ストラクチャーデッキ-リボルバー-が発売し、さっそく大会環境に影響がありました。
ストラクチャーデッキ-リボルバー-に収録された新規カード等を用いたドラゴンリンクデッキが大会で優勝するという結果を残し、現在注目を集めています。
そこで今回はドラゴンリンクデッキについて紹介していきたいと思います。
最近話題のドラゴンリンクデッキってどんなデッキ?軽くおさらい!
大会で活躍したことをきっかけに話題になったドラゴンリンクデッキとは、デッキ内のほとんどのモンスターをドラゴン族で構成したリンク召喚が主軸のデッキです。
ドラゴン族やリンクモンスター以外にも他種族のモンスターやシンクロモンスターも併用する特徴があり、ドラゴン族が得意としている墓地肥やしだけでなくサーチやリクルート効果を駆使した展開コンボも併せ持っています。
「ヴァレルソード・ドラゴン」や「ヴァレルロード・ドラゴン」をエースとしており、違うコンボパーツとして「守護竜」リンクモンスターであったり制圧力を高めるために「召命の神弓-アポロウーサ」も採用しています。
シンクロモンスターでは「ヴァレルロード・S・ドラゴン」や「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」だけでなくコンボ用に「星杯の神子イヴ」等も採用することで対応力の向上やコンボの安定化が図られています。
盤面次第ではワンターンキルも狙えるこのデッキですが、具体的な展開方法を含めた運用の仕方は後述します。
短期決戦型のようでありながらも、先攻ターンでは制圧力の高い盤面の構築をしたり「灰流うらら」等の汎用カードを採用する枠が確保できるため相手の妨害をする動きも出来ます。
ドラゴンリンクの展開例を一部簡単に解説!
「魂喰いオヴィラプター」起点コンボ
「魂喰いオヴィラプター」を召喚してその効果によりデッキから「カーボネドン」を墓地へ送る→
墓地の「カーボネドン」の効果を使用しデッキから「ガード・オブ・フレムベル」をリクルート→
「魂喰いオヴィラプター」と「ガード・オブ・フレムベル」を使って「星杯の神子イヴ」をシンクロ召喚→
「星杯の神子イヴ」の効果で「星遺物の守護竜」をサーチ→「星遺物の守護竜」を発動しその効果処理によって「ガード・オブ・フレムベル」を蘇生
→「星杯の神子イヴ」と「ガード・オブ・フレムベル」で「水晶機巧-ハリファイバー」をリンク召喚→
「水晶機巧-ハリファイバー」の効果により「ヴァレット・シンクロン」をリクルートしリンク素材にした「星杯の神子イヴ」の効果で「星杯の守護竜」をリクルート→
「星杯の守護竜」を使って「守護竜エルピィ」を「水晶機巧-ハリファイバー」の右下のリンク先にリンク召喚→
「星杯の守護竜」の効果で「ガード・オブ・フレムベル」を「水晶機巧-ハリファイバー」のリンク先に蘇生→
「ガード・オブ・フレムベル」を使って「守護竜ピスティ」を「水晶機巧-ハリファイバー」の左下のリンク先にリンク召喚→
「守護竜ピスティ」の効果で除外されている「星杯の守護竜」をリンク先に帰還→
「星杯の守護竜」で「ストライカー・ドラゴン」をリンク召喚→「ストライカー・ドラゴン」の効果で「リボルブート・セクター」をサーチ→
「ストライカー・ドラゴン」と「水晶機巧-ハリファイバー」で「スリーバーストショット・ドラゴン」をエクストラモンスターゾーンにリンク召喚→
「守護竜エルピィ」の効果で「アブソルーター・ドラゴン」をリンク先にリクルート→「スリーバーストショット・ドラゴン」と「アブソルーター・ドラゴン」で「守護竜アガーペイン」をエクストラモンスターゾーンにリンク召喚→
「アブソルーター・ドラゴン」の効果で「ヴァレット・トレーサー」をサーチ→「守護竜アガーペイン」の効果でエクストラデッキの「えん魔竜 レッドデーモン・アビス」を特殊召喚→
「守護竜アガーペイン」「守護竜ピスティ」「守護竜エルピィ」の3体で「ヴァレルソード・ドラゴン」をエクストラモンスターゾーンにリンク召喚→
「リボルブート・セクター」を発動しその効果により手札の「ヴァレット・トレーサー」を特殊召喚→「ヴァレット・トレーサー」の効果で「星遺物の守護竜」を破壊して「エクスプロードヴァレット・ドラゴン」をリクルート→
「ヴァレット・シンクロン」と「エクスプロードヴァレット・ドラゴン」を使って「ヴァレルロード・S・ドラゴン」をシンクロ召喚しその効果により墓地の「スリーバーストショット・ドラゴン」を装備します。
かなり長いコンボですが、手札消費1枚から始まって結果的に「ヴァレルソード・ドラゴン」とカウンターを3つ持ち攻撃力4200になった「ヴァレルロード・S・ドラゴン」と「えん魔竜 レッドデーモン・アビス」と「ヴァレット・トレーサー」の4体が並びます。
実はこのコンボ、起点は「魂喰いオヴィラプター」でなくても可能です。
「ドラコネット」で代替可能で、その場合はデッキから「ガード・オブ・フレムベル」ではなく「守護竜ユスティア」をリクルートすることになります。
起点となるカード1枚でコンボを始められるため、他の手札に「灰流うらら」や「墓穴の指名者」「抹殺の指名者」等を採用する枠は充分にある点も優秀です。
まとめ!
紹介した展開例からも分かる通り、ドラゴンリンクデッキは少ない手札消費から強力な盤面を構築が可能なデッキになっています。
展開例のようなコンボは大会で優勝したのも頷けるほど非常に優秀ではありますが、それ故に強力過ぎたという理由で規制されるのではないかという不安もあります。
なんにせよドラゴンリンクデッキが強力ということは間違いないでしょう。