経てエラッタされ、2017年4月1日に制限復帰を果たします。同年7月1日に準制限カードとなり、10月1日に制限復帰しました。

エラッタ後は「クリッター」同様に「このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。」効果が追加され、弱体化する形に。

現在では守備力の低いアタッカーも増えていることや、リンク召喚の登場でこのカードをフィールドから墓地に送りやすくなったことで、弱体化はしたものの、便利であることには変わらない1枚です。

「処刑人マキュラ」

処刑人-マキュラ

エラッタ後テキスト

効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1600/守1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。
このターンに1度だけ、自分は罠カードを手札から発動できる。

エラッタ前テキスト

このカードが墓地へ送られたターン、
このカードの持ち主は手札から罠カードを発動する事ができる。

エラッタ前はこのカードが墓地へ送られたターンに手札から罠カードを発動できる効果をもっており、「強欲な瓶」「八汰烏の骸」「無謀な欲張り」を手札からフル回転させドローし続け、先攻1ターン目で「エクゾディア」パーツを揃えたり、エラッタ前の「現世と冥界の逆転」を発動させてデッキ切れを狙ったりと、コンボに使用されることが多く、ゲームバランスをも崩壊させた1枚です。

このカードの効果が発動すれば、ゲームエンドと言われるほど凶悪であり、処刑人の名に相応しいカードでした。当然凶悪なこのカードが無視されることはなく、2002年5月1日に制限カードに指定されます。

その後2023年4月10日に準制限カードに緩和されるも、凶悪なコンボを抑制するために2005年3月1日に禁止カードとなりました。

禁止カードに指定されたから15年1ヶ月と非常に長い年月をかけて、2020年7月1日に制限復帰し、同年10月1日に制限解除されました。

エラッタ後は「このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。」制約が追加されたことで、ループコンボは行えなくなり、大幅に弱体化したものの、ステータスが恵まれている上に罠カードを中心に使用するテーマであれば、採用の余地のある1枚です。

「Ⅾ-HEROディスクガイ」

D-HERO ディスクガイ(攻略本)

エラッタ後テキスト

効果モンスター
星1/闇属性/戦士族/攻 300/守 300
このカード名の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
このカードは墓地へ送られたターンには墓地からの特殊召喚はできない。
(1):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

エラッタ前テキスト

このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。

エラッタ前は墓地からこのカードの特殊召喚に成功した時に自分のデッキから、2枚ドローする効果を持っていました。

エラッタ前は効果を何度も使用することが出来たため、ドローエンジンとして使用されておりました。

何度も蘇生させることで大量ドローを狙うコンボに使用されており、その中でも「ドグマブレード」と呼ばれるデッキのキーパーツとして使用されていたことから、2008年9月1日に禁止カードに指定されます。

その後、2018年3月23日発売の『パーフェクトルールブック2018』でエラッタされたテキストで付属カードとして再録され、その約1週間後の2018年7月1日で準制限カードに緩和、2018年10月1日に制限解除されました。

エラッタ後は以下効果が追加されました。

  • このカード名の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
  • このカードは墓地へ送られたターンには墓地からの特殊召喚はできない。 

デュエル中1度しかドロー効果が使用できないため、エラッタ前のような大量ドローコンボを狙うことは出来なくなった上に、墓地に送られたターンには墓地から特殊召喚出来ないため、即効性も無くなる形に。

エラッタで弱体化はしたものの、レベル、種族、属性に恵まれており、「HERO」サポートを受けられることから、今でもピン刺しで使われている1枚です。

「レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン」

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン(攻略本)

エラッタ後テキスト

効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、手札から特殊召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の
ドラゴン族モンスター1体を特殊召喚する。

エラッタ前テキスト

(1):このカードは自分フィールドの
表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、
手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の
ドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

エラッタ前のテキストでは、同名カードの1ターンに1度の1の効果に制限が無く、2の効果はカード名指定のない1ターンに1度の制限でした。

1の効果で複数体特殊召喚したり、フィールドからこのカードを離れさせて再び特殊召喚し、2の効果を使用したりすることで、ドラゴン族上級モンスターを大量展開するコンボが狙えました。

このカードが登場した2007年時点では、大会環境で活躍するほどのドラゴン族テーマが存在せず、中堅レベル程度のパワーでしたが、登場から4年後に「聖刻」や「カオスドラゴン」が登場したことで、このカードの評価が大きく上がります。

特に「聖刻」デッキの核となるエクシーズモンスターである「聖刻龍王-アトゥムス」でこのカードをデッキから特殊召喚できるのはシンプルに強力でした。

お互いの効果でこのカード2体を含むドラゴン族を展開し、「超弩級砲塔列車グスタフ・マックス」らのエクシーズ召喚に繋げて1ターンキルを狙う動きも定番に。

強力な展開力と1キルコンボが環境で評価されたこともあり、2012年9月1日に制限カードに指定されます。

制限カードになった後も度々ドラゴン族テーマが登場したり、強化されたりしたこともあり、デッキを回す上では重要な1枚として使用されてきました。

しかし第10期で「守護竜」テーマが登場し、このカードのリクルート、蘇生が容易になり、同時に「破滅竜ガンドラX」を使用した1キルが流行。2019年4月1日で禁止カードに指定されることに。ドラゴン族テーマは大打撃を受けることとなります。

その後2020年3月27日に発売したの『パーフェクトルールブック2020』にてテキストをエラッタされた状態でこのカードが再録され、その5日後の2020年4月1日制限復帰を果たします。

エラッタ後は以下効果が追加されました。

  • 1の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか使用できない
  • 2の効果は1ターンに1度しか使用できない

同名カード効果使用は1ターンに1度しか使用できない制限が追加されたことで、このカードを利用した大量展開コンボはエラッタ前に比べて、狙いにくくなりました。

「ゴヨウ・ガーディアン」

ゴヨウ・ガーディアン

エラッタ後のテキスト

シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2800/守2000
地属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。

エラッタ前のテキスト

シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2800/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。

エラッタ前は素材指定がなく、非常に出しやすいレベル6シンクロモンスターであり、アタッカーとして非常に優秀でした。

シンクロが出たばかりの当初

  • 戦闘突破するのであれば、「ゴヨウ・ガーディアン」
  • バウンス効果で、フィールドを空けるのであれば「氷結界の龍ブリューナク」

レベル6シンクロモンスターは、この2択でした。

シンクロ召喚に特化したデッキでは出しやすいこのカードが複数体並ぶことも珍しくはなく、環境に影響を与えることに。

結果、2009年3月1日に制限カードに指定され、2011年3月1日には禁止カードとなりました。

エラッタ前の時代はこのモンスターの攻撃力が2800という数値が1つの基準とされ、「ゴヨウライン」と呼ばれていました。

その後、2017年1月1日にエラッタされ、制限復帰、同年4月1日に準制限カード、更に同年7月1日には無制限カードへと緩和されます。

エラッタ後はチューナーに地属性を指定しており、どのデッキにも入る汎用レベル6シンクロモンスターからは身を引く形になりました。とはいうものの、レベル6シンクロで攻撃力2800かつ、相手モンスターのコントロール奪取できる性能は今でも強力と言えるでしょう。

「氷結界の龍 ブリューナク」

氷結界の龍 ブリューナク

エラッタ後のテキスト

シンクロ・効果モンスター
星6/水属性/海竜族/攻2300/守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を任意の枚数墓地へ捨て、捨てた数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを手札に戻す。

エラッタ前のテキスト

手札を任意の枚数墓地へ捨て、捨てた数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを手札に戻す。

エラッタ前の効果では、ターン1制限もなく、自分のカードもバウンスすることができました。

当時はレベル6シンクロモンスターの代表の1枚であり、先ほど紹介した「ゴヨウ・ガーディアン」と同じくらい、採用率の高いシンクロモンスターでした。

エラッタ前は自分のカードをバウンスできるため、「早すぎた埋葬」を回収し、「レスキューキャット」効果を使い回すコンボが流行り、シンクロギミックの強さを証明する形に。

また手札をコストにできるため、墓地にカードを送りたい「シンクロアンデ」とは抜群の相性の良さで、墓地にアンデット族を送りつつ、相手のカードを除去し、最後は大量展開+「ダークダイブボンバー」(エラッタ前)効果で1キルを狙う動きが流行しました。

登場当初はデュエルターミナルでしか手に入れることが出来ない上に封入率も低く、手に入れることが難しい1枚でした。

更にデュエルターミナルが置いていない地域ではこのカードを入手するのが困難であり、高値で取引されることに。

2009年1月17日発売のゴールドシリーズで、このカードが再録されるも封入率は低く、依然高値で取引されていたものの、入手難易度を大幅に下がりました。

同年1月1日に制限カードに指定されるも、「インフェルニティ」「ドラグニティ」「魔轟神」「シンクロダーク」などのシンクロテーマが猛威を振い、2012年9月1日に禁止カードに指定されます。

その後、2017年1月1日にエラッタされて制限復帰、同年4月1日に準制限カード、同年7月1日に制限解除される結果に。

エラッタ後は以下2つの変更点が追加されました。

  • このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
  • バウンスできるのは相手のカードだけに。 

バウンスを利用した無限ループコンボや、自分のカードをバウンスした再利用が出来なくなり、大幅に弱体化したものの、素材指定なしで相手の場を空けられる効果は便利です。

「ダーク・ダイブ・ボンバー」

ダーク・ダイブ・ボンバー(攻略本)

エラッタ後のテキスト

シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2600/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「ダーク・ダイブ・ボンバー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズ1に自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。

エラッタ前のテキスト

自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える。

エラッタ前のテキストでは自分フィールドのモンスターを1体リリースすることで、リリースしたモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える効果を持っていました。

登場時はレベル7シンクロモンスターと言えば、このカード以外の選択肢がないほどの汎用性の高さと、ゲームエンド力を持っており、ゲームバランスを壊した張本人でもあります。

素材縛りがないので、レベル7シンクロモンスターが出せるテーマ、もしくはこのカードをシンクロ召喚するためだけにチューナーモンスターを入れるほど、フィニッシャーとしての性能が高かったことは言うまでもありません。

モンスターで総攻撃をし、最後に自分のモンスターをリリースし、バーンダメージを与える光景は当たり前に。当時の環境に嫌気が差したプレイヤーも多いのではないでしょうか?

ゲームバランスを崩壊させかねないこのカードが放置されることはなく、2009年9月1日に禁止カードに指定されます。僅か290日と登場から1年経たず、禁止カードに指定されました。

その後、パーフェクトルールブックへの再録時にエラッタされ、以下の制約が加わりました

  • 同名カードの効果は1ターンに1度しか使用できない
  • 自分メインフェイズ1にしか効果を発動できない

バーン効果の発動タイミングは1ターンに1度、バトルフェイズに入る前のメインフェイズ1でしか使用出来ないため、使い勝手が大幅に悪くなり、使用率も激減する結果になりました。

▼今回紹介したカードを探す▼

遊戯王のエラッタカード一覧(魔法カード)

 「洗脳ーブレインコントロール」

洗脳-ブレインコントロール

エラッタ後のテキスト

通常魔法
(1):800LPを払い、相手フィールドの通常召喚可能な表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。

エラッタ前のテキスト

800ライフポイントを払って発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
エンドフェイズ時までコントロールを得る。

エラッタ前の効果では800ライフポイントを払い、相手フィールド上の表側表示のモンスターのコントロールを得る効果を持っておりました。

「心変わり」と並ぶ、コントロール奪取の代表的なカードの1枚であり、登場初期はシンクロ召喚などが存在しなかったため、奪ったモンスターをリリースに使用するのが主な運用でした。

このカードが使われていた代表的なデッキと言えば「帝コントロール」であり、2007年9月1日に制限カードに指定されます。

その後、2008年3年にシンクロ召喚が導入されたことで、このカードの利用価値が高くなり、多くのデッキに採用される形に。

結果として2010年9月1日に禁止カードに指定されます。

6年後にエラッタされて復帰することとなり、コントロール奪取できるモンスターは「通常召喚可能な表側表示のモンスター」に限定されます。

発動条件の重さから全くと言っていいほど使用されることはなく、2017年4月1日に準制限カード、同年7月1日に無制限へと緩和される結果に。

しかしこのカードの制限復帰から6年後の2023年1月1日にこのカードの上位互換と言える「心変わり」が制限復帰、2024年4月1日には無制限カードにまで緩和された。

「心変わり」の緩和に関しては環境のインフレが大きく関係しているとは言え、このカードの立場が全くと言って良いほどに無くなってしまったのは言うまでもありません。

「王家の神殿」

王家の神殿

エラッタ後のテキスト

永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分は罠カード1枚をセットしたターンに発動できる。
(2):自分フィールドの表側表示の「聖獣セルケト」1体とこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札・デッキのモンスター1体またはEXデッキの融合モンスター1体を特殊召喚する。

エラッタ前のテキスト

永続魔法
このカードのコントローラーは、罠カードをセットしたターンでも発動できる。
また、自分のフィールド上のこのカードと「聖獣セルケト」を墓地へ送る事で、
手札・デッキ・融合デッキからモンスターカードを1枚選択し、特殊召喚できる。

エラッタ前の効果には1ターンの罠カード使用回数に制限はありませんでした。「処刑人マキュラ」同様に罠カードをパーツとするコンボデッキで悪用されました。

特に「デッキ破壊1キル」系のコンボデッキで使用されており、2006年3月1日に制限カード、2006年9月1日に禁止カードに指定されます。その後、2015年1月1日にエラッタされ制限復帰。

エラッタ後は1と2の効果が1ターンに1度しか使用出来なくなったため、「1ターンに1度、手札から罠カードが使えるようになる便利な永続魔法カード」くらいの評価となり、2015年4月1日に制限解除されました。

「未来融合ーフューチャーフュージョン」

未来融合-フューチャー・フュージョン

エラッタ後のテキスト

永続魔法
(1):このカードの発動後1回目の自分スタンバイフェイズに発動する。
自分のEXデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、
そのモンスターによって決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
(2):このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードの(1)の効果で確認したモンスターと同名の融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。

エラッタ前のテキスト

自分のエクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、
決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、
確認した融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

エラッタ前の効果では、発動後すぐに自分のエクストラデッキの融合モンスターをお互いに確認し、決められた融合素材をデッキから墓地へ送り、2回目の自分スタンバイフェイズに確認した融合モンスターを融合召喚扱いで、融合召喚できるというものでした。

元祖デッキ融合カードと言える永続魔法カードであり、このカードの強みは、デッキのモンスターを素材に融合召喚が狙えることだけでなく、大量にモンスターをデッキから墓地に送ることが可能である点です。

例えば「F・G・D」を指定すれば、ドラゴン族を一気に5体墓地に送ることができます。

また「キメラティック・オーバードラゴン」であれば、「サイバー・ドラゴン」+好きな機械族モンスターを好きなだけ墓地に送る脅威の墓地肥やしを実現可能です。

「キメラティック・オーバードラゴン」を指定し、このカードの効果で大量に墓地に送り、「オーバーロード・フュージョン」で墓地の「サイバー・ドラゴン」+大量の機械族モンスターを素材に「キメラティック・オーバードラゴン」を融合召喚し、脅威の攻撃力と連続攻撃で1キルを狙う「未来オーバー」は環境で活躍しました。

大量の墓地肥やしと1キルを狙えるスペックを持ったこのカードは2006年9月1日に制限カードに指定されます。

その後、しばらくは制限カードのままでしたが、環境で活躍していた「カオスドラゴン」や「E・HERO」ビートで利用され、2012年9月1日に禁止カードに。

2017年1月1日にエラッタされ、制限カードに復帰、同年10月1日に準制限カードへ、2018年1月1日に制限解除されました。

エラッタ後は「このカードの発動後1回目の自分スタンバイフェイズに発動する」 効果が追加されたことで、1ターンのラグができる形に調整されました。

現環境では除去カードが溢れており、このカードを1ターン守り抜くのは簡単ではなく、仮に効果を発動を成功し、融合召喚できたとしても永続魔法であるこのカードがターゲットになってしまうことに変わりはありません。

遊戯王ではたった1ターンで勝敗が決する場面が多いため、このカードのエラッタは大幅な弱体化と言えるでしょう。

▼今回紹介したカードを探す▼

遊戯王のエラッタカード一覧(罠カード)

 「死のデッキ破壊ウイルス」

死のデッキ破壊ウイルス(画像A)

エラッタ後のテキスト

通常罠
(1):自分フィールドの攻撃力1000以下の闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールドのモンスター及び相手の手札を全て確認し、
その内の攻撃力1500以上のモンスターを全て破壊する。
その後、相手はデッキから攻撃力1500以上のモンスターを3体まで選んで破壊できる。
このカードの発動後、次のターンの終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。

エラッタ前のテキスト

自分フィールド上の攻撃力1000以下の闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールド上のモンスター、相手の手札、相手のターンで数えて3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、攻撃力1500以上のモンスターを破壊する。

エラッタ前の効果は自分フィールドの攻撃力1000以下の闇属性モンスターをリリースすることで、相手フィールドのモンスター及び相手の手札を全て確認し、1500以上のモンスターの破壊。相手ターン数えて3ターンの間、ドローしたカードを確認し、1500以上のモンスターは破壊できる効果を持っていました。

攻撃力1000以下の闇属性は数も多く、このカードを使用できる機会は多く、場合によっては相手の手札・フィールドの1500以上のモンスターを大量に破壊することも狙えます。

また、破壊後は相手ターンを数えて相手のドローした1500以上のモンスターを破壊できるため、ドローの妨害も可能です。

仮に1500以上のモンスターでなくとも相手のドローしたカードを確認することができるので、情報アドバンテージを得ることができます。

カードプールが増えたことで、このカードの汎用性は上がり、2004年9月1日に制限カードに。しかし1枚でもこのカードの発動で、盤面が大きく変わるため2009年9月1日に禁止カードに指定されました。

その後、2015年1月1日に大幅なエラッタを経て制限復帰し、同年10月1日に準制限カードに緩和され、2016年4月1日に制限解除されることになりました。

エラッタ後は「相手はデッキから攻撃力1500以上のモンスターを3体まで選んで破壊できる。このカードの発動後、次のターンの終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。」相手に大きなアドバンテージを与える効果が追加されたことで、「デス・ウイルス・ドラゴン」を採用したデッキでない限り使われることのないカードと呼ばれるほど弱体化した1枚です。

「破壊輪」

破壊輪

エラッタ後のテキスト

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手ターンに、相手LPの数値以下の攻撃力を持つ
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターを破壊し、
自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。

エラッタ前のテキスト

通常罠
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊し、
お互いにその攻撃力分のダメージを受ける。

エラッタ前のテキストはフィールドに存在するモンスターを破壊し、お互いにその攻撃力分のダメージを受けるというものでした。

自分の高攻撃力を持つモンスターで直接攻撃した後にこのカードで、そのモンスターを破壊し、相手に大ダメージを与えたり、シンプルに相手モンスターを破壊したりとエンドカードになることがしばしばでした。

除去とバーン効果が強力だった故に2001年1月15日に準制限カードに指定され、2005年9月1日に禁止カードとなります。

1年後の2006年9月1日に制限復帰するも、強力なカードであることには変わりはなく、結局2007年9月1日に禁止カードに後戻りする形に。

その後の2015年1月1日にエラッタし、制限復帰。2018年10月1日に準制限カード。2019年1月1日に制限解除されました。

エラッタ後は以下変更点は主に2つです。

  • 相手ターンに、相手LPの数値以下の攻撃力を持つモンスターしか対象に取れない
  • ダメージを受けるタイミングは自分が先で相手が後

このカードでとどめを指すことは出来なくなり、後半では腐る可能性があるものの、汎用性の高い除去カードであることには変わりはなく、 破壊後に相手にバーンという処理の関係で、破壊された時の任意効果の発動タイミングを逃すことができる点は評価が高いです。

「現世と冥界の逆転」

現世と冥界の逆転

エラッタ後のテキスト

通常罠
このカード名のカードはデュエル中に1枚しか発動できない。
(1):お互いの墓地のカードがそれぞれ15枚以上の場合に1000LPを払って発動できる。
お互いのプレイヤーは、それぞれ自身のデッキと墓地のカードを全て入れ替え、その後デッキをシャッフルする。

エラッタ前のテキスト

自分の墓地にカードが15枚以上ある時、1000ライフを払い発動。
お互いに自分の墓地と自分のデッキのカードを全て入れ替える。
その際、墓地のカードはシャッフルしてデッキゾーンにセットする。

エラッタ前のテキストは自分の墓地にカードが15枚以上ある時、1000ライフ払い、お互いに自分の墓地と自分のデッキを全て入れ替えるというものでした。

「処刑人-マキュラ」などで先攻1ターン目に発動すれば、相手は後攻1ターン目の通常ドローが行えず終了する、ゲームバランス崩壊のコンボが存在しました。

このカードを主軸とした「デッキ破壊」「現世と冥界の逆転」デッキが流行し、2002年5月1日に制限カードに指定。1枚でもその影響力は大きく2006年3月1日に禁止カードとなりました。

2015年1月1日にエラッタされて制限復帰し、3ヶ月後の2015年4月1日に制限解除されます。

エラッタ後は以下変更点が加えられました。

  • このカード名のカードはデュエル中に1枚しか発動できない。
  • お互いの墓地のカードがそれぞれ15枚以上の場合に発動できる。

お互いの墓地にカードがそれぞれ15枚以上存在することが発動条件のため、エラッタ前のような1キルデッキ破壊コンボは使用出来なくなりました。

エラッタ後しばらくはこのカードが使用されることは少なかったものの、第11期のデュエリストパック-輝石のデュエリスト編-で「現世と冥界の逆転」をサポートするいわゆる「イシズ」カードが出たことで、原作のイシズのような「現世と冥界の逆転」デッキを組むことができるように。

しかし「イシズ」カードであるモンスターの汎用性があまりにも高すぎたこともあり、後にこのカードのサポートモンスター4枚が禁止・制限カードに指定され、またしても「現世と冥界の逆転」デッキを組むことが困難となってしまいました。

2度も構築が不可になる、ある意味で不遇な1枚でもあります。

「王宮の勅命」

王宮の勅命

エラッタ後のテキスト

永続罠(禁止カード)
このカードのコントローラーはお互いのスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。
700LP払えない場合このカードを破壊する。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての魔法カードの効果は無効化される。

エラッタ前のテキスト

このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の魔法カードの効果を無効にする。
このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に700ライフポイントを払う。
または、700ライフポイント払わずにこのカードを破壊する。

エラッタ後も結局禁止カードに指定されてしまうほどのロックカードを代表する1枚であり、エラッタ前はライフコストが自分スタンバイフェイズのみであり、自分のタイミングでこのカードを破壊することができました。

エラッタ前のこのカードが現役で活躍していた時代は「強欲な壺」「天使の施し」といったドローカードやハンデス三種の神器である「押収」「いたずら好きな双子悪魔」「強引な番兵」が当たり前に使用されるカオスな環境だったため、このカードでそれらを封じることができるのは強力でした。

どんなデッキにも入る汎用性と強力なロックカードであり、2000年11月1日に準制限カードに。2001年1月15日に制限カードに指定されます。

制限カードになったものの、発動してしまえば、魔法カードの発動をロック出来てしまう性能は環境において強力だったため、2004年3月に禁止カードに。

その後、12年10ヶ月の時を経て、エラッタで制限復帰を果たします。

エラッタ後は以下の変更が加わりました。

  • 維持コストとして、お互いのスタンバイフェイズに700ライフポイント支払う
  • 700ライフを払わず、このカードを自分で破壊することはできない。
  • 700ライフ払えない時のみ、このカードを破壊する。

維持コストとして支払うライフポイントが実質倍になり、自分でこのカードを破壊することが出来なくなったものの、ロック性能は健在。エラッタされたのにも関わらず、2022年4月1日に再び禁止カードに指定されてしまいました。

エラッタされたのにも関わらず、再度禁止カードに逆戻りする結果となり、話題になってしまったことは言うまでもありません。

「王宮の勅命」についての詳しい紹介はコチラ

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まとめ

遊戯王にはゲームバランスを壊しかねないほど強力なカードが多く存在し、それらは年数回のリミットレギュレーションで禁止カードに指定され、使用不可となります。

しかし、最近では一度禁止カードに指定されたものがエラッタされて戻ってくるケースがよくあります。

エラッタされたことで丁度良い強さになったものもあれば、残念な性能に変わってしまったものなど、今と昔を比べてみるのも面白いかも知れません。

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コチラではエラッタカードの中でも、エラッタ前の効果があまりにも酷すぎるカードを紹介しております⬇︎

遊戯王のあまりにも強すぎた!?今では使えないエラッタ前の酷い鬼畜効果を持ったカード一覧!

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