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遊戯王マスターデュエルでは「D.D.ダイナマイト」を使ったワンターンキルデッキが流行したことで話題となりました。
「D.D.ダイナマイト」ワンターンキルについて、一部では「うざい」「またかよ」と言った声が多数見受けられました。
「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキについて考察していきたいと思います。
「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキについて軽くおさらい!
通常罠
相手が除外しているカードの数×300ポイントダメージを相手ライフに与える。
知らない人のために簡単に説明すると、「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキはその名の通り「D.D.ダイナマイト」で相手のライフを0にして勝利することを目的としたデッキです。
「D.D.ダイナマイト」とは、相手の除外されたカードの数×300ダメージを相手に与える効果の通常罠カードです。
初期ライフが8000なので、理論上相手の除外されているカードが27枚以上であれば「D.D.ダイナマイト」1枚で8100ダメージ、「D.D.ダイナマイト」が2枚あれば相手の除外されているカードは14枚以上で8000ダメージを超えることになります。
魔獣の大餌
通常罠
(1):自分のEXデッキのカードを任意の数だけ裏側表示で除外し、
その数だけ相手のEXデッキの裏側表示のカードを
ランダムに選んでエンドフェイズまで表側表示で除外する。
ではどうやってそんなに相手のカードを除外するかについてですが、その手段として最も有力なのが「魔獣の大餌」です。
「魔獣の大餌」とは、自分のエクストラデッキのカードを任意の枚数除外し、その数だけ相手のエクストラデッキのカードをエンドフェイズまで除外するという効果の通常罠カードです。
「魔獣の大餌」で自分のエクストラデッキのカード15枚を除外すれば、一時的とはいえ相手のエクストラデッキのカード15枚を除外できます
ここで「D.D.ダイナマイト」を2枚発動すれば、8000を超える大ダメージで相手のライフを0にして勝利できるというわけです。
では「D.D.ダイナマイト」2枚と「魔獣の大餌」をどうやって手札に引き込むのかですが、シンプルに手札交換が出来るカードやドローソースとなれるカードを大量に積み込むことになります。
「リロード」「打ち出の小槌」「命削りの宝札」などに加えて「D.D.ダイナマイト」と「魔獣の大餌」がどちらも通常罠カードである故に「トラップトリック」や「悪魔嬢リリス」も積極的に活用できます。
手札交換カードやドローソースで「D.D.ダイナマイト」2枚と「魔獣の大餌」を引き込む→「D.D.ダイナマイト」2枚と「魔獣の大餌」をセットしてターンエンド→相手のターンに「魔獣の大餌」で相手のエクストラデッキを除外して「D.D.ダイナマイト」2枚の効果ダメージで勝利の流れが基本です。
この戦術は相手のエクストラデッキが減ると破綻する可能性が高いため、先攻1ターン目に全てを賭けたデッキとも言えます。
また、相手のエクストラデッキが一定の枚数以上ない場合にはそもそも実現が不可能となることから、安定しているとは言いづらいというのも特徴です。
「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキについての個人的な感想は?
上記で紹介した「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキがマスターデュエルで流行したことから話題となり、そのデッキの特性などから多くのユーザーから『うざい』『つまらない』といった声が上がっています。
確かに「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキは「エクゾディア」デッキと同じくらい相手のデッキや戦術を気にすることなく勝利を狙えるデッキであり、上手く決まれば勝てるものの決まらないと分かった時点で負けが確定するため即サレンダーするという、対戦相手からすれば『一人でしてて欲しい』『壁とやってろ』感が強いデッキであるのは事実です。
ただ、中には「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキで先攻を取れなかった時点で通信切断をしたり、「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキの動きが決まっている故にbot(予め決められた処理を自動で行うプログラムのこと)が使われているという話も聞きます。
個人的な感想ですが、「D.D.ダイナマイト」と「魔獣の大餌」の組み合わせでワンキルを狙えること、それに特化した構築を作ることも可能なことは以前から知っていたので、シングル戦であるマスターデュエルで使用されることに驚きはありませんでした。
「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキはドローソースや手札交換カードを大量投入した「エクゾディア」デッキと同じように、相手に関係なく自分の戦術だけで勝利する、というタイプのデッキの極致に近いものだと感じています。
個人的には「D.D.ダイナマイト」ワンキルデッキ自体は遊戯王というカードゲームにおける可能性の1つであると思っており、自分のエクストラデッキの枚数を減らす(エクストラデッキにそこまで頼らないデッキを使う)という明確な対策手段もあることから、毛嫌いするほどの不快感は抱いていません。
ただし、先攻を取れなかった時点で通信切断をするというのは到底許せるものではなく、ルールに従うことすらしないというのはゲーム性を著しく損なう行為です。
botを使うなんていうのは論外であり、チートやグリッチと同じく運営にとっても一般ユーザーにとっても百害あって一利なしの害悪行為に違いありません。
まとめ!
「D.D.ダイナマイト」によるワンキルについて紹介してきましたが、禁止カードではない故に「「D.D.ダイナマイト」ワンキルをを使うのは悪」と感情論では言い切れません。
「D.D.ダイナマイト」を使ったワンキルはbotが使われ、1人回し(上手く回らなければ即サレンダー)などマスターデュエル本来のゲーム性を壊しているのは事実です。
最近では「D.D.ダイナマイト」への対策として、エクストラデッキの枚数を必要最低限にしたり、デッキによっては全く採用しない構築をしている、私の知り合いも多いです。
「D.D.ダイナマイト」ワンキルについては、決まればランク選でも通用する「害悪デッキ」と言わざるえません。
紙媒体の遊戯王の大会であればサイドデッキで対策を練ったりすることができます。
遊戯王マスターデュエルでは1試合形式故に、「D.D.ダイナマイト」ワンキルを完全に対策するのは難しいです。
「D.D.ダイナマイト」対策環境になるのもいかがなものかと感じてしまいます。
個人的な意見にはなってはしまいますが、ゲーム性を保つ意味でも、1試合形式故の遊戯王マスターデュエル専用で禁止カードを設けても良いのではというのが私の意見になります。
「D.D.ダイナマイト」ワンキルについては人それぞれ思うことは様々かも知れませんが、「うざい」「つまらない」「またかよ」「1人でやってろ」と否定的な意見が多いのは事実かと思いますので、少しでも遊戯王マスターデュエルの改善や規制を個人的には望むばかりです。