遊戯王では墓地のカードを再利用する手段がいくつかあり、その内の一つが墓地のカードをデッキに戻すという物です。
即座に再利用するという点では墓地のカードを手札に戻すカードに劣りますが、リクルートやサーチ等のデッキ内のカードを参照する効果を使いたい場合は墓地から直接デッキに戻すカードの方が重宝します。
また相手の墓地のカードをデッキに戻させることで再利用をさせにくくするといった使い方も可能です。
今回はそんな墓地からデッキに戻す効果を持つカードの中でも汎用性の高い物を厳選して紹介していきます。
目次
墓地からデッキに戻す汎用カードを一覧で紹介!!(自分の墓地のカードをデッキに戻すカード)
「デスグレムリン」
リバース効果で自分の墓地のカード1枚をデッキに戻せます。
リバース効果であるため速効性には欠けますが、下級モンスターとしては攻守ともに一定以上あるのでその点を活かしていくというのも一つの手です。
「サイバー・ヴァリー」
3つの中から効果を選んで発動することが出来ます。
3つの内の1つにこのカードと自分の手札を1枚ゲームから除外することで自分の墓地のカードを1枚選択してデッキの一番上に戻すことが出来る効果を持っております。
3つ目の効果を何も考えずに発動してしまうと、ディスアドになってしまうので、除外されたカードを利用する方法又はデッキの一番上に置くことでメリットのあるカードやデッキにどうしても戻したいカードがある時に3つ目の効果を使うことになるでしょう。
「究極封印神エクゾディオス」
墓地に存在する全てのモンスターをデッキに戻すことで特殊召喚出来るモンスターです。
墓地のモンスターを全てデッキに戻す効果を持っており、墓地を活用するデッキとは相性が悪いものの、レベル10、魔法使い族という点で使われることの多いモンスターであります。
このカードの効果を活かすのであれば墓地にモンスターカードがいないことで特殊召喚出来るモンスターである「ガーディアン・エアトス」が相性が良いでしょう。
「ダイガスタ・エメラル」
ランク4エクシーズモンスターでエクシーズ素材を1つ取り除くことで2つの内1つを選択して発動することができます。
その内の1つの効果が墓地に存在するモンスターを3体デッキに戻すことで自分のデッキから1ドロー出来る「貪欲な壺」と似た効果を持っております。
リクルーターを使うデッキなどと相性が良く、デッキを回転させるためにこのカードを中間に挟む動きも良く見られます。
「SPYRAL RESORT」
自分エンドフェイズ毎に自分の墓地のモンスター1体をデッキに戻すか、デッキに戻さずにこのカードを破壊する効果があります。
墓地のモンスターをデッキに戻すのは維持コストではありますが、逆に考えればこのカードを維持することで毎ターン墓地のモンスターをデッキに戻せるということでもあります。
とはいえ継続的に墓地のモンスターをデッキに戻す手段としては後述する「サイバネット・ユニバース」の方が使い勝手が良いため、こちらは「SPYRAL」モンスターをサーチする効果もある点を活かせるようにすると良いでしょう。
「貪欲な壺」
自分の墓地のモンスター5体をデッキに戻してシャッフルし、その後2枚ドローします。
墓地のモンスターをデッキに戻す手段としては代表的なカードであり、その後のドロー効果によってハンドアドバンテージ獲得も同時に行えます。墓地からデッキに戻すモンスターにリンクやシンクロ等のエクストラデッキに戻るカードを選べばデッキ圧縮にも利用できます。
速効性も高く使い勝手が良いのが魅力ですが、墓地にモンスターが最低でも5体いないと発動できないため最序盤では腐りやすいと言うのがネックになるのは覚えておきましょう。
「貪欲な瓶」
このカードと同名カード以外の墓地のカード5枚をデッキに戻してシャッフルし、その後1枚ドローする効果です。
「貪欲な壺」と比べると罠カードであるため速効性という点では劣りますが、こちらはデッキに戻すカードにモンスター以外も選べる点が優れています。
モンスターだけでなく魔法・罠カードをデッキに戻すことで再利用を図りたいのであればこちらの方が採用優先度が上になります。
「貪欲な壺」と比べるとドローする枚数も減っているため、ハンドアドバンテージ獲得よりも墓地の魔法・罠カードをデッキに戻すことを主目的として採用することになるでしょう。
墓地からデッキに戻す汎用カードを一覧で紹介!!(相手の墓地のカードをデッキに戻すカード)
「時械神ラツィオン」
自分フィールドにモンスターが存在しない場合にリリースなしで召喚でき、このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に相手の墓地のカードを全てデッキに戻します。
デッキに戻すカードの種類は問わないため、この効果を使うことで相手の墓地アドバンテージを消失させられる強力な効果です。
相手が墓地のカードを活用するデッキであるほど強力なメタとして機能するでしょう。
「悪魔の嘆き」
相手の墓地のモンスター1体を相手のデッキに戻し、その後自分はデッキから悪魔族モンスター1体を墓地へ送れます。
このカード自体はフリーチェーンで発動出来るため、相手の蘇生効果やサルベージ効果にチェーン発動すれば蘇生対象をデッキに戻して不発にさせることも可能です。
悪魔族モンスターには墓地で活用できるモンスターも多いため相手ターン中でも使える墓地肥やし効果として期待するのも有りです。
ちなみに自分のデッキに悪魔族モンスターが1体もいなくても相手の墓地のモンスターをデッキに戻す効果は使用できます。
墓地からデッキに戻す汎用カードを一覧で紹介!!(自分か相手の墓地のカードをデッキに戻すカード)
「魔界発現世行きバス」
墓地へ送られた時に自身と同名カード以外の自分または相手の墓地のモンスター1体をデッキに戻します。
どこから墓地へ送られても発動出来るため、各種召喚方法の素材はもちろん墓地肥やしカード等でデッキから直接墓地へ送っても効果を利用できます。
レベル・属性・種族の点から恩恵を受けられるサポートカードが多いため使い勝手も良いです。
「ドラゴンメイド・フルス」
手札の自身を捨てることで自分または相手の墓地のモンスター1体を持ち主のデッキに戻せます。
墓地のモンスターをデッキに戻すカードとしてはコストも条件も緩く非常に使いやすい効果となっています。
手札から自身を捨てて発動出来る効果ではあるものの、スペルスピードは1であるため自分のメインフェイズにしか使えず相手のカードにチェーン発動することも出来ない点は注意です。
「PSYフレームロード・Ω」
「サイバネット・ユニバース」
1ターンに1度自分または相手の墓地のモンスター1体をデッキに戻せる効果があります。
このカード自体がフィールド魔法であるため引き込みやすく、維持すれば継続的に効果を使用できるのも長所です。
自分の墓地のモンスターの再利用か相手の墓地利用の妨害か好きな方を出来るため、状況や相手のデッキに応じて変えていくと良いでしょう。
「転生の預言」
お互いの墓地から合計カード2枚を持ち主のデッキに戻す効果があります。
フリーチェーンで発動でき尚且つ範囲がお互いの墓地であり、その上カードの種類も指定していません。更にはデッキに戻すカードも2枚であるため、効果だけを見れば前述した他の墓地のカードをデッキに戻すカードよりも性能が高いです。
罠カードである故に発動するまでターンこそかかってしまいますが、墓地のカードをデッキに戻すという点においては間違いなく優秀なカードと言えます。
墓地からデッキに戻す汎用カードを一覧で紹介!!まとめ!
墓地からデッキに戻すカードはデッキによっては逆にデッキの回転の妨げになる可能性があります(墓地のモンスターやカードを使って戦うテーマでは特に)
しかし、デッキからリクルートしたかったりする場合であれば、相性が良いですし、相手の墓地に干渉することの出来る「墓地からデッキに戻る効果」は妨害として非常に強力です。
墓地からデッキに戻すカードはデメリットもありますが、メリットもありますので、その辺はデッキと相談して採用すると良いでしょう。