遊戯王には複数体のモンスターが合体することで呼び出せる融合モンスターという種類が存在します。
代表的なものとしては「青眼の白龍」が3体融合した結果カード名が「青眼の究極竜」になりカードイラストでは「青眼の白龍」の首が3つになったというものが有名です。
今回はそんな融合モンスターの中でもどうしてこうなったのか分からないというようなおかしい融合モンスターを紹介していきます。
遊戯王にはおかしい融合モンスターが多い!?今回の選考基準は?
おかしいと言っても色々あり、中にはごく最近のカードでも冷静に考えればかなり変なモンスターもいます。
今回の選考基準としては融合素材にモンスター名が記されている融合モンスター、いわゆる初期からある方式の融合モンスターの中からおかしいものを選びました。
中々にツッコミどころが多いカードたちですが、そういったところも面白いので楽しめます。
懐かしいカードばかりですが、素材がどんなモンスターなのかも併せて紹介していきます。
なんでこうなった!?遊戯王のおかしい融合モンスター集!
「カルボナーラ戦士」
どうしてこうなったと思ってしまう代表とも言える融合モンスターです。
融合素材は「マグネッツ1号」+「マグネッツ2号」になります。
一目でわかる通り、既に名前からしておかしいです。
一体どうしてマグネッツがカルボナーラになってしまうのか謎は深まるばかりです。
次はカードイラストですが、素材のマグネッツ2体は筋骨隆々な身体をしており兜で顔が見えない戦士で、素肌かどうかは分かりませんが鎧の下の身体は赤と青に染まっています。
そんな2体が融合した結果の「カルボナーラ戦士」はというと、紫色の鎧に身を包んだ何やらふてぶてしい表情をした戦士になっています。
持っている武器も全く違うものになっていますし、人外感すら漂っていたマグネッツ2体と比べると良くも悪くも人間感が増したという意味不明な結果に。
融合素材の2体ですが、フレーバーテキストの情報によればコンビプレーが得意な戦士ということですが、そもそもコンビプレーが得意だからといって融合してしまっていいのかもよく分かりません。
「金色の魔象」
融合素材は「メデューサ―の亡霊」+「ドラゴン・ゾンビ」になります。
『素材に「マンモスの墓場」が使われていない!?』というのは初期の遊戯王を知っている者なら誰もが思う疑問です。
この「金色の魔象」というモンスター、カードイラストを見て分かる通りどう見ても「マンモスの墓場」の色違いなのです。
では素材に何か関係があるのかと思いきや、「メデューサの亡霊」と「ドラゴン・ゾンビ」にもマンモス要素も無ければ金色要素すらないというカードイラストです。
敢えて共通点を挙げるなら闇属性・アンデット族であることくらいです。
「異星の最終戦士」
融合素材は「ダーク・ヒーロー ゾンバイア」+「魔力吸収球体」です。
こちらは効果モンスター同士を素材にしていて、融合モンスターも相手の召喚・反転召喚・特殊召喚を封じるという強力なロック効果を持っています。
しかしこの融合モンスターは融合素材との関連性がほとんど見られません。
カード名も不思議で、ダークヒーローと魔力を吸収する球が融合した結果「異星の最終戦士」になるという一体何が起こったのか謎すぎます。
当然のようにイラストからも関連性を見出すことは出来ません。
効果もステータスもちぐはぐで、全く関係がないモンスターと言われても信じてしまうレベルです。
「双頭の雷龍」
素材は「サンダー・ドラゴン」2体になります。
パッと見て『そうはならないだろ』と突っ込みたくなるカードイラストをしています。
最近リメイクされたこともあり知っている人も多いかと思いますが、素材である「サンダー・ドラゴン」と似ても似つかないイラストをしています。
更に問題があり、この「双頭の雷龍」と酷似したデザインで「二つの口を持つ闇の支配者」というモンスターが存在することです。そちらも闇の支配者という割には地属性というツッコミどころがあったりします。
ここまで来るとなぜ融合素材に「サンダー・ドラゴン」を指定するのかすら分からないです。
「竜騎士ガイア」
かなり有名な融合モンスターでもありますが、こちらも十分おかしい融合モンスターです。
融合素材は「暗黒騎士ガイア」+「カース・オブ・ドラゴン」になります。
カードイラストから察せられる通り「暗黒騎士ガイア」が馬ではなく「カース・オブ・ドラゴン」に騎乗した姿です。
竜に乗っているから竜騎士ですし、地属性と闇属性が融合した結果風属性になったのは空を飛べるからということでギリギリ納得できます。
このカードの一番おかしい点は性能の低さです。
攻撃力は2600と「暗黒騎士ガイア」と300しか違いませんし守備力に至っては「暗黒騎士ガイア」と全く同じです。
それに加えて効果だって持ち合わせていません。同じくアニメに登場した通常モンスター同士の融合モンスターでありカード名が見たまんまの「ドラゴンに乗るワイバーン」ですら条件を満たせば直接攻撃できるという効果を持っているというのに、なぜこんなに性能が低いのか謎すぎます。
「音楽家の帝王」
「黒き森のウィッチ」+「ハイ・プリーステス」が融合した姿で結論から言ってなんで美少女2人が融合してこのカードになるのかが全く謎です。
2人が融合して歌姫の様な美しいモンスターが融合モンスターとして登場するならまだ分かりますし納得できます。
しかし何故ギターリストでしかも男性でしかも上半身裸のかも含め意味不明なモンスターですが、レベル5・光属性・魔法使い族ということで「簡易融合」の召喚先として優秀なステータスを持っており、謎が多いながらも使い道のあるモンスターカードでもあります。
「黒き人食い鮫」
「シーカーメン」+「キラー・ブロッブ」+「海原の女戦士」の3体融合カードでこのモンスターが融合召喚できますが、まず3体融合に対して割りに合わないステータスと問題が「シーカーメン」とスライムらしき形をした「キラー・ブロッブ」と人魚である「海原の女戦士」が融合して鮫になると言う何故そうなったと言わざる得ないです。
「シーカーメン」はまだ許せるものの、スライム要素はありませんしましてや「海原の女戦士」はどこに言ってしまった?とツッコミたくなります。
もはや完全に生物の足し算を無視したと言わざる得ないモンスターです。
おかしな融合モンスター達についてのまとめ!
今回色々とおかしい融合モンスターを紹介しましたが、これはまだほんの一部にすぎません。
選考基準から外れたので挙げませんでしたが、最近の融合モンスターでも「超雷龍-サンダー・ドラゴン」は特定の条件を満たすとモンスター1体から出てきますが一体何と融合したのかだったり、「マスク・チェンジ」で出てくる「M・HERO」はマスクと融合しているということなのかだとか冷静に考えればよく分からないカードもいます。
改めて見てみればおかしい融合モンスターは案外いますので、気にしてみると面白いかと思います。
またコチラの記事ではオススメの融合テーマの紹介も行っております!
今回の記事で融合テーマを組もうかな?と考えた方必見です!