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2023年9月も終盤ということで、今月にシングル価格が高騰したカードについて振り返っていきます。
高騰理由の考察や9月28日現在時点での平均相場価格も一緒に紹介するので、売買を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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2023年9月のシングル価格相場を軽くおさらい!
9月では主に大会環境の動きや新リミットレギュレーションの内容発表、新商品の情報等がシングル価格相場に影響を与えました。
大会環境の動きについてですが、9月の大会環境では「R-ACE」に「罪宝」を組み込んだ「罪宝R-ACE」や「罪宝」を筆頭にした相性の良いテーマ複数を混ぜた「ティアラメンツ」デッキ、「ピュアリィ」デッキなどが活躍していました。
その他にも「神碑」「ラビュリンス」「覇王魔術師」なども活躍しており、「ホルス」テーマと相性が良いと別テーマとの混合構築も好成績です。
また「灰流うらら」や「増殖するG」などの見慣れた顔ぶれとは別に、大会環境で使用率の上がっている汎用カードもあり、大会によっては参加者の半数以上が採用しているということもあるほどです。
これらのことから、大会環境で活躍したことで注目を集めたテーマデッキのキーカードなどは、需要の増加によりシングル価格が上がりやすい傾向にありました。
9月末には10月から、適用される新リミットレギュレーションの内容が発表され、シングル価格相場に影響を与えました。
10月リミットレギュレーションでは、4枚のカードが禁止カードになる為、禁止カードの代用として使えるカードや、代用として候補と上がるカードの価格が高騰傾向にあります。
他にも規制緩和によって強化されたテーマデッキ等も注目され、直接緩和されたカードや、緩和されたカードを積極的に採用するデッキのキーカードの価格が上がりました。
新商品としては、9月にはワールドプレミアパック2023が発売し、その他にも10月に発売予定の基本パック ファントム・ナイトメアの収録情報が随時公開されています。
1月に発売予定のターミナル ワールドで登場する新規カードや、再録カードの情報も一部判明しているものの、判明している情報が少ないため、まだ価格に大きな影響はありません。
9月に関しては、上記大会環境の変化や新リミットレギュレーションに関連した価格高騰の方が価格の上昇幅が大きい傾向にあります。
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2023年9月にシングル価格が高騰したカード5選を紹介!
「I:Pマスカレーナ」
スーパーレア | 相場価格:1,000~1,200円 |
ウルトラレア | 相場価格:800~1,000円 |
シークレットレア | 相場価格:900~2,000円 |
シークレットレア(イラスト違い) | 相場価格:2,700~3,000円 |
20thシークレットレア | 相場価格:11,0000~20,0000円 |
プリズマティックシークレットレア | 相場価格:30,000~50,000円 |
プリズマティックシークレットレア(イラスト違い) | 相場価格:11,0000~17,0000円 |
このカードと効果モンスターを1体用意しておけば、相手メインフェイズ中に「S:Pリトルナイト」をリンク召喚することで、除外効果や、一時除外効果で行動妨害を図れます。
簡単かつ汎用的に妨害手段を用意できることから、大会環境ではこのカードと「S:Pリトルナイト」のセットの採用率が非常に上がっており、元々のイラストアドや汎用性の高さも含めて価格が高騰しました。
「ホルスの栄光-イムセティ」
ウルトラレア | 相場価格:1,400~1,600円 |
アルティメットレア | 相場価格:1,800~2,100円 |
シークレットレア | 相場価格:2,000~2,600円 |
クォーターセンチュリーシークレットレア | 相場価格:6,000~8,000円 |
「ホルス」テーマのキーカードであり、「ホルス」モンスターの自己蘇生効果を使うために必要となる上に、墓地肥やし効果を持つ「王の棺」にアクセスできます。
9月の大会環境でも「ホルス」テーマは召喚権を使うことなく比較的簡単にレベル8モンスターの展開ができるということから、「アダマシア」「セリオンズ」「センチュリオン」「幻影騎士団」「勇者トークン」「罪宝」など様々なテーマとの混合構築が好成績を残しました。
大会環境での活躍に加え、10月に発売するファントム・ナイトメアにて強力な「ホルス」新規カードが登場することが判明したこともあり、価格が高騰しました。
「No.90 銀河眼の光子卿」
ウルトラレア | 相場価格:3,500~4,500円 |
コレクターズレア | 相場価格:4,000~5,000円 |
「ギャラクシー」モンスターではありますが、素材指定の緩さからモンスターに対しての制圧力のある汎用ランク8エクシーズとして利用できます。
展開した「ホルス」モンスターの利用先として特に有力なカードでもあるため、「ホルス」と別テーマを合わせた混合構築でも、高い採用率を誇ることから価格が上がりました。
「No-P.U.N.K.セアミン」
スーパーレア | 相場価格:1,300~1,500円 |
「P.U.N.K.」モンスターのサーチが出来ることから「P.U.N.K.」デッキでは初動となれるキーカードでもあります。
ワールドプレミアパック2023で登場した「GP」は自分のライフが相手より少ない場合に真価を発揮するテーマであり、ライフコストとして自分のライフを積極的に減らす「P.U.N.K.」テーマは非常に相性が良いです。
混合構築にしようと考えるユーザーも多かったことから、需要増加に伴い価格が小上がりました。
「玄翼竜 ブラック・フェザー」
ノーマル | 相場価格:600~700円 |
シークレットレア | 相場価格:700~1,000円 |
自分がダメージを受けた時にデッキトップからカード5枚を墓地へ送り、その中のモンスターの数だけ自己強化する汎用レベル8シンクロモンスターです。
規制改定で「混沌魔龍 カオス・ルーラー」が禁止カード化となり、同じレベル・属性・種族で墓地肥やし効果を持つこのカードは代用案として、注目を集めました。
このカードの墓地肥やし効果を能動的に使うには「アサルト・シンクロン」や「BF-精鋭のゼピュロス」などの自分がダメージを受けるカードとの併用が求められることも踏まえると、入れ替えるだけでは代用にはなり得ませんが、注目度が跳ね上がったこともあってシングル価格が高騰しました。
まとめ!
2023年9月に高騰が予想したカードの傾向としては、
- 9月大会環境で使用率の高い汎用カード
- ファントム・ナイトメアに収録されるテーマと相性の良いカード
上記2つが掲げられます。
2023年10月発売予定のファントム・ナイトメアに収録されるカードが、現状一部判明しており、その影響でシングル相場へ影響を与える形になりました。
今回紹介したカードは現在も価格が高騰傾向で、今後も値上がりが予想されるカードもあります。
2023年10月発売予定のファントムナイトメア、1月発売予定のターミナル ワールドの続報によって、高騰するカードが出てくることでしょう。
今回紹介したカードをまだ持っていない方や、これから購入を検討している方は、今回紹介した内容と相場を参考にいただければ幸いです。
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