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2024年11月23日に発売予定のターミナル・ワールド2では「影霊衣(ネクロス)」テーマの新規カードが収録されます。
「影霊衣(ネクロス)」とは、手札で発動出来る効果も持っている儀式モンスターを利用するのが特徴の儀式テーマです。
「影霊衣」は手札で発動できる特性上、手札で腐りにくく、サーチや防御に使えるなど一時期は環境テーマとして君臨していました。
新規カードを採用した「影霊衣」デッキレシピやその回し方などを紹介していきたいと思います。
「影霊衣(ネクロス)」デッキレシピ2024
モンスターカード
「影霊衣の魔剣士 アバンス」×3
「影霊衣の舞巫女 エミリア」×3
「メタトロンの影霊衣」×1
「影霊衣の術士 シュリット」×1
「影霊衣の大魔道士」×1
「クラウソラスの影霊衣」×1
「ユニコールの影霊衣」×1
「カタストルの影霊衣」×1
「ブリューナクの影霊衣」×3
「トリシューラの影霊衣」×1
「アラドヴァルの影霊衣」×1
「教導の大神祇官」×1
「増殖するG」×2
「灰流うらら」×3
魔法カード
「影霊衣の神魔鏡」×2
「影霊衣の万華鏡」×1
「影霊衣の降魔鏡」×1
「影霊衣の反魂術」×1
「儀式の準備」×3
「天底の使徒」×3
「墓穴の指名者」×2
「抹殺の指名者」×1
罠カード
「無限泡影」×3
エクストラデッキ
「旧神ヌトス」×1
「共命の翼ガルーラ」×1
「赫焉竜グランギニョル」×1
「虹光の宣告者」×3
「ウィンドペガサス@イグニスター」×1
「金雲獣-馬龍」×1
「赫聖の妖騎士」×1
「No.41 泥睡魔獣バグースカ」×1
「外神ナイアルラ」×1
「厄災の星ティ・フォン」×1
「聖魔の乙女アルテミス」×1
「S:Pリトルナイト」×1
「鉄獣戦線 徒花のフェリジット」×1
「影霊衣(ネクロス)」デッキの回し方
デッキのコンセプトとしては、「影霊衣」モンスターを使って儀式召喚を行いビートダウンで勝利を目指すというものです。
今回紹介したデッキレシピではあくまで「影霊衣」をメインとした構築にしましたが、同じ儀式テーマである「粛声」と混合構築にしたり優秀な出張セットである「デモンスミス」を組み込むのも有りでしょう。デッキの回し方ですが、まずは儀式召喚のための準備を整えていきます。
「影霊衣」の多くは手札の自身をコストにして使える効果も持っており、中でも「ブリューナクの影霊衣」は「影霊衣」モンスターをサーチできる効果を持つことからサーチ手段として利用でき、自身のレベルが6であるため「儀式の準備」でのサーチにも対応しています。
影霊衣の魔剣士 アバンス
効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1500/守 800
このカード名の(3)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚した時に発動できる。
デッキから「影霊衣の魔剣士 アバンス」以外の「影霊衣」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する場合、
自分フィールドのこのカード1枚で儀式召喚に必要な分のリリースとして使用できる。
(3):このカードが効果でリリースされた場合に発動できる。
自分の除外状態の「影霊衣」カードを任意の数だけ手札に加える(同名カードは1枚まで)。
新規カードである「影霊衣の魔剣士 アバンス」は召喚成功時に「影霊衣」モンスターをリクルート出来ることから展開の起点として利用できるだけでなく「影霊衣」儀式モンスターを儀式召喚するためのリリースに使う場合、フィールドの自身1枚で必要な分のリリースにできる効果や効果でリリースされた場合の除外状態の「影霊衣」カードを任意の数、手札に加える効果もあるためアドバンテージを稼ぎやすいです。
影霊衣の舞巫女 エミリア
効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1600/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のフィールドか墓地に戦士族の「影霊衣」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「影霊衣」儀式モンスター1体か「影霊衣」魔法カード1枚を手札に加える。
(3):「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する場合、
自分フィールドのこのカード1枚で儀式召喚に必要な分のリリースとして使用できる。
同じく新規カードの「影霊衣の舞巫女 エミリア」は条件を満たした場合に使える自己特殊召喚効果に加え、「影霊衣」儀式モンスターか「影霊衣」魔法カードのサーチや「影霊衣」儀式モンスターを儀式召喚するためのリリースに使う場合フィールドの自身1枚で必要な分のリリースにできる効果もあるため「影霊衣の魔剣士 アバンス」でのリクルート先として有力なことや「ブリューナクの影霊衣」のサーチ効果でこのカードを引き込めば、スムーズに自己特殊召喚が可能なことも含め儀式召喚の準備を素早く整える上で重宝します。
また儀式モンスター以外の「影霊衣」モンスターには「影霊衣の術士 シュリット」や「影霊衣の大魔道士」など効果で、リリースされた場合にサーチ効果を使えるものもいるため、それらをリリースして儀式召喚を行い、更なる展開に繋ぐ運用が可能です。
儀式召喚手段となる「影霊衣」魔法カードについてはいずれも儀式召喚を行う効果を持っており、それぞれリリースできる範囲やどこから儀式モンスターを出せるかが異なるため、どこにリリースするモンスターや儀式召喚先を用意できるかによって柔軟に対応することができます。
影霊衣の神魔鏡
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、
またはリリースの代わりにEXデッキの「影霊衣」モンスターを墓地へ送り、
自分の手札・除外状態の「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
(2):自分メインフェイズに、自分の墓地から「影霊衣」モンスター1体とこのカードを除外して発動できる。
デッキから「影霊衣」魔法カード1枚を手札に加える。
特に新規カードの「影霊衣の神魔鏡」は儀式召喚先を手札・除外から参照することに加え、他の「影霊衣」魔法カードと違い自分フィールドにモンスターが存在する状態でも、墓地で発動できる「影霊衣」魔法カードのサーチ効果を使えるのが優秀です。
今回紹介したデッキレシピでは「天底の使徒」と「教導の大神祇官」の「ドラグマ」の出張セットも採用しているので、エクストラデッキから「虹光の宣告者」を墓地へ送ることで儀式召喚に必要なカードを集められるのはもちろん「共命の翼ガルーラ」なども合わせ墓地へ送ることで、より多くのアドバンテージ獲得が狙えます。
準備が出来たら儀式召喚を行っていきます。
高レベルの「影霊衣」儀式モンスターの多くは自身と同じレベルのモンスターを使用した儀式召喚が出来ないため、複数体のモンスターを使用するか「影霊衣の魔剣士 アバンス」「影霊衣の舞巫女 エミリア」「影霊衣の術士 シュリット」といった1枚で必要な分のリリースにできるモンスターを使用するのが基本です。
- エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの効果を無効化する「ユニコールの影霊衣」
- モンスター効果の発動を無効にし除外できる「アラドヴァルの影霊衣」
など「影霊衣」儀式モンスターには制圧力のあるモンスターもいるため、それらを使うことで相手の行動を妨害できます。
対象を取らず手札・フィールド・墓地から1枚ずつカードを除外できる効果を持つ「トリシューラの影霊衣」は切り返しとして有用なだけでなく、速攻魔法カードである「影霊衣の神魔鏡」と合わせれば、相手ターン中に「トリシューラの影霊衣」を儀式召喚し、相手の展開を妨害するということも狙えるでしょう。
「影霊衣(ネクロス)」デッキの展開例
先攻1ターン目を前提とし、手札に「影霊衣の魔剣士 アバンス」+「影霊衣の術士 シュリット」の計2枚
1つ目は先攻1ターン目を前提とし、手札に「影霊衣の魔剣士 アバンス」+「影霊衣の術士 シュリット」の計2枚がある場合に出来るコンボです。
「影霊衣の魔剣士 アバンス」を通常召喚→「影霊衣の魔剣士 アバンス」召喚成功時効果で「影霊衣の舞巫女 エミリア」をリクルート→「影霊衣の舞巫女 エミリア」特殊召喚成功時効果で「アラドヴァルの影霊衣」をサーチ→
手札の「アラドヴァルの影霊衣」効果で自身を捨てることで、手札の「影霊衣の術士 シュリット」とフィールドの「影霊衣の舞巫女 エミリア」をリリースし、デッキから「メタトロンの影霊衣」と「影霊衣の神魔鏡」を墓地へ送る→
リリースされた「影霊衣の術士 シュリット」効果で「トリシューラの影霊衣」をサーチ→墓地の「影霊衣の神魔鏡」効果で墓地から自身と「影霊衣の術士 シュリット」を除外することで「影霊衣の反魂術」をサーチ→
「影霊衣の反魂術」を発動して「影霊衣の魔剣士 アバンス」をリリースし墓地から「メタトロンの影霊衣」or「アラドヴァルの影霊衣」を儀式召喚→リリースされた「影霊衣の魔剣士 アバンス」効果で除外状態の「影霊衣の術士 シュリット」と「影霊衣の神魔鏡」を手札に加える→「影霊衣の神魔鏡」をセットします。
影霊衣の神魔鏡
儀式・ペンデュラム・効果モンスター
星9/光属性/幻竜族/攻2500/守3000
【Pスケール:青5/赤5】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「影霊衣」カードが表側で除外された場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
【モンスター効果】
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨
このカードはレベル9以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードをエンドフェイズまで除外し、対象のモンスターを除外する。
(2):自分の「影霊衣」モンスターが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。
結果的に「メタトロンの影霊衣」or「アラドヴァルの影霊衣」を出し、セットした「影霊衣の神魔鏡」を用意できました。
また手札には「影霊衣の術士 シュリット」と「トリシューラの影霊衣」の用意もできている状態です。
次の相手ターン、フリーチェーンで使えるモンスター除去効果を持った「メタトロンの影霊衣」orモンスター効果に対する妨害効果を持った「アラドヴァルの影霊衣」で相手の行動妨害が出来るだけでなく、セットしておいた「影霊衣の神魔鏡」を発動して、手札の「影霊衣の術士 シュリット」をリリースし「トリシューラの影霊衣」を儀式召喚すれば「トリシューラの影霊衣」と「影霊衣の術士 シュリット」効果によって、次の自分のターンの動きに備えつつ除去での妨害も行えます。
こちらのコンボでは「メタトロンの影霊衣」か「アラドヴァルの影霊衣」のどちらか好きな方をフィールドに出せることから、相手のデッキ次第でより効果的な方を選んで、利用出来ること、コンボ中「影霊衣の神魔鏡」以外の「影霊衣」魔法カードの墓地効果や「ブリューナクの影霊衣」サーチ効果を利用していないことから「天底の使徒」→「教導の大神祇官」→「虹光の宣告者」→「ブリューナクの影霊衣」と繋ぐことで、初期手札の2枚の内の足りない方をサーチしたという場合でも実現できることが利点となります。
手札に「影霊衣の魔剣士 アバンス」+「ブリューナクの影霊衣」(「儀式の準備」でも可)の計2枚
2つ目は先攻1ターン目を前提とし、手札に「影霊衣の魔剣士 アバンス」+「ブリューナクの影霊衣」(「儀式の準備」でも可)の計2枚がある場合に出来るコンボです。
手札の「ブリューナクの影霊衣」効果で自身を捨てることで「アラドヴァルの影霊衣」をサーチ→「影霊衣の魔剣士 アバンス」を通常召喚→「影霊衣の魔剣士 アバンス」召喚成功時効果で「影霊衣の大魔道士」をリクルート→
手札の「アラドヴァルの影霊衣」効果で自身を捨てることで「影霊衣の魔剣士 アバンス」と「影霊衣の大魔道士」をリリースし、デッキから「影霊衣の舞巫女 エミリア」と「影霊衣の万華鏡」を墓地へ送る→
リリースされた「影霊衣の大魔道士」効果で「ユニコールの影霊衣」をサーチ→墓地の「影霊衣の万華鏡」効果で、墓地から自身と「アラドヴァルの影霊衣」を除外し「影霊衣の神魔鏡」をサーチ→手札の「ユニコールの影霊衣」効果で自身を捨てることで「影霊衣の舞巫女 エミリア」をサルベージ→
手札の「影霊衣の舞巫女 エミリア」効果で自己特殊召喚→「影霊衣の舞巫女 エミリア」特殊召喚成功時効果で「カタストルの影霊衣」をサーチ→ 手札の「カタストルの影霊衣」の効果で自身を捨てることで「影霊衣の魔剣士 アバンス」を蘇生→
「影霊衣の神魔鏡」を発動して「影霊衣の舞巫女 エミリア」をリリースし、除外状態から「アラドヴァルの影霊衣」を儀式召喚→墓地の「影霊衣の神魔鏡」効果で墓地から自身と「ユニコールの影霊衣」を除外することで「影霊衣の反魂術」をサーチ→
「影霊衣の反魂術」を発動して「影霊衣の魔剣士 アバンス」をリリースし、墓地から「カタストルの影霊衣」を儀式召喚→リリースされた「影霊衣の魔剣士 アバンス」効果で除外状態の「影霊衣の万華鏡」「影霊衣の神魔鏡」「ユニコールの影霊衣」を手札に加える→
「影霊衣の万華鏡」を発動し、エクストラデッキから「虹光の宣告者」を墓地へ送り手札から「ユニコールの影霊衣」を儀式召喚→墓地へ送られた「虹光の宣告者」効果で「トリシューラの影霊衣」をサーチ→「影霊衣の神魔鏡」をセットします。
結果的に「アラドヴァルの影霊衣」+「カタストルの影霊衣」+「ユニコールの影霊衣」を並べられ、セットした「影霊衣の神魔鏡」を用意できました。
また手札には「トリシューラの影霊衣」を引き込めています。
次の相手ターン
- 「アラドヴァルの影霊衣」でのモンスター効果妨害だけでなく「ユニコールの影霊衣」の永続効果で、相手のエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの効果無効化
- 「カタストルの影霊衣」効果で、自分の「影霊衣」モンスターと戦闘を行う相手のエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの破壊
もできます。
加えてセットしておいた「影霊衣の神魔鏡」を発動して「カタストルの影霊衣」と「ユニコールの影霊衣」をリリースし「トリシューラの影霊衣」を儀式召喚すれば、あちらの除去効果で妨害が可能です。
相手のデッキが「ユニコールの影霊衣」のロック効果が刺さるものだったのであれば、手札の「トリシューラの影霊衣」とフィールドの「カタストルの影霊衣」によって対象を取る除去や戦闘から「ユニコールの影霊衣」を守ることができ「ユニコールの影霊衣」のロック効果があまり刺さらない場合は、上記のように「トリシューラの影霊衣」を儀式召喚して除去を行くことができるので、相手のデッキに応じて対処できます。
まとめ
「影霊衣」は儀式テーマでありながら、手札でも使用できる効果を持っている為、手札で腐りにくく「ブリューナクの影霊衣」「ユニコールの影霊衣」のサーチ効果で、安定的に自分の好きな「影霊衣」カードを手札に引き込むことができるのが利点です。
今回の構築はガチ向けの「ドラグマ」を織り交ぜた「影霊衣」構築を紹介させていただきましたが、儀式モンスター、儀式魔法カードをサーチ、サルベージできる「魔神儀」などの混合構築も強力です。
過去には大会環境で結果を残したテーマであり、一時期は規制のかかったものの、今では全盛期の力を取り戻し、安定した儀式召喚に繋げられます。
「影霊衣」カードは再録経験もあり、シングルカードも今では比較的安く集めることができるので、過去に「影霊衣」デッキを組もうとしたけど諦めてしまった方や、これからデッキ構築を考えている方は、今回の構築を参考にいただければ幸いです。
「影霊衣」と相性の良いカードはコチラ⬇︎
フリーで使われるとつまらない事この上ない。