「灰滅」デッキレシピ2024の回し方・展開例!10月環境ガチ構築!

「灰滅」はワールドプレミアパック2024にてOCGに登場した海外先行テーマです。

「灰滅」テーマはモンスターが闇属性・炎族で統一されており、相手フィールドへ、モンスターの送り付けやフィールドの一掃など行えるのが大きな特徴です。「灰滅」デッキレシピやその回し方などを紹介していきます。

「灰滅」デッキレシピ2024

モンスターカード

「灰滅せし都の巫女」×3

「灰滅せし都の呪術師」×2

「灰滅せし都の英雄」×1

「灰滅せし都の王」×1

「滅亡龍 ヴェイドス」×3

「増殖するG」×2

「灰流うらら」×3

「マルチャミー・フワロス」×2

魔法カード

「灰滅の都 オブシディム」×3

「灰滅の復燃」×1

「灰滅の憤怒」×3

「ヴェイドスの目覚め」×3

「超融合」×2

「篝火」×1

「テラ・フォーミング」×1

「金満で謙虚な壺」×1

「墓穴の指名者」×2

「抹殺の指名者」×1

罠カード

「終わりなき灰滅」×1

「果てなき灰滅」×1

「無限泡影」×3

エクストラデッキ

「沼地のドロゴン」×1

「共命の翼ガルーラ」×1

「灰滅せし成れの果て」×2

「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」×1

「捕食植物ドラゴスタペリア」×1

「滅亡き闇 ヴェイドス」×2

「No.41 泥睡魔獣バグースカ」×1

「ヘルフレイムバンシー」×1

「厄災の星ティ・フォン」×1

「I:Pマスカレーナ」×1

「S:Pリトルナイト」×1

「暗影の闇霊使いダルク」×1

「トロイメア・ユニコーン」×1

「灰滅」デッキの回し方

デッキのコンセプトとしては、「灰滅」テーマカードを駆使することで、相手フィールドを焼き払い、ビートダウンし勝利を目指します。

今回紹介したデッキレシピは「灰滅」をメインとしたガチ構築にしましたが、他の炎族テーマと合わせたり「ヘルフレイムバンシー」の存在から無理なく併用が見込める「ライゼオル」と組み合わせたりするのも有りでしょう。

デッキの回し方ですが、まずはキーカードを引き込んで準備を整えます。

灰滅の都 オブシディム
フィールド魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分ターンの間、相手フィールドの特殊召喚された表側表示モンスターは炎族になる。
(2):自分エンドフェイズに、自分の墓地の「灰滅の都 オブシディム」1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキの一番下に戻す。
その後、自分は1枚ドローする。
(3):フィールドゾーンのこのカードが、破壊された場合または除外された場合に発動できる。
デッキから「灰滅」モンスター1体を特殊召喚する。

「灰滅」デッキにおいて重要な存在となるのが「灰滅の都 オブシディム」「滅亡龍 ヴェイドス」の2枚です。これらを利用することで初めて「灰滅」はテーマ本来の動きができます。

灰滅せし都の巫女
効果モンスター
星4/闇属性/炎族/攻1200/守1300
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「灰滅の都 オブシディム」が存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「灰滅せし都の巫女」以外の「灰滅」カード1枚を手札に加える。

「灰滅の都 オブシディム」はフィールド魔法カードである故に「テラ・フォーミング」でサーチできるほか、召喚・特殊召喚成功時効果で「灰滅」カードをサーチできる「灰滅せし都の巫女」でも引き込むことができます。

「滅亡龍 ヴェイドス」は「灰滅」カードではないため、「灰滅せし都の巫女」でのサーチに対応していません。

灰滅の憤怒
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから炎族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
その後、自分の墓地からレベル5以上の炎族モンスター1体を手札に加える事ができる。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は炎族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、炎族の融合モンスター1体を融合召喚する。

しかし、闇属性・炎族モンスターの墓地肥やしとサルベージが行える「灰滅の憤怒」を使えば「滅亡龍 ヴェイドス」を実質的にサーチすることも狙えます。

ヴェイドスの目覚め
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「灰滅の都 オブシディム」1枚を自分か相手のフィールドゾーンに表側表示で置く。
その後、相手のフィールドゾーンにカードが存在する場合、
デッキからレベル5以上の炎族・闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は炎族モンスターしかデッキ・EXデッキから特殊召喚できない。

また「ヴェイドスの目覚め」「灰滅の都 オブシディム」「滅亡龍 ヴェイドス」の両方にアクセスできる非常に優秀なカードであるため、「灰滅」テーマの動きをする上で1枚初動として機能します。

準備が出来たら展開を行っていきます。

滅亡龍 ヴェイドス
効果モンスター
星9/闇属性/炎族/攻2800/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、
フィールドゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
このカードを相手フィールドに特殊召喚し、対象のカードを破壊する。
その後、デッキから「灰滅」永続罠カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドにセットできる。
(2):このカードが相手フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。

「滅亡龍 ヴェイドス」は手札から発動出来る効果で、自身を相手フィールドに特殊召喚。フィールドゾーンのカードを破壊し「灰滅」永続罠カードにアクセス可能です。

この時に「灰滅の都 オブシディム」を破壊し、効果で任意の「灰滅」モンスターのリクルートに繋げられます。

相手フィールドに「滅亡龍 ヴェイドス」がいることで「灰滅」モンスターのリクルートが可能になる「灰滅せし都の王」やフィールドの炎族モンスターを破壊できる「灰滅せし都の英雄」を利用すれば、自分フィールドにモンスターを展開したり「滅亡龍 ヴェイドス」の墓地効果での一掃を狙ったりできます。

灰滅せし成れの果て
融合・効果モンスター
星8/闇属性/炎族/攻2900/守2400
炎族モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚した場合、
自分の墓地のフィールド魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):このカードが相手の炎族モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
この効果を自分のターンに発動した場合、このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。

「灰滅の憤怒」「滅亡龍 ヴェイドス」効果でデッキからセットすることが可能な「果てなき灰滅」は融合効果を持っているので、「灰滅せし成れの果て」「滅亡き闇 ヴェイドス」の融合召喚が可能です。

果てなき灰滅
永続罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。
「滅亡龍 ヴェイドス」を含む、自分・相手フィールドのモンスターを融合素材とし、
炎族の融合モンスター1体を融合召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、その融合素材としたモンスターの数×500アップする。
(2):自分の墓地から炎族・闇属性モンスター1体とこのカードを除外して発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターはターン終了時まで炎族になる。

中でも「果てなき灰滅」を使うなど、相手フィールドに送りつけた「滅亡龍 ヴェイドス」を素材に「滅亡き闇 ヴェイドス」を融合召喚すれば、「滅亡龍 ヴェイドス」「滅亡き闇 ヴェイドス」の両方の効果により、相手フィールドのカードを一掃(「滅亡龍 ヴェイドス」のモンスター全体破壊は自分フィールドも巻き込みますが「滅亡き闇 ヴェイドス」は効果破壊耐性を持つので問題なし)することが出来るため、相手の展開妨害などに活用できます。

超融合
速攻魔法(準制限カード)
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
自分・相手フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。

今回紹介したデッキレシピでは「超融合」も採用しているので、「灰滅の都 オブシディム」「果てなき灰滅」の墓地効果で炎族に変えた相手モンスターを素材とし、除去しつつ「灰滅せし成れの果て」「滅亡き闇 ヴェイドス」を融合召喚することが狙えるのはもちろん、相手モンスターのみを素材に「沼地のドロゴン」「共命の翼ガルーラ」を融合召喚し、展開妨害をすることも狙えるでしょう。

「灰滅」デッキの展開例

先攻1ターン目を前提とし、手札に「ヴェイドスの目覚め」+「灰滅の憤怒」の計2枚がある場合に出来るコンボです。

「ヴェイドスの目覚め」を発動してデッキから「灰滅の都 オブシディム」を相手のフィールドゾーンに表側表示で置きその後の効果で「滅亡龍 ヴェイドス」をサーチ→

灰滅せし都の王
効果モンスター
星8/闇属性/炎族/攻1400/守2700
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「灰滅の都 オブシディム」が存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「灰滅せし都の王」以外の「灰滅」モンスター1体を特殊召喚する。
相手フィールドに攻撃力2800以上のモンスターが存在する場合、
代わりにデッキから選ぶ事もできる。

手札の「滅亡龍 ヴェイドス」効果で自身を相手フィールドに特殊召喚し、「灰滅の都 オブシディム」を破壊。その後の効果でデッキから「果てなき灰滅」をセット→破壊された「灰滅の都 オブシディム」効果で「灰滅せし都の王」をリクルート→

「灰滅せし都の王」効果で「灰滅せし都の巫女」をリクルート→「灰滅せし都の巫女」特殊召喚成功時効果で「灰滅の復燃」をサーチ→「灰滅の憤怒」を発動してデッキから「滅亡龍 ヴェイドス」(2体目)を墓地に送り、その後の効果で「滅亡龍 ヴェイドス」(2体目)をサルベージ→

灰滅の復燃
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):「灰滅の復燃」以外の自分の墓地・除外状態の「灰滅」カード1枚をデッキの一番下に戻し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

墓地の「灰滅の憤怒」効果で自身を除外することで「灰滅せし都の王」「灰滅せし都の巫女」を素材に「灰滅せし成れの果て」を融合召喚→「灰滅せし成れの果て」の融合召喚成功時効果で「灰滅の都 オブシディム」をサルベージ→「灰滅の都 オブシディム」を発動→「灰滅の復燃」をセットします。

結果的に「灰滅の都 オブシディム」の発動下で「灰滅せし成れの果て」を出し、セットした「果てなき灰滅」「灰滅の復燃」を用意でき、更に手札には「滅亡龍 ヴェイドス」(2体目)も引き込めました。

次の相手ターンのメインフェイズ、手札の「滅亡龍 ヴェイドス」(2体目)効果で自身を相手フィールドに特殊召喚し、「灰滅の都 オブシディム」を破壊。その後の効果でデッキから「終わりなき灰滅」をセット→

滅亡き闇 ヴェイドス
融合・効果モンスター
星10/闇属性/炎族/攻3000/守1700
「滅亡龍 ヴェイドス」+レベル9以下の炎族モンスター2体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚した場合に発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードは効果では破壊されず、相手はこのカードをモンスターの効果の対象にできない。
(3):相手がフィールドの魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、
自分のフィールドの表側表示の「灰滅」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
そのカードを破壊する。

破壊された「灰滅の都 オブシディム」効果で「灰滅せし都の巫女」(2体目)をリクルート→「灰滅せし都の巫女」(2体目)特殊召喚成功時効果で「灰滅」カードをサーチでき、「果てなき灰滅」を発動すれば、自分フィールドの「灰滅せし成れの果て」「灰滅せし都の巫女」(2体目)と相手フィールドの「滅亡龍 ヴェイドス」2体を素材に「滅亡き闇 ヴェイドス」を融合召喚→

「滅亡き闇 ヴェイドス」融合召喚成功時効果と相手フィールドから、墓地へ送られた「滅亡き闇 ヴェイドス」効果をチェーン。フィールドのモンスター全てを破壊して、相手フィールドの魔法・罠カード全てを破壊できます。

これにより相手フィールドのカードを一掃しつつ「果てなき灰滅」効果で強化され、攻撃力5000となった「滅亡龍 ヴェイドス」(効果破壊&対象耐性持ち)を用意でき、その後も「果てなき灰滅」をコストにして使える「滅亡龍 ヴェイドス」のフィールドで、効果発動したカードを破壊する効果。

「灰滅の復燃」の相手フィールドモンスター1体の効果を無効化する効果で、相手の行動を妨害できます。

終わりなき灰滅
永続罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、自分の墓地から
「灰滅」モンスターか「滅亡龍 ヴェイドス」1体を手札に加える事ができる。
(2):元々の持ち主が自分となる相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールを得る。
その後、相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力をターン終了時まで対象のモンスターの元々の攻撃力分ダウンできる。

また「灰滅せし都の巫女」(2体目)効果で、任意の「灰滅」カードもサーチできているので、「灰滅せし都の呪術師」を引き込めば「滅亡龍 ヴェイドス」(2体目)効果でセットした「終わりなき灰滅」と合わせて、次の自分のターンの動きに備えることもできます。

上記を総合すると、相手のメインフェイズ中に相手フィールドを一掃しながら「滅亡龍 ヴェイドス」を出すことができる上に、その後も除去と無効化を1度ずつ構えられるとため優秀です。

まとめ

今回紹介したデッキレシピは「灰滅」の割合を多くしつつ、汎用手札誘発や妨害魔法・罠を採用したタイプのガチ構築です。

回し方に少し癖があるため、中級者向けのテーマではあるものの、除去能力の高さと制圧力は優秀なテーマであり、中堅レベル以上の実力を持つテーマです。

背景ストーリーと効果が見事にマッチしているテーマなので、個人的には使っていて楽しいテーマだと思います。これからデッキを組む予定の方や、デッキを調整したい方は参考にしてみてください。

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