遊戯王にはコントロールを入れ替える効果のカードが存在します。
相手モンスターのコントロールを奪取したり自分のモンスターを相手に押し付けたり、一口にコントロール転移カードと言ってもその種類は様々です。
そこで今回は汎用性のあるコントロール転移カードを紹介していきたいと思います。
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汎用性のあるコントロール転移カード一覧!
「グレイドル・アリゲーター」「グレイドル・イーグル」「グレイドル・コブラ」
いずれも『戦闘または○○で破壊された場合に相手フィールドの表側表示モンスターに自身を装備し、装備モンスターのコントロールを得る』効果を持っています。
戦闘破壊をトリガーにしてコントロール奪取が出来るため、セットして奇襲として使ったり自爆特攻してしまうというのも手です。
ちなみに自爆特攻した際にはコントロール奪取したモンスターで追撃をすることも可能です。
コントロールを奪取したモンスターに攻撃制限や効果の無効化がつかない点は素直に優秀です。
「No.11 ビッグ・アイ」
エクシーズ素材を1つ取り除くことで相手モンスター1体のコントロールを奪取できます。
コントロールの奪取が永続的であることに加え、デメリットも自身が攻撃できなくなるだけなのでエース級以上の相手モンスターのコントロールを奪取すれば効果の利用や打点として一気に有利な状況を作れます。
ランク7エクシーズを出せるデッキであればとりあえずの採用を検討できる強力なカードです。
「銀河眼の光波竜」
エクシーズ素材を1つ取り除くことで相手モンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで奪取し、コントロールを得たモンスターは効果が無効化され攻撃力が3000になりカード名を「銀河眼の光波竜」として扱います。
コントロール奪取したモンスターが下級モンスターであっても攻撃力3000のアタッカーとして利用できるのが大きな利点です。
この効果の発動後自身以外では直接攻撃できなくなるという制約があるため、コントロール奪取したモンスターで相手モンスターを戦闘破壊してがら空きになったところでこのカードの直接攻撃を叩きこめば相手のライフを大幅に削れます。
エンドフェイズにはコントロールが戻ってしまうため、強力なモンスターのコントロールを奪取したのであれば各種召喚方法の素材にしてしまうと良いでしょう。
こちらはランク8エクシーズを出せるデッキであれば採用を検討出来ます。
「ヴァレルロード・ドラゴン」
攻撃する相手モンスターをダメージステップ開始時にリンク先にコントロール奪取し、次のターンのエンドフェイズに墓地に送る効果を持ちます。
対象を取らないコントロール奪取効果でありコントロール奪取したモンスターに効果の無効化や攻撃制限もつかないので、大抵のモンスターを奪える上に追撃や効果の使用を狙えるため強力です。
コントロール奪取したモンスターをメインフェイズ2に各種召喚方法の素材にするのも良いですし、そうでなくても次のターン終了時に墓地に送られるのでどちらにせよ除去には成功します。
このカード自体がモンスター効果の対象にならないことやフリーチェーンでモンスターを弱体化する効果を持っていることも含め、登場当初から依然変わらず汎用性が高さと強力な性能を併せ持つリンク4モンスターです。
「エネミーコントローラー」
自分フィールドのモンスター1体をリリースすることで相手モンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで奪取できます。
速攻魔法カードである故に攻撃が終わったモンスターをリリースしてコントロールを奪取したモンスターでの追撃が狙えたりと、昔からあるカードですが未だに取り回しが良く汎用性の高いカードです。
表示形式変更効果もあり便利な反面このカードだけではアドバンテージを稼ぎにくいので、あくまでコンボの補助やいざという時の攻撃or回避手段として使うと良いでしょう。
「強制転移」
お互いはそれぞれ自分のフィールドからモンスター1体を選び、そのコントロールを入れ替えます。
対象を取らない効果であり、比較的簡単に永続的なコントロール奪取が可能なカードでもあります。
相手モンスターが1体の時なら良いものの相手モンスターが複数体いる場合には本当に奪いたいモンスターを避けられてしまうというのが難点であり、事前にそれ以外のモンスターを除去したりすると消費が多くなってしまうのが考え所でしょう。
「強制切断」
自分フィールドのリンクモンスター以外と相手のリンクモンスターのコントロールを入れ替えられます。
リンクモンスターに関わる「強制転移」とも言えますが、コントロールを奪取するモンスターを自分が選べる代わりに対象を取る効果であるため対象耐性持ちには効かない点が違います。
「強制転移」とどちらの方が使いやすいかは相手のデッキによっても変わってくる点には要注意です。
「精神操作」
相手フィールドのモンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで奪取でき、そのモンスターは攻撃宣言できずリリースも出来ません。
ノーコストで発動出来る点はメリットであり、コントロールを奪取したモンスターはエンドフェイズを迎える前に各種召喚方法の素材に使ってしまうのが良いでしょう。
特に素材の指定が緩い汎用リンクモンスターであれば、コントロールを奪取したモンスターを素材として処理しやすいです。
「大捕り物」
相手フィールドのモンスター1体のコントロールを奪取でき、そのモンスターは攻撃できず効果の発動も出来ません。
コントロールの奪取自体はこのカードが破壊されない限り永続であり、効果の発動は出来ないものの永続効果は有効です。
罠カードであるため即効性では「精神操作」に負けてしまいますが、罠カードである故に相手ターン中に発動できるため相手の戦術の妨害も出来ることが大きな違いになります。
「スウィッチヒーロー」
お互いのフィールドのモンスターの数が同じ場合にそのモンスターのコントロールを全て入れ替えることが出来ます。
条件を満たすにはモンスターの数を揃える必要がありますが、自分が展開力の高いデッキを使っているならそこまで難しくないです。また「クラスター・ペンデュラム」なら1枚で発動条件を満たせるため相性が良いです。
罠カードであることを利用して相手ターン中にフィールドのモンスターのコントロールを総入れ替えするというのも一つの手であり、状況次第では相手の戦術に致命的なダメージを与えられます。
「ダブルマジックアームバインド」
自分フィールドのモンスターを2体リリースすることで、相手の表側表示モンスターを2体を対象に、そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得ることが出来ます。
自分モンスターを2体リリースしなければなりませんが、トークンなどをリリースのコストに使えば、一方的に相手の強力なモンスターを2体のコントロールを奪うことも可能です。
使い方によっては非常に強力なトラップカードと言えます。
まとめ
比較的汎用性のあるコントロール転移効果を持つカードを紹介させていただきました。
使うと嫌がられるカードではありますが、強力なことには間違いないので大会環境などで見かけることも珍しくありません。
基本的にコントロール転移カード単体だけでは直接的なアドバンテージに繋がらないため、汎用リンクモンスターを含め様々なカードとの併用を検討してみるのも良いでしょう。