遊戯王では発動するために手札をコストにしなくてはならないカードが多数存在します。
その分強力な効果を持つカードも多く、手札コストにしたカードを後々利用する手段があればコストにした損失よりも大きなメリットを得ることも狙えます。
今回はそんな手札コストを必要とする汎用性の高いカードを紹介していきます。
手札コストを要する汎用カードを一覧で紹介!!
「同族感染ウイルス」
相手が種族の統一されたテーマデッキ等であれば複数体の除去を狙うことも十分可能です。
またこの効果にはターン1指定が無いため、コストにする手札さえあれば複数回効果を使用することも出来ます。
複数枚の手札をコストとして墓地へ送ることも出来る数少ないカードでもあります。
このカード自体の攻撃力も1600とそれなりにあるので相手フィールド一掃後に直接攻撃したり、露払いや切り返しとしても十分使える腐りにくいカードと言えます。
「死者転生」
レベルやステータスを問わずあらゆるモンスターのサルベージが出来ます。
蘇生制限や召喚条件によっては蘇生できない特殊召喚モンスターやエクストラデッキにいたモンスターをサルベージすることで再利用を図ることも可能ですし、手札にいてこそ活きる手札誘発モンスターのサルベージも有用です。
また召喚時にしか発動できない効果を持つモンスターやリバースモンスターもサルベージ先の候補となるので様々なデッキに採用が検討出来ます。
「ツインツイスター」
フィールドの魔法・罠カードを2枚まで破壊できるので、手札コストと合わせて2:2交換が可能です。
相手の伏せカードや継続的なアドバンテージ獲得源になり得る永続魔法・永続罠カードにフィールド魔法カード等を除去する手段としてはもちろん、自分フィールドの魔法・罠カードを破壊することも出来ることを利用して破壊された場合にアドバンテージとなる自分の魔法・罠カードと併せるのも有りです。
自分は手札コストにしたカードを活かしていけば2:2交換以上の活躍が期待できるのも魅力です。
「死者への手向け」「ブラック・コア」「振り出し」
手札コスト1枚でモンスター1体の除去が出来る魔法カード達です。
それぞれ破壊・除外・デッキトップにバウンスと異なる除去方法を使えます。
いずれも汎用性こそあるものの手札コストの分ディスアドバンテージが生じやすいという欠点があるため、採用する際には十分気を付けた方が良いでしょう。
「ライトニング・ボルテックス」
相手フィールドの表側表示モンスターを一掃出来るため、より大きなアドバンテージを得るなら相手フィールドに複数体の表側表示モンスターがいる時に使うと良いでしょう。
「サンダー・ボルト」の完全下位互換であり、一掃系の除去手段としては「ブラック・ホール」や「激流葬」もあるためこのカードを優先して採用することはほぼ無くなりました。
手札コストにしたカードを後々使っていけばこのカードの除去効果後に有利な盤面構築を狙うことも出来なくはないです。
「因果切断」
フリーチェーンで相手の表側表示モンスター1体を除外できるため、相手のコンボ途中に除去することで妨害することが出来ます。
除去方法が除外であるため相手の墓地利用カードで再利用されづらいというのが長所であり、相手が同名モンスターを複数枚積みしているのであれば追加効果で更に除外出来ます。
「サンダー・ブレイク」「鳳翼の爆風」
こちらもフリーチェーンで発動できる単体除去カードであり、「サンダー・ブレイク」は破壊・「鳳翼の爆風」はデッキトップへのバウンスをします。
除去するカードの種類は問わないため相手の戦術妨害や盤面崩しとして機能させられる点はどちらも同じですが、どちらの方が適しているかは相手のデッキや状況次第となります。
破壊は昨今では耐性を持つカードも多く墓地利用を多用するデッキに対しては痛手になりにくいですし、デッキトップへのバウンスはドローやサーチ効果を多用するデッキに対してはあまり効果的ではない上に何もしなくても次のターンには再利用されてしまうという欠点がそれぞれあるので採用する際には慎重に検討すると良いでしょう。
「サンダーブレイク」で破壊する方が都合が良いのか?
再利用される恐れはあるが、ドローを遅らせることの出来る「鳳凰の爆風」のデッキバウンスが良いのかは、環境やデッキによって使い分けるのがおすすめです。
「絶対不可侵領域」
自分のスタンバイフェイズにのみ発動でき、次の相手ターンの通常召喚・特殊召喚を封じます。
このカード自体が罠カードであるため発動するにはどうしてもターンがかかってしまうのがネックではありますが、ロック効果はあらゆる展開をさせないという非常に強力なものです。
相手にのみロックを仕掛けられるため、自分はモンスターを展開したり相手モンスターを一掃することでデュエルの流れを掴むことが出来ます。
「天罰」
モンスター効果の発動を無効にし破壊するカウンター罠カードです。
カウンター罠カード故にスペルスピードの面でも強力な妨害札として機能しますが、こちらと同じ効果だけでなく特殊召喚も無効にできる「神の通告」が競合相手となります。
こちらはコストが手札の分重くなりやすいものの、手札コストにするカード次第では「神の通告」には出来ない運用も可能なのでその点を踏まえて検討すると良いでしょう。
「ホーリーライフバリアー」
発動ターン中自分のモンスターを戦闘から守りつつも相手から受ける全てのダメージを0にします。
効果ダメージと戦闘ダメージの両方に対応しており、同時にモンスターを戦闘から守れるためほぼ確実に発動ターンは凌ぐことが出来ます。
「レインボー・ライフ」
発動ターン中自分が受けるダメージを代わりに回復にします。
このカードの発動下では相手はダメージを与えることを止めざるを得なくなりますし、自分によるダメージも回復に変えられるため自爆特攻やデメリットとして自分が効果ダメージを受けるカードと併せることも出来ます。
前述した「ホーリーライフバリアー」と比べるとモンスターを戦闘から守ることは出来ないため、用途が変わってきます。
特別枠 汎用性は落ちるものの対応するデッキなら汎用的に採用を検討できるカード
「D・D・R」
蘇生制限さえ満たせていればレベルやステータスを問わず帰還させられます。
除外を主軸としたデッキでなくとも、墓地で発動する効果のモンスターはコストで自身を除外することが多いためそれらをこのカードで帰還させて再び墓地に送ることで効果の再利用を狙うことも出来ます。
「超融合」「アルバスの落胤」「融合再生機構」「竜魔導の守護者」
これらは融合召喚を扱うデッキやエクストラデッキに汎用性の高い融合モンスターを採用している場合に活用できる融合サポートカードです。
「超融合」と「アルバスの落胤」は手札1枚をコストにすることで相手モンスターを融合素材に使うことで除去をしつつ「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」等に繋げられます。
「融合再生機構」と「竜魔導の守護者」は手札コスト1枚から「融合」等のサーチが出来るため、融合召喚を扱うデッキであれば採用を見込めるカードとなっています。
手札をコストに出来る汎用カードについてのまとめ!
手札をコストに出来る汎用カードを一覧で紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
カードの中には手札に来て欲しくないカードや、墓地に落ちている方が都合の良いカードも多く存在します。
墓地に送るのが重要なテーマは多いので、手札をコストにするというのは、案外メリットであることも多いです。
墓地に送りたいカードが多いテーマを組む際は、是非手札をコストにするカードの採用を検討してみていただければと思います。