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2021年7月17日に発売予定の基本パック バースト・オブ・デスティニーに収録される「天斗輝巧極」と「天極輝艦-熊斗竜巧」が判明しました。
「ベアルクティ」と「ドライトロン」というコンセプトが全く異なる2つのテーマの両方をサポートできるカードであることから注目を集めています。
「ベアルクティ」と「ドライトロン」はどちらも星や宇宙に関するイラストのテーマであり、情報が公開されたのが7月7日(七夕)であったのは意識された物かと思われます。
今回は新規カードによって示唆された「ベアルクティ」と「ドライトロン」の混合構築の可能性について考えていきたいと思います。
「天斗輝巧極」と「天極輝艦-熊斗竜巧」はどう使える?
通常魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドから、
「ベアルクティ・ビッグディッパー」と「竜輝巧-ファフニール」を1枚ずつ除外し、
「天極輝艦-熊斗竜巧」1体をEXデッキから特殊召喚する。
フィールドに「ベアルクティ-ポラリィ」または「竜輝巧-バンα」が存在する場合、
除外するカードの内1枚をデッキから除外する事もできる。
(2):自分が「ベアルクティ」、「ドライトロン」モンスターの効果を発動するためにモンスターをリリースする場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
融合・効果モンスター
星7/水属性/機械族/攻2000/守 700
このカード名はルール上「ベアルクティ」カード、「ドライトロン」カードとしても扱う。
このカードは「天斗輝巧極」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに他の効果モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから「ベアルクティ」モンスターまたは「ドライトロン」モンスター1体を手札に加える。
(2):1ターンに1度、除外されている自分の、
「ベアルクティ」モンスターまたは「ドライトロン」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
まずは新規カード2種について特徴や性能を簡単におさらいします。
「天斗輝巧極(ベアルクティ・ドライトロン)」は、その名の通り「ベアルクティ」カードであると同時に「ドライトロン」カードでもある魔法カードです。
「ベアルクティ・ビッグディッパー」と「竜輝巧-ファフニール」を手札・フィールドから除外することで融合モンスター「天極輝艦-熊斗竜巧」を特殊召喚でき、フィールドに「ベアルクティ-ポラリィ」または「竜輝巧-バンα」が存在すれば除外するカードの内1枚はデッキから選べるようになります。
「ベアルクティ・ビッグディッパー」と「竜輝巧-ファフニール」は「ベアルクティ」と「ドライトロン」テーマそれぞれが持っているフィールド魔法カードであり、「ベアルクティ-ポラリィ」と「竜輝巧-バンα」は「ベアルクティ」と「ドライトロン」テーマのそれぞれのキーカードでもあります。
融合モンスターの「天極輝艦-熊斗竜巧」は効果外テキストにより「ベアルクティ」カード「ドライトロン」カードとしても扱うためそれらテーマサポートカードの恩恵を受けられます。
効果モンスターの特殊召喚をトリガーに「ベアルクティ」モンスターまたは「ドライトロン」モンスター1体をサーチできる効果、除外されている「ベアルクティ」モンスターまたは「ドライトロン」モンスター1体を手札に加える効果を持ちます。
1つ目の効果はどちらのテーマにとっても有用なものですが、2つ目の効果は能動的に除外することが多くない「ドライトロン」ではやや恩恵を受けにくいかと思われます。
次に運用方法を考えるためにも、新規カード2種をサポートできるカードを挙げていきます。
最も有力なのは「竜輝巧-ファフニール」であり、「天斗輝巧極」で素材にするフィールド魔法の内の1枚でありながらも「天斗輝巧極」のサーチ手段にもなれます。
発動時の効果処理で「天斗輝巧極」をサーチし、自分のフィールドに「ベアルクティ-ポラリィ」または「竜輝巧-バンα」を用意しておけばデッキの「ベアルクティ・ビッグディッパー」とフィールドの「竜輝巧-ファフニール」を除外することで比較的スムーズに「天極輝艦-熊斗竜巧」を出せます。
「ベアルクティ-ポラリィ」は「天斗輝巧極」でデッキから素材を選ぶために必要でありながらも、特殊召喚成功時に「ベアルクティ・ビッグディッパー」を発動できます。
そのため手札に「天斗輝巧極」がある状態で「ベアルクティ-ポラリィ」を出せれば、フィールドの「ベアルクティ・ビッグディッパー」とデッキの「竜輝巧-ファフニール」を除外して「天極輝艦-熊斗竜巧」を出していけます。
「ベアルクティ・クィントチャージ」はライフコストを払い自分フィールドの「ベアルクティ」モンスター2体をリリースすることでそのレベルの差と同じレベルを持つ「ベアルクティ」モンスター1体をエクストラデッキから召喚条件を無視して特殊召喚出来ます。
召喚条件を無視しているため、レベル8の「ベアルクティ」モンスターと「ベアルクティ-ポラリィ」をリリースすればレベル7である「天極輝艦-熊斗竜巧」を出せます。この出し方を主に狙うのであれば、「天斗輝巧極」や「竜輝巧-ファフニール」を採用しない純「ベアルクティ」デッキでも良いでしょう。
「ベアルクティ」と「ドライトロン」の混合構築は現実的?混合構築にするならどうする?
結論から先に言えば、「ベアルクティ」カードと「ドライトロン」カードを同じくらいあるいはどちらかに少し偏らせるくらいの割合、という一般的な混合構築は現実的ではありません。
というのも、2つのテーマモンスターは特性が噛み合っていないからです。
「ベアルクティ」の特徴でもある共通効果による自己特殊召喚にはレベル7以上のモンスターをリリースする必要があるのですが、儀式モンスター以外の「ドライトロン」モンスターはレベルが1であるためコストとして使えません。
逆に「ドライトロン」の特徴である手札・墓地からの自己特殊召喚効果は、
『この効果を発動するターン、自分は通常召喚できないモンスターしか特殊召喚できない』
という制約があるため、通常召喚も可能な「ベアルクティ」モンスターは特殊召喚を封じられてしまいます。
この2つの点から2つのテーマモンスターを併用すること自体がかなり難しく、お互いの動きを潰し合うことになりかねません。
一般的な混合構築は現実的ではないと書きましたが、それなら「天斗輝巧極」と「天極輝艦-熊斗竜巧」は全く使えないカードなのかと言われればそうでもありません。
2つのテーマの混合構築をするなら、「ベアルクティ」デッキに「天斗輝巧極」「天極輝艦-熊斗竜巧」「竜輝巧-ファフニール」を採用する。
もしくは「ドライトロン」デッキに「天斗輝巧極」「天極輝艦-熊斗竜巧」「ベアルクティ・ビッグディッパー」を採用するというような、必要最低限の混合構築なら十分可能かと思います。
実際に採用する際は、前述したような新規カード2種をサポートするような動きを予め意識しておくとスムーズに繋げていけるでしょう。
まとめ!
2021年7月17日に発売予定の基本パック バースト・オブ・デスティニーに収録される「天斗輝巧極」と「天極輝艦-熊斗竜巧」の登場で、「ベアルクティ」と「ドライトロン」混合構築は可能かどうか?
というテーマでお話していきましたが、いかがでしたでしょうか?
極論を言ってしまえば、現時点で「ベアルクティ」と「ドライトロン」混合構築は、あまり現実的ではないと言えます。
現時点で言えば、お互いにデッキの性質が違う以上、無理に混合構築を目指すのであれば、お互いに単体で組んだ方がいいというのが評価となってしまうでしょう。
とはいえ、今後の「ベアルクティ」と「ドライトロン」の共通効果を持つカードが増えれば、混合構築も夢ではないかも知れませんね!!
今後の新規カードに期待したいところです。
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