2021年11月の昨今、大会環境では出張セットとして「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の使用率が高いです。
そこで今回は「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の対策法を紹介していきますので、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を使われたくない・使われるとかなり困るという方はぜひ参考にしてみてください。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を対策するポイントは?
まず知らない人もいるかと思いますので、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」について簡単におさらいしていきます。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」は融合モンスターであり、相手モンスターを弱体化する効果、フリーチェーンでお互いのフィールドのカードを1枚ずつ選んで破壊する効果、破壊された場合に次のターンのスタンバイフェイズに「D-HERO」モンスターを蘇生する効果を持ちます。
融合素材が
レベル6以上の「HERO」モンスター+「D-HERO」モンスター
なのになぜ出張セットとして使われるのかというと、デッキ融合が出来る「フュージョン・デステニー」とその効果をコピーできる汎用リンクモンスター「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の存在が大きな理由となっています。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」自体の強力な点はいくつかありますが、中でも大きいのがフリーチェーンで対象を取らない破壊ができ、その破壊に自身を含めることで次のターンには自己蘇生が出来ることです。
これにより「D-HERO デストロイフェニックスガイ」は何度でも蘇る除去要員として機能します。
また「D-HERO デストロイフェニックスガイ」に除去効果や効果を無効化する効果を使っても、それにチェーンする形で自身を破壊することで効果から逃れることが出来る点も対処の難易度が上がっている理由です。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の強力さについて分かったところで、対策する上でのポイントを挙げていきます。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を出させないようにする
まず1つ目は「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を出させないようにすることです。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」に限らずほぼ全てのカードに言えることですが、出させない・使わせないという未然の対策を事前に取っておけば、どれほどそのカードの性能が高くても関係なくなります。
無敵の対策とも言える反面、他の対策法に比べると用途が限られるため先に相手に「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を出されると腐ってしまうことがネックです。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」のフリーチェーン除去効果を使わせない
次に2つ目は「D-HERO デストロイフェニックスガイ」のフリーチェーン除去効果を使わせないことです。
前述でも紹介したように、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の除去効果はフリーチェーンであるため普通の除去や効果無効化では自壊によって躱されてしまいます。
自壊による回避をさせないためには、一部の『このカードの発動に対して相手はカードの効果を発動できない』というような
・チェーンをさせないカードを使う
・「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の除去効果に更にチェーンして除去あるいは無効化効果を使う
という2つの手があります。
除去あるいは効果を無効化する際の注意点として、除去方法が破壊であったり効果を無効化した後に戦闘破壊してしまった場合は「D-HERO デストロイフェニックスガイ」は次のターンに自己蘇生してしまいます。
『墓地へ送る』『手札に戻す』『除外する』等の破壊以外の除去効果を使ったり、効果を無効化できた後も破壊以外の除去効果
で処理することを推奨します。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を自己蘇生させない
最後に3つ目は「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を自己蘇生させないことです。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」がフリーチェーンの除去効果で自身を含むカードを破壊した後、自己蘇生するには「D-HERO デストロイフェニックスガイ」自身が次のターンのスタンバイフェイズに墓地にいなければいけません。
この点に注目し、次のターンのスタンバイフェイズを迎える前に「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を相手の墓地から除外したりバウンスすることで自己蘇生を防げます。
1つ目の対策ともやや被りますが、このタイミングで「虚無魔人」のような特殊召喚を封じるカードを出しても「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の効果による蘇生を防げます。
この対策法は他の対策法に比べて難易度が低いのですが、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の蘇生効果は墓地へ送られた場合に発動するものですので、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」が墓地からいなくなったとしても自己蘇生は出来ないものの融合素材などにした墓地の「D-HERO」は蘇生されてしまう点には注意が必要です。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」に刺さるメタカードを紹介!
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を出させない
「禁止令」
遊戯王/第10期/ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-/SR06-JP029 禁止令
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を出される前に「D-HERO デストロイフェニックスガイ」のカード名を宣言することで、使用不能にできます。
自分も「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を使用不能になること、永続魔法カードであるこのカードが除去されると効果は消えてしまうことには気を付けましょう。
「浮幽さくら」
遊戯王 プロモーション 20CP-JPF10 浮幽さくら【20thシークレットレア】
自分も「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を採用しなければいけませんが、条件さえ満たせばフリーチェーンでエクストラデッキの「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を除外出来ます。
「フュージョン・デステニー」や「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の誓約の都合上、ある程度展開した後に「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を出してくるケースが多いため、このカードが手札に来ていれば妨害していけるでしょう。
「エクストラゲート」
遊戯王 PHSW-JP056-SR 《エクストラゲート》 Super
相手のエクストラデッキのレベル8モンスターが「D-HERO デストロイフェニックスガイ」のみだった場合、レベル8を宣言すればピンポイントで除外出来ます。
相手がリンクモンスターやエクシーズモンスターを主に使うデッキに「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットを採用している場合なら成功する確率は高いでしょう。
相手のエクストラデッキのカードをピンポイントで除去する効果を持つカードとしては「凶導の白聖骸」や「凶導の白騎士」もいますので、そちらもチェックしてみると良いでしょう。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の除去効果を使わせない
「壊獣」モンスター
遊戯王 SD35-JP012 怒炎壊獣ドゴラン (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK ストラクチャーデッキ ソウルバーナー
「壊獣」モンスターの特徴として、相手フィールドのモンスターをリリースして相手フィールドに自身を特殊召喚できるという効果があります。
この効果は召喚ルール効果であることからチェーンブロックも作らないため、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の除去効果を使わせず尚且つリリースによって除去することで蘇生効果も防げるため対策法としては極めて優秀です。
「禁じられた一滴」
遊戯王 ROTD-JP065 禁じられた一滴 (日本語版 スーパーレア) ライズ・オブ・ザ・デュエリスト
手札コストにモンスターを使うことで、「D-HERO デストロイフェニックスガイ」にチェーンを組ませることなく攻撃力の半減と効果の無効化が出来ます。
攻撃力が下げたので戦闘破壊したい気持ちは分かりますが、自己蘇生させないためにも破壊以外の除去手段を別に用意する必要があります。
「冥王結界波」
遊戯王 SD39-JP030 冥王結界波 (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK - 精霊術の使い手 -
こちらも「D-HERO デストロイフェニックスガイ」にチェーンを組ませることなく効果の無効化が出来ます。
上記の「禁じられた一滴」の方が汎用性は高いですが、こちらは相手のモンスターによる制圧盤面を全て無効化できる点で差別化できます。
「超融合」
遊戯王カード TRC1-JP004 超融合 アルティメットレア 遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION]
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を融合素材に使えば、チェーンを組ませずに除去しつつ蘇生効果も発動させないため一石二鳥です。
融合召喚先としては素材指定が緩い「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」が筆頭候補となるでしょう。
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を自己蘇生させない
「屋敷わらし」
遊戯王 PAC1-JP017 屋敷わらし (日本語版 スーパーレア) PRISMATIC ART COLLECTION
手札誘発効果で「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の蘇生効果を無効にできます。
このカード自体が比較的汎用性の高いカードであるため使いやすいのは利点ですが、相手のデッキ次第では「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の蘇生対策以外に使いづらいということもあり得る点は要注意です。
「D.D.クロウ」
遊戯王カード 【D.D.クロウ】【ゴールドレア】GDB1-JP066-GR ≪THE GOLD BOX 収録≫
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を墓地から除外することで、自己蘇生を防げます。
先述もしたように「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の蘇生効果自体は防げていないため、他の「D-HERO」モンスターを蘇生されることには気を付けましょう。
「墓穴の指名者」(2021年11月では準制限カード)
墓穴の指名者 ノーマル 遊戯王 フレイムズ・オブ・デストラクション flod-jp065
「D-HERO デストロイフェニックスガイ」を墓地から除外することで蘇生効果を無効にできます。
手札誘発モンスターに対しても有効であることから非常に汎用性が高い優秀なカードであり、それ故にこのカードを何に対して使うべきかはしっかり見極めた方が良いでしょう。
まとめ!
「D−HERO デストロイ・フェニックスガイ」の対策について紹介して来ましたが、いかがでしたでしょうか?
最近では「D−HERO デストロイ・フェニックスガイ」を大会環境や「〇〇フェニックスガイ」など、出張されることが多く「いい加減見飽きてしまった!」という人も多いのではないでしょうか?
「D−HERO デストロイ・フェニックスガイ」は制圧力が高いカード故に、一度フィールドに召喚されてしまうと、処理するのは簡単なモンスターではありません。
最近では、「D−HERO デストロイ・フェニックスガイ」を採用しているデッキも多いので、大会であればサイドデッキに対策カードを何枚か入れて置いたりするといいでしょう。
「D−HERO デストロイ・フェニックスガイ」の対策を考えている方は、ぜひ今回の内容を参考にしていただければ幸いです。
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