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2019年7月1日から適用される新リミットレギュレーションで「破滅竜ガンドラX」が禁止カードとなり、2023年現在もその強さから復帰することなく、禁止カードのままです。
そこで今回は「破滅竜ガンドラX」が禁止カードになった理由や今後について考えてみます。
禁止カードになった「破滅竜ガンドラX」の考察と考案!理由は?
効果モンスター(禁止カード)
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
(1):このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
このカード以外のフィールドのモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの内、攻撃力が一番高いモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
このカードの攻撃力は、この効果で相手に与えたダメージと同じ数値になる。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
自分のLPを半分にする。
理由を説明する前に、まずは「破滅竜ガンドラX」について簡単におさらいします。
「破滅竜ガンドラX」とは、手札からの召喚・特殊召喚に成功した時に自身以外のフィールドのモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの内攻撃力が一番高いモンスターのダメージを相手に与えてその数値を自身の攻撃力にする効果を持っています。
「破壊竜ガンドラ」のリメイクカードであり、効果には共通点と違う点の両方が見受けられます。
このカードが禁止カードになった理由ですが、ずばり先攻ワンキルコンボに使われたからです。
この先攻ワンキルコンボ、通称「ガンドラワンキル」を知っている人からすればやっと禁止カードになったかといった感じではありますが、知らない人のためにも解説をしていきたいと思います。
前述もした通り「破滅竜ガンドラX」には相手に効果ダメージを与える効果を持っており、「破滅竜ガンドラX」を手札から召喚・特殊召喚時にフィールドの攻撃力8000以上のモンスターを破壊すれば、相手には8000以上のダメージを与えてワンキルが成立します。
そのために必要な条件としては、「破滅竜ガンドラX」を手札に加えること、
「破滅竜ガンドラX」を手札から特殊召喚するためのカードの確保、
フィールドに攻撃力8000以上のモンスターを用意することの3つがあります。
考えられ始めた最初こそ現実的ではありませんでしたが、「嵐征竜テンペスト」の制限復帰に「守護竜」や攻撃力を集約できる「アークロード・パラディオン」の登場等が続けて起こり、シナジーがあるドラゴン族はサーチや特殊召喚が容易になりました。
制限を受ける前であれば、手札に「終末の騎士」1枚があれば先攻ワンキルコンボが成立するという恐ろしいほどの実現性の高さを誇り、公式大会でも何度か入賞するほどの戦績を叩き出しました。
このコンボを止めるべく「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」や「No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン」が立て続けに禁止カードになり、その影響力の大きさも表しています。
しかしそれらキーカードの禁止カード化でもこの「ガンドラワンキル」は止まらず、専用構築であれば実現が可能であったりしたため遂に「破滅竜ガンドラX」が禁止カードになったというわけです。
最初からそうしておけば良かったという意見もあるように、「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」(2023年7月現在、制限復帰)や「No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン」の禁止カード化はとばっちり感が否めないというのが実情になります。
「破滅竜ガンドラX」が禁止カードになって弱体化したテーマは?
「ガンドラワンキル」デッキ
名前の通り「ガンドラワンキル」のコンボをするために作られたデッキであり、ドラゴン族の特殊召喚やサーチに重きを置きつつも高い展開力を有しているのが特徴です。
「破滅竜ガンドラX」が禁止カードになったことによってこのデッキは弱体化どころか目的が消えたことで完全に解体されることなります。
主軸にしているコンボの必須カードである「破滅竜ガンドラX」が禁止カードになったのだから当たり前ではありますが、そもそも「破滅竜ガンドラX」を採用しているデッキ自体が極限られているというのも事実ではあります。
武藤遊戯のファンデッキも弱体化の候補として挙げられますが、あちらは採用候補となるカードが他にも多数存在するため「破滅竜ガンドラX」を採用しない方向にシフトしていくだけで問題ない気がします。
「破滅竜ガンドラX」は今後復帰出来そう!?
先攻ワンキルコンボに使われていたという事実は重いので、「破滅竜ガンドラX」がすぐに復帰することはあまり考えられません。
とはいえ実は「破滅竜ガンドラX」の効果テキストは海外版と日本版で異なり、海外版は与えるダメージは元々の攻撃力を参照しています。
日本版も海外版と同じ効果テキストにエラッタすれば先攻ワンキルコンボをするための難易度は跳ね上がるため、復帰することもあり得るかと思います。