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先日発売したデュエリストパック-輝石のデュエリスト編-では「D(ディフォーマー)」テーマの強化として「D・テレホン」が登場しました。
「D・テレホン」は発売前に情報が判明した時点から無限ループができると噂になり、様々な展開コンボが考案されています。
そこで今回は「D・テレホン」を使った無限ループについて考えていきたいと思います。
「D・テレホン」の無限ループについて軽くおさらい!
チューナー・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守 100
(1):このカードは表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
サイコロを1回振る。
自分は出た目の数×100LP回復する。
その後、出た目の数以下のレベルを持つ「D(ディフォーマー)」モンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚できる。
●守備表示:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
サイコロを1回振り、出た目の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中から「D(ディフォーマー)」カード1枚を選んで墓地へ送る事ができる。
残りは好きな順番でデッキの上か下に戻す。
まず前提として何故「D・テレホン」は無限ループが出来るのかについて簡単に説明します。
「D・テレホン」には、攻撃表示の場合にサイコロを振って出た目の数×100自分のライフを回復し、その後出た目の数以下のレベルを持つ「D(ディフォーマー)」モンスター1体を自分の墓地から選んで特殊召喚する効果があります。
サイコロの出た目に依存する効果ではあるものの、蘇生したい「D(ディフォーマー)」モンスターのレベルが1であれば、サイコロの出た目がいくつであっても確実に蘇生することが可能になります。
この効果には1ターンに1度という指定があるもののカード名指定は無いため、一度フィールドを離れさせたり同名モンスターを用意すれば、1ターンに複数回効果を使用することが可能となっています。
この特性自体は「D(ディフォーマー)」モンスター共通の特徴でもあります。
無限ループをする上で重要な点として、「D・テレホン」の効果で蘇生するモンスターに『「D・テレホン」以外の「D(ディフォーマー)」モンスター』というような縛りが無いことです。
これにより「D・テレホン」は同名モンスターを蘇生することが可能となっており、「D・テレホン」自体のレベルが1であるため前述したようにサイコロの出た目に左右されずに蘇生できます。
要するに「D・テレホン」をフィールドと墓地に用意すれば、
「D・テレホン」Aの効果で「D・テレホン」Bを蘇生→
「D・テレホン」Aをリンク素材などに使って墓地へ送る→
「D・テレホン」Bで「D・テレホン」Aを蘇生→
「D・テレホン」Bをリンク素材などに使って墓地へ送る→
「D・テレホン」Aの効果で「D・テレホン」Bを蘇生
というループコンボを作ることが可能ということです。
効果使用済みの「D・テレホン」を素材に使って墓地に送る、
という点を意識して展開を行うことで無限ループによる大量展開をすることが出来ます。
ループコンボであるからには準備に手間がかかるかと思いきやそうでもなく、構築次第では手札1枚や2枚の消費で簡単に準備が整います。
展開手順としては、いくつか方法はありますが、「D・テレホン」がフィールドと墓地にある状態を作るのが、このループコンボでは重要であり、条件さえ整えば、無限ループコンボを行うことができるのです。
「D・テレホン」の無限ループはヤバすぎ!?今後規制される可能性は?
「D・テレホン」のループコンボがどうヤバいのかと言いますと、「いろはもみじ」で闇属性にした「D・テレホン」を「プリーステス・オーム」で無限に射出することで先攻ワンキル、カード名ターン1指定無しで自己蘇生も可能な「ファラオの化身」と「D・テレホン」のループコンボを合わせて「古神クトグア」や「ダイガスタ・エメラル」を繰り返し活用することで無限ドロー、といった強力過ぎるコンボが可能だからです。
上記で挙げたのはかなり極端な例ではありますが、
それ以外にもリンク召喚やエクシーズ召喚を駆使することで5、6妨害ができる制圧盤面を構築したり、後攻ターン以降であればワンターンキルを狙えるほどの火力を出すこともできたりと、構築や目的によって様々なことが出来ます。
今後規制されるかどうかについてですが、規制される可能性は十分にあるものの「D・テレホン」の活躍次第では放置される可能性も否定できない、という考えられます。
「D・テレホン」は上記のように同名カードを蘇生できる点が強力なため、規制強化として制限カードになればループコンボは難しくなります。
一応「D・テレホン」の蘇生効果は対象を取って発動するものではないため、「D・テレホン」の効果にチェーンを組んで「D・テレホン」を墓地へ送れば自己蘇生することは理論上可能ではあります。
また「D・テレホン」の効果を同名モンスターを蘇生できないようエラッタするだけでも危険度は大きく下がることかと思います。
活躍次第と書いた理由としては、上記のような「D・テレホン」を使ったループコンボはエクストラデッキの消費が非常に激しく、強力なコンボであるほどエクストラデッキの消費枚数が増えるという特徴があるためです。
決まれば一気に勝ちに行けるコンボであっても、エクストラデッキやメインデッキに必要となるコンボパーツや手順が多過ぎる故に机上の空論感が否めなかったり、エクストラデッキの中身がコンボパーツばかりである故に少しでも相手に妨害されたらその時点で詰んでしまうことも考えられたりと、強力な「D・テレホン」のループコンボにも欠点はあります。
これらの欠点から「D・テレホン」のループコンボによる先攻ワンキルや無限ドローが“あくまでも理論上は可能だが実現するのは難しいコンボ”として扱われ、実際に大会環境等で使用する人がいないのであれば、登場したばかりの「D・テレホン」がすぐに規制される可能性は下がるのかもしれません。
筆者の個人的には、ループコンボは悪用されやすく放置しておくと今後登場するカードやテーマにも影響を与えかねないため、同名モンスターを蘇生できないようにする(「メンタルマスター」のような公式サイトでのエラッタであれば対応が早い)方が良いとは思っています。
まとめ!!
話題の「D・テレホン」のループコンボについて、今後規制が入るのかを紹介してきましたが、結論から言って仕舞えば、現段階で即規制がかかる可能性は低いと言えます。
理由としてはやはり、あくまでも理論上はコンボが可能なだけであり、大会環境であれば、サイドデッキの存在や専用でデッキを組む必要性などが出てくるからです。
「D・テレホン」が今後、制限などの規制にかかる可能性は十分あり得ますが、実用的なコンボ性能かと言われると、難しいところなので、今後の活躍や進展が気になる1枚ではあります。