2025年10月にシングル価格が高騰したカード6選!【遊戯王OCG】

遊戯王2025年10月シングル価格高騰

2025年10月も終わりに近づいてきました。遊戯王OCGにて、今月シングル価格が高騰したカードを振り返っていきます。

シングル価格が高騰した理由もわかりやすく解説します。カードの売買を検討しているという方は参考にしてみてください。

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2025年10月にシングル価格が高騰したカード一覧

「儀式の下準備」

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから儀式魔法カード1枚を選び、
さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。
そのカード2枚を手札に加える。

儀式魔法カードとその儀式魔法カードにカード名が記されている儀式モンスターカードを引き込める通常魔法カードであり、対応するカードさえあればコストやデメリット無しでハンドアドバンテージを稼げる点が非常に優秀です。

一部の儀式テーマにとってはデッキの安定力を飛躍的に上げてくれる心強いカードであり、最近では9月末に発売したワールドプレミアパック2025にて登場した「巳剣」や10月末に発売した基本パック バースト・プロトコルにて登場した「デーモン」もこのカードの恩恵を受けられるテーマとなっています。

10月の大会環境では、「巳剣」の純構築デッキが多くの好成績を収めました。その影響で、このカードをフル投入する構築が主流となり、需要がさらに高まった結果、先月に続いて10月も価格が上昇しました。

「聖王の粉砕」

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
相手フィールドにカードが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):デッキからカードを手札に加える効果を含む、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。
自分の墓地に罠カードが存在する場合、さらにその無効にしたカードを破壊する。
このカードを手札から発動した場合、発動後、
このデュエル中に自分は闇・水・炎属性モンスターの効果を発動できない。

条件を満たせば手札から発動出来る代わりに重い制約があるのが特徴の「ドミナス」カードの内の1枚であり、このカードはサーチ効果を妨害でき、手札から発動した場合の制約は闇・水・炎属性モンスターの効果を発動できなくなります。

闇・水・炎属性モンスターをメインとしていないデッキであれば制約は軽く済むため、昨今の大会環境ではモンスターが光属性で統一されている「ヤミー」デッキにフル投入されていることも珍しくありません。

またデッキのほとんどを罠カードにしこのカードを含む「ドミナス」カードを多数採用した「王家の神殿」デッキが10月の大会環境で活躍の場を広げ注目を集めたため、上記の「ヤミー」デッキへの採用も含めて需要が増えたことで価格が上がりました。

「命王の螺旋」

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
相手が手札・墓地のモンスターの効果を発動したターン、
このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札・EXデッキに戻す。
自分の墓地に罠カードが存在しない場合、
さらに相手は自身の墓地からモンスター1体を特殊召喚できる。
このカードを手札から発動した場合、発動後、
このデュエル中に自分は光・闇属性モンスターの効果を発動できない。

こちらも上記の「聖王の粉砕」と同じく「ドミナス」カードであり、フリーチェーンで相手フィールドのモンスターのバウンスが出来るものの、自分の墓地に罠カードがないと相手に蘇生させるデメリット効果が発生する上に手札から発動した場合には光・闇属性モンスターの効果を発動できなくなる制約もあります。

他の「ドミナス」カードと違いフィールドのカードに直接干渉できる利点はありますが、制約に加えてデメリット効果まで発生しかねないことや、光・闇属性はカードプールが多いことから制約が厳しくなりやすいため「ドミナス」カードの中でも比較的扱いが難しいカードでもあります。

こちらもデッキの罠カード割合が多い「王家の神殿」デッキでならこのカードのデメリット効果を発生させずに済みやすいという利点があり、癖の強さ故に他の「ドミナス」カードと比べると「王家の神殿」デッキでも採用枚数を抑えられやすい傾向にありますが、需要増加に伴う価格上昇がありました。

「M∀LICE IN UNDERGROUND」

フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
自分の手札・デッキ・墓地から「M∀LICE」カード1枚を除外できる。
(2):自分の除外状態の「M∀LICE」罠カードが3種類以上存在する限り、
自分フィールドの「M∀LICE」Lモンスターの攻撃力は3000アップする。
(3):自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する限り、
相手モンスターは「M∀LICE」Lモンスターしか攻撃対象に選択できない。

「M∀LICE」テーマのフィールド魔法カードであり、発動時の効果処理で手札・デッキ・墓地から「M∀LICE」モンスターを除外できるため「M∀LICE」モンスターの持つ除外された場合に発動出来る効果に繋げられます。

初動としても機能することからコンボの貫通力を上げるためにも利用できるため、最近ではこのカードの3枚積みと「テラ・フォーミング」を採用するのが「M∀LICE」デッキの主流となっています。

新リミットレギュレーションで「M∀LICE」は規制されなかったこともあって、10月の大会環境で活躍を受けてキーカードでありレアリティも高いこのカードは価格が上がりました。

「磁石の戦士δ」

効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1600/守1400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからレベル4以下の「マグネット・ウォリアー」モンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地から「磁石の戦士δ」以外のレベル4以下の「マグネット・ウォリアー」モンスター3体を除外して発動できる。
手札・デッキから「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

墓地肥やし効果を持つ「マグネット・ウォリアー」モンスターであり、墓地へ送られた場合には「マグネット・ウォリアー」を墓地コストに「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」を召喚条件を無視して特殊召喚する効果もあります。

LIMITED PACK GX -オシリスレッド-、バースト・プロトコル、Vジャンプの付属カードで新規カードがたて続けに登場したことで「マグネット・ウォリアー」テーマは大幅に強化され、墓地へ送られた場合に発動できる効果を持つ「磁石の戦士Σ+」や自己蘇生が可能な「磁石の戦士Ω+」などにより墓地リソースの重要性も増しました。

墓地肥やし効果を持つこのカードは、墓地リソースの活用につなげられる点が魅力です。さらに、このカードはVジャンプの付録として登場したこともあり、入手手段が限られているため、価格が上がりやすい要因となりました。

「電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン」

特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻3000/守2800
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・フィールド・墓地から、
「電磁石の戦士α」「電磁石の戦士β」「電磁石の戦士γ」を
1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
(1):自分の墓地からレベル4以下の「マグネット・ウォリアー」モンスター1体を除外し、
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、
除外されている自分の「電磁石の戦士α」「電磁石の戦士β」「電磁石の戦士γ」を
1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

レベル8の「磁石の戦士」モンスターであり、正規の方法で特殊召喚するには「電磁石の戦士α」「電磁石の戦士β」「電磁石の戦士γ」が必要になりますが、シンプルな除去効果なども持っています。

「磁石の戦士α」「電磁石の戦士β」はサーチ効果を持っているので揃えられます。バースト・プロトコルで登場した「マグネット・ボンディング」は融合素材の参照範囲が広いため、高いステータスと強力な効果を持つ「超電導戦機インペリオン・マグナム」を出すための素材にするのを目的に採用することも視野に入るでしょう。

「マグネット・ボンディング」の登場で「超電導戦機インペリオン・マグナム」を出す難易度が大きく下がったことに加え、このカードはレアリティが高く、再録経験も無いためシングル価格が高騰しました。

大会環境が価格を動かす結果に!11月の相場変動で注目のカードをチェック

2025年10月は、新弾の登場と環境の変化を受けて、特定テーマのキーカードを中心にシングル価格が大きく動いた月となりました。特に目立ったのは「儀式の下準備」や「聖王の粉砕」など、汎用性とテーマ需要を兼ね備えたカードです。

9月末に発売された「巳剣」や10月に登場した「デーモン」といった新テーマの活躍により、関連サポートカードの需要が一気に高まりました。

「ドミナス」罠カードである「聖王の粉砕」「命王の螺旋」は、手札から発動できる使い勝手の良さが評価され、「ヤミー」や「王家の神殿」といったメタ系デッキでの採用率が上昇し、価格の押し上げに繋がっています。

また、「M∀LICE IN UNDERGROUND」は、テーマの軸となるフィールド魔法として、規制を受けることなく環境上位を維持し続けており、高値での取引が続いています。加えて注目したいのが「マグネット・ウォリアー」関連の「磁石の戦士δ」「電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン」です。

新規カードとの相性が良好であることに加え、再録がなく入手手段が限られていることが、価格上昇の要因となっています。今月は全体として、強化されたテーマの中核カードや、環境で採用が増えた罠・儀式サポートが値上がりの中心となりました。

再録の可能性はゼロではないものの現時点では不確定なため、年末の大会シーズンに向けてデッキを強化したいプレイヤーは、早めに確保しておくと良いでしょう。

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