遊戯王においてギャンブルカードと呼ばれるものは2種類あります。
運さえ良ければどんなデッキ相手にも勝利しうる強力なパワーを発揮できるというのがギャンブルカードであり、運が悪ければ不利になるどころか自滅までしてしまうというのも大きな特徴です。
今回はギャンブルカードの内の1種類であるサイコロを振る効果を持つカードについて紹介していきたいと思います。
決まれば強い!?ロマンあるサイコロカード一覧!!
「ゴッドオーガス」
つまるところ出た目が大きくかつ同じであればこのカードの単体での性能は非常に高くなり、このカード単体のみなら最上の結果は6の目が3回出ることになります。
その場合攻撃力4300になりながらも、自分は2枚ドローして次の相手ターン終了時までこのカードは破壊されず直接攻撃できるようになります。
出た目の数が同じにならなかったとしても、攻撃力3000の大台を超える確率の方が高いのでアタッカーとして活かせます。
「ダイス・ポット」
リバース効果でお互いにサイコロを振り、出た目が小さい方のプレイヤーはその目に応じた効果ダメージを受けるという効果です。
自分が6の目を出し相手が5未満であれば6000という特大ダメージを与えることが出来るため、運次第でデュエルの勝敗を左右するほどのパワーを持っているカードの代表格でもあります。
逆に相手が6の目を出し自分が5未満であれば6000ダメージを受けてしまうというのも正に大博打なギャンブルが出来るカードです。
「闇の支配者ゾーク」
「闇の支配者との契約」で儀式召喚出来るモンスターでサイコロの目が低い程、力を発揮できるモンスターです。
原作でバクラが仕掛けた闇のゲームである「TRPG」が元になったモンスターで、記憶編でもラスボスとして登場したモンスターで人気の高いカードであります。
「出たら目」を使う事で原作を再現した効果である6の目を確実に回避出来たり、「スターライト・ロード」の効果を発動させないなど、使い道はあるモンスターです。
このカードを主軸にデッキを組んで「バクラデッキ」を組んでみると、ギャンブル性が高く面白いデッキなので、個人的にはオススメであります。
「No.7 ラッキー・ストライプ」
自身以外のカードを全破壊・手札またはお互いの墓地からモンスター1体を特殊召喚・3枚ドローし手札を2枚捨てる「天使の施し」効果の3つの強力な効果から1つを適用出来るため、運さえ良ければ戦況を一変させることになります。
またこの効果にターン1制限はないためエクシーズ素材が無くなるまでチャレンジできる上、仮に出た目の合計が7にならなくともどちらかで6が出れば攻撃力は4200となるので高火力を狙うことも可能です。
ただしこのカードの最大の難点はレベル7モンスター3体という召喚難易度の高さであり、使うためには専用の構築が必要になってしまいます。
「No.67 パラダイスマッシャー」
運次第で相手のモンスター効果と攻撃を封じられるだけでなく、エクシーズ素材を持っていればサイコロの出た目を本来あり得ない7の目にすることも出来ます。
エクシーズ素材が3つ、もしくはエクシーズ素材の代わりに取り除けるカードを使うことで、相手の出た目を7に変えて確実に1の効果を通すという運用も可能です。
出た目を7に出来るのは間違いなく異例の効果であり、後述する「ダイスエット」のように出た目が大きいほどメリットになる効果を持つカードとの相性が良いです。
「No.85 クレイジー・ボックス」
出た目によってメリットやデメリットになりますが、基本的に1か6以外であれば自分のメリットになる効果です。
上述したサイコロ効果を持つエクシーズモンスター2体と比べると、汎用ランク4であるため出しやすいという点が評価できます。
その代わり効果の使用はターン1制限があることに加えて得られるメリットも少なめになっていますが、自身の攻撃力が3000と高く出た目次第では切り返しとしても使うことが出来ます。
「サモン・ダイス」
出た目によってモンスターの召喚・モンスターの蘇生・手札からレベル5以上のモンスターを特殊召喚のいずれかを適用できます。
ライフコスト1000があるからなのか、ギャンブルカードではあるものの自分の手札と墓地次第ではどの目が出ても無駄にならない運用が可能です。
ハイリスクもあり得るが上手くいけばハイリターンに繋がる他のギャンブルカードとは多少趣が異なりますが、使い勝手が良いギャンブルカードとして紹介させていただきました。
「デンジャラスマシン TYPE-6」
自分のスタンバイフェイズ毎にサイコロを振り、出た目によって自分か相手にとってメリットになる効果になります。
ギャンブルらしいギャンブルと言えるカードでもあり、極端な話毎回3の目を出せれば自分は通常のドローに加えてもう1枚ドローし続けられることになります。
当然相手にメリットを与え続けてしまうことにもなりかねませんが、そこは完全にサイコロを振る自分の運次第になります。
「ダイスエット」
自分のターンで使えば自分の墓地除外、相手ターンで使えば自分の墓地肥やしがサイコロを振って出た目の数だけ出来ます。
基本的には相手ターンに使うことになりますが、このカード単体では最大で6枚の墓地肥やしが可能です。
確実な墓地肥やしがしたいのであれば「針虫の巣窟」の方が良いですが、こちらは前述した「No.67 パラダイスマッシャー」と併せると7枚の墓地肥やしも可能になるためそういったところも運次第と言えます。
「出目出し」
運さえ良ければ相手が特殊召喚したレベル6以下のモンスターを即座にバウンス出来ます。
シンクロやエクシーズにリンク召喚を駆使するデッキでは、各種召喚方法に繋げるためにはまず下級モンスターを特殊召喚するという過程を要するのがほとんどです。
このカードの効果にターン1指定はないため、運さえ良ければ(レベルと出た目が一致しなければいけないため確率は6分の1)相手が特殊召喚した下級モンスタ―を特殊召喚する度にバウンスすることも理論上は可能です。
「無差別崩壊」
2回振ったサイコロの出た目の合計次第でフリーチェーンで全体除去が行えるため、出た目が大きければ大きいほど破壊できるモンスターの幅も広がります。
このカード単体では最大で出た目の合計が12になるので、レベル11以下のレベルもしくはランクを持つモンスターを一掃できます。
何もせずとも出た目の合計が5以上になる確率は低くないので、相手が展開した下級モンスターを全破壊するのにも使えるでしょう。
「レベル変換実験室」
通常罠
自分の手札のモンスターカードを1枚選択して相手に見せ、
サイコロを1回振る。
1の目が出た場合、選択したモンスターを墓地へ送る。
2~6の目が出た場合、このターンのエンドフェイズ時まで
このモンスターは出た目のレベルになる。
手札のモンスター1体のレベルをサイコロの出た目に変えられるため、上級・最上級モンスターのレベルを4以下にして通常召喚することが狙えます。
1が出た場合は墓地へ送られてしまうため、サイコロを振ってレベル2~4が出れば(確率は2分の1)最上級モンスターでもリリースなしで召喚できます。
前述した「ゴッドオーガス」も簡単に出せるようになるので併せて使うのも良いでしょう。
特別枠 サイコロの出目操作・サイコロの振り直し
「出たら目」
このカード自体にサイコロを振る効果はありませんが、振ったサイコロの出た目を1か6に変えられるため、いくつかのサイコロを振るカードと併せることでメリットになる確率を大幅に上げることも出来ます。
「ゴッドオーガス」は自己強化値も上がる上に出た目が同じになりやすく出来ますし、「ダイス・ポット」は相手に6000ダメージを与えられる確率が大幅に上がります。
前述したサイコロを振る効果のカードとの併用をすることメリットを生む確率を上げていくとデッキの確実性が増すでしょう。
「リバースダイス」
サイコロを振る効果と適用する際に1度だけサイコロを振り直すことが出来ます。
サイコロを振る効果を使う前にこのカードを使っておかなければいけず、しかもこのカード自体が通常罠カードであるため遅さや消費枚数でディスアドバンテージになりがちで使い辛さが目立ちます。
サイコロを振る効果を持つカードを多数採用したギャンブルデッキでもこのカードの採用率は決して高くありませんが、サイコロを振り直す効果のカードもあるということも頭の片隅に入れておくと良いかと思います。
サイコロカード番外編
第六感
結論から言ってしまえばギャンブルカードでもなんでもなく、どちらに転がってもアドバンテージの塊です。
今考えてもヤバイ禁止カードの1枚です(苦笑)
サイコロを使うロマンあるギャンブルカードまとめ!!
今回はギャンブルカードの中でもロマンあるサイコロカードについて紹介しました(一部例外もいましたが(笑))
ギャンブルカードの面白い所は完全に運に左右されるが故に上手く決まれば、デュエルを有利に進めて行くことも出来ますが、失敗が続けば、自滅を繰り返し兼ねません。
しかし使ってて飽きが来にくいので私自身ギャンブルデッキ自体は実は好きだったりします。
今回紹介しなかったサイコロカードもありますが、皆さんも興味を持たれたのであればこれを機にギャンブルデッキを組んでみてはいかがでしょうか?
コチラではコインを使ったカード達を紹介しております!