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「ABC」とは、「ABC-ドラゴン・バスター」とその素材となるユニオンモンスターをメインとしたカード群のことです。
「ABC」デッキレシピとその回し方などについて紹介していきます。
「ABC」デッキレシピ2025
モンスターカード
「A-アサルト・コア」×2
「B-バスター・ドレイク」×3
「C-クラッシュ・ワイバーン」×2
「ユニオン・ドライバー」×2
「レボリューション・シンクロン」×3
「亡龍の戦慄-デストルドー」×1
「セリオンズ“キング”レギュラス」×1
「ドロール&ロックバード」×1
「エフェクト・ヴェーラー」×1
「増殖するG」×2
「灰流うらら」×3
「屋敷わらし」×1
「マルチャミー・フワロス」×3
魔法カード
「ユニオン格納庫」×3
「竜の渓谷」×2
「円盤闘技場セリオンズ・リング」×2
「テラ・フォーミング」×1
「盆回し」×1
「墓穴の指名者」×2
「抹殺の指名者」×1
罠カード
「無限泡影」×3
エクストラデッキ
「ABC-ドラゴン・バスター」×3
「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」×1
「エンシェント・フェアリー・ライフ・ドラゴン」×1
「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」×1
「ヴァレルロード・S・ドラゴン」×1
「フルール・ド・バロネス」×1
「ギアギガントX」×1
「ダイガスタ・エメラル」×1
「プラチナ・ガジェット」×1
「I:Pマスカレーナ」×1
「S:Pリトルナイト」×1
「トロイメア・ユニコーン」×1
「閉ザサレシ世界ノ冥神」×1
「ABC」デッキの回し方
デッキのコンセプトとしては「ABC-ドラゴン・バスター」とその素材となるユニオンモンスターを駆使することで展開などを行いビートダウンで勝利を目指していきます。
今回紹介したデッキレシピではあくまでも「ABC」をメインとした構築にしましたが「X-クロス・キャノン」「Y-ドラゴン・イアヘッド」「Z-ジリオン・キャタピラー」などの「XYZ」関連カードを採用して戦術の幅を広げるというのも有りでしょう。
A-アサルト・コア
ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1900/守 200
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、
このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは他の相手モンスターの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の墓地の他のユニオンモンスター1体を手札に加える。
デッキの回し方ですが、まずは「ABC」デッキの中核となる「ABC-ドラゴン・バスター」を出すためにもフィールド・墓地に「A-アサルト・コア」「B-バスター・ドレイク」「C-クラッシュ・ワイバーン」の3体を用意していきます。
B-バスター・ドレイク
ユニオン・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1800
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの機械族・光属性モンスター1体を対象とし、
このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備モンスターは相手の魔法カードの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからユニオンモンスター1体を手札に加える。
3体の内の1体である「B-バスター・ドレイク」はフィールドから墓地へ送られた場合にユニオンモンスターをサーチできる効果を持つので、リンク素材として利用すればリンクモンスターを出しつつ「A-アサルト・コア」や「C-クラッシュ・ワイバーン」を引き込んでいけます。
ユニオン格納庫
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから機械族・光属性ユニオンモンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに機械族・光属性ユニオンモンスターが召喚・特殊召喚された場合、
その内の1体を対象として発動できる。
そのモンスターに装備可能で、カード名が異なる機械族・光属性ユニオンモンスター1体をデッキから選び、そのモンスターに装備する。
この効果で装備したユニオンモンスターは、このターン特殊召喚できない。
3体を揃える上で特に重宝するのが「ユニオン格納庫」であり、発動時の効果処理でのサーチ効果に加えてデッキからユニオンモンスターを装備する効果もあるので、先述した「B-バスター・ドレイク」のサーチ効果や「ユニオン・ドライバー」を経由させることで特殊召喚できないデメリットを回避すれば、このカード1枚から3体をフィールド・墓地に揃えることも可能です。
テラ・フォーミング
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。
「ユニオン格納庫」はフィールド魔法カードである故に「テラ・フォーミング」や「盆回し」でのアクセスが可能であり、積極的に引き込んでいくことで安定して動くことができます。
エンシェント・フェアリー・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2100/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
フィールドゾーンのカードを全て破壊し、自分は1000LP回復する。
その後、破壊したカードとはカード名が異なるフィールド魔法カード1枚をデッキから手札に加える事ができる。
今回紹介したデッキレシピでは「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」とその素材として利用しやすい「レボリューション・シンクロン」や「亡龍の戦慄-デストルドー」を採用しています。「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」効果で「ユニオン格納庫」以外のフィールド魔法カードを破壊して「ユニオン格納庫」をサーチしたり、その逆に効果使用済みの「ユニオン格納庫」を破壊して「ユニオン格納庫」以外のフィールド魔法カードにアクセスすることでその後の動きに繋ぐことも視野に入ります。
ABC-ドラゴン・バスター
融合・効果モンスター
星8/光属性/機械族/攻3000/守2800
「A-アサルト・コア」+「B-バスター・ドレイク」+「C-クラッシュ・ワイバーン」
自分のフィールド・墓地の上記のカードを除外した場合のみEXデッキから特殊召喚できる。
(1):自分・相手ターンに1度、手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(2):相手ターンに、このカードをリリースし、
自分の除外状態の機械族・光属性ユニオンモンスター3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのモンスターを特殊召喚する。
次に準備が出来たら「ABC-ドラゴン・バスター」を筆頭にしたモンスターを展開していきます。「ABC-ドラゴン・バスター」は墓地リソースのみを使って出すことも出来るので、1度フィールドに出した3体を素材に各種召喚方法に繋いでおけば、簡単に「ABC-ドラゴン・バスター」+αの盤面を作ることが可能です。
「ABC-ドラゴン・バスター」は高い打点に加えてフリーチェーンで使える除外効果を持っているので、相手ターン中の妨害と切り返しの両方で活躍してくれるエースモンスターです。
加えて「ABC-ドラゴン・バスター」は相手ターン中にのみ使える分離効果とも言うべき帰還効果を持つので、サクリファイスエスケープをしたり壁として3体を展開することで再びそれらの墓地へ送られた場合の効果を利用したり、次の自分ターンに2体目以降の「ABC-ドラゴン・バスター」を出せます。
この「ABC-ドラゴン・バスター」の持つ合体と分離のサイクルによって高い継戦能力も発揮できるので「ABC-ドラゴン・バスター」に加えてシンクロ・エクシーズ・リンクモンスターも併用することでデュエルを有利に運べるでしょう。
「ABC」デッキの展開例
レボリューション・シンクロン
チューナー・効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 900/守1400
このカード名の、(1)の効果は1ターンに1度しか使用できず、(2)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):「パワー・ツール」Sモンスターまたはレベル7・8のドラゴン族SモンスターをS召喚する場合、
手札のこのカードもS素材にできる。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドにレベル7以上のSモンスターが存在する場合に発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードのレベルは1になる。
先攻1ターン目を前提とし、手札に「ユニオン格納庫」+「レボリューション・シンクロン」の計2枚がある場合に出来るコンボです。
「ユニオン格納庫」を発動して発動時の効果処理で「B-バスター・ドレイク」をサーチ→「B-バスター・ドレイク」を通常召喚→「ユニオン格納庫」効果でデッキから「ユニオン・ドライバー」を「B-バスター・ドレイク」に装備→
ユニオン・ドライバー
ユニオン・効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1000
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、以下の効果を1つ発動できる。
●自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、このカードを装備魔法カード扱いで装備する。
装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。
●装備状態のこのカードを特殊召喚する。
(2):装備状態のこのカードを除外して発動できる。
このカードを装備していたモンスターに、装備可能なレベル4以下のユニオンモンスター1体を、
その効果による装備魔法カード扱いでデッキから装備する。
「ユニオン・ドライバー」効果で自身を除外することでデッキから「A-アサルト・コア」を「B-バスター・ドレイク」に装備→「A-アサルト・コア」効果で自己特殊召喚→手札の「レボリューション・シンクロン」とフィールドの「B-バスター・ドレイク」を素材に「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」をシンクロ召喚→墓地へ送られた「B-バスター・ドレイク」効果で「C-クラッシュ・ワイバーン」をサーチ→「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」効果で手札から「C-クラッシュ・ワイバーン」を特殊召喚→「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」効果で「ユニオン格納庫」を破壊して1000ライフ回復し、その後の効果で「円盤闘技場セリオンズ・リング」をサーチ→
円盤闘技場セリオンズ・リング
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「セリオンズ」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分のモンスターが戦闘で破壊される場合、
代わりにデッキから「セリオンズ」カードか「無尽機関アルギロ・システム」1枚を墓地へ送る事ができる。
(3):1ターンに1度、自分か相手のモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地の「セリオンズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
「円盤闘技場セリオンズ・リング」を発動して発動時の効果処理で「セリオンズ“キング”レギュラス」をサーチ→墓地の「レボリューション・シンクロン」効果でデッキトップのカード1枚を墓地へ送り自身のレベルを1にして自己蘇生→「レボリューション・シンクロン」と「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」を素材に「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」をシンクロ召喚→
セリオンズ“キング”レギュラス
効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2800/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の、「セリオンズ」モンスターか機械族モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
(2):相手が効果を発動した時、自分の手札・フィールド(表側表示)から
「セリオンズ」モンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。
その効果を無効にする。
(3):このカードを装備した「セリオンズ」モンスターは、攻撃力が700アップし、このカード名の(2)の効果を得る。
手札の「セリオンズ“キング”レギュラス」効果で自己特殊召喚して墓地の「レボリューション・シンクロン」を自身に装備→「A-アサルト・コア」と「C-クラッシュ・ワイバーン」を素材に「I:Pマスカレーナ」をリンク召喚→墓地の「A-アサルト・コア」「B-バスター・ドレイク」「C-クラッシュ・ワイバーン」を除外することでエクストラデッキから「ABC-ドラゴン・バスター」を特殊召喚します。
I:Pマスカレーナ
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/サイバース族/攻 800
【リンクマーカー:左下/右下】
Lモンスター以外のモンスター2体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手メインフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材としてL召喚を行う。
(2):このカードをL素材としたLモンスターは相手の効果では破壊されない。
結果的に「円盤闘技場セリオンズ・リング」の発動下で「I:Pマスカレーナ」+「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」+「ABC-ドラゴン・バスター」+「レボリューション・シンクロン」を装備した「セリオンズ“キング”レギュラス」を並べられました。
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
(1):1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
この効果でモンスターを破壊した場合、
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(2):このカードがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
次の相手ターン
- モンスター効果の発動を無効にして破壊し自己強化も出来る「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」
- 手札1枚をコストにフリーチェーンでフィールドのカード1枚を対象に取る除外が出来る「ABC-ドラゴン・バスター」
- 自身をコストに相手のカード効果の発動を無効にできる「セリオンズ“キング”レギュラス」
で相手の行動を妨害できます。
I:Pマスカレーナ
リンク・効果モンスター(制限カード)
リンク2/闇属性/戦士族/攻1600
【リンクマーカー:左/右】
効果モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合・S・X・Lモンスターのいずれかを素材としてL召喚した場合、
自分か相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
このターン、自分のモンスターは直接攻撃できない。
(2):相手の効果が発動した時、
自分フィールドのモンスターを含むフィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスター2体をエンドフェイズまで除外する。
加えて「ABC-ドラゴン・バスター」は相手ターン中フリーチェーンで自身をリリースコストに「A-アサルト・コア」「B-バスター・ドレイク」「C-クラッシュ・ワイバーン」を帰還できるので、その後に「I:Pマスカレーナ」効果を使えば「B-バスター・ドレイク」を素材に含めることでハンドアドバンテージを稼ぎつつ「S:Pリトルナイト」などをリンク召喚して更に相手の行動妨害を図れるでしょう。
「ABC-ドラゴン・バスター」+シンクロギミックを取り入れることで制圧力を大幅に強化
「ABC-ドラゴン・バスター」デッキは、ユニオンモンスター3種を墓地に揃えることで展開できる融合体「ABC-ドラゴン・バスター」を主軸としたコンボ型デッキです。
サーチと装備展開に優れる「ユニオン格納庫」を起点に、安定して素材を揃えられるが魅力です。さらに「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」や「セリオンズ“キング”レギュラス」を採用した構築にすることで、制圧力と妨害性能が向上しており、現環境でも十分に戦えるパワーも持ち合わせています。
合体と分離を繰り返す「ABC-ドラゴン・バスター」の継戦能力に加え、リンク・シンクロによる多彩な展開も可能なため、フリーチェーン除去や無効化を駆使して相手の動きを徹底的に封じることができます。現環境でも「ABC」デッキは構築次第で幅広い対応力を持つ、非常に完成度の高いテーマといえるでしょう。


