当サイトはプロモーションに繋がる広告を使用しています。
2020年1月1日から適用された新リミットレギュレーションで禁止カードに指定され、2024年現在も禁止カードのランク5エクシーズモンスターである「外神アザトート」というモンスターがいます。
「外神アザトート」が一発で禁止カード入りしたことに関しては、予想外だった人も多かったと思います。
一発で禁止カードになった「外神アザトート」について考察していきます。
今回のリミットレギュレーションで禁止になった「外神アザトート」の禁止理由を考察
エクシーズ・効果モンスター(禁止カード)
ランク5/闇属性/悪魔族/攻2400/守 0
レベル5モンスター×3
このカードは自分フィールドの「外神」Xモンスターの上に
このカードを重ねてX召喚する事もできる。
このカードはX召喚の素材にできない。
(1):このカードがX召喚に成功したターン、相手はモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが融合・S・Xモンスターを全てX素材としている場合、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
まず「外神アザトート」について詳しくないという人にむけて簡単に説明させていただきます。
ランク5の闇属性・悪魔族エクシーズモンスターであり、自分フィールドの「外神」エクシーズモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚ができるという効果外テキストを持っています。
2つの効果を持っており、
- 自身がエクシーズ召喚に成功したターン相手のモンスター効果発動を封じるというもの
- 融合・シンクロ・エクシーズモンスターを素材としている場合に発動できる一掃効果
です。
「外神アザトート」の主な利用目的は1の効果です。
『エクシーズ召喚したターン、相手はモンスター効果を発動できない』というテキストであることから分かる通りこの効果は誘発効果ではなくルール効果になっています。
エフェクト・ヴェーラー
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズに、このカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
エクシーズ召喚に成功した瞬間から適用されるため、チェーンを組む隙が無く「エフェクト・ヴェーラー」などで妨害がされないのも、ロックとして非常に強力です。
外神ナイアルラ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/悪魔族/攻 0/守2600
レベル4モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功した時、手札を任意の枚数捨てて発動できる。
このカードのランクは、捨てた枚数分だけ上がる。
(2):1ターンに1度、このカードがX素材を持っている場合に
自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードのX素材を全て取り除き、
対象のモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
このカードの種族・属性は、この効果でX素材としたモンスターの元々の種族・属性と同じになる。
また効果外テキストによってレベル5モンスター3体を用意せずとも、汎用ランク4エクシーズモンスターである「外神ナイアルラ」を経由することで容易にエクシーズ召喚ができます。
自分のターンにエクシーズ召喚をすることで相手の手札誘発モンスターやフリーチェーン効果を持つモンスターから妨害されずに安心してコンボなどが出来るという使い方もありますが、相手ターン中にエクシーズ召喚して強力なロックをかけることも可能です。
RUM-幻影騎士団ラウンチ
速攻魔法
(1):自分・相手のメインフェイズに、
自分フィールドのX素材の無い闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターよりランクが1つ高い闇属性Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚し、
このカードを下に重ねてX素材とする。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。
手札の「幻影騎士団」モンスター1体を、そのモンスターの下に重ねてX素材とする。
相手ターン中にエクシーズ召喚する手段としては速攻魔法である「RUM-幻影騎士団ラウンチ」が相性が良く、自分のターン中にエクシーズ素材の無い闇属性エクシーズモンスターを用意するだけで準備が整います。
以上のことから主な用途は自分のターンに安全にコンボを通したい場合、もしくは相手ターンにロックを掛けたい場合のどちらかになりやすいでしょう。
禁止カードになった理由ということですが、前述したどちらかの運用方法が危険視されたとみるのが妥当かと思います。
トポロジック・ガンブラー・ドラゴン
リンク・効果モンスター(禁止カード)
リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:上/左/右/下】
効果モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。
自分は手札を任意の枚数ランダムに捨てる(最大2枚)。
その後、捨てた数だけ相手は手札を選んで捨てる。
(2):このカードがEXリンク状態の場合に発動できる。
相手は手札を2枚まで可能な限り選んで捨てる。
この効果で相手の手札が0枚になった場合、さらに相手に3000ダメージを与える。
先攻全ハンデスも可能だった「トポロジック・ガンブラー・ドラゴン」が禁止カードになったのは納得した人も多かったかもしれませんが、「外神アザトート」が禁止カードになったことに驚いた人も少なからずいたかと思います。私もその一人です。
一時期は先攻ワンキルコンボを通しやすくするためにも使われた「外神アザトート」ですが、昨今ではそのような話も聞いていませんでした。
クロノダイバー・リダン
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/サイキック族/攻2400/守2000
レベル4モンスター×2
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをこのカードのX素材とする。
(2):自分・相手ターンに発動できる。
このカードのX素材を3種類(モンスター・魔法・罠)まで取り除く。
その後、その種類により以下の効果を適用する。
●モンスター:このカードをエンドフェイズまで除外する。
●魔法:自分は1枚ドローする。
●罠:相手フィールドの表側表示カード1枚をデッキの一番上に戻す。
RUM-幻影騎士団ラウンチ
速攻魔法
(1):自分・相手のメインフェイズに、
自分フィールドのX素材の無い闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターよりランクが1つ高い闇属性Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚し、
このカードを下に重ねてX素材とする。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。
手札の「幻影騎士団」モンスター1体を、そのモンスターの下に重ねてX素材とする。
先攻1ターン目でもエクシーズ素材の無い状態を作れる「クロノダイバー・リダン」が登場したことで「RUM-幻影騎士団ラウンチ」と併用して相手ターン中に「外神アザトート」でロックをかけるのがしやすくなりました。
「外神アザトート」が強力な効果を持っていること自体は間違いないのですが、大会環境で使用されることもほとんど無かったために禁止された理由がコレだと断定することも難しいです。
「外神アザトート」が禁止カードになったことで影響を受けるテーマデッキは?
「クロノダイバー」デッキ
「クロノダイバー」モンスターを主軸としたランク4エクシーズデッキであり、相手のカードをエクシーズ素材にすることで効果を発揮したりと他には無い動きをしたりするのが特徴的です。
前述もしましたが「クロノダイバー」デッキのエースである「クロノダイバー・リダン」に「RUM-幻影騎士団ラウンチ」を使うことで「外神アザトート」を相手ターン中のエクシーズ召喚を狙えます。
「クロノダイバー」デッキ自体がランク4エクシーズを出すことを得意としているため、「外神ナイアルラ」を経由して「外神アザトート」をエクシーズ召喚する運用も可能であり状況に応じた対応ができました。
コチラでは当サイトで組んだ「クロノダイバー」デッキを紹介しております⬇︎
「幻影騎士団」デッキ
闇属性・戦士族の「幻影騎士団」モンスターや罠モンスターなどを駆使したランク3エクシーズデッキです。
「幻影騎士団ブレイクソード」2の効果を使うことによって闇属性ランク4エクシーズにも容易に繋げられるため、使いやすく強力な闇属性ランク4エクシーズモンスターを採用することも多いです。
サポートカードによって「RUM-幻影騎士団ラウンチ」のサーチも出来るというのが大きな利点であり、フリーチェーンで効果を発動できる「ヴェルズ・タナトス」を素材に「外神アザトート」を出すことも可能でした。
コチラでは当サイトで組んだ「幻影騎士団」デッキの紹介を行っております⬇︎
「外神アザトート」は今後復帰出来そう?
前述もしましたが、「外神アザトート」が禁止カードになった理由の本当の所は不明瞭なので復帰できるかどうかも何とも言えないというのが現状です。
規制をしたいのであれば制限カードにしても効果が薄いだろうことは察せられますが、だからといって禁止カードにするほど危険度が高かったのかは私個人としては分かっておりません。
「星守の騎士 プトレマイオス」の禁止が解除された今、 「外神アザトート」が悪用されるのではないかとの心配もある一方で、最近の環境ではエクストラデッキの枠の確保が難しくなっているだけあり、目立った悪用をされる心配は少ない気もします。
今後「外神アザトート」が禁止カードになった理由が判明するような情報が届く可能性はあるのでこれからも要注目です。






