カードには墓地で発動する効果がありますが、そういった効果を持つカードはモンスターや罠カードだけではありません。
手札から発動することが基本な魔法カードとはいえ墓地で発動する効果もかなり重要で、デッキや運用方法によってはキーカードになり得ます。
そこで今回は墓地で発動する効果を持つ魔法カードを紹介していきます。
墓地で効果を発動する魔法カード一覧
今回は比較的採用できるデッキの幅が多い汎用性のあるカードを選出させていただきました。デッキ構築の参考になれば幸いです。
「錬装融合」
「メタルフォーゼ」融合モンスターを融合召喚する効果とは別に、墓地のこのカードをデッキに戻してシャッフルしその後1枚ドローする効果もあります。
墓地で発動する効果は「メタルフォーゼ」に関係なく、しかもノーコストでアドバンテージを得られる効果なのでそちらを目的にして「メタルフォーゼ」デッキ以外への採用も検討出来ます。
セットすることでブラフとして使い破壊されればアドバンテージを得られますし、他のカードの手札コストとして墓地へ送ればコスト分の消費を即座に取り戻せます。
「Z-ONE」
セットされたこのカードが破壊され墓地へ送れられた時に墓地に存在する永続魔法またはフィールド魔法カードをサルベージする効果を持ちます。
カード名やカテゴリ等の指定がなく永続魔法かフィールド魔法をサルベージできる出来るため貴重な効果であり、運用によっては間接的サーチカードとして使えます。
とはいえセットされたこのカードが破壊された時という条件は難易度がそれなりに高く、ブラフとしてセットした場合はこのカードの発動が相手に依存してしまうため自分フィールドのカードを破壊するカードの採用をしているデッキと相性が良いです。
あわよくば効果が使えればいい程度に思って採用してみると案外使い道が見つかるかもしれません。
「ギャラクシー・サイクロン」
フィールドにセットされた魔法・罠カードを破壊する効果と、自分のメインフェイズに墓地のこのカードを除外することでフィールドの表側表示の魔法・罠カードを破壊する効果を持ちます。
魔法・罠カードを計2枚破壊することが出来るため、最近増えてきている魔法・罠カードで展開補助をするテーマデッキに対して使えます。
手札から使うときはセットされた魔法・罠カード、墓地から使うときには表側表示の魔法・罠カードを破壊出来る点はよく覚えておくと良いでしょう。また墓地で発動する効果は墓地へ送られたターンには発動できないという制約があるため、両方の効果を使うにはターン数がかかってしまうことも忘れないようにしましょう。
「置換融合」
自分フィールドのモンスターを使って融合召喚をする効果と、墓地のこのカードを除外して自分の墓地の融合モンスターをエクストラデッキに戻しその後1枚ドローする効果があります。
墓地で発動する効果を上手く使うには1つ目の効果で融合召喚するのが効率的です。融合モンスターといってもトークンを素材にして出せる「始祖竜ワイアーム」、トークン以外のフィールドの闇属性モンスターで出せる「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」など素材が緩い融合モンスターを使用すれば問題ありません。
出した融合モンスターが墓地へ送られたならこのカードの墓地で発動する効果を使ってドローへ繋げてアドバンテージを稼ぎましょう。
「グローリアス・ナンバーズ」
墓地の「No.」エクシーズモンスター1体を蘇生しその後1枚ドローする効果と、墓地のこのカードを除外することで自分フィールドの「No.」エクシーズモンスターを対象に手札のカード1枚を素材にする効果です。
2つの効果を連続して使えば、手札の「グローリアス・ナンバーズ」1枚だけで墓地から「No.」エクシーズモンスターを蘇生して素材を1つ与えられます。「No.」エクシーズモンスターはバリエーション豊かで、その代表である「No.39 希望皇ホープ」も汎用エクシーズモンスターであるためこのカード自体の汎用性も少なからずあります。
「デーモンの斧」「月鏡の盾」「悪魔のくちづけ」
これらは墓地へ送られた時にコストを払うことで自身をデッキトップに戻すことが出来る装備魔法カードです。
汎用性のある効果であり墓地で発動する効果の魔法カードですが、強制的に次のドローカードになるため使いどころはやや難しいカードとも言えます。とはいえ単純な攻撃力アップは火力を補うためにも有用ですので汎用的に運用できます。
まとめ
墓地で効果を発動する魔法カードを紹介しましたが、テーマの専用カードなら更に便利な効果を持つ魔法カードも多数存在します。
手札からまたはセットした状態から発動するだけが魔法カードの使い方ではないので、それぞれの役割や用途をしっかりイメージした上でデッキに採用するとコンボの幅などが広げられて良いかと思います。
コチラの記事では当記事の他に墓地で発動できるカードを種類別に紹介しております。