モンスターの中には墓地で発動する効果を持っているものも存在し、それらを墓地へ送ることでアドバンテージを得るというプレイングはすでに一般的に知られています。
墓地肥やしカード等で積極的に墓地に送っておきたいモンスターであり、コンボの途中で墓地へ送ることで更なる展開などに繋げることも可能です。
今回はそんな墓地で発動する効果を持ったモンスターを紹介していきます。
墓地で効果を発動する汎用性の高いモンスター一覧
墓地で発動する効果を持つモンスターというのは実はかなり多く、それぞれが多種多様な性能を持っています。
今回紹介していくのは墓地で効果を発動するモンスターの中でも、そのモンスターがすでに墓地に存在する場合にプレイヤーが任意に発動できる、または条件を満たした時に発動することができるタイプのモンスターです。
『墓地へ送られた場合』などの発動条件を持つモンスターは含みませんので、ご承知おきください。
「虹クリボー」
相手の直接攻撃宣言時に墓地から自己蘇生することで壁になってくれる効果を持ちます。
手札で発動する効果を含めると壁としてかなり優秀なカードですので、いざというときなどに役に立ちます。
どちらの効果を使うにしろ、このカードがフィールドに居続けることはまず無いのであくまで一時的な防御手段と認識しておいた方が良いです。
「BF-精鋭のゼピュロス」
デュエル中に1度しか使えず、自分フィールドの表側表示カード1枚を手札に戻すことで自己蘇生し自分は400ダメージを受けるという効果を持ちます。
使用回数に制限があるので過信は禁物ですが、自分の永続魔法やフィールド魔法を手札に戻せばすぐに発動しなおせますし、召喚時に効果を発動するモンスターを手札に戻して再利用するという方法もあります。
レベルが4ということもあり用途は様々です。
「ジェット・シンクロン」
手札1枚をコストにすることで自己蘇生が出来るチューナーモンスターです。
墓地で発動するカードや後で蘇生したいモンスターをコストにしながらこのカードも蘇生するという使い方が一番無駄がないです。
レベル1でありつつもチューナーでもあるため使い道はかなり多いです。
「妖精伝姫-シラユキ」
召喚・特殊召喚時に相手フィールドのモンスター1体を裏側守備表示にする効果と自分の手札・フィールド・墓地からカード7枚を除外することでフリーチェーンで自己蘇生が出来るモンスターです。
コストは重いものの、フリーチェーンで自己蘇生できるという点は他にはない強みなので優秀です。
また自己蘇生効果と特殊召喚時の効果が相まって疑似的な「月の書」としても使用可能なので妨害としても役に立ちます。
コストを考えると使用を選択肢に入れるのはデュエルの中盤以降になりやすいのでよく考えて使いましょう。
「H・C サウザンド・ブレード」
戦闘・効果ダメージを受けた時に自己蘇生する効果を持つモンスターです。
相手ターンに壁として機能する他、次の自分のターンにリリースや素材として利用できます。
またレベル4戦士族であるためサポートカードも豊富な上に用途も沢山あるため何かと便利です。
自己蘇生条件を満たすのは自分でもいいため、前述した「BF-精鋭のゼピュロス」と一緒に使えばレベル4モンスター2体を即座に並べられるのでエクシーズ召喚も容易です。
「D-HERO ディアボリック・ガイ」
墓地に存在する自身を除外することで同名モンスターをデッキから特殊召喚できるモンスターです。
レベルが高いため、1体目を墓地へ送る際には墓地肥やしカードや手札コストとして能動的に墓地へ送っておくと良いです。
加えてこのカードの効果はカード名ターン1効果ではないため、デッキから特殊召喚した同名モンスターを墓地へ送れば3体目の同名モンスターを特殊召喚できるためモンスターの数を稼ぎつつデッキ圧縮につながります。
効果の特性上3枚積みが必須になるのでデッキを圧迫する点には気を付けて採用するか検討すると良いでしょう。
「亡龍の戦慄-デストルドー」
ライフを半分払いレベル6以下のモンスターを選択し、特殊召喚する効果を持っており、この効果で特殊召喚したこのカードは、レベルが対象のモンスターのレベル分だけ下がり、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻ると言った効果を持つモンスターです。
展開が肝心な現環に置いてはライフを半分払ってでも墓地からモンスターを緩い条件で特殊召喚できる点は優秀なモンスターで、自身が闇属性・ドラゴン族なので墓地に落としやすいのもこのカードの利点です。
「超電磁タートル」「ネクロ・ガードナー」「SR-三つ目のダイス」
墓地に存在する場合、自身を除外することで相手モンスターの攻撃を防ぐ効果を持つモンスターたちです。
バトルフェイズを終了させる「超電磁タートル」はやや趣が違いますが、闇属性・戦士族である「ネクロ・ガードナー」や「SR」モンスターの「SR-三つ目のダイス」もデッキの相性などが違うので採用する場合にはデッキ構成と要検討です。
まとめ
出来るだけ汎用性が高いモンスターを紹介しましたが、墓地で発動する効果を持つモンスターは本当に沢山いますのであくまでごく一部です。
最近の遊戯王ではフィールドだけでなく手札や墓地、更には除外によるアドバンテージを得られるカードが多数ありますので、そういったカードを知っていくことでデッキの新構築または強化の際に選択肢を増やせます。
当然ですが自分だけでなく相手も墓地アドバンテージを得ようとしてたりしますので、相手の墓地のカードにも気を付けるようにすると良いかと思います。
コチラの記事では他に墓地肥やしの出来る別種類のカードの紹介も行っております。
コチラの別途記事では他種類の墓地で発動できるカードの紹介を行っております。
https://kata0003.net/trap-from-cemetery-2999