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遊戯王ではデッキ・手札から積極的にカードを墓地へ送ることを墓地肥やしカードと呼びます。
どんな意味があるのかというと、墓地で効果を発動するカードや、蘇生カードと組み合わせて疑似的なデッキからの特殊召喚を狙ったり、更にはデッキ圧縮と用途は数多く存在します。
その中でも、墓地肥やしに貢献できる罠カードは、一度伏せてから使うルール上、モンスターカードや魔法カードと比べて、タイムラグが生まれるデメリットがあります。タイムラグが気になるものの、強力な墓地肥やしカードが多いのも事実です。
墓地肥やしに役に立つ罠カードを一覧で紹介していきます。
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今回の選考基準
今回は墓地肥やし効果を持つ汎用性のある罠カードということで選出させていただきましたが、元々墓地肥やし効果を持つ罠カード自体種類が少ないです。
墓地肥やしは展開の起点などに使われるため、どうしても発動するまでにターンがかかってしまう罠カードは敬遠されがちです。
ですが、今回紹介するのは罠カードである点を活かした効果や、モンスターや魔法カード以上に大量の墓地肥やしが出来るカードをピックアップしました。
墓地肥やしをすることに主軸を置きたい場合やデッキの相性も考慮した上で、デッキ構築の参考になれば幸いです。
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どんなデッキでも使える汎用墓地肥やし罠カード一覧
「針虫の巣窟」
通常罠
(1):自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
デッキの上からカードを5枚墓地へ送る効果を持つ通常罠カードです。
あまりにシンプルな効果を持っており、発動制限もないため1ターンに複数枚の発動も可能です。
墓地肥やし出来る枚数が安定して5枚というのは墓地アドバンテージを狙いたいデッキにとってはかなりありがたく、発動するまでにターンがかかってしまうという難点を十分補えます。
またフリーチェーンで発動できるのも利点です。相手の除去に対してチェーン発動も出来るため、墓地肥やしの成功確率はかなり高いです。
「デビル・コメディアン」
通常罠
(1):コイントスを1回行い、コインの裏表を当てる。
当たった場合、相手の墓地のカードを全て除外する。
ハズレの場合、相手の墓地のカードの枚数分、
自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
コイントスを行い、当たりなら相手の墓地のカードを全て除外しハズレなら相手の墓地のカードの枚数分自分のデッキの上からカードを墓地へ送る通常罠カードです。
「針虫の巣窟」同様にノーコストでありフリーチェーンで、発動できるため効果を使いやすいカードです。その代わり墓地肥やしの身を狙う場合は安定しない点が大きな違いです。
安定はしませんが、どちらに転んでも損にはならない効果です。他のカードを使ったコイン操作をする必要性は特にありません。
なんにせよ当たったら相手の墓地利用を妨害でき、ハズレたら場合によっては、大量の墓地肥やしが狙えます。昔のカードではありますが、他に類を見ない優秀な効果と言えます。
「パワー・ウォール」
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージが0になるように、
受けるダメージの代わりに500ダメージにつき1枚、
自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時、その戦闘で発生するダメージが0になるように500ダメージにつき、1枚デッキの上からカードを墓地へ送る通常罠カードです。
テキストが分かりにくく、効果を1度読んだだけではどういうことなのか理解できなかった人もいるかと思います。
補足説明すると、相手の攻撃による戦闘ダメージをデッキの上から必要枚数分墓地へ送ることで0にする効果です。
例を挙げると、700の戦闘ダメージを受けるときにこのカードを発動した場合、自分はデッキの上からカードを2枚墓地へ送ることでその戦闘ダメージを0にします。
相手の攻撃からの防御をしながら、墓地を肥やせるため便利です。最近のワンショットキルや高火力のモンスターで総攻撃を仕掛けてきたときに使えば、大量の墓地肥やしが狙えます。
昨今のパワー型デッキなら一度に3000以上のダメージを狙ってくることも珍しくないため、防御をしながらも「針虫の巣窟」以上の枚数墓地を肥やせます。
発動タイミングが決まっているので、事前の除去やバトルフェイズ中の魔法・罠カードの発動阻止には弱い点はよく覚えておきましょう。
「バージェストマ・マーレラ」
通常罠
(1):デッキから罠カード1枚を墓地へ送る。
(2):罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。
このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、
モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、
フィールドから離れた場合に除外される。
デッキから罠カード1枚を墓地へ送る効果、罠カードが発動したときに墓地に存在するこのカードを通常モンスターとして、特殊召喚する効果の2つを持つ通常罠カードです。
このカードで墓地へ送れるのは罠カードのみですが、モンスターとして特殊召喚できる「バージェストマ」カードや「幻影騎士団シャドーベイル」と組み合わせれば、疑似的にモンスターへ繋げることが可能です。
墓地で効果を発動する罠カードはサーチがしにくく「ブレイクスルー・スキル」など墓地へ送られたターンには発動できないものが多いので、このカードを使って相手ターンの内に墓地へ送っておいて、次の自分のターンに墓地から発動するという使い方もできます。
「ダイスエット」
通常罠
(1):サイコロを1回振る。
発動ターンによって以下の効果を適用する。
●自分ターン:出た目の数だけ自分の墓地からカードを選んで除外する。
出た目が1の場合、さらに自分のデッキの上からカードを6枚墓地へ送る。
●相手ターン:出た目の数だけ自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
出た目が6の場合、さらに自分の墓地のカード1枚を選んで除外する。
サイコロの出た目とどちらのターンで発動したかによって、墓地除外や墓地肥やしが出来る通常罠カードです。
自分のターンで発動した場合は出た目の数だけ墓地除外を行い、出た目が1の場合はさらに6枚の墓地肥やしをします。
相手ターンで発動した場合は出た目の数だけ墓地肥やしを行い、出た目が6の場合はさらに1枚の墓地除外をします。
「出たら目」と併せれば、自分と相手のどちらのターンであっても6枚の墓地肥やしと1枚の墓地除外が出来る可能性を大きく上げられます。
「針虫の巣窟」と比べると確実性が劣るのが欠点です。こちらは墓地除外が可能であり、どちらのターンで発動するかによって、墓地肥やしと墓地除外のどちらを主に狙うかを変えられるのが利点と言えます。
「のどかな埋葬」
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
このターン、自分はこの効果で墓地へ送ったカード及びその同名カードの効果の発動ができない。
デッキからモンスター1体を墓地へ送る通常罠カードです。
効果に制約が付いた罠カード版「おろかな埋葬」と言えるカードであり、魔法カードである故に即効性が高く性格も無く使いやすいあちらと比べるとどうしても見劣りします。
「おろかな埋葬」が制限カードであることを踏まえれば2枚目以降の「おろかな埋葬」としてデッキに採用することは検討でき、こちらは通常罠カードである故に「トラップトリック」などで引き込めるのも利点となり得ます。
変わった使い方として、「マクロコスモス」などの影響下であれば、このカードの効果で墓地へ送るカードは代わりに除外されるため、“この効果で墓地へ送ったカード”としては扱われず、制約を回避することが可能です。
「ロスト・ネクスト」
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択する。
自分のデッキから選択したカードと同名カード1枚を墓地へ送る。
自分フィールドのモンスターと同名カードをデッキから墓地へ送る通常罠カードです。
墓地送りたいモンスターの同名カードが自分フィールドに必要となりますが、上記の「のどかな埋葬」と比べると制約が付きません。
こちらも発動条件があることや即効性という点では「おろかな埋葬」に劣りますが、多くのモンスターを複数枚積みしているデッキであれば利用しやすいでしょう。
「シャドール」や「ティアラメンツ」など墓地で発動出来る効果を持つモンスターをメインとするテーマデッキであれば、相手ターン中の墓地肥やし手段として活かせます。
カード名コピー効果を持つカードと併用すれば、墓地肥やし出来るカードの幅が広がるため、状況に応じて墓地へ送りたいモンスターを変えることも可能です。
「金魚救い」
永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくる。
めくったカードが対象のモンスターと同じ属性を持つモンスターだった場合、
めくったカードを手札に加え、対象のモンスターを相手のデッキに戻す。
違った場合、めくったカードは墓地へ送られ、このカードは破壊される。
相手の墓地のモンスター1体と自分のデッキトップのモンスターが同じ属性ならハンドアドバンテージと墓地利用の妨害が、異なる属性なら墓地肥やしと自壊する永続罠カードです。
墓地肥やしという点に注目する場合、自分のデッキトップのカードを墓地へ送れます。
自壊してしまえば1回しか使えませんが、「王宮のしきたり」などでこのカードの自壊を防げば、毎ターン繰り返し使える墓地肥やしカードとして利用できます。
当然成功すれば、1ハンドアドバンテージと相手の墓地利用の妨害が出来るため、デッキトップ操作カード等と併用するのも良いでしょう。
「ラドリートラップ」
永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。
自分のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。
(2):このカードが効果でデッキから墓地へ送られた場合、
「ラドリートラップ」以外の、このターンに自分の墓地へ送られたカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
この効果の発動後、次の自分ターンの終了時まで、
自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果の発動をできない。
自分フィールドにモンスターが召喚・特殊召喚される度にデッキトップのカード1枚を墓地へ送る永続罠カードです。
同一チェーン上では1度までという指定はありますが、ターン1制限は無いため自分がモンスターを展開すればするほど多くの墓地肥やしを行うことができます。
墓地で発動する効果によって更に展開できるカードと併せれば、墓地肥やし→展開→墓地肥やしといった具合に連鎖的に大量のアドバンテージを稼ぐことも可能でしょう。
2の効果では、自身がデッキから墓地へ送られた場合にこのターン自分の墓地へ送られたカード1枚のサルベージが出来るため、1の効果で同名カードが墓地へ送られた場合などにも利用できます。
「エターナル・カオス」
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
攻撃力の合計がそのモンスターの攻撃力以下になるように、
デッキから光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ墓地へ送る。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は墓地のモンスターの効果を1度しか発動できない。
相手フィールドのモンスター1体を対象にし、攻撃力の合計がそのモンスターの攻撃力以下となるように光属性と闇属性のモンスターを1体ずつデッキから墓地へ送れます。
墓地肥やし出来るのは光属性と闇属性限定である上に、その範囲は相手モンスター次第ではあるものの条件さえ満たしていれば、任意のモンスターを1度に2枚も墓地肥やし可能です。
攻撃力の低いものを採用しておけば、相手のモンスターに依存しすぎることが無く、中でも攻撃力0であり墓地で発動する効果を持つ「超電磁タートル」は相性が良いのでセットでの採用も検討できます。
発動後ターン終了時まで墓地で発動するモンスター効果を1度しか発動出来ないという制約があるため、罠カードである点を活かして相手ターン中に発動するようにすると良いでしょう。
まとめ
フリーチェーンで発動出来たり防御手段にも使えたり、罠カードだからこそ機能しやすい墓地肥やしカードもあります。
相手ターン中に発動できるという点は、上手くいけば「超電磁タートル」のように相手ターンに墓地から発動できるカードを墓地へ送れるということでもあります。
何もせずに狙いに行くには運の要素が強いですが、デッキトップから墓地へ送るカードならば「ゾンビキャリア」などを使った時、偶発的にそのような状況に持っていくことが可能です。
罠カードである以上発動までにターンがかかることが最大の難点ですが、それを踏まえて採用するか検討していくと良いでしょう。
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コチラでは別途墓地肥やしの出来るカードを紹介しております⬇︎