2019年7月13日に発売予定の基本パック、カオス・インパクトに新規テーマとして「破械」が収録されることが公式より判明しました。
関連カードが1度に10種類も公開され、テーマの特徴なども分かったため紹介していきます。
「破械」テーマの特徴は?デッキの組み方・回し方は?
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Vジャンプ8月特大号掲載カードを公開!
Vジャンプ8月特大号掲載記事:第5回 『CHAOS IMPACT(カオス・インパクト)』収録の「破械童子アルハ」などを公開!②#遊戯王 #VRAINS https://t.co/UEAyLLD6A2 pic.twitter.com/vFzzKxZ86S
— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) 2019年6月15日
「破械」テーマの特徴は、カテゴリ名からも察せられる通りカードの破壊に関連する効果が非常に多いことです。
このテーマに属するカードは全てカードを破壊する効果または破壊された場合に発動する効果、もしくはその両方を持っています。
破壊と言うと相手フィールドのカードを狙った除去として使うのが基本ですが、このテーマでは自分フィールドのカードの破壊も出来るという点も重要な要素になっております。
また一部のモンスターは相手モンスターと自身を闇属性リンクモンスターのリンク素材に出来るという効果を持っているというのも現状他にはない特徴となります。
デッキの組み方ですが、まず初めに下級「破械」モンスターが持つ自分フィールドのカードを破壊する効果は使用後悪魔族モンスターしか特殊召喚できなくなる制約があるため、デッキを構築や運用をする際にはこのことを忘れないようにしましょう。
とりあえず純構築であることを前提に組み方を考えると、「破械」関連魔法・罠カードはセットされた状態で破壊されることをトリガーとしてリクルート効果を使えるため、展開等の起点に使うためには複数枚積みが基本になるかと思います。
「破械」関連魔法・罠カードのリクルートに頼らずとも、「破械童子」モンスターが破壊されることでもリクルートが出来ますが、「破壊童子」は自分フィールドのカードを破壊できる効果を持っていることも考えるとトリガーとしての運用の方が期待できるでしょう。
以上のことから自分フィールドのカードを破壊できる効果、破壊されたことをトリガーとして発動できる効果を持つカードならこのテーマと強いシナジーがあると言えるでしょう。
デッキの回し方ですが、まず初めに狙うべきは「破械」カードが持つリクルート効果の発動を狙うことです。
リクルート効果にはレベルなどの制限も無いため、レベル8の「破械神の禍霊」を選ぶことも出来ます。
「破械神の禍霊」も相手モンスター1体と自身を使って闇属性リンクモンスターのリンク召喚に繋げられるため、相手モンスターの除去をしつつリンク2の「破械神ラギア」モンスターへ繋げられます。
そして「破械神ラギア」は相手メインフェイズに相手の特殊召喚されたモンスター1体と自身を使って闇属性リンクモンスターをリンク召喚ができるためリンク3の「破械神アルバ」のリンク召喚ができます。
相手モンスターをリンク素材としてしまうという除去を兼ね備えつつ、相手のリンクモンスターを使えれば一段飛びや二段飛びで高リンクモンスターに繋げることも出来ます。
当然他のカードの破壊効果で相手モンスターを除去することも出来るため除去のしやすさという点では高く評価できるでしょう。
「破械」デッキと相性の良いカードは?
「壊獣」モンスター
相手モンスターをリリースすることで相手フィールドに特殊召喚出来るモンスター群です。
「破械」関連カードは破壊効果や相手モンスターをリンク素材にするなどして除去手段もあるのですが、どちらも対象に取る効果であるため相手フィールドに対象耐性を持ちながら火力も出せるモンスターがいる場合対処に困ることが予想されます。
具体例を挙げるとすると、汎用リンク素材で出すことが出来る「ヴァレルロード・ドラゴン」や「双穹の騎士アストラム」等が挙げられ、どちらも強力な効果を持っているため「破械」カードのみでの突破は難しいです。
そういった場合に「壊獣」モンスターは第3の除去方法として有用であり、例え相手フィールドのカード効果を受けないモンスターがいても問題なく対処できるようになります。
ちなみに「多次元壊獣ラディアン」なら悪魔族なので「破械童子」の制約にかからないです。
「トポロジック」リンクモンスター
闇属性・サイバース族で統一されたリンクモンスター群です。
前述もした通り一部の「破械」モンスターは相手モンスターをリンク素材に出来ますが、リンク召喚先は闇属性でなければいけないという条件があります。
そこで「トポロジック」リンクモンスターはリンク召喚先の候補となれます。
同じリンク4なら「破械雙王神ライゴウ」がいますが、破壊効果だけでは対応できない状況もありますので選択肢を増やすという意味で採用が検討出来ます。
「破械童子」も採用する場合は制約によって出せなくなる状況もあるので気を付けましょう。
「トラップトリック」
デッキから通常罠カード1枚を墓地へ送り、その同名カード1枚をデッキからセットすることが出来る通常罠カードです。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できます。
「破械」テーマには「破械」カードという広い括りでサーチが出来る「雙王の械」というカードがありますが、フル投入しても3枚なのでこのカードを「破械」通常罠カードのサーチとして使えます。
自分で破壊するためにセットするのも良いですし、相手が破壊以外の方法で除去を狙ってきた時のために「破械唱導」をセットするというのも手です。
現在判明している中では「破械」通常罠カードは2種類ありますので、2枚以上投入することでこのカードの採用は見込めるかと思います。
「マジカルシルクハット」
発動タイミングが相手のバトルフェイズ限定ではあるものの、デッキから「破戒」魔法・罠カードをデッキからセットし、破戒することが出来るので、自発的に「破戒」魔法・罠カードの2の効果を起動することが出来ます。
「破械」デッキの評価は?まとめ
破壊することをコンセプトにしたデッキであり、相手モンスターをリンク素材にするという点もユニークで面白いテーマデッキかと思います。
とはいえ前述もしましたが、純構築では対象耐性または破壊耐性を持つモンスター相手に難儀することが予想できたり等デッキ構築をする上では気になる点もあります。
対策を取られると状況を打破するためには他のカードが必要になるものの、破壊を利用してデッキを回転させる点は性能面でも期待できる、というのが全体的な評価になります。
こちらでは当サイトで組んだ「破戒」デッキレシピを紹介しております!
参考になれば幸いです!
破戒の相手モンスターを素材にしてのリンク召喚は対象の相手のモンスター1体と自分フィールドのこのカードのみで2体でのリンク召喚になるので、素材3体以上を要求するヴァレル系は少なくとも効果を利用してのリンク召喚先にはできないのでは?
コメントとご指摘ありがとうございます。
そうですね、「ヴァレル」リンクモンスターは3体以上の素材が必要になるのでこのコンボは不可能になります。
「ヴァレル」系の代わりに「トポロジック」系に変えると良いかと思います。
訂正しておきます。