遊戯王のシリアスな背景ストーリーを紹介!悲しいバッドエンドを迎えてしまったシリーズストーリー一覧!

遊戯王のカードには通常モンスターが持つフレーバーテキストやイラストの繫がりからストーリーが存在します。

どんな物語なのか想像するだけで楽しいものもありますが、中にはバッドエンドを迎えてしまった悲しいものもあります。

今回はそんな背景ストーリーについて考えていきます。

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遊戯王カードのストーリーは楽しいものばかりではない!シリアスなものや悲しいバッドエンドストーリー一覧!

「竜角の狩猟者」は「竜核の呪霊者」に……

竜核の呪霊者

チューナー・通常モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2300/守3000
永きに渡って狩り続けたドラゴンの返り血により、常人ならざる力を宿した女戦士。
その魂は斃されたドラゴンの怨嗟に染まり、疫病を撒き散らす邪悪な竜核へと成り果てた。
もはや帰る故郷もなく、本能のままに刃を血に染めたその目的は、彼女自身にも思い出せない・・・。

通常モンスターなためフレーバーテキストでストーリーが記されています。

故郷を襲った疫病を何とかするために霊薬の原料である竜の角を乱獲する女戦士でしたが、乱獲によって住処を追われた竜達は既に彼女が帰るべき故郷を焼き尽くしていたのでした。

そして永きに渡って竜を狩り続けた彼女は、竜の返り血により常軌を逸した力をその身に宿します。

狩られた竜の怨嗟に魂まで蝕まれ、彼女自身が疫病を撒き散らす竜核となってしまったのです。

何のために竜を狩り続けていたのか、その目的すら今では思い出せない……。

フレーバーテキストだけではなく、戦士族であった「竜角の狩猟者」「竜核の呪霊者」になるとドラゴン族になっている点からも、彼女が人ではなくなってしまったことを表しています。

竜を狩り続けた結果として得た常人ならざる力を、彼女が望んだものではないであろうということは言うまでもありません。

故郷の人を疫病から助けたかっただけだったというのに、このバッドエンドとしか言えない結末はあまりにも悲しいものです。

禁忌に触れた聖女はどこまでも堕ちていく

失楽の魔女

効果モンスター
星4/闇属性/天使族/攻 100/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「禁じられた」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
(2):相手メインフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「失楽の魔女」以外の天使族・レベル4モンスター1体を特殊召喚する。

「禁じられた」速攻魔法カードでおなじみの女性のストーリーになります。

偶然迷い込んだ神の宝物庫から持ち出した「禁じられた聖杯」に口を付けたことで魅入られてしまい、

それ以降は宝物庫から聖槍や聖衣、聖典を持ち出します。それを知った神は怒って彼女を楽園から追放しました。

追放された彼女は「失楽の聖女」となり、光属性・天使族でありながらも黒い翼と服になり地上をさまようことに。

その後、神の力を失ったのか聖女から「失楽の魔女」になった彼女の肌は青白く角も黒く染まっています。

陰惨な視線からは神への復讐心が窺え、神の宝物庫から持ち出した宝具のことをまだ諦めていないのか「禁じられた」速攻魔法カードをサーチする効果を持っています。

そして「魔女の一撃」では彼女が神と対立していることを表しています。

そして心の奥底まで完全に堕天した彼女は「失楽の堕天使」となります。

「堕天使」カードでは神との対立構造が度々描かれていますが、堕天使となった彼女が「堕天使」陣営に着いたのか、彼女が「堕天使」という組織を作り上げたのかは謎です。

いずれにせよ彼女の神への敵対心は追放されてからというもの全く留まるところを知りません。

「失楽の聖女」→「失楽の魔女」→「失楽の堕天使」と経緯を経た彼女ですが、「失楽の魔女」になって服装が色違いになっていたり「失楽の堕天使」ではボロ布ではなくしっかり整えられた服になりつつも「失楽の聖女」だった頃の名残があったり、神への憎悪を忘れていないことの表れなのか実はお洒落さんなのか、推測を立ててみるのも面白いです。

「召喚師ライズベルト」が迎える結末は?

召喚師ライズベルト

ペンデュラム・通常モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻 800/守 800
【Pスケール:青2/赤2】
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ上げる。
【モンスター情報】
妹セームベルをとても大事に想っている、心優しき兄ライズベルト。
昼下がりの午後に妹と一緒に魔術書を読む時間は毎日の日課になっており、
そんな二人の仲睦まじい様子に周囲の人々は自然と心が癒されてしまう。

このストーリーの主人公は「召喚師ライズベルト」になります。

「召喚師セームベル」を妹に持つ彼は何気ない日々を過ごしていましたが、彼を陰から見ていた「ヒュプノシスター」の接近により平和な日常は崩れ去っていきます。

「揺れる眼差し」のイラストでは「召喚師ライズベルト」が悪夢へと誘われ、妹の「召喚師セームベル」と離れ離れになってしまいます。

その後悪夢によって闇堕ちした彼は「調星師ライズベルト」になり服装も全身黒づくめになっています。

ここから先は私個人の推測ですが、ライズベルトが正気を取り戻し「揺るがぬ絆」を経て、悪夢から醒めることで妹と再会するというのがいわばハッピーエンドルート。

正気を取り戻せずに「醒めない悪夢」にあるように悪夢の中に捕らわれ続けてしまった彼が変貌した姿が「覚星師ライズベルト」というバッドエンドルートというパラレルワールド的な話なのではないかと思います。

このストーリーで重要な要素であるのが、「ヒュプノシスター」と一緒にいる猫に見える「トランスファミリア」の存在です。

「トランスファミリア」の背景では「ヒュプノシスター」の影が縛られているように見えますし、この「トランスファミリア」こそが真犯人とも呼ぶべき裏で暗躍していた存在なのかもしれません。

「ゼラの戦士」が迎えたもう一つの結末とは?

デビルマゼラ

効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守2300
このカードは通常召喚できない。
このカードは「万魔殿-悪魔の巣窟-」がフィールド上に存在し、
自分フィールド上に表側表示で存在する「ゼラの戦士」1体を生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した場合、相手はランダムに手札を3枚捨てる。
この効果は自分フィールド上に「万魔殿-悪魔の巣窟-」が存在しなければ適用できない。

「ゼラの戦士」の分岐点の「天空の聖域」にたどり着けず、悪魔の誘惑に負けた「ゼラの戦士」の成れの果てがこのモンスターです。

古参プレイヤーなら誰もが知っている有名な彼ですが、元々「天空の聖域」を目指し、日々悪魔と戦う戦士であり、名前に「ゼラ」と付いているだけあり「ゼラ」との関連性を匂わせるモンスターであります。

孤独な旅の末「天空の聖域」に辿り着き「大天使」の力を得て「大天使 ゼラート」になるのが光ルートであるなら悪魔の誘惑に負け「悪魔の巣窟」を訪れ闇の力に魅せられてしまったのが「デビルマゼラ」の闇ルート、言わばバットエンドと言えます。

しかし「大天使」の力を手に入れた後に彼は「堕天使ゼラート」になったのではないかと言う推測も立っております。

こちらに関しては何枚か「ゼラ」関連のカードが登場しており、時系列がはっきりしていない為、様々な憶測が飛び交っているモンスターでもあります。

「儀式の供物」が連れて行かれた先には?

儀式の下準備

効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 300
闇属性の儀式モンスターを特殊召喚する場合、
このカード1枚で儀式召喚のための生け贄として使用する事ができる。

わずか4枚で完結してしまう悲しいモンスターで結論、名前の通り最後儀式の生け贄にされストーリーエンドとなります。

彼(?)は儀式の生け贄の為に生まれ(又は連れ出された)見るからに怪しい黒いローブをまとった人物達は儀式召喚をする為に祭壇に供え物をあいており、その光景に「儀式の供物」は怯えています。

儀式の準備も終わり彼は最後の晩餐であるご馳走を美味しそうに食べています。

これから何が起こるかも分からず、、、

そして儀式の準備は急ピッチで進められ、儀式が終わると同時に彼は最後「昇華する魂」となり天国へ登っていくと言う何とも悲しいモンスターです。

まとめ!

シリアスなストーリーであり悲劇的な展開もあると言えばmデュエルターミナルストーリーと呼ばれるものがありますが、あちらはマスターガイドにて解説が行われたということもあり、説明するには長すぎるので割愛させていただきました。

カード名だけでなく関連したイラストのみでストーリーが構成されていることもありますので、今後カードを見た時にはイラストに関連したカードがないか、どんなストーリーがあるのかを考えてみると面白いかと思います。

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シリアスなストーリーで鬱になってしまった方はコチラの記事で気分転換!⬇︎

遊戯王のつい笑ってしまうほどどこかネタのような面白い背景ストーリー!

 

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