現在の遊戯王においてエクストラデッキからモンスターを特殊召喚することは主流となっています。
エクストラデッキからは融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・リンクと様々なモンスターが特殊召喚でき、エクストラデッキの幅広いモンスターによって展開力や対応力を上げられることも多いです。
しかし中にはエクストラデッキまたはエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターに対してのメタ効果を持つカードが存在するので、今回はそんなメタカードたちを紹介していきます。
今回の選定基準は?
エクストラデッキまたはエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターへのメタカードと言ってもその種類は様々です。
エクストラデッキからモンスターを出す方法は必然的に特殊召喚になるため、広い括りでは特殊召喚メタカードも含まれることになります。
今回はあくまでカードテキストからエクストラデッキまたはエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターへのメタが出来る効果に限定して紹介させていただきます。
またエクストラデッキまたはエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターへのメタカードの中でも、メタ性能が一際強力なメタカードを選ばせていただきました。
エクストラモンスターゾーンに出せるのは必然的にエクストラデッキから特殊召喚したモンスターですので、今回紹介するメタカードとして含めさせていただきます。
エクストラデッキとエクストラデッキから出たモンスターへのメタカード一覧!
「アーティファクト-デスサイズ」
相手ターンに特殊召喚に成功した場合、そのターン中の相手のエクストラデッキからの特殊召喚を封じる効果があります。
「アーティファクト」の共通効果で特殊召喚するのも良いですし、「アーティファクトの神智」によってリクルートするのも一つの手です。
そのターン中の相手のエクストラデッキからの特殊召喚を完全に封じられるため、メタ性能は非常に高いです。
「オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン」
フリーチェーンでエクストラデッキから特殊召喚されたモンスター1体の効果を無効化できます。
このカード自体は上級モンスターですが、レベル5の闇属性・ドラゴン族であるため「トランスターン」や「砲撃のカタパルト・タートル」によってリクルートすることが出来ます。
守備力は壁として機能する程度にある上に無効化効果も使いやすく優秀です。
「機巧辰-高闇御津羽靇」
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに2体いる場合に特殊召喚でき、1500ライフを払うことでフィールドのエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターを全て破壊します。
自己特殊召喚のための条件は重いもののこのカード自体のステータスも高いため相手がエクストラデッキからモンスターを展開することを主軸としたデッキであればフィニッシャーとしても機能します。
「機巧蹄-天迦久御雷」
エクストラモンスターゾーンにモンスターが存在する場合に自己特殊召喚でき、エクストラモンスターゾーンのモンスター1体を自身に装備出来ます。
比較的容易に特殊召喚でき、エクストラモンスターゾーンのモンスターを破壊を介さずに除去が出来るため除去性能も高いです。
新マスタールール改訂により出しやすさが若干下がりましたが、除去方法・ステータス・汎用性いずれもが優秀なモンスターでもあります。
「轟雷帝ザボルグ」
アドバンス召喚時にモンスター1体を破壊し、そのモンスターが光属性であればお互いはそのモンスターの元々のレベルまたはランクの数だけエクストラデッキからカードを選んで墓地へ送ります。
光属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚した場合、相手がエクストラデッキから墓地へ送るカードを自分で選ぶことが出来ます。
自身を破壊することで確実に大幅なエクストラデッキ削りを行い、相手の戦術を阻害出来ます。
光属性モンスターをリリースする手段としては「天帝従騎イデア」等を使うと良いでしょう。
「星遺物-『星冠』」
自分のリンクモンスターのリンク先に出せるモンスターでエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの効果が発動した時にこのカードをリリースすることで効果を無効にして破壊することが出来ます。
リンクモンスターを採用しているデッキであれば特殊召喚しやすいモンスターです。
攻撃力が高いわけではなく、真っ先に戦闘破壊の的になるカードなので、相手がエクストラデッキから特殊召喚した際は、すぐに効果を発動することおすすめします。
「ナイト・ドラゴリッチ」
幻竜族以外のデッキ・エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターは守備表示になり、元々の守備力分ダウンする効果を持つモンスターです。
ほとんどのデッキに刺さるメタカードではあるものの、自身のステータスの低さとデッキとエクストラデッキから出てきたモンスターには無力なので、まず先に相手の的になってしまうモンスターであります。
しかし、このカードの強みは永続効果なので、先に出しておくことで「シューティング・クェーサー・ドラゴン」などのカウンター効果を受けないのがこのカードの強みです。
しかし、このカード自体のステータスが低いので、使う際はこのカードを守るカードを伏せておくか、単発で使うと割り切ると良いでしょう。
「浮幽さくら」
相手のフィールドのモンスターが自分のモンスターより多い場合にこのカードを捨てて発動できる、手札誘発モンスターです。
自分のエクストラデッキのカードを1枚確認して、選んだカードが相手のエクストラデッキにある場合、そのカードを全て除外することが出来ます。
汎用性の高いエクストラデッキモンスターを採用している場合やミラーマッチで、力を発揮するモンスターで、場合によっては相手の戦術を大きく妨害することが出来るモンスターです。
汎用性の高いモンスターをエクストラデッキに入れている場合又は、サイドデッキに入れておくことで力を発揮してくれます。
「轟雷帝ザボルグ」
アドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚出来る効果を持っており、アドバンス召喚に成功した際にフィールドのモンスターを破壊し、光属性大はをった場合、そのモンスターのレベル又はランクの数だけ自分と相手のエクストラデッキのカードを墓地へ送ることが出来ます。
このカードが光属性をリリースしてアドバンス召喚した場合、エクストラデッキの相手墓地に送るカードはこちら側が選ぶことが可能です。
アドバンス召喚時にこのカードをリリースすれば、エクストラデッキから8枚削ることが出来るので、相手がエクストラデッキを多用するデッキであれば、大打撃を与えることが出来ます。
「教導の大神祇官」
自分の墓地から融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター1体を除外して自己特殊召喚でき、自分はエクストラデッキからモンスター2体を墓地へ送ることで相手に自身のエクストラデッキからモンスター2体を墓地へ送らせます。
中でもリンクモンスターは出しやすいため墓地に用意しやすく、相手のエクストラデッキ削りを狙っていけます。
同じ「ドラグマ」テーマである「教導の聖女エクレシア」を筆頭にした「ドラグマ」下級モンスターはエクストラデッキから特殊召喚したモンスターが存在する場合に特殊召喚でき、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されないため対抗策として機能します。
「サイバー・エンジェル-美朱濡-」
このカードの儀式召喚に成功した場合に相手のエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターを全て破壊し、破壊した数×1000ダメージを相手に与え、そのターンこのカードはバトルフェイズを2回行うことが出来ます。
ステータスも申し分ない上に、相手がエクストラデッキから特殊召喚したモンスターが多ければ多いほど、このカードの力を発揮し、場合によっては1ターンキルを狙うことが可能です。
「サイバーエンジェル」は他儀式テーマと相性が良いので、混合で作る際にこのカードをフィニッシャーとして1枚入れておくのも悪くないでしょう。
「影霊衣」儀式モンスター
いずれもエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターまたはエクストラデッキからの特殊召喚へのメタ効果を持っています。
「影霊衣」儀式モンスターは手札から発動する効果も持っており、儀式モンスターや儀式魔法関連のサポートカードの恩恵も受けられるため「影霊衣」テーマは安定力もあります。
また2020年6月現在では「影霊衣」テーマカードは全て制限解除されているため全盛期の力を取り戻しています。
当サイトは「影霊衣」デッキレシピの紹介も行っております!
「クリアウィング・ファスト・ドラゴン」
チューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上でシンクロ召喚出来るシンクロモンスターです。
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの攻撃力を0にして効果を無効にすることが出来る効果を持っており、相手のターンにも発動することが出来ます。
チューナー以外のモンスターに風属性をしているものの「スターダスト・チャージ・ウォリアー」などを経由すれば、このカードのシンクロ召喚を狙うことが可能です。
「召喚制限-エクストラネット」
自分または相手がエクストラデッキからモンスターを特殊召喚した場合に、そのモンスターを特殊召喚したプレイヤーから見て、相手はデッキから1枚をドローすることが出来ます。
似た効果として「増殖するG」があり、そちらの方が奇襲性も高い上に全ての特殊召喚に対応している為、このカードを採用するのであれば、まずは「増殖するG」の採用が優先されます。
しかし、コチラはフィールド魔法なので、「テラ・フォーミング」でのサーチなどに対応しており、連続でエクストラデッキから特殊召喚するデッキに対しての牽制としては役に立つカードです。
「ゲット・アウト!」
エクストラデッキから特殊召喚された相手フィールドのモンスター2体を対象として発動し、そのモンスターをデッキに戻すというシンプルな効果を持っております。
「強制脱出装置」のエクストラデッキから特殊召喚された相手モンスター限定の効果ですが、フリーチェーンかつ、相手のエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターを2体バウンス出来るのは強力です。
注意点としては、必ず2体をデッキに戻さないといけない点でございますが、相手のデッキによっては強力な1枚です。
このカードについての考察やイラストについてはコチラで紹介しております!
「巨神封じの矢」
1つ目の効果はエクストラデッキから特殊召喚された相手のモンスター1体を対象にそのモンスターの攻撃力を0にして効果を無効化します。
2つ目の効果は墓地に存在する時に相手がエクストラデッキからモンスターを特殊召喚した場合にこのカードを墓地から再セットすることが可能です。
このカードの効果を使って墓地に送ったターンにセットは出来ないものの、相手のエクストラデッキのモンスターにメタを貼れるかつ、再セットしても除外されるデメリットがないが利点となっております。
似たカードとして「迷い風」がありますが、あちらは範囲が広い代わりに墓地から再セットすると除外されてしまうデメリットがあり、使う際は環境や自身のデッキに合わせて、どちらを採用するかを考えると良いでしょう。
エクストラデッキから出たモンスターに対してメタを張れるカードについてのまとめ!
エクストラデッキから出たモンスターに対してメタを張ることの出来るカードについての紹介でしたが、いかがでしたでしょうか?
エクストラデッキ限定ではあるものの、エクストラデッキに対してメタを取れるカードは非常に強力なものだったり、使いやすいカードが多いので、その名の通り、相手がエクストラデッキを多用するテーマデッキであれば、コチラ側が有利になります。
しかし、エクストラデッキを使わないテーマであった場合、腐ってしまうリスクもあるので、採用の際は慎重に検討すると良いでしょう。