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「ウォーター・ドラゴン」デッキとは、「ウォーター・ドラゴン」やその進化系と言える「ウォーター・ドラゴン-クラスター」を主軸とし、関連カードである「デューテリオン」「ハイドロゲドン」「オキシゲドン」や「ボンディング」魔法・罠カードを活用するのが特徴のデッキのことです。
「ウォーター・ドラゴン」デッキレシピやその回し方などについて紹介します。
「ウォーター・ドラゴン」デッキレシピ2024
モンスターカード
「ハイドロゲドン」×1
「オキシゲドン」×1
「デューテリオン」×3
「ウォーター・ドラゴン」×2
「ウォーター・ドラゴン-クラスター」×1
「フロストザウルス」×1
「珠玉獣-アルゴザウルス」×1
「プチラノドン」×2
「べビケラサウルス」×3
「魂喰いオヴィラプター」×3
「幻創のミセラサウルス」×3
「ゼノ・メテオロス」×2
「超越竜メテオロス」×1
「究極伝導恐獣」×1
「スクラップ・ラプター」×1
「スクラップ・キマイラ」×1
魔法カード
「ボンディング-D2O」×1
「化石調査」×3
「グラウンド・ゼノ」×3
「究極進化薬」×1
「おろかな副葬」×2
罠カード
「ボンディング-DHO」×3
エクストラデッキ
「超越竜ギガントザウラー」×1
「超越竜グレイスザウルス」×1
「No.100 ヌメロン・ドラゴン」×1
「エヴォルカイザー・ラギア」×1
「エヴォルカイザー・ラーズ」×1
「超越竜ドリルグナトゥス」×1
「No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー」×1
「No.97 龍影神ドラッグラビオン」×1
「スクラップ・ワイバーン」×1
「クロシープ」×1
「I:Pマスカレーナ」×1
「S:Pリトルナイト」×1
「超越竜エグザラプトル」×1
「ヴァレルソード・ドラゴン」×1
「閉ザサレシ世界ノ冥神」×1
「ウォーター・ドラゴン」デッキの回し方
デッキのコンセプトとしては、積極的に「ウォーター・ドラゴン-クラスター」あるいは「ウォーター・ドラゴン」に繋ぐことでビートダウンで勝利を目指すというものです。
今回紹介したレシピでは、恐竜族サポートカードに加えて「超越竜」テーマのカードも多数採用することで、戦術の幅を広げたりデッキの安定力を上げた構築にしていますが、狙いたいコンボを絞り、空いた枠に汎用カードを採用するのも有りでしょう。
ウォーター・ドラゴン
特殊召喚・効果モンスター
星8/水属性/海竜族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できず、「ボンディング-H2O」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
フィールドの炎属性モンスター及び炎族モンスターの攻撃力は0になる。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地の「ハイドロゲドン」2体と「オキシゲドン」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
デッキの回し方ですが、まずは「ウォーター・ドラゴン」か「ウォーター・ドラゴン-クラスター」を出すための準備をしていきます。
「ウォーター・ドラゴン」か「ウォーター・ドラゴン-クラスター」を出すための手段としては「ボンディング」魔法・罠カードを使用するのが基本です。
手札から発動できる効果で「ボンディング」魔法・罠カードを引き込める「デューテリオン」は積極的に利用したいカードといえます。
「ボンディング」魔法・罠カードにはそれぞれ厳しい発動条件があるため、それらを満たすための準備も重要です。
ボンディング-D2O
通常魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドの「デューテリオン」2体と
「オキシゲドン」1体をリリースして発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から
「ウォーター・ドラゴン」または「ウォーター・ドラゴン-クラスター」1体を選んで
「ボンディング-H2O」の効果扱いとして特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、
「ウォーター・ドラゴン」または「ウォーター・ドラゴン-クラスター」が
フィールドから自分の墓地へ送られた場合に発動する。
墓地のこのカードを手札に戻す。
「ボンディング-D2O」は手札・フィールドに「デューテリオン」2体と「オキシゲドン」1体が必要な代わりに特殊召喚先を手札・デッキ・墓地から選ぶことができます。特にデッキから出せるのは大きな利点です。
しかし手札から発動出来る効果を使った場合に墓地へ行ってしまう「デューテリオン」から、準備を整えるためには2枚目以降の「デューテリオン」を呼び出す、サルベージを利用する必要がある欠点があります。
ボンディング-DHO
通常罠
(1):自分の手札・墓地から「デューテリオン」「ハイドロゲドン」「オキシゲドン」を
1体ずつデッキに戻して発動できる。
自分の手札・墓地から「ウォーター・ドラゴン-クラスター」1体を選んで特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ウォーター・ドラゴン」または
「ウォーター・ドラゴン-クラスター」1体を選んで手札に加える。
「ボンディング-DHO」は手札・墓地に「ハイドロゲドン」「オキシゲドン」「デューテリオン」が1体ずつ必要な代わりに特殊召喚先は手札・墓地から選ぶことができ、罠カードである故に相手ターン中に発動すれば妨害として利用出来るのが利点です。「ウォーター・ドラゴン-クラスター」のサーチ・墓地肥やしも必要となるのが欠点です。
この2枚の発動条件・長所・短所を理解した上でどちらにアクセスするか、どのように準備を整えていくかを変えていくことになります。
- レベル6以下の恐竜族モンスターをサーチできる「化石調査」
- 恐竜族モンスターのサーチ・墓地肥やしが出来る「魂喰いオヴィラプター」
- 効果破壊されることでリクルート効果を使える「プチラノドン」や「べビケラサウルス」
などはどちらの「ボンディング」カードの利用をする上でも準備に役立つカードです。
グラウンド・ゼノ
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから恐竜族チューナーまたは恐竜族の通常モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで破壊する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドから、恐竜族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
他にも「グラウンド・ゼノ」や「ゼノ・メテオロス」は自分のモンスターを破壊し、サーチや展開を行う効果を持つため、「プチラノドン」や「べビケラサウルス」を組み合わせることでより大きなアドバンテージを稼ぐことが狙えます。
準備を整えた後は「ボンディング」魔法・罠カードを使って「ウォーター・ドラゴン-クラスター」を出していきます。
ウォーター・ドラゴン-クラスター
特殊召喚・効果モンスター
星10/水属性/海竜族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。
「ボンディング」魔法・罠カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの効果モンスターはターン終了時まで、攻撃力が0になり、効果を発動できない。
(2):このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「ウォーター・ドラゴン」2体を召喚条件を無視して守備表示で特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「ウォーター・ドラゴン-クラスター」は、相手の効果モンスターの攻撃力を0にする効果と効果発動を封じる効果を持つため、相手の盤面を大幅に弱体化させてから自身を含め展開した恐竜族モンスターで総攻撃や、2の効果で「ウォーター・ドラゴン」2体を特殊召喚してランク8エクシーズなどの展開に繋ぐことで攻勢に出ていけるでしょう。
「ウォーター・ドラゴン」デッキの展開例
デューテリオン
効果モンスター
星5/水属性/恐竜族/攻2000/守1400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズにこのカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「ボンディング」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の「ハイドロゲドン」「オキシゲドン」「デューテリオン」のいずれか1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
後攻ターン以降を前提とし、手札に「デューテリオン」+「魂喰いオヴィラプター」+「グラウンド・ゼノ」の計3枚がある場合に出来るコンボです。
手札の「デューテリオン」効果で自身を捨てることで「ボンディング-D2O」をサーチ→
「魂喰いオヴィラプター」を通常召喚→
べビケラサウルス
効果モンスター
星2/地属性/恐竜族/攻 500/守 500
(1):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
デッキからレベル4以下の恐竜族モンスター1体を特殊召喚する。
「魂喰いオヴィラプター」召喚成功時効果で「べビケラサウルス」をサーチ→
「グラウンド・ゼノ」を発動。「ゼノ・メテオロス」をサーチし、その後の効果で手札の「べビケラサウルス」を破壊→
プチラノドン
効果モンスター
星2/地属性/恐竜族/攻 500/守 500
(1):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
デッキからレベル4以上の恐竜族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
破壊された「べビケラサウルス」効果と「ゼノ・メテオロス」効果をチェーンし、「ゼノ・メテオロス」を自己特殊召喚して「プチラノドン」をリクルート→
「魂喰いオヴィラプター」効果で「プチラノドン」を破壊して「べビケラサウルス」を蘇生→
破壊された「プチラノドン」効果で「デューテリオン」(2体目)をリクルート→
フロストザウルス
通常モンスター
星6/水属性/恐竜族/攻2600/守1700
鈍い神経と感性のお陰で、
氷づけになりつつも氷河期を乗り越える脅威の生命力を持つ。
寒さには滅法強いぞ。
「ゼノ・メテオロス」効果で「べビケラサウルス」を破壊して「フロストザウルス」をリクルート→
破壊された「べビケラサウルス」効果で「オキシゲドン」をリクルート→
超越竜ギガントザウラー
融合・効果モンスター
星12/地属性/恐竜族/攻3800/守2000
恐竜族モンスター+通常モンスター
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の恐竜族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
このカードが墓地から特殊召喚されていた場合、
さらに自分の手札・フィールドのカード1枚と相手フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
(2):このカードが破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から通常モンスター1体を選んでデッキに戻す。
その後、このカードを特殊召喚できる。
墓地の「グラウンド・ゼノ」効果でフィールドの「ゼノ・メテオロス」と「フロストザウルス」を素材に「超越竜ギガントザウラー」を融合召喚→
「超越竜ギガントザウラー」特殊召喚成功時の効果で「デューテリオン」をサルベージ→
「ボンディング-D2O」を発動、手札の「デューテリオン」とフィールドの「デューテリオン」(2体目)「オキシゲドン」をリリースすることでデッキから「ウォーター・ドラゴン-クラスター」を特殊召喚します。
魂喰いオヴィラプター
効果モンスター
星4/闇属性/恐竜族/攻1800/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから恐竜族モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
(2):このカード以外のフィールドのレベル4以下の恐竜族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
その後、自分の墓地から恐竜族モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
結果的に「魂喰いオヴィラプター」+「超越竜ギガントザウラー」+「ウォーター・ドラゴン-クラスター」を並べられました。
「ウォーター・ドラゴン-クラスター」特殊召喚成功時効果で、相手フィールドの効果モンスターの攻撃力を0にし、効果発動を封じられます。相手フィールドのモンスターが攻撃表示の効果モンスターのみであれば、3体での総攻撃で1800+3800+2800=8400でワンターンキルを狙えるでしょう。
スクラップ・ラプター
チューナー・効果モンスター
星4/地属性/恐竜族/攻1400/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「スクラップ」モンスター1体を召喚できる。
(2):このカードが「スクラップ」カードの効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「スクラップ・ファクトリー」1枚またはチューナー以外の「スクラップ」モンスター1体を手札に加える。
上記のコンボは素早く「ウォーター・ドラゴン-クラスター」を出しつつワンターンキルを狙うことを目的としていますが、コンボの途中で「スクラップ・ラプター」や「幻創のミセラサウルス」などの展開ギミックを経由させれば、長く複雑なコンボになる代わりにより強力な盤面を作ることも可能でしょう。
まとめ
今回紹介した構築は「超越竜」を織り交ぜた構築でしたが、採用する恐竜族を絞ったり、今回採用しなかった恐竜族関連のカードを採用したりするのも良いでしょう。
「ウォーター・ドラゴン-クラスター」は発動こそ手間がかかるものの、効果モンスターの攻撃力を0にできる効果を持っているため、展開次第では1キルを狙うこともできます。
「ウォーター・ドラゴン」デッキを組みたいけど、どのように形にすれば良いのか分からなかった方は今回の構築を参考にしてみてください。


