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長い歴史を持つ遊戯王OCGですが、中には「どう使おうとしても弱い」「使い辛さと性能が釣り合っていない」という、控えめに言っても弱いカードがあります。
最弱……かもしれないカード達を紹介していきます。
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今回の選定基準は?
弱いカードと言っても色々あり、一見何に使えばいいか分からないカードも他のカードと併せたコンボや工夫次第では唯一無二の利点を持つという可能性もあります。
今回のカード選定の基準ですが単体としての性能が低いことはもちろんのこと、サポートカードの恩恵を極端に受けづらかったり高い召喚条件がある割には役に立てることが出来なかったりとある意味不遇なカードを紹介していきたいと思います。
どんなカードとも組み合わせられないということは無いものの、
- 似た効果で使いやすいカードが他にあるカード
- ネタデッキを組んだとしても採用は諦めるレベルのカード
も選ばせていただきました。
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遊戯王史上、使い道のない最弱カードの紹介
「モリンフェン」
通常モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1550/守1300
長い腕とかぎづめが特徴の奇妙な姿をした悪魔。
レベル5の闇属性・悪魔族にして、攻撃力1550守備力1300の通常モンスターです。
最弱カードの代表例として挙げられるカードの内の1枚でもあります。
上級モンスターにしてステータスが異様に低く、かといって「キラートマト」などで低ステータスを活かすことも出来ない、微妙な攻撃力となっています。
属性・種族共にサポートカードには恵まれているものの、レベルや中途半端なステータスがその邪魔をして恩恵を受けられません。
一応「カオスエンドマスター」でリクルートすることは可能ですが、条件に当てはまって使いやすいモンスターは他にいるので、それでも敢えてこちらを優先する価値はネタ以外には無いと言わざるを得ません。
「ラーバモス」
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 400
このカードは通常召喚できない。
「進化の繭」が装備され、自分のターンで数えて2ターン以上が経過した
「プチモス」1体をリリースした場合に特殊召喚する事ができる。
通常召喚できず、「進化の繭」を装備した状態で自分のターンで数えて2ターンが経過した「プチモス」をリリースすることで特殊召喚できます。
特殊召喚モンスターではありますが、レベル2で攻撃力500守備力400とステータスは極めて低いです。
召喚条件を満たすためには「進化の繭」を装備した「プチモス」を維持しなければならず、そこまでしてこのカードを出したところで、何の効果も持たない低ステータスモンスターでしかありません。
召喚条件を無視出来る「超進化の繭」を使えばリクルートも出来ますが、敢えてこのカードを優先する価値は微塵もないです。
進化が途中で遮られてしまったという原作の設定はありますが、知らない人からすれば幼虫から、繭になってまた幼虫になるという意味不明な進化はネタとしては面白いです。
「ボアソルジャー」「女邪神ヌヴィア」
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻2000/守 800
召喚された場合、このカードを破壊する。
相手が1体でもモンスターをコントロールしていた場合、
攻撃力は相手フィールド上のモンスター1体につき200ポイントダウンする。
どちらも攻撃力が2000あるレベル4モンスターで、召喚成功時に自壊する効果と相手のモンスターの数だけ自身を弱体化する効果を持っています。
下級モンスターとしては高い攻撃力を誇りますが、通常召喚では自壊・反転召喚や特殊召喚しても弱体化というどう使えばいいのか分からないカードです。
破壊をトリガーにするカードと併せるというのが現実的な運用ではありますが、召喚権を消費してまですることではない上に破壊トリガーとして使えるモンスターは有用なものが他にいます。
特殊召喚するにしても今度は攻撃力が高いのがネックになりますし、どうせ弱体化してしまうのなら他のモンスターを出した方が良いというしかないです。
「機皇神龍アステリスク」
特殊召喚・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの「機皇」モンスターが3体以上の場合に特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールドの「機皇」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
その自分の「機皇」モンスターを墓地へ送る。
このカードの攻撃力は、この効果で墓地へ送ったモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
(2):Sモンスターが特殊召喚される度に発動する。
そのモンスターを特殊召喚したプレイヤーに1000ダメージを与える。
「機皇」モンスターが3体いる場合に特殊召喚できる召喚条件、特殊召喚成功時に自身以外の「機皇」モンスターを墓地へ送って攻撃力変動効果、シンクロモンスターを特殊召喚したプレイヤーにバーン効果を持っています。
機械族のサポートカードは豊富にあるため「機皇」モンスターを3体並べること自体はそう難しくありませんが、問題はこのカードの性能の低さにあります。
自己強化効果は自身以外の「機皇」モンスターを墓地へ送り、このカードの攻撃力は墓地へ送ったモンスターの元々の攻撃力の合計した数値になるというものです。
まず破壊をトリガーにする「機皇」において墓地へ送るということも問題点ではありますが、元々の攻撃力を合計した数値になるため効果によって増減していなければ総攻撃力が変わりません。
バーン効果も1000という数値は大きいものの、そもそも相手のデッキ次第では何の役にも立たない可能性がるためこのカードを維持するメリットはほぼ無いです。
総合すると「機皇」デッキでも非常に使いにくいカードであり、ファンデッキでも採用を諦めるレベルのカードと評価せざるを得ません。
「局地的大ハリケーン」
通常罠
自分の手札・墓地に存在するカードを全て持ち主のデッキに戻してシャッフルする。
自分の墓地と手札のカードを全てデッキに戻してシャッフルする効果の通常罠カードです。
普通に考えればデッキに戻してカードを再利用するというのが主な使い方なのでしょうが、手札までデッキに戻してしまうのは痛手でしかない上にこのカードが罠カードなので発動するまでにタイムラグがあります。
そもそも墓地のカードをデッキに戻したいのであれば「貪欲な瓶」の方がドローできる分優秀ですし、大量にデッキに戻したいのだとしても「究極封印神エグゾディオス」などがいます。
それでも敢えて使い道を考えるとすれば、相手がもの凄い勢いでこちらのデッキ破壊(「メタモルポット」によるドローや「ネクロフェイス」による除外でのデッキ破壊は除く)をしてきた時にそれをリセットすることは可能ではあります。
いずれにせよ、名前にもあるとはいえあまりにも運用が局地的過ぎるカードです。
使い道のない最弱カードのまとめ
現時点では使えなくとも、今後新規カードなどとの組み合わせで使いやすくなる……かもしれないカードでもありますが、その可能性は0ではなくとも限りなく低いことは間違いないでしょう。
これら最弱カードを敢えて前面に押したネタデッキを作って友人同士でデュエルしてみるのも楽しみ方の一つだと思います。
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モリンフェンもレオ・ウィザードよりはマシ。
あと、アステリスクはまだ悪夢再び対応で、自己特殊召喚して素材にも使えるだけマシな方かと。
個人的にはCNo92偽骸虚龍HearteartH chaos Dragonの方がアステリスクより酷いと。
(因みに、アステリスクを出したあとギャラクシー・クィーンズ・ライトを使えば出せます)