「クシャトリラ」の対策・弱点・止めどころ!抑えておくべきタイミングを紹介!

「クシャトリラ」デッキは大会環境で活躍しているデッキとして注目を集めています。

フォトン・ハイパーノヴァから本格始動となった「クシャトリラ」デッキは、相手のカードを裏側表示で除外したり、自分の除外したカードを利用したり、更には相手フィールドの使用していないゾーンを使用不能にしたりといった戦い方が出来るのが特徴です。

今回はそんな「クシャトリラ」の弱点や対策などについて紹介していきますので、対戦を想定しているという人はぜひ参考にしてみてください。

「クシャトリラ」の主な動き方は?

「クシャトリラ」デッキの基本的な動き方ですが、展開の起点となりやすいのは「クシャトリラ・ユニコーン」です。

「クシャトリラ・ユニコーン」は容易に自己特殊召喚出来るだけでなく、サーチ効果によって「クシャトリラ」モンスターのリクルートが出来る「六世壊他化自在天」やレベル7モンスターのリリースを不要にしたり「クシャトリラ」モンスターの帰還が出来る「クシャトリラ・バース」を引き込めます。

具体的な展開例は省きますが、「クシャトリラ」デッキでは「クシャトリラ・ユニコーン」1枚から通常召喚権を使うことなく「クシャトリラ・シャングリラ」+「クシャトリラ・アライズハート」+「クシャトリラ・ユニコーン」or「クシャトリラ・フェンリル」を並べることも可能であり、次の相手スタンバイフェイズには「クシャトリラ・シャングリラ」の効果で更に「クシャトリラ」モンスターをリクルートまで出来ます。

また「クシャトリラ」では「クシャトリラ・ユニコーン」の他にも「クシャトリラ・フェンリル」「六世壊他化自在天」「六世壊=パライゾス」といったサーチや展開手段があるため、「クシャトリラ・ユニコーン」の代わりにそれらが手札にあった場合でも強力な盤面構築が出来ます。

「クシャトリラ」デッキの大きな強みとなる最終盤面ですが、「マクロコスモス」を内蔵している上にエクシーズ素材があればフリーチェーンで裏側除外が出来る「クシャトリラ・アライズハート」、裏側除外をトリガーとしてフィールドを封鎖できる「クシャトリラ・シャングリラ」、モンスター効果の発動をトリガーとして裏側除外が出来る「クシャトリラ・フェンリル」などにより、墓地利用を封じた上で相手の展開妨害をしつつモンスターを展開できるゾーン自体も少なく出来る点が特に強力です。

更に「クシャトリラ」デッキでは採用する「クシャトリラ」カードを必要最低限にすることで残りの枠に採用した手札誘発モンスター等の汎用カードを採用できるため、自分のコンボを通しやすくしたり相手の先攻展開に対する妨害も狙えます。

「クシャトリラ」への対策・弱点は?

除外封じ

アーティファクト-ロンギヌス

効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻1700/守2300
(1):このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。
(2):魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが
相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
(3):相手ターンに、手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。
このターン、お互いにカードを除外できない。

「クシャトリラ」は除外を活用するテーマですので、除外が出来なくなると展開だけでなく除去なども行い辛くなります。

除外を封じられるカードとしては「カオスハンター」「アーティファクト-ロンギヌス」「王宮の鉄壁」が挙げられます。

いずれも対策としては有効ですが、コントロール奪取で相手に利用され得ること・ロックが一時的なこと・発動までに時間がかかることなど、それぞれ違った欠点があるためどれを採用すべきはよく考えた方が良いでしょう。

特殊召喚封じ

虚無魔人

効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2400/守1200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにモンスターを特殊召喚できない。

高レベルモンスターを使ったエクシーズ召喚をメインとしていることもあり、特殊召喚を封じられた「クシャトリラ」では下級モンスターである「クシャトリラ・ライズハート」を出したり「クシャトリラ・バース」でのリリースなしでの召喚が限度になります。

特殊召喚をロックできるカードとしては「虚無魔人」や「結界像」等が挙げられますし、自分のデッキ次第では「カイザーコロシアム」による展開封じでもエクシーズ召喚をさせなく出来るでしょう。

モンスターの除去・無力化

ラーの翼神竜-球体形

効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
このカードを通常召喚する場合、
自分フィールドのモンスター3体をリリースして自分フィールドに召喚、
または相手フィールドのモンスター3体をリリースして相手フィールドに召喚しなければならず、
召喚したこのカードのコントロールは次のターンのエンドフェイズに元々の持ち主に戻る。
(1):このカードは攻撃できず、相手の攻撃・効果の対象にならない。
(2):このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「ラーの翼神竜」1体を、
召喚条件を無視し、攻撃力・守備力を4000にして特殊召喚する。

これに関しては「クシャトリラ」の動きを抑えるのではなく、「クシャトリラ」の構築した盤面を切り返すにあたっての対策となります。

先述で挙げたように「クシャトリラ」はモンスターを並べることでの制圧盤面の構築を得意としており、妨害性能の高い魔法・罠カードを駆使するというわけではありません。

そのため制圧力の高いモンスターを除去・無力化さえできれば、切り返しは十分に可能となります。

「ラーの翼神竜-球体形」なら展開した「クシャトリラ・シャングリラ」+「クシャトリラ・アライズハート」+「クシャトリラ」モンスターの盤面を簡単に崩壊させることができ、「クシャトリラ・シャングリラ」+「クシャトリラ・アライズハート」2枚を除去する上では「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」を使うのも有りです。

大会環境で「クシャトリラ」デッキを使っている人の中にはこれらへの対策手段として「紅蓮の指名者」をサイドデッキに採用している人もいます。

相手のモンスターを除去するという点では上記の他にも「サンダー・ボルト」が代表的ですが、エクシーズ素材を持った「クシャトリラ・シャングリラ」は事実上の破壊耐性を持つため、破壊以外の除去を狙った方が手間が少なくて済みます。

「クシャトリラ」に限らずモンスターは表側表示で無ければ効果を使えないため、裏側守備表示にすることで無力化するというのも明確な対策法です。

モンスターを裏側守備表示にするカードとしては「月の書」「皆既日蝕の書」「闇の護封剣」等が挙げられますが、

  • 裏側守備表示に出来る数が少ない
  • 「灰流うらら」で無効にされ得る
  • チェーン除去で実質無効化が可能

といった、それぞれ違った短所がある点には要注意です。

その他の対策(モンスターの送り付け・コントロール奪取)

マタンゴ

効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1250/守 800
自分のスタンバイフェイズ毎に、
コントローラーに300ポイントダメージを与える。
自分のエンドフェイズに500ライフポイントを払えば、
このカードのコントロールは相手に移る。

「クシャトリラ・ユニコーン」「クシャトリラ・フェンリル」は自分フィールドにモンスターが存在しない場合でないと自己特殊召喚が出来ないため、モンスターを送り付けることで自己特殊召喚させなくすることが可能ではあります。

モンスターを送り付けられるカードとしては「夢幻崩界イヴリース」「マタンゴ」等がありますが、リンク素材などとして処理され得る点には注意が必要です。

切り返しの際、相手の「クシャトリラ・シャングリラ」がスタンバイフェイズ時の効果を使うことを利用して、「クシャトリラ」モンスターのコントロールを奪うことで自分のエクストラデッキに採用しておいた「クシャトリラ・アライズハート」を重ねてエクシーズ召喚することが可能です。

コントロール奪取カードとしては「精神操作」が使いやすく、ミラーマッチの際などには特に有効な対策となります。

「クシャトリラ」の動きの止めどころ!抑えておくべきタイミングを紹介!

灰流うらら

止めどころについてですが、上記で挙げた除外封じや特殊召喚封じに関しては出来るだけ早い内に使っておけば「クシャトリラ」本来の動きをさせずに済みます。

手札誘発モンスター等を使うタイミングとしては、「クシャトリラ・ユニコーン」や「クシャトリラ・フェンリル」のサーチ効果に対して「エフェクト・ヴェーラー」「灰流うらら」「無限泡影」を使うのがベターであり、「灰流うらら」は「六世壊他化自在天」に対しても使えます。中でも「無限泡影」は妨害だけでなく切り返しの際に「クシャトリラ・シャングリラ」などに対しても使えるため優秀です。

また「クシャトリラ・ライズハート」「六世壊他化自在天」に対して「増殖するGを使えば、その後の展開をある程度抑制することが期待できます。

この時「クシャトリラ・ユニコーン」「クシャトリラ・フェンリル」の自己特殊召喚効果はチェーンブロックを作らない点に気を付けましょう。

その他にも「クシャトリラ」はエクシーズモンスターを複数体並べる上で特殊召喚を5回以上行うため、「原始生命態ニビル」でなら「クシャトリラ・シャングリラ」「クシャトリラ・アライズハート」をまとめて除去することも可能です。

切り返しに有効なカードとして挙げた「月の書」「皆既日蝕の書」はフリーチェーンで発動できる速攻魔法カードですので、自分のドローフェイズに発動することで「クシャトリラ・シャングリラ」の持つスタンバイフェイズのリクルート効果を使わせずに済む、ということも抑えておくべきタイミングの1つです。

まとめ!

「クシャトリラ」テーマは「クシャトリラ・ユニコーン」1枚から展開できるテーマであり、フォトン・ハイパーノヴァから本格始動し、大会でも結果を残している上に、展開のしやすさから様々なテーマで出張されているテーマです。

「クシャトリラ」テーマは相手にすると厄介なテーマではあるものの、弱点をしっかりと抑え、動きを止めるべきタイミングをしっかり見極めれば、十分に勝機はあります。

逆に「クシャトリラ」デッキを組む際は、今回紹介した弱点を抑えておき、相手が弱点や対策を練っていることを想定してデッキを組んでみるといいでしょう。

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