2025年3月にシングル価格が高騰したカード6選！【遊戯王OCG】

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2025年3月も終盤ということで、今月にシングル価格が高騰したカードを振り返っていきたいと思います。

価格が高騰した理由や、3月29日現在時点での平均相場価格も一緒に紹介するので、売買を検討している人は参考にしてみてください。

2025年3月にシングル価格が高騰したカード一覧

「天盃龍パイドラ」

「燦幻」魔法・罠カードのサーチまたはセットできる効果によって、その後の動きに役立つ「燦幻開門」や「盃満ちる燦幻荘」にアクセスできるため「天盃龍」デッキにおけるキーカードでもあります。

「天盃龍」デッキは、昨今の大会環境でも中堅として活躍していたことに加え、2025年4月から適用される新リミットレギュレーションで「ライゼオル」や「M∀LICE」が規制で弱体化するため、次期環境での活躍が予想されることもあり、レアリティが高く規制を受けていないこのカードの価格が上がりました。

「ドラゴンメイド・シュテルン」

手札から発動出来る効果では「ドラゴンメイド」モンスターの蘇生・帰還が出来ることから展開を伸ばす上で役立ちます。このカードの登場によって「ドラゴンメイドのお心づかい」で「ドラゴンメイド・チェイム」を特殊召喚した場合でも、墓地肥やしでのアドバンテージ獲得ができる利点も大きいです。

「ドラゴンメイド」はイラストアドから、ファンも多く、このカードや「ドラゴンメイド・ラティス」を採用した「ドラゴンメイド」デッキが3月の大会環境で好成績を残したことで、注目を集め価格が上昇しました。

「武力の軍奏」

自身がシンクロチューナーであることに加え、チューナーを蘇生する効果や自身をシンクロ素材にしたシンクロモンスターをチューナー扱いにする効果により、連続シンクロをサポートできるのが特徴です。

3月末に登場した新規テーマ「ヤミー」と相性が良いことから価格が高騰し「ヤミー」の動きにこのカードを経由させて、展開を更に伸ばせるだけでなく、蘇生効果使用後のこのカードを素材に「虹光の宣告者」をシンクロ召喚し、盤面の制圧力を上げることが狙えます。

現在までに2度再録された過去があるカードではありますが、プロモーションカードであったことから流通量が少なく、扱っている店舗・サイトによって価格が大きく変わる点には要注意です。

「CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド」

ジャスティス・ハンターズにて登場した新しいエクシーズテーマ「K9」ではこのカードを「時空の七皇」で見せれば地属性・レベル5モンスターである「K9－17号 イヅナ」か「K9－00号 ルプス」のサーチが出来るため、「時空の七皇」とセットで採用することで「K9」デッキの安定力向上を図れます。

また光属性以外のランク5エクシーズを得意とする「K9」では「N・As・H Knight」や「CX－N・As・Ch Knight」などと合わせて採用すれば、このカードを効果を使える状態で出すことも狙えます。

「時空の七皇」は2025年4月からの新リミットレギュレーションで制限カードに規制されてしまいますが、「K9」との相性の良さから価格が高騰しました。

「封印の魔導士スプーン」

ジャスティス・ハンターズにて、登場した新規テーマ「ドラゴンテイル」はテーマの特徴から「マギストス」と組み合わせることができます。「マギストス」デッキにおいて、非常に有用な効果を持つことからフル投入が推奨されるこのカードも当然採用したいカードの筆頭となります。

「マギストス」と「ドラゴンテイル」の組み合わせは戦術の幅を広げたり展開を伸ばしたりするだけでなく、制圧力や安定力の向上にも繋がることで注目を集めました。このカードが漫画の単行本の付属カードとして登場したこともあり、価格が上がりました。

「超量士レッドレイヤー」

「超量」デッキにおいて、比較的緩い条件で特殊召喚が可能であること、「超量」カードのサルベージや「超量」モンスターの蘇生も出来ることから、展開に役立つだけでなく「超量機獣マグナライガー」の除去効果をフリーチェーンで発動できるようにするためにも必要となるカードです。

4月に発売予定の基本パック デュエリスト・アドバンスにて「超量」に新規カードが加わり強化されることが判明したため、注目が集まりました。

また4月から配布が始まるトーナメントパック2025 Vol.1にて再録されることが判明していますが、トーナメントパックでの再録はその特性上流通量があまり増えないことやスーパーレア仕様の物が欲しいという人の需要もあって価格が上がりました。

2025年3月に高騰したカードの傾向としては、ジャスティス・ハンターズで登場した「ヤミー」「K9」「ドラゴンテイル」と相性の良いカードの値上がりが目立つ形になりました。また、4月発売予定のデュエリスト・アドバンスでは、「オノマト」や「超量」、サイキック族の強化が決定しており、それらも徐々に値段が上がりつつあります。

3月は環境要因の値上がりというよりも、新規や既存テーマの強化に合わせてシングル価格が高騰したのではないかと個人的に感じている次第です。4月はデュエリスト・アドバンスの発売が控えていることもあり、新たに値上がりを見せるカードが出てくるかもしれません。