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最近の環境では「PSYフレーム」モンスターが他のデッキに出張しているという話をよく聞きます。
そこで今回はどんなモンスターが出張し、なぜ環境で度々使われるようになったのか考察していきたいと思います。
「PSYフレーム」モンスターが出張に使われる訳は?
まず出張している「PSYフレーム」モンスターが何なのかについてですが、「PSYフレームギア・γ」と「PSYフレーム・ドライバー」のセットがほとんどです。
むしろそれ以外は特に出張していません。そして通常モンスターの「PSYフレーム・ドライバー」も出張しているのは偏に「PSYフレームギア・γ」の効果を有効に活用するためです。
では何故「PSYフレームギア・γ」が出張しているのでしょうか。その利点について考えてみます。
まず前提として「PSYフレームギア・γ」の効果を紹介します。
自分フィールドにモンスターが存在しないときにのみ発動でき、手札誘発でモンスター効果の発動を無効にし破壊しつつも自身と手札・デッキ・墓地から「PSYフレーム・ドライバー」を特殊召喚するというものです。
自分フィールドにモンスターが存在しないときは条件が重いと思うかもしれませんが、このカードの用途を考えると大きな問題にはなりません。
そこで気になるこのカードの用途ですが、それは主に最初のターンです。
環境について知っている人には当たり前のことかもしれませんが、最近では「灰流うらら」を採用しているデッキが非常に多いです。
それもそのはず、「灰流うらら」は手札誘発でありながらもデッキからサーチ・デッキから特殊召喚・デッキから墓地へ送るモンスター効果・魔法・罠カードの効果を無効にできる優秀なカードだからです。
その特性から相手の展開の起点を妨害することが出来ます。
話は戻って「PSYフレームギア・γ」がなぜ初手に使われるかというと、自分が後攻の時は当然自分フィールドにモンスターが存在しないため発動条件は満たされ、モンスター効果に限定されてはいるものの「灰流うらら」と違い発動を無効にして破壊することが出来るため相手の展開の起点を削げます。
更には自分が先攻の時には、まずはサーチ効果や墓地肥やし効果の魔法・罠カードを使ったがそれに対して相手が「灰流うらら」で妨害してきたときに使えます。
こちらのカードを無効にしてきた「灰流うらら」を逆に無効にするというわけです。
相手ターンに使った場合は「PSYフレームギア・γ」の効果で出した2体のモンスターはエンドフェイズに除外されてしまいますが、自分のターンに使った場合は除外される前にシンクロ素材やリンク素材など様々な用途に使えます。
というわけで「PSYフレームギア・γ」が出張される訳が分かりました。
発動条件やモンスター効果限定などの縛りはありますが、「灰流うらら」に対しても使えるという点が評価されていると思います。
数多くのデッキに「灰流うらら」が採用されている最近の環境故に出張するメリットが多いとも言えます。手札誘発でモンスター効果の発動を無効にして破壊できるという点は「灰流うらら」や「幽鬼うさぎ」のどちらも持っていないものなので、用途が異なり「PSYフレーム・ドライバー」と一緒に出張させる都合上デッキ枚数が圧迫されるということも忘れないようにしましょう。
「PSYフレーム」出張カードと相性の良いデッキは?
出張される原因が分かったので、今度は相性の良いデッキを考えてみます。効果の影響から「灰流うらら」や「幽鬼うさぎ」同様にどんなデッキに入れてもそれなりに活躍は出来ますが、十全に活かすことが出来る相性の良いデッキもあります。
汎用素材のレベル8シンクロモンスターを数種類採用しているデッキ
「PSYフレームギア・γ」のレベルが2で「PSYフレーム・ドライバー」のレベルが6なことが理由です。
前述しましたが「灰流うらら」が採用されていることが多いため自分のターンに「PSYフレームギア・γ」の効果を使える機会は少なくありません。
その際には一時的にフィールドを離れられる効果を持つ「PSYフレームロード・Ω」やレベル1チューナーを合わせれば「レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト」を経由して制圧力の高い「えん魔竜・レッド・デーモン・アビス」に繋げることも出来ます。
汎用素材のリンクモンスターを採用しているデッキ
「PSYフレームギア・γ」が自分のターンで使えた場合にはリンク2分のモンスターが召喚権を使わずに並ぶ上に、「水晶機巧-ハリファイバー」に繋げての大量展開や高リンクモンスターのリンク召喚に繋げられます。
またコチラの記事では他にも相性の良いカードやデッキの組み方回し方などを紹介しておりますので、気になる方はコチラもどうぞ。
まとめ
発動するための条件の重さや事故率を考えるとあまり出張しないカードのように感じますが、「灰流うらら」が横行している現環境だからこそ出張しているカードと言えます。
最近の環境を見ても分かるように、高速化している故に手札誘発効果を持つカードが重宝される傾向にあるということを覚えておきましょう。