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2022年7月から適用される新リミットレギュレーションで「虚無空間」が禁止カードとなり、2024年6月現在も特殊召喚封じ効果が強力ということもあり、禁止カードに指定されている1枚です。
強力なメタカードである「虚無空間」が禁止カードとなった理由や今後復帰するかどうかについて考察していきます。
「虚無空間」が禁止になった理由を軽くおさらい
「虚無空間」はお互いの特殊召喚を封じる永続罠カードであり、デッキまたはフィールドから自分の墓地へカードが送られた場合に自壊する効果を持っております。
高速化した昨今の環境において特殊召喚を活用するデッキは非常に多く、故に「虚無空間」の影響力は極めて大きいと言えるでしょう。
本来であれば弱点となるはずの自壊効果ですが、相手の展開を封じつつも自分は自壊させることでロックを解除するなど、使いきりの特殊召喚妨害カードとして活用するために自壊効果を逆に利用するといった方法もあります。
また、自分が一通り展開を終えた後にこのカードを使えば相手の特殊召喚のみを一方的に封じることができます。
制圧盤面を構築して最後に「虚無空間」を合わせれば相手が切り返すための難易度は飛躍的に上昇するため、相手は切り返すことが出来ずにそのままデュエルの勝敗が決するということも珍しくありませんでした。
先攻1ターン目から制圧力のある盤面を構築できるデッキも多い昨今において、「虚無空間」は先攻1ターン目に手札にあった時点でそのデュエルに勝てる可能性がぐっと上がるほどのパワーカードです。
上記のような強さから「虚無空間」は大会環境でも利用され、ロック効果が極めて強力で尚且つ手軽なことから度々問題視されていたカードでもあります。
これらのカードパワーの高さこそが「虚無空間」が禁止カード化した理由と言えます。
「虚無空間」が今後復帰できる可能性は?
「虚無空間」が今後復帰するかどうかですが、正直可能性は極めて低いと思います。
前述したとおり「虚無空間」が禁止カードとなったのはそのカードパワーの高さ故であり、使い方次第では大抵のデッキで手軽に使えてしまうのが問題でもあります。
現在の環境でもデュエルを決める大きな要素となり得るカードであるため、今後更に環境が高速化することとなれば「虚無空間」の影響力もそれだけ大きくなるでしょう。
エラッタすれば復帰できるのではないかという意見も有るでしょうが、一度エラッタして復帰させたものの、カードパワーが高過ぎて結局禁止カードに逆戻りした「王宮の勅命」という前例があるため、ロック効果を持つ永続罠カードへの対処にはKONAMI側も慎重にならざるを得ないかと思います。
維持コストやデメリットを付けたとしても、高速化した環境では相手を1ターンでも抑えられればそれだけで勝利に大きく近づけるため、影響力はほとんど変わらないでしょう。
エラッタで大会環境では使い物にならないレベルまで弱体化をすれば復帰も出来るかもしれませんが、そうなるともはや別物に近いですし、これまでのことを考えると禁止カードとなっている期間がかなり長くなくならないとそのような対応はしないようにも思います。
「虚無空間」は今後戻ってきて欲しい?個人的な感想は?まとめ!
実際に使った人や使われた人は身に覚えがあるかと思いますが、「虚無空間」は極めて高いカードパワーを持つ凶悪カードと言っていいほどであり、「虚無空間」が原因で勝敗が決する一方的なデュエルは楽しみようがないこともあって嫌っているユーザーも多いです。
そんな「虚無空間」の今後についてですが、個人的にはいつかは戻ってきて欲しい(エラッタによる大幅な弱体化は必須)とは思うものの、正直厳しいように感じています。
エラッタをしないのであれば戻ってこないで欲しいとも思いますし、エラッタしてほとんど別物になるのであればいっそのこと「虚無空間」は禁止カードから復帰させず、その代わりに調整版とも言える完全下位互換となるカードを登場させるというのもあり得る話な気もします。
元々一度禁止カード化したカードがすぐに復帰するというケースは少なく、僅か3ヶ月で制限復帰した「フュージョン・デステニー」のように禁止カード化したそもそもの原因を排除出来るようなカードと違い、単体で強力な「虚無空間」が復帰するのはかなり難しいでしょう。