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2023年9月23日に発売予定のワールドプレミアパック2023では海外先行で登場していた「GP(ゴールド・プライド)」テーマが日本に上陸します。
「GP」は自分のライフが相手よりも少ない場合に真価を発揮する効果や融合・シンクロ・エクシーズ・リンクと様々な召喚法を駆使するのが特徴のテーマです。
今回はそんな「GP」デッキレシピやその回し方などについて紹介していきます。
「GP」デッキレシピ2023の紹介!
モンスターカード
「GP-リオン」×3
「GP-Nヘッド」×1
「GP-キャプテン・キャリー」×3
「GP-RB」×3
「サイコウィールダー」×1
「サイコ・トラッカー」×3
「灰流うらら」×3
「屋敷わらし」×1
「増殖するG」×3
魔法カード
「GP-ゴー・ワイルド」×3
「GP-アウト・オブ・ノーウェア」×1
「GP-ペダル・トゥ・メタル」×1
「GP-ベター・ラック」×3
「増援」×1
「金満で謙虚な壺」×1
「墓穴の指名者」×2
「抹殺の指名者」×1
罠カード
「GP-スタート・エンジン」×2
「GP-ネック・アンド・ネック」×1
「無限泡影」×3
エクストラデッキ
「GP-PB」×2
「GP-スター・リオン」×2
「砂漠の飛蝗賊」×1
「碧鋼の機竜」×1
「サイコ・エンド・パニッシャー」×1
「GP-チャリオット・キャリー号」×2
「No.47 ナイトメア・シャーク」×1
「天霆號アーゼウス」×1
「厄災の星ティ・フォン」×1
「GP-Nブラスター」×1
「S:Pリトルナイト」×1
「トロイメア・フェニックス」×1
「GP」デッキの回し方・展開例を紹介!
デッキのコンセプトですが、能動的に自分のライフを減らすことで「GP」モンスターの真価を発揮させ、各種召喚方法を駆使することでビートダウンで勝利を目指すというものです。
今回紹介したデッキレシピではあくまで「GP」テーマの特徴を活用しつつ対応力も上げた構築にしていますが、「GP-リオン」の制約に注意する必要はあるものの別テーマの出張セットの採用や、相性の良い「P.U.N.K.」テーマと混合構築にするというのも有りでしょう。
デッキの回し方ですが、まずは自分のライフを相手より少ない状態を狙い、モンスターを展開していきます。
メインデッキの「GP」モンスターは共通で、自分のライフが相手よりも少なければ自己特殊召喚出来る効果を持つため、自分のライフを少なくすることが後の展開などに大きく繋がってきます。
GP-ゴー・ワイルド
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札の「GP」モンスター1体を相手に見せて発動できる。
見せたモンスターとはカード名が異なる「GP」モンスター1体をデッキから手札に加える。
その後、以下の効果を適用できる。
●手札から「GP」モンスター1体を特殊召喚し、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のLPを失う。
自分のライフを減らす効果を持つ「GP」カードとしては「GP-ゴー・ワイルド」と「GP-ベター・ラック」があり、どちらもサーチ効果を持つ故に、サーチした「GP」モンスターを共通効果で特殊召喚するという運用がスムーズに行えます。
「GP-ゴー・ワイルド」と「GP-ベター・ラック」を初手に引けていないという場合でも、「サイコ・トラッカー」などの展開しやすいレベル3モンスターを利用して「GP-チャリオット・キャリー号」をエクシーズ召喚すれば、「GP-チャリオット・キャリー号」の効果を使い、「GP-ゴー・ワイルド」や「GP-ベター・ラック」をサーチすることで、自分のライフを減らしつつ、その後の展開に繋げていけるでしょう。
GP-リオン
チューナー・効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻1500/守1200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のLPが相手より少ない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合、
戦士族以外の自分の墓地の「GP」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「GP」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(3):相手メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの「GP」モンスターのみを素材としてS召喚を行う。
自分のライフが相手より少なくなれば「GP」モンスターは自己特殊召喚効果で簡単に出せますし、蘇生効果を持つ「GP-リオン」を利用すれば、比較的簡単に各種召喚方法の素材を用意できます。
次に展開したモンスターを使って融合・シンクロ・エクシーズ・リンク召喚を行っていきます。
エクストラデッキの「GP」モンスターは効果を使用したターンのエンドフェイズに、自身をエクストラデッキに戻して、対応したモンスターを特殊召喚する効果を共通で持っており、その特性によって繰り返し利用や、特殊召喚したモンスターの効果でアドバンテージを稼ぐことが可能です。
GP-RB
効果モンスター
星5/地属性/サイキック族/攻1800/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のLPが相手より少ない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「GP」融合モンスター1体を融合召喚する。
「GP-リオン」や「GP-RB」の効果を使えば相手ターン中に「GP」モンスターのシンクロ・融合召喚を行うことも出来るため、それらの効果で相手の行動妨害を図ることも可能です。
- 対象を取らない装備カード化という強力な除去効果と高い攻撃力を誇る「GP-PB」
- 自己強化をしつつも除去が狙える「GP-スター・リオン」
- 相手のフィールド次第では複数除去も狙える「GP-Nブラスター」
は、アタッカーとして有用ですので、攻勢に出る際には積極的に活用していけます。
今回紹介したデッキレシピではエクストラデッキに「GP」以外のモンスターも採用して対応力を上げていますが、それらに繋ぐ際には「GP-リオン」の蘇生効果の持つ制約には気を付けましょう。
「GP」デッキの回し方・展開例を紹介!
GP-ゴー・ワイルド
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札の「GP」モンスター1体を相手に見せて発動できる。
見せたモンスターとはカード名が異なる「GP」モンスター1体をデッキから手札に加える。
その後、以下の効果を適用できる。
●手札から「GP」モンスター1体を特殊召喚し、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のLPを失う。
具体的な展開例を1つ紹介します。
先攻1ターン目を前提とし、手札に「GP-ゴー・ワイルド」+「GP-リオン」or「GP-キャプテン・キャリー」(今回は「GP-リオン」と仮定します)の計2枚がある場合に出来るコンボです。
GP-キャプテン・キャリー
効果モンスター
星3/水属性/悪魔族/攻 900/守1700
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のLPが相手より少ない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「GP」罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、
EXデッキから特殊召喚された「GP」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の墓地から「GP」カードを3枚まで除外し、
対象のモンスターの攻撃力を除外したカードの数×500アップする。
「GP-ゴー・ワイルド」を発動して手札の「GP-リオン」を公開することで「GP-キャプテン・キャリー」をサーチし、その後の効果で「GP-キャプテン・キャリー」を特殊召喚して900ライフを失う→
「GP-キャプテン・キャリー」の特殊召喚成功時の効果で「GP-スタート・エンジン」をサーチ→
「GP-リオン」を通常召喚→
GP-チャリオット・キャリー号
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/水属性/水族/攻1900/守2700
レべル3モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「GP」魔法カード1枚を手札に加える。
自分のLPが相手より少ない場合、さらにデッキから「GP」モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
(2):このカードの(1)の効果を発動したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードをEXデッキに戻し、自分のデッキ・墓地から「GP-キャプテン・キャリー」1体を特殊召喚する。
「GP-リオン」と「GP-キャプテン・キャリー」を素材に「GP-チャリオット・キャリー号」をエクシーズ召喚→
「GP-チャリオット・キャリー号」の効果でエクシーズ素材を1つ取り除くことで「GP-ベター・ラック」をサーチしデッキから「GP-RB」を墓地へ送る→
GP-ベター・ラック
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、以下の効果を適用できる。
●デッキから「GP」モンスター1体を手札に加え、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のLPを失う。
(2):EXデッキから特殊召喚された自分フィールドの表側表示の「GP」モンスターがEXデッキに戻った場合に発動できる。
自分は1枚ドローする。
「GP-ベター・ラック」を発動して発動時の効果処理で「GP-リオン」(2体目)をサーチして1500ライフを失う→
「GP-リオン」(2体目)を自己特殊召喚→
「GP-リオン」(2体目)の特殊召喚成功時の効果で「GP-RB」を蘇生→
「GP-スタート・エンジン」をセットします。
エンドフェイズ、「GP-チャリオット・キャリー号」の効果で自身をエクストラデッキに戻して「GP-キャプテン・キャリー」を蘇生→
「GP-ベター・ラック」の効果で1枚ドローします。
結果的に「GP-キャプテン・キャリー」+「GP-リオン」(2体目)+「GP-RB」を並べられ、「GP-ベター・ラック」とセットした「GP-スタート・エンジン」を用意できました。
自分のライフを計2400失いましたが、「GP-ベター・ラック」の効果でドローしたカードがあるので、実質的な手札消費枚数は1枚に抑えられました。
GP-スター・リオン
シンクロ・効果モンスター
星6/光属性/雷族/攻2000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力はそのモンスターの元々の攻撃力分アップする。
自分のLPが相手より少ない場合、さらに対象のモンスターを破壊できる。
(2):このカードの(1)の効果を発動したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードをEXデッキに戻し、自分のデッキ・墓地から「GP-リオン」1体を特殊召喚する。
次の相手ターン、「GP-リオン」(2体目)の効果で自身と「GP-キャプテン・キャリー」を素材にすることでフリーチェーンの自己強化&モンスター除去が出来る「GP-スター・リオン」のシンクロ召喚。
相手がモンスターを召喚・特殊召喚したなら「GP-スタート・エンジン」で「GP」モンスター1体のリクルートとそのモンスターの破壊。
「GP-RB」の効果で自身と「GP」モンスター(「GP-スタート・エンジン」でリクルートしたモンスターで可)を素材に「GP-PB」を融合召喚することで「GP-PB」の融合召喚成功時の効果で。相手モンスターを2体まで装備カード化できます。
上記をまとめると、「GP-スター・リオン」でのフリーチェーンモンスター1体除去+「GP-スタート・エンジン」での召喚・特殊召喚したモンスターの除去+「GP-PB」での相手モンスター2体までの装備カード化が出来るため、相手の展開を大きく妨害することが可能です。
「GP」だけではモンスター除去に特化した妨害を行うことになりますが、手札消費枚数が少ない分残り手札に「灰流うらら」等の汎用カードがあれば、制圧力はより上がります。
そのターンのエンドフェイズには効果を使った「GP-スター・リオン」と「GP-PB」はエクストラデッキに戻りますが、「GP-スター・リオン」で特殊召喚した「GP-リオン」の効果で「GP-キャプテン・キャリー」を蘇生することでサーチ効果に繋ぐといった後続展開と「GP-ベター・ラック」でのドローがあるため、次の自分のターンも問題なく動くことが可能です。
まとめ!
「GP」は自分のライフが少ない時に真価を発揮することができるテーマであり、融合・シンクロ・エクシーズ・リンクと様々な召喚法を駆使するテーマです。
豊富な召喚方法に対応しているため、構築の幅が広く、エクストラデッキの選択肢も広く、環境に合わせて構築を変えていくのも手です。
今回紹介した構築は「GP」を中心とした構築でしたが、「P.U.N.K.」テーマとの構築や、自分のライフをコストにしつつ、相手の動きを妨害できる「神の宣告」「神の通告」などを採用するのも良いでしょう。
様々な召喚方法に対応し、相手よりもライフが低い状態を維持する必要があるテーマの為、中級者〜上級者向けのテーマではあるものの、大会環境でも活躍が見込めるテーマなので、興味のある方は是非今回の構築を参考にいただければと思います。
「GP」と相性の良いカードの紹介はコチラ⬇︎