一昔前まではなかなかスポットが当たらない種族であった植物族ですが、植物族テーマが増えたことでサポートカードも少しずつ増えてきました。今回はそんな植物族をサポートするカードを一覧で紹介していきます。
植物族サポートカードの一覧!
「ローン・ファイア・ブロッサム」
自分フィールドの植物族モンスターをリリースすることで、デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚できる効果を持ちます。
特殊召喚できる植物族に制限がなかったため一時期は1キルコンボにも使われていたほどの強力で便利なモンスターです。高レベルの植物族モンスターで強力なのは「椿姫ティタニアル」等が存在し、「捕食植物オフリス・スコーピオ」を経由して「捕食植物ダーリング・コブラ」を使って融合に繋げるコンボは他のデッキにも採用されています。
現在このカードは「ダンディ・ライオン」と同じく制限カードですので、採用するにあたっては気を付けましょう。
「コピー・プラント」
レベル1植物族チューナーであり、自分フィールドの植物族モンスター1体と同じレベルになれる効果を持ちます。
このモンスターはエクシーズ召喚との相性が抜群に良く、植物族モンスターさえいれば大抵のランクのエクシーズモンスターへ繋げることが出来ます。
植物族のエクシーズモンスターならランク4の「フレシアの蟲惑魔」や高ランクの「森羅」エクシーズモンスター、ランク3では「メリアスの木霊」等が便利です。
エクシーズ召喚も便利ですが、偶数レベルのシンクロモンスターにも繋げられるので重宝するカードと言えます。
「薔薇恋人」
レベル1の植物族モンスターですが、このカードを墓地から除外して手札の植物族モンスターを特殊召喚しつつ1ターンのみの罠カード耐性を付与できます。
前述した「ローン・ファイア・ブロッサム」で特殊召喚する予定だった高レベル植物族モンスターが手札に来ている場合などに役立ちます。高レベルの植物族モンスターはエース級の攻撃力を持ち合わせているので罠カードを警戒せずに攻撃できるのは強みになります。
墓地で発動する効果ですので、コストに使うか他の植物族サポートカードなどで墓地に送っておきましょう。
「にん人」
下級アタッカーとして使える攻撃力を所有している点も優秀ですが、墓地に存在している時にフィールドか手札から同名以外のカードの植物族を墓地に送ることで自身を特殊召喚する事ができます。
手札に来てしまった上級植物族を墓地に送りつつ、このカードを展開できるのでリンク召喚などの展開要因として植物族をサポートしてくれます。
「ギガプラント」
植物族デュアルモンスターでデュアル効果はメインフェイズ時に手札か墓地の昆虫族か植物族を1体を特殊召喚する事ができます。
「ローン・ファイア・ブロッサム」とは非常に相性が良く上手くいけば毎ターンデッキから好きな植物族を特殊召喚する事ができます。
しかしネックはデュアル故の遅さで現環境だとそのまま使うのはかなり厳しいのが正直な現状です。
このカードを使う際は「スーペルヴィス」などデュアルの弱点を補えるカードと併用するといいでしょう。
「メリアスの木霊」
地属性レベル3モンスター2体でエクシーズ召喚できます。
植物族と相性の良い「クレーン・クレーン」や「マスマティシャン」を素材としてエクシーズ召喚します。
デッキから植物族を直接遅れる擬似「おろかな埋葬」的な効果を持っております。
もう1つの効果は墓地から植物族を守備表示で特殊召喚できる効果を持っており、エクシーズ素材の「ダンディ・ライオン」を墓地に送れば場にトークン含む4体のモンスターを展開する事が出来るため高リンクモンスターをリンク召喚する事ができます。
植物族デッキを動かす中で非常に貢献してくれる効果を持っております。
「アロマセラフィ-ジャスミン」
植物族2体で出せるリンクモンスターでリンク先の植物族モンスターをリリースする事でデッキから植物族をリンク先に特殊召喚する事ができます。
制限になってしまった「ローン・ファイア・ブロッサム」を簡単に特殊召喚する事ができます。
マーカーの向きも効果も優秀な為、植物族デッキには積極的に採用したい1枚となっております。
「増草剤」
墓地の植物族モンスターを特殊召喚できる効果を持っている永続魔法です。
場にこのカードが居残れば毎ターンのように墓地から植物族を特殊召喚する事ができます。
しかしデメリットとしましてはこの効果を使ったターンは通常召喚が出来ずこのカードの効果で特殊召喚したモンスターが場を離れた場合このカードが破壊されてしまう所です。
強力な効果ではありますが使い所をやや選ぶカードでございます。
「超栄養太陽」
レベル2以下の植物族をリリースする事でリリースしたモンスターのレベル+3以下のモンスターをデッキから特殊召喚する事ができます。
序盤で引くことが出来れば制限である「ローン・ファイア・ブロッサム」を早い段階で特殊召喚することが出来ます。
「薔薇の刻印」
墓地の植物族を除外することで相手のモンスターのコントロールを奪うことが出来ます。
相手のターンに持ち主の元に戻ってしまう為、奪った後は即座にリンク素材にするなどの工夫が必要です。
しかしその場合は「精神操作」でも間に合ってしまう為、差別化を測るのであれば装備カードである点を活かして「アームズ・ホール」を入れるといいでしょう。
「世界樹」
植物族モンスターが破壊されるたびにカウンターを乗せ、カウンターを取り除くことによってその数によって様々な効果を発揮する永続魔法です。
カウンターが3つ取り除けば制限なく墓地の植物族モンスターを蘇生できるため幅広く活躍させられます。このカードが永続魔法であることから「ブラック・ガーデン」を合わせると早くカウンターを集められます。
最近の環境では除去される可能性も低くないので、頼りすぎないようにデッキを構築する方が良いかと思います。
「ポリノシス」
植物族モンスターをリリースすることで発動できるカウンター罠カードです。
魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・特殊召喚のいずれか一つを無効にし破壊するので対応力が高いです。
トークンを生成したり蘇生が容易な植物族ではこのコストはそこまで気になりません。
相手のエースや切り札の特殊召喚を無効にしたり、相手がしたいコンボを知っている場合などには決定的なところでコンボの崩壊を狙いましょう。
「ホワイトローズ・ドラゴン」
自分フィールドにドラゴン族か植物族のチューナーが存在すれば手札から特殊召喚でき、自身の召喚時には手札・墓地から「ローズ・ドラゴン」モンスターを特殊召喚出来ます。更にシンクロ素材になったときにレベル4以上の植物族を墓地へ送る効果もあります。
速攻でシンクロ召喚へ繋げられる効果はかなり便利で、このカードのレベルが4であることも考えると一気に高レベルシンクロが出来ます。
また召喚時には低レベルだけでなく「ブラック・ローズ・ドラゴン」の蘇生も出来るので覚えておきましょう。シンクロ素材になったときには、蘇生用として高レベル植物族を墓地に送っておくとなおいいです。
「レッドローズ・ドラゴン」
シンクロ素材になった場合に手札・デッキから「ローズ・ドラゴン」を特殊召喚できる効果を持ちます。
更に「ブラック・ローズ・ドラゴン」の素材だった場合は追加でサーチも出来ます。
他の「ローズ・ドラゴン」と組み合わせて使うと、「ブラック・ローズ・ドラゴン」の全体一掃効果後に「ブラック・ローズ・ドラゴン」のみを即蘇生できるので直接攻撃を期待できます。
まとめ
植物族サポートカードを紹介しましたがいかがだったでしょうか。
「森羅」「捕食植物」「アロマ」と植物族テーマがいくつか出てきたおかげで、少しずつですがと植物族にスポットが当たっているようで嬉しいです。
「ローズ・ドラゴン」に関しては端的に言えば植物族と「ブラック・ローズ・ドラゴン」サポートを兼用するカードです。しかし「ブラック・ローズ・ドラゴン」の効果は植物族がいないと十分に活かせないこともあり、お互いに補助し合い強化する関係なんだと思います。