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「デッキ破壊」という言葉を聞いたことがあるのではないのでしょうか。
マイナーだとお思いかもしれませんが、相手のデッキを破壊するというテーマに使えるカードは意外と多種類あります。
デッキ破壊について紹介していきたいと思います。
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デッキ破壊カード一覧(モンスター)
「ニードルワーム」
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600
リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。
リバース効果で相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る効果を持つため、デッキ破壊と言えばこのカードと言っていいほどのモンスターです。
一度に5枚のデッキ破壊につながるため、現在でも優秀なカードなので、デッキ破壊デッキを構築する上では採用候補に挙がります。
「ウォーム・ワーム」
効果モンスター
星3/炎属性/昆虫族/攻 600/守1400
(1):このカードが破壊された場合に発動する。
相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
デッキ破壊枚数は「ニードルワーム」には劣るものの破壊された時に相手のデッキを3枚墓地に送ることができます。
「連鎖破壊」とコンボでデッキからこのモンスターを破壊すれば、最大で9枚のデッキ破壊を行う事が出来ます。
「カオスポッド」
効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻 800/守 700
リバース:フィールド上のモンスターを全て持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
その後、お互いのプレイヤーはそれぞれのデッキに加えた数と
同じ数のモンスターが出るまでデッキをめくり、
その中からレベル4以下のモンスターを全て裏側守備表示で特殊召喚する。
それ以外のめくったカードは全て墓地へ捨てる。
リバース効果でフィールドのモンスターを全てデッキに戻し、その後デッキをめくって戻した数まで、レベル4以下のモンスターを裏側守備表示で特殊召喚させます。
相手がリンクモンスターなどを大量に展開している状態で使えば、確実にデッキ枚数を減らすことができます。
「精気を吸う骨の塔」
効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻 400/守1500
自分フィールド上にこのカード以外のアンデット族モンスターが存在する場合、
このカードを攻撃する事はできない。
アンデット族モンスターが特殊召喚に成功する度に、
相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
アンデット族モンスターが特殊召喚されるたびに、相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る効果を持つモンスターです。
一度に2枚は少ないと思うかもしれませんが、元々特殊召喚に長けているアンデット族なら、1ターンに何度も特殊召喚して10枚以上のデッキ破壊を狙うことは難しくありません。
「メタモルポッド」
リバース・効果モンスター(制限カード)
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600
(1):このカードがリバースした場合に発動する。
手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。
お互いにデッキから5枚ドローする。
リバース効果でお互いに手札をすべて捨てて5枚ドローさせます。
強制ドローによるデッキ破壊と同時に自分の手札補充も出来る点が優秀で、場合によってはこのカードを使った1キルも可能です。
妨害される可能性も高く相手にも得をさせることになりかねないので、運用には十分な注意が必要です。
「ネクロフェイス」
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1200/守1800
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
除外されているお互いのカードを全て持ち主のデッキに戻す。
このカードの攻撃力は、この効果でデッキに戻った数×100アップする。
(2):このカードが除外された場合に発動する。
お互いのプレイヤーは、それぞれ自身のデッキの上からカードを5枚除外する。
「精気を吸う骨の塔」同様に専用構築になるもののこのカードが除外された場合にお互いにデッキの上から5枚ゲームから除外します。
除外さえされれば手段はなんでも良い為、効果の発動は比較的容易なのと除外なので相手に墓地利用される心配もない点でも優秀です。
何個か除外する方法の例を挙げるのであれば同じく制限カードですが「封印の黄金櫃」や「闇の誘惑」のコストが一般的には使いやすいかと思います。
「讃美火」
効果モンスター
星3/炎属性/炎族/攻 800/守 200
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
相手フィールドのカードの数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドのカードの数だけ、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
召喚成功時に相手のフィールドのカードの数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送れます。
デッキ破壊できる枚数が相手フィールドに依存するため安定はしませんが、他のデッキ破壊カードと比べても、理論上の最大値はトップレベルに多いです。
相手フィールドにトークンを生成するなどして、デッキ破壊の枚数を増やすこともできますが、どうしてもコンボ性が高くなってしまう点には注意が必要です。
このカードに召喚権を割く必要がある点がネックですが、特殊召喚成功時の墓地肥やし効果も活かせるようなデッキであれば、状況に応じて使い分けることも可能でしょう。
「シールド・ワーム」
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻 800/守2000
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、守備表示になる。
さらに、自分フィールド上に表側表示で存在する昆虫族モンスターの数だけ、
相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。
召喚・反転召喚・特殊召喚成功時に守備表示になり、更に自分フィールドの昆虫族モンスターの数だけ、相手のデッキトップからカードを墓地へ送れます。
自身だけでは1枚しか墓地へ送れませんが、複数の昆虫族と並べることでデッキ破壊の枚数を増やすことができます。
またこのカードに「地獄の暴走召喚」を使えば、3体の効果によって計9枚ものデッキ破壊が出来るため狙う価値もあるでしょう。
「No.89 電脳獣ディアブロシス」
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/サイキック族/攻2800/守1200
レベル7モンスター×2
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手のEXデッキを確認し、その内の1枚を選んで裏側表示で除外する。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを裏側表示で除外する。
(3):相手のカードが裏側表示で除外された場合に発動できる。
裏側表示で除外されている相手のカードの数だけ、
相手のデッキの上からカードを裏側表示で除外する。
相手のカードが裏側表示で除外された場合に裏側表示で除外されている相手のカードの数だけ、相手のデッキの上からカードを裏側表示で除外します
このカードが別に持っている裏側表示で除外する効果はトリガーに使うことができます。
裏側表示の除外は再利用が特に難しいこともあり、デッキ破壊としての質は非常に高いです。
単体ではデッキ破壊の枚数は多くなり辛いですが、相手が「強欲で貪欲な壺」を使った後や裏側表示での除外を得意とする「クシャトリラ」と合わせれば大量にデッキ破壊をすることも狙えます。
デッキ破壊カード一覧(魔法・罠カード)
「神碑」テーマ
速攻魔法カードを駆使して相手のデッキのカードを除外することを得意としており、デッキ破壊による勝利がコンセプトという珍しいテーマデッキです。
「神碑」速攻魔法カードは相手のデッキのカードを除外する効果を持つ代わりに次の自分バトルフェイズをスキップするというデメリットを持っているため、自分からの攻撃を完全に放棄しながらも相手のデッキを削っていくというのが主な戦術です。
キーカードである「神碑の泉」は墓地の「神碑」速攻魔法カードをデッキに戻しつつもドローできるので、手札を補充しながらも更なるデッキ破壊に繋げられます。
またデッキ破壊手段も除外であるため、一部のデッキ以外では再利用が難しく、相手のアドバンテージに繋がりにくいというのも魅力的です。
当サイトでは「神碑」デッキレシピの紹介も行っております⬇︎
「手札抹殺」
通常魔法(制限カード)
(1):手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。
その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。
お互いに手札をすべて捨てて捨てた枚数分、ドローさせる通常魔法です。
最初のターンや上記の「メタモルポッド」の効果使用直後に使えば、5枚のデッキ破壊が可能であり、手札に来た時点で発動可能という即効性も大事です。
「ヘル・テンペスト」
速攻魔法
(1):自分が3000以上の戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
お互いのデッキ・墓地のモンスターを全て除外する。
3000ポイント以上の戦闘ダメージを受けた時に発動でき、お互いのデッキと墓地のモンスターを全て除外します。
能動的に条件を満たす方法としては攻撃力3000以上の「壊獣」モンスター等を相手フィールドに送りつけ、攻撃力0のモンスターで自爆特攻するという手があります。
手札・フィールドのモンスターには影響を及ぼせず、自分のデッキと墓地のモンスターも除外されてしまいます。
しかしデッキ・墓地のモンスター全除外は、3000ポイント大ダメージを覚悟するのに相応しい強力なデッキ破壊と言えます。
厳しい条件とその後の影響を考えると、このカードによるデッキ破壊を狙うためには専用のデッキ構築が求められるでしょう。
「トリックスター・リンカーネイション」
通常罠(制限カード)
(1):相手の手札を全て除外し、その枚数分だけ相手はデッキからドローする。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
相手の手札を全て除外し、その枚数分だけ相手にドローさせられます。
フリーチェーンで発動できる罠カードなので、相手がサーチやサルベージをした直後にこのカードを発動すれば、目算を狂わせることも狙えます。
手札のカードは除外するため、一部のデッキを除いて相手のアドバンテージに繋がらない点も有効です。
「プレゼントカード」などと同様、相手にドローさせられるカードとしてデッキ破壊が狙えます。
「ソウル・レヴィ」
永続罠
(1):「ソウル・レヴィ」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に相手のデッキトップからカードを3枚墓地へ送る永続罠カードです。
相手のデッキが何度もモンスターを特殊召喚するような、展開力の高いデッキの場合、大幅なデッキ破壊が狙えます。
相手がデッキ破壊を嫌がった場合は、特殊召喚回数の抑制に繋がるため、どちらに転んでも自分にとっては有利と言えます。
ただし、相手の判断次第では大きな墓地アドバンテージを与えてしまう点がネックとなるため、墓地アドバンテージを与えないよう「マクロコスモス」などとの併用をするのも有りです。
「プレゼントカード」
通常罠
「プレゼントカード」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手は手札を全て捨てる。
その後、相手はデッキから5枚ドローする。
相手は手札をすべて捨ててデッキから、5枚ドローさせる罠カードです。
罠カードなので発動が遅れますが、「メタモルポッド」の効果を相手だけに使えるのでとどめとしても十分活躍できます。
デッキ破壊デッキと相性の良いカード
ここでは直接的なデッキ破壊効果は持っていないものの、デッキ破壊と相性の良いカードを紹介していきます。
「月読命」
スピリット・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1100/守1400
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・リバースした場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
リバース効果を再利用させる事ができ、スピリットモンスターなので破壊されにくく、何度でも再利用出来る点で優秀です。
「聖なる魔術師」
リバース・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 300/守 400
(1):このカードがリバースした場合、
自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動する。
そのカードを手札に加える。
リバース効果で墓地から魔法カードをサルベージ出来るため「手札抹殺」などの制限カードを再利用が狙えます。
またリバースモンスターなので「ニードルワーム」や「メタモルポッド」などとサポートを共有する事ができます。
「ADチェンジャー」
効果モンスター
星1/光属性/戦士族/攻 100/守 100
自分のメインフェイズ時に、
墓地のこのカードをゲームから除外し、
フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの表示形式を変更する。
「手札抹殺」や「メタモルポッド」を使えばこのカードを墓地に送る事ができ、墓地のこのカードの効果を使い「メタモルポッド」や「ニードルワーム」の効果を即座に発動させる事ができます。
「月の書」とこのモンスターの効果を併用することとで「メタモルポッド」の効果を複数回使用させることも可能です。
「浅すぎた墓穴」
通常魔法
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地のモンスター1体を選択し、
それぞれのフィールド上に裏側守備表示でセットする。
相手の墓地にモンスターカードがある事が条件にはなりますが、デッキ破壊を行なっていれば、大抵モンスターカードは墓地に落ちる為発動は容易かと思います。
このカードを使うと相手の強力なモンスターも蘇生させてしまうため、このカードを使う際は、このターンで相手のデッキを削り切る勢いが必要です。
「月の書」・「太陽の書」「皆既日食の書」
月の書
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
太陽の書
通常魔法
フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択し、表側攻撃表示にする。
皆既日食の書
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズに、
相手フィールドの裏側守備表示モンスターを全て表側守備表示にし、
その後、この効果で表側守備表示にしたモンスターの数だけ相手はデッキからドローする。
リバース効果のモンスターを使い回すために使うカードです。
これら表示形式を変更させたりするカードを多用し、1ターンの内にリバース効果を何度も使うことで、大量のデッキ破壊につながる強力なコンボです。
「砂漠の光」
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターを全て表側守備表示にする。
裏側のモンスターを全て表側守備表示に出来るので、「メタモルポッド」や「ニードルワーム」を表にすれば、一気にデッキを削ることができます。
「ゴーストリック・パニック」
通常罠
自分フィールド上に裏側守備表示で存在する
モンスターを任意の数だけ選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示にし、
その中の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数まで、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを選んで裏側守備表示にする。
こちらも表側守備表示に出来る罠カードで「砂漠の光」と違う点は任意の数という点です。
こちらももリバースモンスターと相性の良いカードとなっております。
まとめ
デッキ破壊デッキと言えば一時期は「メタモルポッド」で1キルが主力でしたが、「灰流うらら」の登場により、妨害が容易くなったために廃れてしまいました。
新たに「メタモルポッド」を使ったデッキ破壊をするには無効にされる以上に効果を使う必要があるため、難易度は格段に上がったと言えます。
最近では「精気を吸う骨の塔」と「魔妖」の組み合わせが一番確実にデッキ破壊を行えるのではないかと思いますが、「魔妖」デッキなら狙うことも出来るという程度ですので、デッキ破壊が主というわけではない気もします。
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