罠カードの種類の内の一つにカウンター罠カードというものが存在します。
使い方によってはデュエルの勝敗を左右すると一手も過言ではないカウンター罠カードについて今回は紹介していきたいと思います。
目次
カウンター罠カードの役割について軽くおさらい!!
カウンター罠カードというのは遊戯王のルールの中でもやや特殊な性質を持つカードです。
カード効果自体としてはカウンターという名前の通り、相手の行動に対して発動しその行動を無効にするといったものが主流になります。
では何が特殊なのかと言いますと、カウンター罠のスペルスピードは3であることです。
スペルスピードとはカードの効果スピードのことを指しており、チェーンを組む際には忘れてはならないものでもあります。
スペルスピードには1~3の3段階があり、数字が多いほど早いということになっています。
ルール上スペルスピードの早い物に遅い物をチェーン発動することは出来ないため、最速のスペルスピード3であるカウンター罠カードにチェーン発動できるのは同じくカウンター罠カードのみになっています。
カード効果の発動を無効にして破壊できる「シューティング・クェーサー・ドラゴン」でさえスペルスピードは2なため、カウンター罠カードの発動を無効にすることは出来ません。
とどのつまり『カウンター罠の発動に対してはカウンター罠しか発動できない』ということを覚えておきましょう。
上記のようにカウンター罠はルール上優先度が高いため、自分が発動することさえできれば相手にカウンター罠カードがない限りその妨害は成功することになります。
あくまで発動が出来ればということですので、発動できない状況や発動条件を満たす前に除去されてしまうことに弱い点には気を付けましょう。
汎用性の高いカウンター罠カードを紹介!!大会環境で使われているものも!!
「神の警告」
2000という決して軽くないライフコストはありますが、対応できる状況が多く相手のコンボにマストカウンターを決められれば戦線の崩壊も狙えます。
例えカード効果を受けないモンスターであろうと特殊召喚自体を無効にするため処理が可能です。
相手のコンボで最も重要なモンスターの特殊召喚や、デュエルを決めうる強力な切り札を特殊召喚した際に使えば逆転勝利すら視野に入るのでライフコストを払う価値は十分にあります。
「神の宣告」
自分のライフを半分払うというコストがあり、大抵のタイミングでは発動することが可能である万能カウンター罠カードの代表例です。
ライフコストは重いものの、逆に考えればライフを半分払えさえすればいつでも発動できるということでもあります。
ライフが削られているデュエル中盤以降では当然払うライフも少なくなるのでそこまで気兼ねなく発動できます。対応できるタイミングの多さなども含めて強力ではあるものの極力デュエル序盤では使いたくないカードと言えます。
「神の通告」
1500のライフコストを払うことである程度の状況に対応できるカウンター罠カードです。
魔法・罠カードの発動を無効にすることは出来ませんが、上記の2つに比べるとどんなモンスター効果の発動でも無効にすることが出来るのは大きなメリットです。
融合召喚や儀式召喚等は無効にできませんが、ライフコストが1500であることも踏まえると比較的使い勝手が良いカウンター罠カードと評価できます。
このカードも含めた「神の○○」シリーズは大会環境でも度々採用される対応力という点でも優秀なカウンター罠カードです。
「強烈なはたき落とし」
ドローだけでなくサーチ効果に対しても有用であり、手札に加えたカードをそのまま捨てさせられます。
使いやすくシンプルに強力な効果を持っていますが、昨今では墓地で発動する効果を持つカードや墓地のカードを利用するデッキも増えたので相手の墓地肥やしを助けることになりかねないことには気を付けましょう。
「ギャクタン」
対応するのは罠カードのみですが、ノーコストで発動を無効に出来るため使いやすいです。
無効にした相手の罠カードはデッキに戻すので墓地で発動する効果の罠カード等に対しては有効な反面、相手のデッキ次第ではサーチカードでサーチされたり再利用され得る可能性があることには要注意です。
「昇天の黒角笛」
ノーコストで相手モンスターの特殊召喚を無効にして破壊出来ます。
融合召喚などの効果による特殊召喚には対応しておらず、通常召喚も無効にできない点は一長一短と言えます。とはいえノーコストなのはやはり大きいので相手のデッキ次第では非常に使いやすく強力なカウンター罠カードです。
「昇天の剛角笛」
相手メインフェイズという条件がありますが、このカードが無効にできる特召喚(主にシンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・リンク)はメインフェイズに行われることが多いのでそこまで問題ではありません。
相手に1枚ドローさせているもののメインフェイズを終了させるため、相手の展開序盤に使うことでそのターン中の攻撃を凌ぐことが容易になります。
相手がバトルフェイズに入りメインフェイズ2で改めて展開することはあり得ますが、既にバトルフェイズは終わっているので落ち着いて次の自分のターンに切り返しを狙っていくと良いでしょう。
「魔宮の賄賂」
相手の魔法・罠カードを無効にする代わりに相手に1枚ドローさせるカウンター罠カードです。
モンスター効果には対応していないものの、魔法、罠カードに対しては強力なカウンター罠であり、自身のコストを払う必要性がないので、カウンター罠の中では比較的撃ちやすいカードです。
相手に1ドローさせてしまう点についてどう捉えるかは、その状況次第ですが相手にドローさせてでも、止めたいカードがある場合は迷わず、このカードを頼りにすると良いでしょう。
「レッド・リブート」
ライフコストを半分支払えば、手札からも発動できる罠カードで、相手が罠カードを発動した時にその発動を向こうにし、そのカードをそのままセットさせ、相手はその後デッキから罠カードを1枚選んでセットできる効果を持つ罠カードです。
手札から発動できる数少ない罠カードの上であるものの、罠の発動に対して、そのままセットさせるといったその場しのぎの上に相手に罠カードのセットを許してしまうといったデメリットがあります。
このカードを使う利点としてはこのカードの発動後、相手が罠カードをターン終了時まで使えなくなるので、そこを利用して、使用ターン中に自身が勝利する布陣を作るといった使い方が主になってきます。
「透破抜き」
手札誘発・墓地で発動するモンスター効果を無効にし除外できるカウンター罠カードです。
無効にできる範囲は狭いもののコストがないので、使いやすいカウンター罠となっております。
最近のテーマの大半は汎用手札誘発モンスターや墓地で発動するモンスターが存在するので、腐りにくいのも嬉しい所です。
汎用カウンター罠カードまとめ!
今回は汎用性の高いカウンター罠カードの紹介でした。
カウンター罠カードは発動タイミングこそ、限られて来るものの、スペルスピード3と最も早いカードであり、デュエルの流れを変える力を持っているので、気になるカードがあれば、是非採用してみてはいかがでしょうか?
コチラも読まれております!