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「シンクロ・オーバーテイク」はEXデッキのモンスターを1体を相手に見せることで、そのモンスターに記されているシンクロ素材モンスター1体をデッキ・墓地からサーチするか、特殊召喚するかを選ぶことができる便利な通常魔法カードです。
「シンクロ・オーバーテイク」の使い方と効果を考察し、その効果で場に出せる、手札に引き込みたいカードも紹介していきます。
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「シンクロ・オーバーテイク」の効果考察と使い方
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):EXデッキのSモンスター1体を相手に見せ、
そのモンスターにカード名が記されているS素材モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選び、
手札に加えるか特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
カード名ターン1指定のある通常魔法カードで、エクストラデッキのシンクロモンスター1体を見せて、そのモンスターにカード名の記されたシンクロ素材モンスター1体をデッキ・墓地から選んで手札に加えるか特殊召喚できる効果を持ちます。
さながらシンクロモンスター版の「融合徴兵」や「融合派兵」といった効果を持っています。
シンクロ素材にカード名が指定されているシンクロモンスターはあまり多くないため、このカードで手札に引き込めたり特殊召喚できるモンスターもある程度限られます。
その分「融合徴兵」や「融合派兵」よりも優れていることとしては、このカードはサーチ・サルベージ・リクルート・蘇生の4つに対応している点が挙げられます。
ものによってはリクルートよりもサーチの方が良いというモンスターもいますし、サルベージと蘇生にも対応していることから、蘇生制限を満たしたシンクロモンスターやデッキに1枚しか入れていないモンスターの再利用を図ることも可能です。
当然ですがこのカードを発動するにはエクストラデッキにシンクロ素材にカード名が指定されているシンクロモンスターが存在し、そのシンクロ素材として指定されているモンスターがデッキ・墓地にいなければいけません。
シンクロ召喚などをしてシンクロ素材にカード名が指定されているシンクロモンスターがエクストラデッキからいなくなった後で、このカードを引いても腐ってしまうため、枠は取りますが、このカードの効果を使う用のシンクロモンスターを採用しておくというのも1つの手です。
このカードを発動するターン、自分はシンクロモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できなくなる制約もあります。
『発動するターン』という指定によってこのカードを発動する前もシンクロモンスター以外をエクストラデッキから特殊召喚出来ないので、リンクモンスターを採用しているデッキでは注意が必要です。
「ジャンク・スピーダー」は効果の関係上同じデッキに採用しやすく、制約も被っているため併用しやすいです。
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「シンクロ・オーバーテイク」で出せる、サーチしたいカード11選
「ジェット・シンクロン」
チューナー・効果モンスター
星1/炎属性/機械族/攻 500/守 0
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「ジャンク」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
エクストラデッキに「ジェット・ウォリアー」を採用しなくてはなりませんが、展開に繋げやすいため「シンクロ・オーバーテイク」のリクルート候補としては、かなり有力です。
また「シンクロ・オーバーテイク」で「ジェット・シンクロン」をリクルートするのであれば、「ジャンク・スピーダー」でリクルートするレベル1枠には「サイバース・シンクロン」などを選ぶこともできるでしょう。
自己蘇生後はフィールドから離れた場合に除外されてしまうため、「シンクロ・オーバーテイク」で蘇生することが出来なくなる点には要注意です。
「ゾンビキャリア」
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻 400/守 200
(1):このカードが墓地に存在する場合、
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。
このカードをシンクロ素材として指定しているのは「デスカイザー・ドラゴン」「蘇りし魔王 ハ・デス」「アンデット・スカル・デーモン」の3種類がおり、いずれもシンクロ召喚先として優先度が高くないため「シンクロ・オーバーテイク」で使う用にどれか1枚を選んで採用すれば良いでしょう。
「シンクロ・オーバーテイク」でこのカードをリクルートし、シンクロ素材に使った後で自己蘇生させれば更に高レベルのシンクロモンスターへ繋げることが可能です。
シンクロ素材としてはもちろんですが、上級モンスターが多くなりやすい「ヴァンパイア」等ではアドバンス召喚のためのリリース先を確保する上でも利用できます。
自己蘇生後のデメリットについては「ジェット・シンクロン」と同様です。
「ジャンク・シンクロン」
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
展開の起点として使いやすいため、「シンクロ・オーバーテイク」でサーチしたいモンスターとして有力な候補になります。
シンクロ素材に「ジャンク・シンクロン」を指定しているシンクロモンスターは5種と多いため、デッキとの相性などを踏まえた上で好きな物を採用できる点も相性が良いです。
「ジャンク・シンクロン」を起点とした展開を主軸としたデッキであれば、4枚目以降の「調律」として「シンクロ・オーバーテイク」を採用できます。
「エーリアンモナイト」
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/爬虫類族/攻 500/守 200
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル4以下の「エーリアン」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
「エーリアン」デッキでは「宇宙砦ゴルガー」のシンクロ召喚をする上で必須のカードですので、「シンクロ・オーバーテイク」でサーチしてその蘇生効果に繋げていけます。
「宇宙砦ゴルガー」のシンクロ召喚をしやすくなる反面、「シンクロ・オーバーテイク」の制約により「エーリアン・ソルジャー M/フレーム」や「宇宙鋏ゼロオル」といったリンクモンスターとは合わない点には要注意です。
「深海のディーヴァ」
チューナー・効果モンスター
星2/水属性/海竜族/攻 200/守 400
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚する。
「深海のコレペティ」のシンクロ素材に指定されているため、「シンクロ・オーバーテイク」でサーチすることが狙えます。
上記の「ジャンク・シンクロン」などとは違い、リクルート効果であるため、下準備が必要ない点を含めて、より初動に向いています。シンクロ召喚先などの制約も無いため、汎用シンクロモンスターなどに繋げて、状況に応じた展開を狙えるでしょう。
「ネクロ・シンクロン」
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/機械族/攻 200/守 400
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「フルール・シンクロン」として扱う。
(2):このカード以外の自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルをターン終了時まで2つ上げる。
(3):このカードが風属性SモンスターのS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから植物族・レベル1モンスター1体を特殊召喚する。
フィールド・墓地では「フルール・シンクロン」として扱われるため、墓地に存在するときに限り「シンクロ・オーバーテイク」で蘇生・サルベージを行うことができます。
自身以外のモンスターのレベルを2つ上げる効果や風属性シンクロモンスターの素材になった場合のリクルート効果は優秀です。「シンクロ・オーバーテイク」で蘇生して活用していくことができます。
このカードの蘇生のみを目的として「シンクロ・オーバーテイク」を採用するのは事故の危険がありますが、「シンクロ・オーバーテイク」でリクルートなどして使える「フルール・シンクロン」も合わせて採用すれば状況に応じて使い分けられます。
「ジェネクス・コントローラー」
チューナー・通常モンスター
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。
このカードをシンクロ素材に指定しているモンスターは5種と多いですが、非チューナーの素材指定や効果などから汎用性が高いとは言えないため「シンクロ・オーバーテイク」で参照する用として採用するのも有りです。
「ジェネクス」デッキではこのカードを必要とする効果もあるため、それらを利用する上でもアクサス先が広い「シンクロ・オーバーテイク」との相性は良いです。
このカードは通常モンスターでもあることから「予想GUY」や「レスキューラビット」でのリクルートにも対応しているため、「シンクロ・オーバーテイク」は蘇生・サルベージにも対応している点で差別化が図れます。
上記のように「シンクロ・オーバーテイク」だけでなく、通常モンスターサポートの恩恵も受けられるため、アクセスしやすいレベル3チューナーとして活用していけるでしょう。
「Sin パラレルギア」
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードをS素材とする場合、
他のS素材モンスターは手札の「Sin」モンスター1体でなければならない。
「Sin パラドクス・ドラゴン」の素材として指定されているため、「シンクロ・オーバーテイク」でリクルートや蘇生することが狙えます。
効果外テキストの都合上シンクロ素材とするには手札に「Sin」モンスターが必要になりますが、レベル7以上の「Sin」モンスターと合わせれば、汎用性が高いものや強力な効果を持つ高レベルシンクロにも繋げられます。
このカードをサポートできるカードとしては「Sin パラドクスギア」もあり、あちらはこのカードのリクルートだけでなく任意の「Sin」モンスターのサーチも出来ますが、「シンクロ・オーバーテイク」はフィールド魔法カードが存在しない状態でも利用できる点が長所と言えます。
非チューナーとしては対となるモンスターがエクストラデッキに投入される「Sin スターダスト・ドラゴン」「Sin サイバー・エンド・ドラゴン」などが使いやすいでしょう。
「ドリル・シンクロン」
エクストラデッキに「ドリル・ウォリアー」を採用すれば「シンクロ・オーバーテイク」でアクセスできます。
戦士族モンスターへの貫通効果付与と貫通ダメージをトリガーとしたドロー効果を持っており、戦士族モンスターを利用するというデッキではシンクロ素材としてだけでなく効果の利用も可能です。
地属性のチューナーであるため「ゴヨウ・ガーディアン」や「ナチュル・ビースト」のシンクロ素材としても利用でき、ダイレクトアタッカーとなれる「ドリル・ウォリアー」も相手のライフ次第では、シンクロ召喚先として有力な候補となります。
攻守は低いですがレベル3チューナーであるため、レベル4モンスターと合わせるだけでも汎用性の高いものも多いレベル7シンクロに繋げられます。
「ナイトエンド・ソーサラー」
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻1300/守 400
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、
相手の墓地のカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。
「ナイトエンド・アドミニストレーター」のシンクロ素材に指定されているため、「シンクロ・オーバーテイク」でのアクセスが可能です。
このカードは特殊召喚成功時に相手の墓地のカードを2枚まで除外する効果を持っており、「シンクロ・オーバーテイク」でこのカードをリクルート・蘇生すればチューナーを展開しつつ、相手の墓地リソースを削ることが狙えます。
また「シンクロ・オーバーテイク」で出したこのカードを素材に「ナイトエンド・アドミニストレーター」をシンクロ召喚すれば、あちらの効果で更にもう1枚相手の墓地リソースを削ることが可能です。
相手が墓地のカードを活用するデッキであれば効果的です。そうでない場合は他のシンクロモンスターに繋ぐといった使い分けもできます。
昨今では墓地で発動出来る効果・蘇生・サルベージを全くしないというデッキも少ないため、レベル2チューナーを展開しつつも相手の墓地除外が出来るセットして採用するというのも有りでしょう。
「フルール・シンクロン」
チューナー・効果モンスター
星2/光属性/機械族/攻 400/守 200
(1):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からレベル2以下のモンスター1体を特殊召喚する。
エクストラデッキに「フルール・ド・シュバリエ」を採用すれば「シンクロ・オーバーテイク」でアクセス出来ます。
シンクロ素材として墓地へ送られた場合に手札のレベル2以下のモンスターを特殊召喚出来る効果を持っているため、「シンクロ・オーバーテイク」の誓約も踏まえればシンクロ召喚したモンスターとこのカードの効果で特殊召喚したモンスターで更なるシンクロ召喚に繋げることが狙えます。
このカードを素材に使ったシンクロ召喚先の候補を複数用意しておけば、手札のレベル2以下のモンスターがチューナか非チューナーかに応じてシンクロ召喚先を変える運用も出来ます。
「ジャンクドッペル」デッキのような低いレベルのモンスターを活用するシンクロデッキでなら無理なく効果の活用が検討できるでしょう。
このカードも他に挙げたモンスター同様「シンクロン」チューナーですので、「シンクロ・オーバーテイク」と同じ誓約を持つ「ジャンク・スピーダー」のシンクロ召喚に繋げて更なる展開を図ることも可能です。
まとめ!!
現時点では「シンクロ・オーバーテイク」の恩恵を受けられるカードやデッキはあまり多くはありませんが、上記で紹介したカードとの組み合わせやそれらと相性の良いデッキではキーカードを引き込んだりリクルートする手段として有用なカードと言えます。
今後シンクロ素材にカード名を指定するシンクロモンスターが増えるかは分かりませんが、デッキ次第では積極的に採用を検討できるカードなので入手しておいて損はないでしょう。
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