遊戯王の面白いネタカード一覧!勝ち負けだけがデュエルの楽しさじゃない!?

遊戯王ユーザーならネタカードという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

ネタカードはその名前の通り、「何故、誕生した??」「見た目が個性的すぎる」など、多種多様です。

それらは「何故ネタカードと呼ばれているのか?」「どんなカードがあるのか?」今回はそんなネタカードについて考えていきます。

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遊戯王のネタカードって何?

そもそもネタカードとは、性能度外視でカードイラストが面白かったり、通常モンスターならフレーバーテキストが不思議だったり、アニメに登場したものの他に何のサポートカードもなく不遇な扱いを受けているようなカードなど、これらをひとまとめにしてネタカードと呼んでいます。

他にも公式の扱いによりネタカードとなったものも存在したりと、一言にネタカードと言ってもその種類は様々です。

文字通りネタ的要素がかなり強いので、デュエルに使うだけでも対戦相手はつい笑ってしまうでしょう。

ネタカードを使う楽しさは他になく、性能の優劣以外の視点でカードを見れます。デュエルをより好きになれるきっかけになるのではないでしょうか?

ネタカードを使って笑いが起こると「使う人が本当に遊戯王のことを好きなんだ」と感じる一場面でもあります。

あくまでネタはネタですので、そういうものが嫌いな人や真剣勝負をしたいという人には使わないことを推奨します。

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遊戯王の面白いネタカード一覧!

「モリンフェン」

モリンフェン

 通常モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻1550/守1300
長い腕とかぎづめが特徴の奇妙な姿をした悪魔。

最近ではネタカードと言えばこのカードというほどのネタカードです。

闇属性・悪魔族、レベル5で攻撃力1550守備力1300の通常モンスターであり、カードイラストも微塵もかっこよさなどなくフレーバーテキストにもあるように奇妙な姿としか言いようのないデザインをしています。

使おうにも「キラートマト」で出せない中途半端な攻撃力を持っている上に、レベルも5あるという果てしなく微妙なモンスターです。

一躍有名になったきっかけと言えば公式のカードイラスト大投票企画でしょう。

他の候補は「沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン」「フレシアの蟲惑魔」だったのに対してどう見てもイレギュラーな「モリンフェン」も候補入りしていました。

それだけでなく、投票開始からすぐに「モリンフェン」がぶっちぎりの1位になるという混沌とした企画となりました。

最終日付近で謎の圧力が働いたのか投票者が正気に戻ったのか分かりませんが、「モリンフェン」は3位に落ち着き無事(?)プロテクターのデザインに採用されることに。

公式がネタカードにしたと言っても過言ではなく、ネタカードの中でもかなりのビッグネームと言えるでしょう。

「モウヤンのカレー」

モウヤンのカレー

通常魔法
ライフポイントを200ポイント回復する。

ライフポイントを200回復する、シンプル過ぎるほどシンプルな効果を持つ魔法カードです。

実際に存在する「もうやんカレー」という名のカレーショップにカード作りのネタを提供してもらったことが由来なんだとか、というカードになっています。

それだけで十分にネタとして機能しますが、シンプルすぎる効果テキストもネタ要素が多いです。

一応詳細として自分か相手のどちらかのライフを200ポイント回復することが出来るカードなのですが、説明不足感が凄いです。

同じく効果テキストがアバウトなカードは昔はかなりあり、有名な「融合」も初期のころは「決められたモンスター2体以上を融合させる」しか書かれておらず今からするとびっくりするほどあやふやな効果でした。

「コカローチナイト」

コカローチ・ナイト

効果モンスター
星3/地属性/昆虫族/攻 800/守 900
このカードが墓地へ送られた時、
このカードはデッキの一番上に戻る。

低いステータスの昆虫族モンスターで、墓地へ送られた時にデッキの一番上に戻る効果を持ちます。

誘発効果の強制効果でデッキの一番上に戻ってくるというどう考えても自分のドローロックな効果がネタとして活躍します。

一度墓地に送ってしまったが最後自分のドローカードを阻害してきますので、低ステータスの通常モンスターの方がマシに思えるほどのモンスターです。

手札のモンスターカードをコストに指定してくる永続魔法や永続罠があればコスト供給として役に立つ……かは分かりませんが大抵の場合は「手札に来た時点で事故と言ってもおかしくないほど、なぜデッキに採用したのか?」と疑問が生じるカードです。

「ニトロ・シンクロン」

ニトロ・シンクロン

チューナー(効果モンスター)
星2/炎属性/機械族/攻 300/守 100
このカードが「ニトロ」と名のついたシンクロモンスターの
シンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。

古いカードだけがネタカードになるわけでもないことはこのカードが証明しています。

アニメ遊戯王5D’sの主人公である不動遊星が使うチューナーモンスターでもあります。

初期は「ニトロ・ウォリアー」のシンクロ素材として活躍していたものの、「クイック・シンクロン」登場以降は出番が激減し、フィールドに出ることすらなくなったというなんとも不遇な扱いを受けたモンスターとしてネタにされます。

ちなみに「ニトロ」シンクロモンスターのシンクロ素材になったときにドローする効果を持ちますが、該当するのは「ニトロ・ウォリアー」以外にいないことも不遇さを物語っています。

「六武衆-ヤリザ」

六武衆-ヤリザ

効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 500
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。

効果の特性上他の「六武衆」モンスターと一緒に並べることが前提となりますが、そこまでしてもあまり高くない攻撃力でのダイレクトアタックとそんな自身を維持するための身代わり効果なため、有用とは言い辛い性能です。

元より「六武衆」デッキはモンスターの大量展開によるビートダウンで積極的に相手のライフを削れるデッキなので、ダイレクトアタッカーの利用価値も低いと言わざるを得ません。

こういった扱い辛さや他の「六武衆」カードとのシナジーの薄さから「六武衆」デッキであっても採用を見送られることが多いため、一部ではネタカードとして扱われています。

ステータスの都合上「六武衆の軍大将」「六武衆の荒行」を使うとこのカードをリクルートすることができるため、多少とは言え「六武衆の軍大将」の登場によって利用価値は上がったと言えます。

またアニメ遊戯王ARC-Ⅴではクズカードとして沢渡がバラまいたカードの中にこのカードが含まれているたえ、公式もネタとして認知しているようです。

「スクラップ・コング」

スクラップ・コング

効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻2000/守1000
このカードが召喚に成功した時、このカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
「スクラップ・コング」以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。

自身の効果によって「スクラップ」モンスターをサルベージできるとはいえ、召喚するだけで自壊するという効果は非常にインパクトが強いことから一部ではネタカードとして扱われています。

単体では召喚権を犠牲にして「スクラップ」モンスターをサルベージする手段となりますが、「スクラップ・ファクトリー」などと併せたり、能動的に自壊する点に注目して「森の番人グリーン・バブーン」と併せたりするコンボカードで、活かすことも可能です。

ネタカードの中では比較的扱いが悪い方ではありませんが、他のカードと合わせるコンボ性から「スクラップ」デッキにおいても採用優先度があまり高くないです。

また「プレゼント交換」のカードイラストでは、このカードがプリントされたTシャツを貰ったゴブリンが明らかに嫌そうな顔をしているため、公式もネタカードとして認識しているであろうことが分かります。

「カクタス」

カクタス

通常モンスター
星5/水属性/水族/攻1700/守1400
水中に潜んでいる、得体の知れない格好をしたばけもの。

通常モンスターであり、その特異なカードイラストやレベルに対して高いとは言えない攻守が大きな特徴です。

レベル5・水属性・水族の通常モンスターの中では最高攻撃力を誇るカードではあるのですが、同じ属性・種族の通常モンスターである下級モンスター「シーザリオン」に劣っていることもあって利点とは言い辛いです。

カードイラストに描かれているモンスターは非常に奇怪な姿をしており、フレーバーテキストの「得体の知れない格好をしたばけもの」という説明もかなりパワーワード感があります。

カード名である「カクタス」は英語でサボテンを意味しているのですがイラストのモンスターはサボテンとは関係ないようです。

遊戯王オンラインでは「Akihiron」という英語名があるもののそんな英単語は存在しないという、ステータスの中途半端さに加えて謎が謎を呼ぶカード名とイラストである点もネタカードたる所以です。

「機皇神龍アステリスク」

機皇神龍アステリスク

特殊召喚・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの「機皇」モンスターが3体以上の場合に特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールドの「機皇」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
その自分の「機皇」モンスターを墓地へ送る。
このカードの攻撃力は、この効果で墓地へ送ったモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
(2):Sモンスターが特殊召喚される度に発動する。
そのモンスターを特殊召喚したプレイヤーに1000ダメージを与える。

「機皇」モンスターが3体以上いる場合に特殊召喚でき、

  • 特殊召喚成功時に他の「機皇」モンスターを墓地へ送ることで、その合計分の攻撃力を得る効果
  • シンクロモンスターを特殊召喚したプレイヤーに効果ダメージを与える効果

を持ちます。

「機皇」モンスターを3体並べることに関しては「機皇兵廠オブリガード」などを利用すればそこまで難しくありません。

しかし、特殊召喚成功時の効果を使っても総合打点は変わりません。使わなかった場合は攻守0のモンスターでしかないです。

バーン効果に関してもシンクロモンスターの特殊召喚しかトリガーに出来ず、相手がシンクロデッキだったとしてもライフ次第では抑止力として大して機能しないでしょう。

ランク10を狙う運用法も考えられますが、召喚条件が墓地のモンスターであり打点面でも大きな戦力となれる「機皇神龍トリスケリア」の方が優秀と言わざるを得ません。

アニメ遊戯王5D’sにてアポリアが使用したカードでもあり、作中では非常に強力なカードだったのに対しOCG化するにあたって大幅に弱体化し、結果的に「機皇」デッキでも採用を控える性能となってしまったています。

アニメの活躍に対してOCG化したカードの性能のギャップが大きく、一種のネタカードとして扱われています。

「絶望神アンチホープ」

絶望神アンチホープ

特殊召喚・効果モンスター
星12/闇属性/悪魔族/攻5000/守5000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの表側表示のレベル1モンスター4体を
墓地へ送った場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
他の自分のモンスターは攻撃できない。
(2):このカードが戦闘を行うバトルステップ中に1度、
自分の墓地のレベル1モンスター1体を除外して発動できる。
このカードはそのダメージステップ終了時まで、
他のカードの効果を受けず、戦闘では破壊されない。

  • 自分フィールドのレベル1モンスター4体を墓地へ送ることで手札・墓地から特殊召喚でき、他の自分のモンスターの攻撃を封じる効果
  • 戦闘時に墓地のレベル1モンスターをコストにすることで効果耐性と戦闘耐性を得る効果

を持ちます。

特殊召喚するためにはレベル1モンスターを4体も並べる必要があり、墓地へ送らなければいけないことからトークンやペンデュラムモンスターも使えません。

攻守は5000と極めて高いですが、バトルフェイズ以外は何の耐性も無いため簡単に除去され得るというのはネックとなります。

出すには専用の構築が求められて尚且つ難易度が高いことに対し、出した後は攻撃力5000での攻撃くらいしか活躍が出来ないこともあって性能が高いとは言い辛いカードです。

マンガ遊戯王ZEXALにてe・ラーが使用したカードでもあるのですが、作中では存在したエクシーズ召喚メタ効果はOCG化するにあたって消滅しています。

作中ではラスボスの切り札として活躍していたのに対し、OCG化したこのカードは扱い辛く超絶効果とは程遠い性能であり、その再現率の低さもあってネタカードとして知られています。

まとめ

ネタカードを紹介してきましたが、友達同士のデュエルで使ったりすれば相手も驚くこと間違いなしのインパクトがあります。

ネタカードを主軸に置いたネタデッキもありますので、ネタに走ったデュエルをするのも楽しいかと思います。

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またコチラの記事ではネタデッキの紹介も行っておりますのでよりネタに走りたい芸人デュエリストの方はコチラの記事もオススメとなっております⬇︎

遊戯王の面白いネタデッキ集!ネタに走るだけじゃなく中には強いのもある!?

 

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