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昨今の大会環境にて「ディメンション・アトラクター」が採用されている姿を見かけるようになりました。
「ディメンション・アトラクター」は尖った性能をしている故に、登場して以降大会環境の動きによって時折話題になることがあるカードです。
今回はそんな「ディメンション・アトラクター」の使い方や相性の良いデッキについて紹介していきます。
「ディメンション・アトラクター」の評価再び?使い方を軽くおさらい!
効果モンスター(準制限カード)
星6/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2200
(1):自分の墓地にカードが存在しない場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
次のターンの終了時まで、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
まず知らない人もいるかと思いますので、「ディメンション・アトラクター」がどんなカードなのか簡単に紹介します。
「ディメンション・アトラクター」は闇属性・魔法使い族の上級モンスターであり、自分の墓地にカードが存在しない場合に手札の自身を墓地へ送ることで、次のターン終了時まで墓地へ送られるカードを除外する誘発即時効果を持ちます。
次のターンまで続く「マクロコスモス」と言える効果であり、墓地を肥やしたり墓地のカードを活用するデッキに対しては非常に刺さるメタカードとなれます。
使い方ですが、相手の墓地活用を未然に妨害することでデッキを一時的に機能不全に陥らせるというのが主な用途になります。
発動条件の厳しさ故に基本的にこのカードを使えるのは最序盤だけですが、相手の「増殖するG」などの『墓地へ送る』あるいは『墓地へ捨てる』をコストした手札誘発を防ぐためにも使えます。
自分の「灰流うらら」が除外される故に相手の「墓穴の指名者」に妨害されないというのが利点です。
自分が墓地のカードを使わない、あるいは除外を活用するデッキであれば問題なく展開などをしていけるため有利な状況を作り出せます。
高速化した昨今の環境では墓地リソースを活用することが普通になっているため「ディメンション・アトラクター」の効果は非常に影響力が大きい一方、最序盤以外は腐ってしまうことやデッキによっては自分の戦術にまで影響が及んでしまうこと等の欠点も目立つカードと言えます。
環境においては、「エルドリッチ」「デスピア」など墓地で発動する効果を活用するテーマデッキも多いですし、普段のフリー対戦でも墓地を使うテーマが多いことから、「ディメンション・アトラクター」が活きる機会は少なくないでしょう。
「ディメンション・アトラクター」と相性の良いテーマデッキは?
「ふわんだりぃず」デッキ
効果による追加召喚を得意とする鳥獣族テーマです。
レベル1の「ふわんだりぃず」モンスターは共通でフィールドから離れた場合に除外される効果と鳥獣族モンスターの召喚時に除外されている自身を手札に戻す効果を持っているため、「ディメンション・アトラクター」の効果適用中であっても問題なくデッキを動かすことができます。
「ディメンション・アトラクター」の影響を受けるのを相手のみに出来る点は相性が良いです。
除外されることを前提とした動きをすることから、昨今の大会環境でサイドデッキに投入されることが多く「ディメンション・アトラクター」の効果適用中でも効果を使える「アーティファクト・ロンギヌス」には要注意です。
当サイトでは「ふわんだりぃず」デッキレシピの紹介も行っております⬇︎
「サンダー・ドラゴン」デッキ
一部の「サンダー・ドラゴン」モンスターが持つ『このカードを手札から捨てて発動できる』効果はそのコストの都合上「ディメンション・アトラクター」の効果適用中でも問題なく使用できます。
デッキのエースである「超雷龍-サンダー・ドラゴン」が相手のサーチ効果を封じられることもあり、「ディメンション・アトラクター」の効果と併せれば、昨今の大会環境上位で活躍しているデッキの動きを大幅に抑制できます。
当サイトでは「サンダードラゴン」デッキレシピの紹介も行っております⬇︎
「相剣」デッキ
チューナートークンを使ってシンクロ召喚する動きを得意としている幻竜族テーマです。
「相剣師-莫邪」や「相剣軍師-龍淵」であれば墓地を活用することなく展開が可能であり、「ディメンション・アトラクター」の効果適用中でもシンクロ召喚をすることができます。
また「ディメンション・アトラクター」の効果適用中に「相剣」罠カードを使った場合、墓地へ行かず除外された「相剣」罠カードの効果で「相剣トークン」を生成出来ます。
相手の墓地利用を封じるために「ディメンション・アトラクター」を活用できる一方、「相剣」モンスターが持つシンクロ素材として墓地へ送られた場合に発動出来る効果を使えなくなってしまう点には注意が必要です。
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まとめ!
「ディメンション・アトラクター」は手札誘発モンスターの中でも影響力が大きく強力な効果を持っていますが、弱点も明確にあることから使いづらく感じる部分も確かにあります。
今回紹介したような相性の良いテーマデッキであれば相手の動きだけを抑えられるため、デュエルの流れを一気に掴むことも可能な点は魅力的と言えます。
自分への影響や腐る可能性という欠点を無視することは出来ませんが、自分が持っているどのデッキなら「ディメンション・アトラクター」を活かせるのか考えてみるのも良いかと思います。