世界に展開している遊戯王ですが、そうなれば当然別言語バージョンのカードも存在します。
中には不思議な英訳のされ方をしていたり名前が省略されていたり等、日本版とはかなり違うカードも見つかります。
今回は中でも英語版の遊戯王カードの見どころについて紹介していきたいと思います。
遊戯王の英語版の見所を紹介!
遊戯王カードには日本版や英語版等があるのはご存知かと思いますが、実はただ英訳したというわけでもなくカード名やカードイラストも変化しています。
そういった変化点を見比べることもなかなか面白く、どんなふうに訳したらそんなことになるのか不思議に思うものもあります。
カードイラストでも日本版と海外版では違いがあり、特に露出の多い格好をしたモンスター等が変更対象になりやすいようです。
英語は読めないからと英語版に無関心になるのではなく、英語版ではどんなカードになっているのかという点に興味を持つのは良いことだと思います。
今回紹介するのは不思議で面白い英語版のカード名を持つカードですので、英語版のカードへの関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。
英語版の面白い名前のカードたち!
「人造人間-サイコ・ショッカー」→「JINZO」
英語版のカード名でユニークなものと言えばこれ、というほど一部では有名な英訳です。
まずぱっと見でも名前が短くなりすぎですし、注目したところはサイコ・ショッカーの部分ではなく人造人間の人造部分のみという意味の分からなさです。
「レアメタル・ソルジャー」→「ROBOYAROU」
これもかなり有名な部類のカードです。
メタルどころかソルジャーですらなく、ただのロボ野郎になっています。
レアメタルをロボと訳すところまではギリギリ納得できますが、ソルジャーが野郎という訳はよく考えなくてもおかしいです。
ちなみにこのカードと対を成している「レアメタル・レディ」の英語版は「ROBOLADY」です。
レディはそのまま行けたのにソルジャーは野郎になるという不思議です。
「スーパースター」→「HOSHININGEN」
そのまま英訳できそうなカード名だったのに対して英語版は星人間という謎のチョイスを見せてきます。
このように英語っぽいカード名が英語版になると日本語っぽくなっていたりするケースは割とあります。
というかそもそも「スーパースター」はどう見ても人間には見えませんし謎は深まるばかりです。
「ファイアー・ボール」→「HINOTAMA」
「スーパースター」に続いて英語版で逆に和訳(?)されてしまったカードです。
日本語版は「ファイアー・ボール」で英語版は火の玉というあべこべ感がすごいカードです。
そっちが英語ならこっちは日本語だとでも言わんばかりの対応にも見えます。
逆だったらそれはそれで微妙だからいいのかもしれませんが。
「リチュア・ノエリア」→「GISHKI NOELLIA」
ノエリアはキャラの名前なのでそのままになっていますが、問題はリチュアの部分です。
儀式召喚を使うこのテーマのカテゴリ名でもありますが、英語版ではギシュキになっています。
ちなみに「リチュア」テーマの儀式モンスターは「イビリチュア」というカテゴリ名になるのですが、英語版では「GISHKI」が「EVIGISHKI」になります。
発音だけで言えばギシュキがエヴィギシュキになるため、一部ではこれがきっかけで海老儀式と呼ばれるようになったりと英語版になったことで被害を受けた悲しいテーマです。
「雷帝神(スサノオ)」→「SUSA SOLDIER」
日本語版が「スサノオ」に対して英語版は「スサ・ソルジャー」というとんでもない訳され方です。
果たしてスサとは何なのか分かりませんし、日本語のノオは別に戦士を意味している言葉でもないという意思の疎通が全く取れていない感じのネーミングになっています。
「代打バッター」→「PINCH-HOPPER」
日本語版が野球の「代打バッター」と昆虫の「バッタ」をかけた洒落のカード名なのに対し、英語版は「ピンチヒッター(野球の代打バッターのこと)」と「ホッパー(昆虫のバッタのこと)」をかけているのでしっかり洒落として成立しています。
こういった洒落から付けたカード名を持つカードが英語版になっても洒落が成立するのは非常に珍しいため、意味不明さが面白いというよりは感心するという意味で面白いカードです。
まとめ
英語版の名前が面白いカードを紹介しましたが、今回紹介したものはごく一部に過ぎないため他にもまだまだあります。
なんでこんな訳し方をしたのか、どう考えてもこうはならないだろ、というようにツッコミを入れたりしながら様々な感想を抱きつつ英語版のカードを見るのはなかなか面白いのでお勧めです。