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2019年1月1日から適用される制限改訂によって、「トロイメア・ゴブリン」が禁止カードになることが発表され、2023年7月現在も禁止カードの為、使用することができません。
禁止カードになったリンクモンスターは「サモン・ソーサレス」に続いて同時に禁止カードになった「ファイアウォール・ドラゴン」(「ファイアウォール・ドラゴン」は2021年1月1日にエラッタ復帰)も加えて3枚目になります。
今回は「トロイメア・ゴブリン」について改めて
- どのようん使われてきたのか?
- 禁止カードになった理由
- 「トロイメア・ゴブリン」禁止で影響を受けたテーマデッキ
- 今後復帰する可能性
について、紹介していきます。
「トロイメア・ゴブリン」の使い方は?禁止カードになった理由を解説!
リンク・効果モンスター リンク2/風属性/悪魔族/攻1300 【リンクマーカー:左/右】 カード名が異なるモンスター2体
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。 この効果の発動時にこのカードが相互リンク状態だった場合、 自分はデッキから1枚ドローできる。 自分は通常召喚に加えて1度だけ、 このターンのメインフェイズにこのカードのリンク先となる自分フィールドに手札からモンスター1体を召喚できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分フィールドの相互リンク状態のモンスターは効果の対象にならない。
禁止カードになった理由を説明する前に、まずは効果やステータスについておさらいします。
リンクは2で召喚条件はカード名が異なるモンスター2体、リンク先は左と右です。
- リンク召喚成功時に手札1枚をコストにこのカードのリンク先限定で召喚権を増やし、この効果の発動時に相互リンク状態だった場合には1枚ドロー出来る効果。
- 自分フィールドの相互リンク状態のモンスターは効果の対象に出来なくする効果。
です。
召喚条件や効果を踏まえた主な使い方を紹介します。
カード名が異なるモンスター2体ならば何でもいいという召喚条件の緩さが優秀で、トークンを2体生成できれば片方を「リンクスパイダー」等にするだけでリンク素材が揃います。
そのため「スケープゴート」や同時に禁止カードになった「ダンディライオン」と相性が良く注目されていました。
手札コスト1枚で召喚権を増やす効果も優秀で、手札消費を抑えることが出来れば更なる展開へと繋げられます。
リンク先に召喚するという指定がある以上メインモンスターゾーンに出さなければ効果を使えませんが、「サイバース・ガジェット」など展開力に優れている代わりに召喚時にしか発動出来ない効果を持つモンスターは結構いますのでそれらとの相性はかなり良いです。
コストにするカードは墓地で効果を発動する「超電磁タートル」や手札で腐っているカードを墓地にためることも出来ます。
こちらも同時に禁止カードになった「神剣-フェニックスブレード」で実質手札コストを踏み倒すというコンボもありました。
またこのカード自身が「トロイメア」モンスターであるという利点から「トロイメア・マーメイド」のリンク素材に出来ます。「トロイメア・ゴブリン」で召喚権を増やしてモンスターを展開し、エクストラモンスターゾーンを空けた後には「トロイメア・ゴブリン」を「トロイメア・マーメイド」に繋げて更なるアドを稼ぐという手段も有用です。
禁止カードになった理由としては、使い方でも書いた通り展開力の底上げやコンボの加速としてかなり優秀だからだと思われます。
召喚条件の難易度が低く召喚権を増やせるため、デッキによってはモンスターの供給も同時に出来る分「二重召喚」よりも便利な扱いが出来ます。
そのため大抵のデッキで採用されるようになり、環境の固定化になってしまった上に先攻1キルコンボにも使えるということがあったため海外では日本よりも早く禁止カードになっていました。
その後に続くように日本でも禁止カードになり、採用していたデッキとしては展開力がやや落ちることになりそうです。
「トロイメア・ゴブリン」が禁止カードになって打撃を受けたデッキは?
「トロイメア・ゴブリン」の展開補助力を利用するデッキは多かったですが、その中でも特に影響の大きそうなデッキもあります。
「剛鬼」デッキ
フィールドから墓地へ送られた時に自身以外の「剛鬼」カードをサーチするというほぼ共通効果のおかげで、「トロイメア・ゴブリン」によって召喚権を増やして更なる展開が狙いやすいデッキでした。
また前述した戦士族テーマであるため「聖騎士の追想イゾルデ」と「神剣-フェニックスブレード」のセットを採用していたデッキも多く、「トロイメア・ゴブリン」の手札コストをあまり気にしせずに大量展開が出来ました。展開の起点になる「剛鬼スープレックス」が召喚時に発動する効果を持っていることも噛み合っていて、元々高い展開力に拍車をかけていました。
「植物+トロイメア」デッキ
「捕食植物」モンスターを使った融合召喚を狙いながらも「トロイメア」リンクモンスターによる展開も狙えるデッキでした。
「フェニキシアン・クラスター・アマリリス」がすでに禁止カードになっていたために1キルへ繋げることは出来ませんでしたが、「トロイメア」リンクモンスターを並べることによって耐性効果を得られたり「トライゲート・ウィザード」のように相互リンク状態であることを活かしたリンクモンスターによる制圧力が強力です。
「トロイメア」テーマの今後の行く末は?「トロイメア・ゴブリン」復帰の可能性は?まとめ!!
「トロイメア」テーマといえば、召喚条件が緩く汎用性の高いリンクモンスターと、手札コスト1枚が必要な効果を持つことと相互リンク時に真価を発揮することが共通点です。
これから先過去テーマの強化や新たなテーマが出るでしょうから、「トロイメア」リンクモンスターの汎用性を利用した強力なコンボが生まれることは充分に考えられます。
「トロイメア」は今後も、規制にかかるかどうかの瀬戸際にいやすいテーマだと思いますので、注意が必要だと思います。
また、「トロイメア・ゴブリン」に関しては、緩い条件でリンク召喚できるだけでなく、コンボ性の高いモンスターなだけあり、エラッタなしの復帰は相当難しいでしょう。
もし、「トロイメア・ゴブリン」が禁止カードから復帰するのであれば、どのような形で復帰するのか気になるところです。