水滸伝をモデルにした炎属性・獣戦士族統一テーマである「炎星」ですが、リンクヴレインズパック2でリンクモンスターにより強化されました。
そこで今回は「炎星」デッキがどんなデッキなのかや組み方などについて考えていきたいと思います。
「炎星」の特徴とは?3軸と4軸って?
「炎星」の特徴ですが大きく上げて2つあります。
1つ目は炎属性・獣戦士族で統一されている点、2つ目は「炎星」と関りの深い「炎舞」魔法・罠カードを使う点です。
特に2つ目の特徴が重要で、獣戦士族汎用サポート効果を持つ「炎舞」魔法・罠カードを墓地へ送ることによって効果を発動する「炎星」モンスターもいるためセットでの採用が基本中の基本になります。
「炎星」デッキには3軸と4軸という種類が存在します。
というのもデッキに採用する「炎星」モンスターのレベルを3か4どちらに主軸を置くかという大まかな違いになります。
複合したものもありますし、レベル4だけど便利だからと3軸デッキに採用する場合も十分にあります。
主軸が違うことでサポートカードや採用カードにも違いが出てくるので3軸と4軸という区別をします。
具体的にそれぞれの特徴を挙げると、3軸はレベル6のシンクロモンスターやランク3のエクシーズモンスターに繋げやすく4軸に比べて展開力が高いです。4軸は主にランク4のエクシーズモンスターを使いつつ、採用優先度は低いながらもレベル8シンクロモンスターにも繋げられます。
3軸と比べると相手フィールドのカードの除去などができ、相手には妨害されにくく堅実な戦いが出来ます。
「炎星」デッキの組み方と回し方は?
「炎星」デッキに3軸と4軸があることが分かりましたので、今度はそれぞれのデッキの組み方や回し方を紹介していきます。
まず3軸では、墓地のモンスターを蘇生できるチューナーである「炎星師-チョウテン」や「炎星」モンスターの効果で特殊召喚された時に「炎星」モンスターをサーチできる「立炎星-トウケイ」等を主に使ってアドを得ていきます。
レベル6のシンクロモンスターである「炎星候-ホウシン」はシンクロ召喚時にデッキから炎属性・レベル3モンスターを特殊召喚できるので更なるアドを狙えます。
また同じレベル6の獣戦士族シンクロモンスターには「獣神ヴァルカン」など優秀な効果を持つモンスターがいるので積極的に採用していきたいです。
「炎舞」魔法・罠カードでサポートするのは当然として、レベル3の「炎星」モンスターには守備力が200の物が数種類いますので「真炎の爆発」で大量蘇生を狙うことも可能です。
「炎舞」等のサポートカードや「炎星」モンスターの効果を駆使して展開し、デュエルを有利に運びましょう。
次に4軸では、「炎舞」魔法・罠カードが発動したときにデッキから「炎舞」罠カードをセットできる効果とコストを払えば墓地から「炎星」モンスターを蘇生できる「微炎星-リュウシシン」や、「暗炎星-ユウシ」等を使って相手フィールドのカードの除去もしていきます。
「炎星」モンスターではないものの墓地の獣戦士族・炎属性・レベル4モンスターを蘇生できる「熱血獣士ウルフバーク」を使ったりしてランク4のエクシーズモンスターに繋げていきます。
エクシーズ召喚時に「炎舞」魔法・罠カードをセットでき、相手フィールドの獣戦士族モンスター以外の効果を無効にできる「魁炎星王-ソウコ」。
素材が「炎星」モンスターに限定されますが、自分のフィールド・墓地の「炎星」・「炎舞」と相手のフィールド・墓地のカードを2枚ずつデッキに戻せるため除去方法として強力な「間炎星-コウカンショウ」等を使っていきます。
またエクシーズモンスターを獣戦士族に限定する必要もないので、場合によっては汎用ランク4モンスターで戦況の打破も可能になります。
「炎舞-天枢」でエクシーズ素材を並べる他にも、特殊召喚効果が3軸に比べると少ないため「炎王の急襲」等を採用すると展開力の補助になります。
攻撃力がそれなりに高い「炎星」モンスターや強力なランク4エクシーズモンスターを使って勝負を決めます。
「炎星」デッキの評価は?
主に2つの種類がある「炎星」デッキではありますが、複合したからこそ採用できるモンスターや魔法・罠カード等もあるため、どれが一番強いということはありません。
どの「炎星」デッキにも共通して言えることとしては「炎舞」魔法・罠カードの採用枚数に気を付けなければデッキが回りにくくなるということですので、その点にはよく注意したほうが良いかと思います。
3軸と4軸で展開力等に差はありますが、新たにリンクモンスターが加わったことで「炎星」デッキには新たな可能性が見えたと思います。