遊戯王のフレーバーテキストが面白い!強そうなテキストや笑えるもの紹介!

遊戯王には効果を持たない通常モンスターが存在し、特に初期の頃は効果モンスターよりも通常モンスターの方が多くありました。

そんな通常モンスターは効果テキストを持たない代わりにフレーバーテキスト、簡単に言えばそのモンスターの説明などが書かれています。

一部のモンスターは技名なんかも書いてあるフレーバーテキストですが、読み手を笑わせに来てるようなおかしなものもあるので紹介していきます。

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遊戯王のフレーバーテキストが面白くて笑ってしまうモンスター一覧!!

「デーモンの召喚」「真紅眼の黒竜」

デーモンの召喚

通常モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
闇の力で心を惑わす。悪魔族ではかなりのレアカード。

こちらの2つはひとまとめにしましたが、フレーバーテキストでレアカードと書かれているノーマルカードというすでに面白い2枚です。

「デーモンの召喚」

『闇の力で心を惑わす。悪魔族ではかなりのレアカード』

と書かれていますが第1期の登場ですでにノーマルカードなので、レアなのかノーマルなのか分かりませんしフレーバーテキストで書いていいことなのかも分かりません。

それにこの言い方だと悪魔族にはレアカードがほとんどないみたいに見えます。

「真紅眼の黒竜」の方は

『攻撃力は上級レベル。まぼろしの超レアカードだ!』

と書かれていますが、こちらもつい笑ってしまいます。

攻撃力は上級レベルと書かれていますが「ブラック・マジシャン」どころか「デーモンの召喚」すら下回りますし、それでなお「まぼろしの超レアカード」と主張するあたり押しが強すぎです。

こういったフレーバーテキストでレアカードと書かれたカードは、今ではちゃんと修正されているので、このフレーバーテキストで書かれているカードはある意味珍しいです。

「グロス」

グロス

通常モンスター
星3/水属性/水族/攻 900/守 700
ムチのように長い腕で、少し離れたところでも攻撃できる。

中々に生理的に受け付けられない見た目をしたモンスターです。

フレーバーテキストはというと

『ムチのように長い腕で、少し離れたところでも攻撃できる』

になっています。

胴体の下から生えてるそれが腕だったことにも驚きですし、少し離れたところっていうのが妙に生々しくて面白いです。

ちなみに色違いモンスターである「ツインテール」に生えているのは尻尾らしいです。

そこまで身体の構造が違うということは全く違うモンスターなのでしょうが、どう見ても色違いにしか見えません。

「イグナイト」ペンデュラムモンスター

イグナイト・ウージー

ペンデュラム・通常モンスター
星6/炎属性/戦士族/攻1300/守2700
【Pスケール:青7/赤7】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
【モンスター情報】
「デリンジャー」のお目付け役であり親衛隊長。
無鉄砲な彼女に翻弄されてばかりで、
唯一の理解者である「キャリバー」にいつもぼやいている。

通常モンスターでありペンデュラムモンスターでもあるということが特徴のテーマモンスターです。

銃火器に関する名前を持っている戦士たちですが、フレーバーテキストからも分かる通りチームワークは強くないというかほぼギャグ集団です。

  • 直情的で行動派なせいか仲間からは少し距離を置かれがちの「鉄砲玉のイーグル」
  • 一本気で曲がったことが嫌いなベテラン戦士だが近頃は自分の武器に疑問を抱いている「ドラグノフ」
  • 表向きは冷静沈着で理知的だが心の中ではいつもキレ気味な「参謀のマスケット」
  • ところ構わず広範囲をなぎ払うせいで敵だけでなく味方からも怖がられている「ライオット」
  • 誤射も多いが味方の心も射止めているため誰も文句が言えない紅一点「デリンジャー」
  • デリンジャーの親衛隊長をしているがいつも翻弄されてばかりでキャリバーに愚痴をこぼしている「ウージー」

そんな威勢が良すぎる部下たちに日々頭を悩まされている、特攻隊長のキャリバーという愉快な仲間たちです。

魔法・罠カードにも度々登場していますが、カードイラストでは誤射をしていたりそれが原因でトラブルが起こるなど、まともに戦えているのかも怪しい感じなのがまた面白いです。

「銅鑼ドラゴン」

銅鑼ドラゴン

ペンデュラム・通常モンスター
星4/地属性/機械族/攻 500/守2100
【Pスケール:青7/赤7】
【モンスター情報】
最新鋭の技術を駆使し、飛行が可能になった戦闘用の銅鑼。
マッハ0.7で天空を翔るその存在に驚愕せざるを得ない。

こちらも通常モンスターのペンデュラムモンスターです。

フレーバーテキストはというと、

『最新鋭の技術を駆使し、飛行が可能になった戦闘用の銅鑼。マッハ0.7で天空を翔るその姿に驚愕せざるを得ない』

です。

一体どうして最新鋭の技術を駆使してまで銅鑼を飛行させようと思ったのか分かりません。見た目のずんぐりさに反してマッハ0.7とか本当に驚くほど速すぎます。

そもそも戦闘用の銅鑼とは何なのか分かりませんし、分からないことだらけで笑わせに来てます。

「ゴーストビーフ」

ゴースト・ビーフ

ペンデュラム・通常モンスター
星7/闇属性/獣族/攻2000/守1000
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
サイコロを1回振る。
ターン終了時まで、このカードのPスケールを出た目の数だけ上げる(最大10まで)。
【モンスター情報】
グルメな牛の幽霊。
特に大好物のロースト・ビーフには目がなく、
今日も新たな味との出会いに心を躍らせながら現世を彷徨っている。

通常モンスターのペンデュラムモンスターです。

フレーバーテキストでは

『グルメな牛の幽霊。特に大好物のロースト・ビーフには目がなく、今日も新たな味との出会いに心を躍らせながら現世を彷徨っている』

とのことです。

牛の好物がロースト・ビーフという共食い行為をしており、カードイラストではフォークにロースト・ビーフを刺してどこか恍惚とした表情を浮かべているあたり狂気すら感じます。

幽霊という点からアンデット族でも良さそうなモンスターですが、あくまで獣族である点も共食い感が半端じゃありません。

カード名がロースト・ビーフのローストと幽霊のゴーストをかけているのは分かりますが、その結果として面白くはあるものの恐ろしさもあるというとんでもないモンスターが生まれています。

「しゃりの軍貫」

しゃりの軍貫

通常モンスター
星4/炎属性/水族/攻2000/守 0
以前から気になっていた軍貫一筋の軍港に。
ここのしゃりは年間二千隻しか製造されておらず、独自開発した粘り気の少ない古米によって
他港には無い重厚感が愉しめる事もあり、数多の通を唸らせてきた逸品。
港内の雰囲気も格式高く胸が高鳴ります。
念願の軍貫は、お酢比率、握り加減、造形が正に職人技で流石の一言。
店主曰く「円みと芳醇な香りを備えたEDO-FRONT製の赤酢も近日入港予定」との事で調和が大変楽しみです。
周辺海域が若干騒がしかったのが残念でした・・・。
今後の期待も込めて今回は星4とさせていただきます!

レベル4にして攻撃力2000を誇る通常モンスターです。

フレーバーテキストが非常に長く、いかにも飲食店のレビューサイトにありそうな内容になっているのが面白いです。

またフレーバーテキスト内の『二千隻』が攻撃力の2000を表していたり、レビューサイトの評価によくある星○つをモンスターのレベルとかけていたりするのもユニークです。

フレーバーテキストには

『円みと芳醇な香りを備えたEDO-FRONT製の赤酢も近日入港予定』

とあり、実際にOCGで「赤しゃりの軍貫」が登場したため、フレーバーテキストが今後登場するカードの布石となっているという点も面白いです。

このカードがキーカードとなる「軍貫」は2つの意味でネタ要素の強いテーマでもあるので、人気もあります。

「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ

磁石の戦士α

通常モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1400/守1700
α、β、γで変形合体する。

遊戯王DMの主人公武藤遊戯の使用カードとしてお馴染みの岩石族モンスター3種です。

フレーバーテキストは『α、β、γで変形合体する』であり、まさかの3体ともフレーバーテキストが全く同じものとなっています。

フレーバーテキストの内容通り3体のモンスターは「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」に変形合体できるわけですが、別のモンスターなのにフレーバーテキストが同じというのは何とも手抜き感すら漂っているのが面白いです。

普通なら他の2体と合わせて変形合体する部分は共通させたとしてもそれぞれ独自の説明を一言くらい付けそうなものですが、それらが全く無いというのはある意味他のフレーバーテキストにもない特徴と言えるでしょう。

「ファランクス」

ファランクス

通常モンスター
星3/地属性/獣族/攻 800/守 900
上にも下にも頭がある、気持ち悪いヤツ。
口からはレーザーを吐く。

低ステータスの通常モンスターであり、フレーバーテキストは

『上にも下にも頭がある、気持ち悪いヤツ。口からはレーザーを吐く』

となっています。

モンスターについての説明をしていることが多いフレーバーテキストでありながらも、気持ち悪いヤツという感想まで入っています。

確かに気持ち悪い外見をしている上に、この外見で口からレーザーまで吐くのに獣族という点も不思議ではありますが、フレーバーテキストにまで悪く言われているというのは面白いです。

23脚ゾンビ」

2人3脚ゾンビ

通常モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1100/守 800
ほそっちょとでぶっちょの、仲良しガイコツ二人組。歩きにくそう。

アンデット族の通常モンスターであり、フレーバーテキストは

『ほそっちょとでぶっちょの、仲良しガイコツ二人組。歩きにくそう』

となっています。

こちらもモンスターの説明に加え、歩きにくそうという第三者がこのモンスターを見た時の感想まで入っているのは笑えます。

また、カード名がゾンビとなっているのに対してフレーバーテキストではガイコツと書いあったり、カード名に2人3脚とあるもののカードイラストでは、2体のゾンビの足が1本ずつ無いことから実際には2人2脚になっていたりと、カード名・イラスト・フレーバーテキストがちぐはぐになっている点も面白いです。

「ミッドナイト・デビル」

ミッドナイト・デビル

通常モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 800/守 600
深夜に現れる鳥のばけもの。呼び出すにはいけにえが必要という。

その名の通り悪魔族の通常モンスターであり、フレーバーテキストでは

『深夜に現れる鳥のばけもの。呼び出すにはいけにえが必要という』

と書かれています。

翼があるので鳥に見えないことも無いですが、やはりばけものという説明やカード名や種族からも悪魔の一種のようです。

フレーバーテキストにて呼び出すにはいけにえが必要とありまが、このカードのレベルは2と低いので生け贄は必要ありません。

このカードのレベルが5以上であればフレーバーテキストの説明通りになるのですが、カードとしての性能(レベルも攻守も低いこと)がフレーバーテキストと噛み合っていないのが面白いです。

「ヨルムンガルド」

ヨルムンガルド

通常モンスター
星3/地属性/爬虫類族/攻1200/守 900
神話の世界に出てくるヘビ。
非常に長い。

爬虫類族の通常モンスターであり、フレーバーテキストは

『神話の世界に出てくるヘビ。非常に長い』

です。

神話の世界に出てくるヘビという点は凄そうなのに、それ以外の説明が長さしか言っていないのが面白いです。

モチーフにしているであろう北欧神話に出てくるヨルムンガルドは人間世界をひと巻きするほど長く、最強と謳われる神トールと戦った末に相打ちになるほど恐るべき存在なのですが、このカードからそれらしさは一切伝わってきません。

むしろステータスの低さを考えると、本当にただ長いだけのヘビの可能性すらあるから不思議です。

まとめ

フレーバーテキストには真面目にストーリーに関わる重要なことが書いてあるものもいれば、今回紹介したようにギャグにしか見えないことが書かれているものもいます。

どちらにせよ面白いものが結構多いので、これを機に通常モンスターのフレーバーテキストを見てみてはいかがでしょうか。

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