ユーザーの中では墓地からモンスターを特殊召喚する効果のことを蘇生効果、蘇生効果を持っているカードのことを蘇生カードと呼ぶことが多々あります。
今回はそんな蘇生カードの中から、魔法・罠カードに限定して汎用性の高い物を紹介していきます。
一部のデッキ以外では蘇生カードを入れておいて損をすることもないので、デッキ構築の際にどれを採用するか参考になるかと思います。
モンスターを蘇生できる汎用魔法・罠カードを紹介!!
「死者蘇生」
自分または相手の墓地からモンスター1体を蘇生できる通常魔法カードです。
数ある蘇生カードの原点とも言えるカードであり、その汎用性の高さはほとんどの遊戯王ユーザーが知っているかと思います。
ノーコストかつノーリスクで完全蘇生(攻撃できない・効果は無効化される等といった蘇生先のモンスターへの制約が全く無い蘇生のこと)ができ、制限カードであるという点を除けば蘇生カードの中でもトップレベルの性能と汎用性と言っても過言ではありません。
相手の墓地のモンスターも蘇生することができるため、相手が使った強力なモンスターを自分フィールドに蘇生して形成の逆転を図ることも可能です。
「浅すぎた墓穴」
お互いのプレイヤーは自分の墓地のモンスター1体を裏側守備表示でそれぞれ自分のフィールドに蘇生する通常魔法カードです。
自分だけでなく相手にも蘇生を許してしまう効果ではありますが、ノーコストで墓地のモンスター1体をセットできるという点がこのカードの大きな特長です。
セット状態で蘇生するため、リバース効果の発動を期待できるというのが最大の利点になります。
「星遺物を継ぐもの」
自分の墓地のモンスター1体をフィールドのリンクモンスターのリンク先に蘇生する効果の通常魔法カードです。
自分のメインモンスターゾーンにリンクモンスターのリンク先となる場所がなければ発動できませんが、蘇生先の範囲や表示形式指定は一切無いため蘇生可能なモンスターであれば好きなモンスターを出せます。
またリンク先にモンスターがいること、もしくは特殊召喚されることによって効果を発揮するリンクモンスターもいますのでそれらと併せるというのも有効です。
自分のリンクモンスターでなくても良いため、相手のエクストラモンスターゾーンのリンクモンスターのリンク先が自分のメインモンスターゾーンに向いているのであれば問題なく使用できます。
「星遺物」カードであるため、サポートカードによってサーチすることも可能というのは他の汎用蘇生カードにはない特長です。
「戦線復帰」
自分の墓地のモンスター1体を守備表示で蘇生する効果の通常罠カードです。
フリーチェーンで発動でき、なおかつ通常罠カードであるため、相手の魔法・罠カード除去にチェーン発動しても完全蘇生できます。
守備表示で蘇生という効果になっているため、ルール上守備表示に出来ないリンクモンスターの蘇生は出来ません。
守備表で蘇生という都合上自分のターンに発動してもそのターン中の攻撃には参加できないため、攻撃に参加させたいモンスターであれば相手ターン中に蘇生することが望ましいです。
各種召喚方法の素材に使いたい等であれば自分のターン中の蘇生でも問題ないです。
「深すぎた墓穴」
自分または相手の墓地のモンスター1体を次の自分スタンバイフェイズに蘇生する効果の通常罠カードです。
蘇生先やコストがない点だけを見れば罠カード版の「死者蘇生」ですが、何よりも大きな違いとしてはこのカードの発動とモンスターの蘇生までにタイムラグが発生することです。
相手ターン中に発動して壁として使うこと等は出来ませんが、その代わりに相手の除去カードに対して発動して戦力を次の自分のターンに持ち越すという運用が可能です。
能動的に使う場合は相手のエンドフェイズや自分のドローフェイズに使うと良いでしょう。
「バースト・リバース」
2000ライフを払うことで自分の墓地のモンスター1体を裏側守備表示で蘇生できる通常罠カードです。
2000というライフコストは大きいですが、同じくセットした状態で蘇生できる「浅すぎた墓穴」と比べると、相手ターン中に発動して次の自分のターンに反転召喚することでリバース効果の発動を狙うという運用ができます。
「リビングデッドの呼び声」
墓地のモンスター1体を攻撃表示で蘇生する永続罠カードです。
フリーチェーンで尚且つ攻撃表示での蘇生になるため、リンクモンスター含め蘇生可能なモンスターであれば大抵のモンスターを蘇生することが出来ます。
永続罠カードである故にこのカードが除去されてしまうことに弱いので、出来るだけ蘇生したモンスターを過信せず維持し続けない方が良いかと思います。
蘇生したモンスターを各種召喚方法の素材にすることも出来ますが、その場合このカードは墓地へ送られずフィールドに残り続ける点には注意しましょう。
まとめ
汎用の蘇生カードと言っても今回紹介したように色々あるので、効果の特性とデッキの相性をよく考えた上で採用を検討してみると良いと思います。
採用したいデッキのテーマや属性・種族によっても様々な蘇生カードがあるので、必ずしも汎用の方が使い勝手が良いというわけではありませんのでご承知おきください。
蘇生カードは墓地にモンスターが増えてくるデュエル中盤以降の方が蘇生先の選択肢も広がりますし、蘇生するモンスター次第でその後の戦術も変わってくるのでフィールドの状況や相手のデッキの特徴などを踏まえて考えてから発動すると良いでしょう。
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