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遊戯王を始めたばかりの人ならデッキ枚数やデッキ内のカードのバランスなどで迷うことがあるかと思います。
デッキの構築に関して推奨されるものを紹介していきますので、初心者の人やデッキ構築で悩んでいるという人は参考にしてみてください。
理想のデッキ枚数は40枚が良いとされている理由
まず大前提として、遊戯王ではメインデッキの枚数は40~60枚とルールで決まっています。
理想的なデッキバランスとしては割合をモンスター:魔法カード:罠カードとすると5:3;2もしくは6:3:1が挙げられます。
当然ですがこれらの割合が理想となるのは、デッキコンセプトにも寄りますが、あくまで一般的なデッキでのことです。
基本的にはモンスターがいることによって、モンスターの展開やバトルなどが行えるためモンスターの割合は半分以上にした方が動かしやすいでしょう。
逆にモンスターの割合が低いと最初の手札5枚の内に1枚もモンスターがいない状況になる可能性も出てくるため、特殊なデッキでなければ、モンスターの割合は多めの採用が基本です。
また、昨今の高速化している環境ではモンスター効果を使ってコンボなどを繰り広げたり、手札誘発効果を持つモンスターで相手の妨害したりするため、逆にモンスターの割合が多過ぎないように気を付けたほうが良いでしょう。
魔法カードは速効性もあり、中にはモンスターをサーチするためのカードやフィールド魔法や永続魔法のように一度発動しておくことで、その後のメリットになるカードも多くあるためデッキの潤滑剤としてだけでなく、切り返しや妨害など様々な使い方があります。
罠カードはセットしておかなければいけないため、発動までにターンがかかるものの、強力な効果を持つカードが多いです。
中には特定の条件化であれば手札から発動できるカードもありますが、それ以外であれば、高速化する環境においては採用優先度はそこまで高くないです。
性能をよく見て1ターンかかるのも気にかからないほど強力な効果(例えばカウンター罠カード等)を持っているものや、デッキコンセプトと特別相性が良いカードなどを厳選して採用するようにしましょう。
デッキの枚数は基本的には40枚が良いとされており、このこと自体は他でも聞いたことがあると思います。
その理由は単純に確率的な問題になります。最初に5枚のカードを引きますが、この時来て欲しいカード(デッキに1枚しか入れていないことが前提です)を引ける確率は
- デッキが40枚であれば8分の1
- デッキが60枚であれば12分の1
になります。
数字上だけではありますが、最初に来て欲しいカードが8回のデュエルの内1回最初の手札に来るか、12回のデュエルの内1回最初の手札に来るかではかなり違うことが分かるかと思います。
これらの事情で40枚デッキは60枚デッキよりもキーカードを引きやすいと言えます。
他にも40枚のデッキで同名カードを複数枚積みすることで使える戦術が絞られる代わりに手札事故率が下がるという大きなメリットも存在します。
そうは言っても必ずしもデッキは40枚の方が良いというわけではないので、その例も紹介します。
デッキ枚数が40枚を超えるケースを紹介
「隣の芝刈り」を採用している
「隣の芝刈り」というカードがあり、知らない人にも簡単におさらいすると『自分のデッキの枚数が相手よりも多い場合、相手のデッキと枚数が同じになるように自分のデッキの上からカードを墓地へ送る』カードです。
お互いのデッキ枚数が40枚同士であればそこまでの枚数墓地肥やしとして使えませんが、自分のデッキが60枚で相手のデッキが40枚であれば、先攻1ターン目にこのカードを引いただけでも20枚の墓地肥やしができます。
仮に後攻1ターン目にこのカードを引いていた場合、相手が先攻1ターン目で相手がサーチ・ドロー・墓地肥やし・リクルートした数だけ自分は次のターンの「隣の芝刈り」効果で墓地肥やし出来る枚数が増えることになります。
墓地肥やしの枚数が多ければ多いほど、出来る戦術やコンボや増える「インフェルノイド」などとの相性は抜群です。
現在は準制限カードであり、1枚目を使えた時点で2枚目以降は腐りがちですが初手に引き当てたいことを考えると出来るだけ採用するのが基本になります。
以上のことから「隣の芝刈り」はデッキを60枚にする価値を作った、代表的なカードと言えます。
デッキにあって欲しいコンボパーツが多い
様々なコンボなどがありますが、サーチはともかくリクルートや墓地肥やしをコンボとして使う場合は目的のカードがデッキに無ければ機能しなくなってしまいます。
デッキを40枚にしたもののデッキにあって欲しいカードが手札に来てしまってはコンボが上手く出来なくなってしまいます。
これらデッキにあって欲しいカードは複数枚積みするのが基本です。
しかし、そういったコンボパーツが多い場合は事故防止のためにもフル投入していくとデッキの枚数が40枚を超えることがあります。
基本的にデッキ枚数は40枚を超えても45枚以下に収められれば大きな問題にはなりにくいのです。
しかし上記の理由で、デッキが50枚を超えている場合は採用するコンボの種類を減らすなど調整したほうが良いでしょう。
まとめ
個人的な意見ですが、デッキを構築する際は今回紹介したケース以外にも特別なケースでない限り、初めのうちは40枚でのデッキ構築をおすすめします。
やはり、確率の問題であり初心者であれば、欲しいタイミングで引きたいカードを引ける方が勝率が上がるからです。
よって初めのうちはなるべく40枚でデッキが収まるテーマを選んで、デッキを組むのが望ましいかと思います。
デッキ構築についての別途解説はコチラ⬇︎